【2025】2カメラドライブレコーダーおすすめ16選｜駐車監視対応や一体型も

近年は周囲の車による危険運転やあおり運転など、自分自身が気をつけていてもトラブルに巻き込まれるのが増えています。そのような状況に対処するために必要不可欠なアイテムが、ドライブレコーダーです。

中でも2カメラドライブレコーダーは、通常では撮影できない後方も撮影し、2方向の監視ができるため、交通事故やあおり運転などの証拠を押さえられる上、抑止力となるツールとしても活躍します。また、駐車中の監視ができるタイプもあります。

そこで今回は、前方と後方両方を撮影・録画できる2カメラドライブレコーダーのメリットや選ぶポイント、人気メーカーやおすすめ製品16選を紹介します。安全に車を運転するためのドライブレコーダー選びの参考にしてください。

前方のみを撮影できるドライブレコーダーの場合、後方で起きた事故の記録が残せません。後続車から追突された場合、自分のドライブレコーダーだけでははっきりとした証拠が残らないのです。一方、2カメラドライブレコーダーなら、フロントカメラとリアカメラ2台で運転中の車の前後を撮影できます。

そのため、自分の後方で起きた事故の映像もしっかりと保存でき、後続車に追突された際の証拠映像も残せるわけです。前方撮影のみではカバーしきれない範囲もカバーできるのが、2カメラドライブレコーダーの大きなメリットです。

車へのいたずらや車上荒らしなど、駐車中の車にも何らかの被害を受ける可能性があります。そんな被害を防止するためにも、ドライブレコーダーが効果的です。2カメラドライブレコーダーなら車の前後を幅広く撮影・記録できるため、愛車に被害があった際の証拠を残せます。

また、ドライブレコーダーが搭載されており、いたずらや犯罪の抑止力になるのも期待できるので、2カメラドライブレコーダーの搭載は防犯対策としても効果的です。

最近は、事故やトラブルにつながりかねない危険運転の被害が増えています。中でも、あおり運転はニュースで報道されるのが多く、被害を訴えるためには証拠を残しておくのが必要不可欠です。

あおり運転の場合、前方だけの映像では不十分です。2カメラドライブレコーダーで後方の映像も残しておけば、あおり運転の証拠を残しやすくなります。ただし、相手には証拠を残しているのは把握できません。

危険運転の抑止効果を得るためには、ドライブレコーダー搭載のステッカーなどを車体に貼っておくのも1つの方法です。

リアカメラを車内に搭載するタイプの2カメラドライブレコーダーなら、車の後方を撮影するだけではなく、車内の映像の撮影が可能です。大勢で車での旅行をする際に車内の様子を撮影できるので、旅行の記録映像として記録できるメリットがあります。

リアカメラ搭載のドライブレコーダーがあれば、事故や犯罪防止はもちろん、思い出に残る映像の撮影にも活用できます。

一体型はカメラと本体のレコーダー部分が一体化した、2カメラドライブレコーダーで最も多いタイプです。カメラと本体を接続する必要がないため、面倒な配線の必要なく取り付けられるメリットがあります。

他のタイプよりも価格がリーズナブルな点も一体型のメリットで、近年は小型化してきているので車内でも邪魔にならずに設置しやすいのも魅力です。ただし、一体化されているため設置場所によっては操作がしづらいデメリットがあります。

分離型とは本体とカメラが分かれており、離れた場所に設置できるタイプです。カメラが小型なので、一体型の2カメラドライブレコーダーを設置できない場合、好みの場所にカメラを取り付けたいときに適しています。

ただし、本体とカメラが離れているため配線が必要で、配線が邪魔に感じる場合があります。また、分離型は車載テレビやカーナビの影響を受けやすく、ノイズが出る場合もあるので、ノイズ対策が施されたモデルを選ぶのがおすすめです。

ミラー型の2カメラドライブレコーダーは、ルームミラーに取り付けるタイプです。ルームミラーにかぶせるように設置するので邪魔になりにくく、容易に取り付けできるメリットがあります。後部の映像がミラーに映る仕組みなので、比較的モニターが大きめな点が特徴です。

他のタイプよりも価格がリーズナブルなメリットがある一方、リアカメラが故障してしまうとミラーに映像が映らなくなる点が、ミラー型のデメリットです。

せっかくドライブレコーダーを設置していても、撮影できる範囲が狭く範囲外に重要な場面が映っていると撮り逃してしまう可能性があります。万が一の事故の際の映像をしっかりと残すためには、撮影可能範囲をチェックしましょう。

横の撮影範囲が足りないと、斜めから侵入した車などが映らなくなります。そのため、少なくとも水平画角が110度以上のドライブレコーダーを選びましょう。より広い範囲を撮影したい場合は、水平画角130度以上のものがおすすめです。

低解像度で記録した映像は、ナンバープレートの読み取りが困難な場合があります。しかし、高解像度の映像であれば、ナンバープレートを鮮明に読み取れます。鮮明な映像を記録したいなら、最低でも1920×1080の解像度と200万画素以上の「フルHD」を選びましょう。

