醸し人九平次のおすすめ5選｜種類や口コミ・評価を紹介

醸し人九平次(かもしびとくへいじ)は米の旨みを存分に感じながらもフルーティーで華やかな味わい、香りを楽しめる日本酒です。和食・フレンチ・イタリアンなど、さまざまな料理ともマッチするのが特徴です。各界からの評価も高く、日本酒好きな方にはもちろん、ワイン好きの方にもおすすめしたい人気の一品です。

おすすめしたい理由として、酒蔵である萬乗醸造の日本酒造りへのこだわりが挙げられます。醸し人九平次は6種類のラインナップに分類できますが、それぞれの個性を感じられる楽しさがあるのです。醸し人九平次を詳しく知ることで、日々の日本酒ライフの楽しみ方が変わります。

醸し人九平次を知らない方には口コミなどを参考に、すでに飲んでいる方にも種類や以外な楽しみ方について詳しく紹介します。さらに深く学べる内容となりますので、読んだ後にはもっと醸し人九平次が飲みたくなるはずです。

愛知県に酒蔵を持ち、日本酒造りの原料となる米を自分たちがよく知るべきだといった思いから、自社のスタッフが米作りから行います。そんなこだわりからも日本酒造りへの高い意識が感じられるのが醸し人九平次です。

醸し人九平次は通常日本酒で避けられるような苦みや渋味、酸味をあえて残しているのが特徴です。海外での評価も高くパリの三ツ星レストランでも採用されており、国内外問わず愛されています。香り高さを感じられる日本酒は、ワイングラスでも楽しめるお酒です。

製造元である萬乗醸造は、醸し人九平次のコンセプトとして「熟した果実味・気品・優しさ・懐かしさ」を挙げています。伝統的な日本酒の路線を継承しつつも、果実のテイストも採り入れたモダンな味わいが魅力。昔ながらの日本酒を求める層だけでなく、若い世代にも支持される味わいを追求しています。

『Flagship』シリーズから発売されているのは「彼の岸　2020」のひとつのみです。萬乗醸造が表現したかったこだわりの味といわれ、より特別感を感じられる逸品です。自然環境の条件がいいとされる黒田庄の山田錦を使用しています。

毎週水曜日・土曜日の17：00～23：59のみ公式サイトで限定販売されているので、気になる方は公式サイトをご確認ください。

兵庫県の黒田庄で育てられた山田錦が原料のものが「黒田庄に生まれて、」です。黒田庄での稲作は一粒一粒が重く、充実した米を目標に育てられています。

日本酒は米で味が決まると言いますが、まさにそれを体現した出来です。だからこそ、香りや味わいに深みが感じられ、気品あふれる味わいになっています。

岡山県の赤磐で育てられた雄町が原料となる「協田」は、赤磐の農家さんと協(とも)に田を耕し造ったお酒といった意味が込められているのです。

40％までしっかりと磨き上げられたお米を使用しています。そのため、上品な香りが感じられ、九平次の得意とする酸味、苦みなどもバランスよく表現されています。雄町米の新たな側面が垣間見える品です。

フランスで唯一稲作が行われているのがカルマグですが、そこで育てられたマノビの米を使用しているのが、「CAMARGUEに生まれて、」です。日本酒の酒米は日本の米という概念を覆した日本酒といえます。

柑橘の爽やかな香りや、地中海の太陽や海風をイメージするミネラルを含んだ味わいが楽しめるため、新たな日本酒の世界が広がります。

あなたにとっての誂え品といった意味を持つのが「別誂」です。あつらえ品のような特別感、フィット感が心地のいい日本酒です。

程よい酸味や苦味がありますが、それと同時に白ワインのような爽やかさもあります。酸味や苦みなどが複雑に混ざり合うことで、繊細でリッチな味わいを感じられます。

一緒に飲み手を彼方に連れていきたい、といった思いが込められているのが「彼の地」です。フレッシュな果実の香りの中にも、微かに感じるスパイシーさがあり、味わいの深さを演出しています。

時が経つことで熟成されるのが特徴で、熟成による旨みや香りなどの味の変化をじっくりと楽しめる一品です。

国境や性別など境界を感じさせない日本酒を目指したのが「human」です。これまでの日本酒の概念を大きく覆すような味わいで、こんなに自由でいいんだと思えるような日本酒です。

リンゴ・グレープフルーツなどいくつものフルーツを感じる上品な香りに、微かな心地いい苦みが感じられます。飲み手を選ばないお酒なので、お祝いの席なども含めさまざまな場面で活躍できる日本酒です。

EAU DU DÉSIRの言葉には、「希望の水」の意味があります。飲んだ時に希望のエネルギーや幸せを感じられるような日本酒にしたいといった思いが込められています。フローラルで華やかな香りと山田錦の重厚感のある深い味わいが感じられます。和食・洋食どんな料理と合わせても飲みやすい日本酒です。

SAUVAGEには野生味の意味があります。雄町の米は粒が大きく実るので、その名の通り、男性的で力強いエネルギーを感られます。さまざまな香りや表情を見せる味わいは、ワイングラスで香りを楽しみながら飲むのもおすすめです。また、時間とともに雄町の味わいの変化を感じられるため、時間経過も楽しめる日本酒です。

