駐車監視機能付きドライブレコーダーおすすめ20選｜24時間録画・バッテリー内臓も

事故の記録やあおり運転対策に有効なドライブレコーダーの搭載率は、年々増加しています。しかし、多くのドライブレコーダーが記録できるのは、エンジンがかかっているときのみです。つまり、運転中のトラブルは記録できても、駐車中のトラブルまでは記録できません。

当て逃げや車上荒らしなどの駐車中に起きるトラブルもしっかり記録したいなら、駐車監視機能付きの24時間監視ドライブレコーダーがおすすめです。そこでこの記事では、駐車監視機能付きのドライブレコーダーについて解説します。

ドラレコのメリットやデメリット、選び方について詳しく説明するだけでなく、24時間録画・光るもの・バッテリー内蔵などのおすすめの商品も紹介します。前後2カメラモデルを中心に、1カメラ・360度カメラなど幅広く取り上げたので、ぜひ最後までご覧ください。

ドライブレコーダーの駐車監視機能とは、駐車中でもドライブレコーダーで撮影・録画できる機能のことです。エンジンを切っていてもドライブレコーダーは稼働しているので、駐車中の当て逃げやドアパンチ・いたずらなどの証拠映像を残すことができます。

また「24時間録画中」と書かれたステッカーと併用するなど、駐車中でも録画していると分かるようにしておけば犯罪の抑止にもなります。

駐車監視機能を利用するためには、別売りのオプション品が必要になるものもあります。また、録画方式や録画時間なども商品によって異なるので、どんな機能が必要かしっかり検討してから購入しましょう。

駐車監視機能付きドライブレコーダーには次のようなデメリットもあります。購入後にがっかりしないために、デメリットも知っておくと安心です。

ドライブレコーダーの電源を車両バッテリーから取るタイプだと、バッテリーに負担がかかり劣化を早め、バッテリーあがりの恐れがあります。バッテリーが劣化すると、急に車が動かなくなる場合もあり危険です。

外部バッテリーや、バッテリー内蔵のモデルを購入する手もあります。詳しくは下の「選び方」で解説するので、あわせてご覧ください。

駐車監視機能の利用にオプション品が必要なモデルだと、オプション品の購入費用がかかります。取り付けが難しく、業者に頼む場合は取り付け工賃も払わなければなりません。

外部バッテリーを利用するなら外部バッテリーやケーブルの購入も必要です。また、車両バッテリーを利用する場合、バッテリーの劣化が早まり交換頻度が上がるのも考えられます。

ドライブレコーダー自体にバッテリーを内蔵しているタイプです。車両バッテリーにつなぐ必要がないので、車両バッテリーに負担がかかりません。ケーブルなどのパーツも必要なく、取り付けが簡単なのも魅力です。

ただし、録画時間が30分ほどと短いのがデメリットです。短時間しか利用しない場合に向いています。

外部バッテリーとつなぐタイプも、バッテリー上がりを気にせず使用可能です。商品によって録画時間は異なりますが、24時間録画可能なものも多くあります。長時間録画したい場合におすすめです。

デメリットは、ドライブレコーダーに加えて外部バッテリーと接続用ケーブルを別途購入しなければならないため、初期費用がかかる点です。

上の2つは充電しないと使えませんが、車両バッテリーから給電するタイプなら、充電しなくても使用できます。

しかしバッテリーには負担がかかります。バッテリーは走行中に充電されるので、走行距離が短く、充電が不十分である場合にはバッテリーが上がってしまう場合があります。また、オプション品が必要になる場合も多いです。

車や人など、動くものをセンサーが検知すると自動で録画を開始します。車上荒らしやいたずらなどの対策に有効です。

動きを検知したときのみ録画し、一定時間センサーが反応しなければ停止するため、SDカードの容量やバッテリーの消費を抑えられるのがメリットです。ただし、撮影可能範囲以外で起きたトラブルは録画できません。

当て逃げなど、衝撃を検知すると自動で録画を開始する機能です。「Gセンサー」とも呼ばれます。映像は専用フォルダに保存され、上書きされないのが特徴です。

一方デメリットは、衝撃を検知してから作動するため、肝心の事故の瞬間が録画できていない場合が多い点です。さらにドアパンチ程度の衝撃だと検知できない場合もあります。

作動中録画し続ける「常時録画」なら、些細な衝撃や車の周囲で起きた出来事も記録できます。自宅と駐車場が離れている場合や、いたずら被害に困っている場合におすすめです。

しかし容量が足りなくなるとデータが上書きされるので、肝心の映像が残っていない可能性もあります。長時間録画する場合は大容量のSDカードを用意しましょう。24時間録画するなら200GBは必要です。

解像度は1920×1080のフルHD以上のものを選んでください。フルHD以上あれば車のナンバーも読み取りやすいので、当て逃げ被害にあったときも証拠として提出できます。

中には4Kの高解像度のものもあります。高画質のドライブレコーダーは、ドライブの思い出を記録するためにも使えるのが嬉しいポイントです。

HDR（ハイダイナミックレンジ）は逆光補正機能です。HDR搭載のモデルなら、眩しい・暗い場所でも白とびや黒つぶれを防ぎ、クリアな映像を撮影できます。

トンネルに入る直前や出た直後など、明るさが大きく変化するときに効果を発揮します。中には「WDR（ワイドダイナミックレンジ）」搭載のモデルもありますが、機能はHDRと同じです。

STARVISは、ソニーが開発した高感度のカメラセンサーです。暗所でも被写体の形や色の濃淡などを正確に捉え、ナンバープレートなどの細かい部分まで鮮明に映します。

夜間の車上荒らし対策にあると嬉しい機能です。ただしSTARVIS搭載モデルは高価なので、予算と目的を照らし合わせながら検討するのをおすすめします。

フロントのみの1カメラは安くて設置も簡単ですが、撮影範囲は狭いです。できるなら撮影範囲の広い前後2カメラや360°カメラを選びましょう。以下のポイントもあわせてチェックしてください。

水平画角は横方向の角度を示します。水平画角が広いと、車の前方だけでなく対向車線で起きた出来事も撮影可能です。

水平画角は最低でも108°以上が望ましいです。中には「画角」としか記載されていないものもありますが、広いに越したことはありません。また、前後2カメラの場合は前と後ろで画角が異なる場合が多いので、どちらも確認しましょう。

ドアパンチは、車のドアを開けた時に隣の車にぶつけて傷つける行為を言います。対策するなら360°全方位映せるドライブレコーダーが有効です。1カメラや前後2カメラでは死角になりやすい横方向もしっかり記録に残します。

また、車外だけでなく車内も撮影できるため、車上荒らし対策にもおすすめです。前後2カメラとインナーカメラを併用する手もあります。

ドラレコの形状で選ぶのもおすすめです。形状は主に、一体型・セパレート型・ルームミラー型の3つがあり、それぞれの特徴は以下の通りです。

• 一体型：ドライブレコーダー本体とカメラが一つになっている。取り付けも簡単で、配線がないのですっきりする。
• セパレート型：配線が気になるが、カメラが小さいので視界を塞ぎにくく位置を自由に決めやすい。一体型より高価な傾向。
• ルームミラー型：ルームミラーに直接取り付けるので、3つの中で最も目立たない。ルームミラーを動かすと撮影角度も変わってしまう。

GPS搭載モデルなら日付や時間・場所・走行距離といった複数の情報を一緒に記録可能です。事故の状況を客観的に判断できるため、映像の信ぴょう性が高まります。

しかし、スマホやカーナビなどほかの電子機器と電波干渉を起こし、精度が落ちる場合もあります。GPS搭載モデルを選ぶなら、電波干渉対策されたものがおすすめです。

音声記録機能も映像の信ぴょう性を高めるのに役立ちます。音が加わると臨場感が増し、得られる情報も増えるため、第3者にも事故当時の様子が伝わりやすいです。

多くのドライブレコーダーには音声記録機能が搭載されています。プライバシーが気になるなど、音声を残したくないときはオフにすれば映像のみが記録されます。

基本的に、SDカードの容量がいっぱいになるとデータは上書きされます。そのため、常時録画で長時間撮影していても、すべての映像が残せているとは限りません。

上書きを防ぎたいなら、撮影したデータを別のフォルダに自動で保存する「自動保存機能」のあるモデルを選びましょう。映像を漏らさず残せる上、手動でデータを映す手間も省けます。

Wi-Fi対応モデルは、スマホと連携できるのがメリットです。撮影データをスマホに送ると、スマホで映像を確認できます。ドライブレコーダーの液晶よりも大きな画面で確認できる上、SDカードを取り出す必要がありません。利用するには専用のアプリをダウンロードする必要がありますが、操作もスマホから行えます。

また、ドラレコが動体検知や衝撃検知した際にアプリ通知が届く機能もあるので、車から遠く離れる場合が多い方におすすめです。

駐車監視中にライトが点灯するモデルは、外部からでも撮影中であるのがわかりやすいのが特徴です。「撮影されているかもしれない」と思うと警戒するため、犯罪の抑止効果が期待できます。

夜の暗闇の中、ドライブレコーダーのライトが光っていると目立ちます。夜の防犯対策を強化したい方におすすめです。

衝撃検知のGセンサーによる駐車監視機能は、ドアパンチ程度だと反応しない場合が少なくありません。おすすめの対策方法は、常時録画とGセンサーの併用です。常時録画ならトラブルの前後の様子もすべて記録できます。大きな衝撃が加わったときは、Gセンサーにより別フォルダに保存されるため安心です。

車から離れていた時に起きたトラブルは証拠が少なく、泣き寝入りしなければならない場合もしばしばです。駐車監視機能付きドライブレコーダーがあれば、駐車時も愛車を守れます。本記事を参考に、自分に合った機能を有した駐車監視機能付きドライブレコーダーを選んでください。