新たな出会いを感じるような華やかな香りが特徴です。南国フルーツやフラワーの香りを感じ、まるで旅行をしている気分を楽しめます。

山田錦のクリアで深みのある味わいと酸味が料理を引き立てます。鼻に抜ける余韻も長く楽しめるワインのような日本酒で、前菜などのお料理によく合います。

旅を意味する「voyage」、旅をするように日本酒を味わいます。rendez-vousよりも奥行や重厚感があり、肉料理などのメインの料理とよくマッチするのが特徴です。

甘味・酸味・苦みがお互いを引き立て、バランスよく調和されているので、ぜひ飲んでほしい一品と言えます。

しぼりたての生酒。生まれたばかりの九平次を年に1回、例年2月中旬に発売されています。加熱殺菌処理をしないため、米そのものの美味しさを感じられ、日本酒好きであれば冬の生酒が待ち遠しい季節です。また、生まれたての酒が手元で熟していく過程も楽しめます。

40℃前後でのぬる燗での飲み方がおすすめです。冬の寒さも燗酒と鍋などの温かな料理と合わせて体もぽかぽかになります。

山田錦のなめらかな旨みやクリアな味わい、微かな苦みを感じられます。さまざまな温度帯での味の変化を感じながらお好みを見つけるのもおすすめです。日本ならではの日本酒の楽しみ方を満喫してください。

雄町ならではの力強い味わいが感じられるため、こちらも燗で楽しむことがおすすめです。さまざまな温度帯で楽しめる日本酒をじっくりと味わうことが目的と言えます。

35度前後で飲めばしっかりと雄町の酸味を感じられ、温度を上げると甘さに変化していきます。自分好みの味わいを、ぜひ探してみてください。

醸し人九平次を飲んだ方の実際のレビュー・口コミを確認してみましょう。醸し人九平次にはさまざまな種類がありますので、ぜひ購入の際の参考にしてみてください。

酒米の品種の違いを楽しめたり、ワインのような感覚で飲めるといった口コミがありました。酒好きにも納得の美味しさと評判がいい印象ですが、一方で女性向けの味と感じる方や、値段の高さが気になる方が多いようです。値段は種類によって差があるので、日常で飲める価格の商品も存在します。シーンに合わせて贅沢するのもいいですね。

醸し人九平次には、日本酒であればこう飲まなければならないといった決められた飲み方はありません。普通の日本酒同様に冷や・熱燗といった本来の楽しみ方もできますが、おすすめは変わり種の方法です。ワイングラスで洋風のおつまみと合わせると、豊かな香りをさらに楽しめるため、ぜひ試してみてください。。

味わいのよさを最大限に活かした飲み方で楽しむためには、保管方法にカギがあります。酵母の働きを止め、ナチュラルな味わいを長期間保つためにも、-5度の環境で保管してください。家庭用冷蔵庫では難しい温度管理のため、日本酒セラーの使用もおすすめです。

限定販売されている醸し人九平次は2種類です。ひとつ目は「彼の岸　2020」です。こちらは毎週水曜日・土曜日の17：00～23：59のみ公式サイトで限定販売されています。

ふたつ目は「うすにごり」ですが、こちらは年に1回、例年2月中旬に発売されています。完全受注生産で予約制のため逃さないようにしましょう。

公式ホームページのオンラインショップがありますのでネットでの購入も可能です。通販サイトだとどれを選べばいいのかわからない方や、不安を感じる方には公式ホームページからがおすすめです。

オンラインショップから直接届くので、安心感がありおすすめです。しかし購入できる種類が限られているため、万が一購入したいものがない場合は他の方法にしましょう。

しっかりと手に取って購入したい方は酒店に出向いての購入も可能です。醸し人九平次の特約店がありますのでチェックしましょう。また、特約店でのオンラインショップを行っているお店の通販で購入したり、Amazon・楽天などの大手の通販サイトでの購入も可能です。こちらは気軽に試してみたいといった方にもおすすめの購入方法です。

単体で醸し人九平次を味わうのもいいですが、酒米の違いを味わいたい方向けにセット販売もあります。それぞれの良さを感じられる飲み比べセットが販売されているので、味わいの違いを楽しんでください。

ひとりでじっくり少しずつ飲むのもいいですが、日本酒の違いがわかる人と一緒に語りながら飲むのも楽しさがあります。

醸し人九平次を生み出す萬乗醸造は1647年創業です。日本酒造りを始めたのは9代目からで、九平治の名を代々襲名されています。現在は15代目の久野九平治氏が当主であり、米の原料にこだわり抜き自らが育てて造られた日本酒は、今も変わらず多くの日本酒ファンから愛されています。

九平次は日本酒のみならず、フランスでのワイン造りも行います。日本酒のみでなく、ワインの知識も得ることで分野を越え、新しいものが生まれる「革新」の理念を掲げ、新しい酒造りにも真摯に向き合います。

酒の原料造りからこだわり、多くのシリーズが生まれているのが醸し人九平次です。自分好みの味わいを見つける楽しみもあり、贈答用としても喜ばれます。日本酒通にもワイン好きにも納得な醸し人九平次を、じっくりと味わってみてください。