フルHD程度の解像度があれば、ナンバープレートの確認にも問題がなく、鮮明な映像を残せます。ドライブレコーダーによってはリアカメラの解像度が低い場合もあるので、リアカメラもフルHD対応かどうかもチェックするのをおすすめします。

高解像度の映像であっても、暗所や逆光の環境では映像が不鮮明になる場合があります。トンネルを通過後などは明暗の差が大きく、鮮明な映像が残しにくくなってしまいます。そんな状況を回避するには、明るさ補正機能を搭載したモデルを選びましょう。

「HDR」や「WDR」が搭載されたドライブレコーダーなら、明るすぎる映像や暗所での映像も白飛びやつぶれなどを見やすく補正できます。映像の見やすさに関わる部分なので、HDRとWDRの有無も要チェックです。

LEDを使用した信号は、目視ではわからない点滅を繰り返していますが、ドライブレコーダーの映像では点滅して見える場合があります。これは、1秒間あたりのコマ数「フレームレート」と点滅周期が重なり、発生する現象です。

フレームレートが重なった映像ではLED信号が消えたように見えてしまい、映像に信号の状況が残らなくなってしまいます。このような問題を回避するためには、LED信号対策済みのドライブレコーダーを選びましょう。

録画機能を持つドライブレコーダーに、プラスアルファの録画機能があればさらに便利に使えます。自分で録画開始できる手動録画のほか、「常時録画機能」があれば、特にボタンなどを押す必要な常に録画してくれ、容量が足らなくなった場合は自動的に上書きしてくれます。

また、加速度センサーである「Gセンサー」が搭載されていれば、衝撃を感知した数十秒前からの映像を自動的に保存し、同時に上書きも防止してくれます。万が一の事故の映像を確実に保存したい場合に、おすすめの機能です。

車の駐車中に、当て逃げや車上荒らしなどの被害に遭うリスクがあります。愛車を離れている間に行われているこれらのトラブルは、証拠を集めるのが難しいものです。そこで活躍するのが、駐車監視機能です。

駐車監視機能を搭載したドライブレコーダーなら、エンジンを切った状態でも撮影が可能です。前述のGセンサーがあれば車への衝撃も感知し、当て逃げや車上荒らしなどの証拠映像の録画につなげられ、防犯対策としても活躍します。

録画した事故の様子に詳細な情報を付け加えたいのであれば、GPS機能を搭載したドライブレコーダーが最適です。GPSは事故が発生した際の正確な位置情報や速度に加えて、事故発生時刻も記録できます。

GPSは自動的に時刻を補正してくれるので時刻の設定をする必要もなく、しかも正確な時刻を付け加えられます。GPS機能で付与した情報が事故時の有効な証拠となる可能性もあるため、事故の状況を正確に残したい場合にはGPS機能を搭載したモデルを選びましょう。

Wi-Fi機能を搭載したドライブレコーダーは、スマホと連携が可能です。ドライブレコーダーで録画した映像をスマホで確認できるほか、映像をスマホにダウンロードしたりSNSや動画サイトで動画の共有したりできるので、手軽に映像をバックアップできます。

また、一般的なドライブレコーダーで設定の変更をしたいときは本体を操作する必要がありますが、Wi-Fi機能があれば連携したスマホ経由でも設定変更できるメリットがあります。

自動車関連のエレクトロニクス製品を製造販売する日本のメーカー「コムテック」は、豊富な機能を搭載するドライブレコーダーを販売する日本のトップシェアメーカーです。駐車監視機能搭載モデルや、360度撮影可能なタイプなどをラインナップしています。

超広角レンズを搭載したドライブレコーダーが人気で、鮮明な映像を録画できると高い評価を受けています。

日本の通信機器メーカー「ユピテル」も、ドライブレコーダーの人気モデルを販売するメーカーです。品質や画質などがユーザーに高い評価を受けており、360度撮影可能なドライブレコーダーを初めて販売したメーカーとしても知られます。

現在も360度撮影モデルに加えて、高精細な映像を残せる4K記録に対応したモデルもラインナップしています。

カーオーディオやホームオーディオメーカーとして知られる「ケンウッド」のドライブレコーダーの歴史は上記2メーカーよりも浅いですが、オーディオで培った技術を活かした高画質モデルが揃っています。

バッテリー搭載で駐車監視機能できるモデルや、直感的に操作できるタッチパネル液晶搭載のドライブレコーダーなどもラインナップしているのが特徴です。

ここでは、2カメラドライブレコーダーの取り付け方法を解説します。もちろん1人でやってもできますが、2人でやるともっと簡単にできます。

1. フロントカメラを組み立てる
2. フロントカメラの取り付け位置を決め、固定する
3. リアカメラの取り付け位置を決め、固定する
4. 配線をまとめて完了

実際の組み立ての際は、パーツが非常に多いため、あらかじめなくさないようにきちんと管理しておきましょう。

ドライブレコーダーを、整備工場に自分で持ち込んで取り付けてもらう場合、工賃の相場は20,000円〜からになります。ただし、カー用品店で購入し、その場で同時に依頼する場合であれば、もっと安く済む場合もあります。そのため、なるべく費用を抑えたい方は購入と同時の取り付け依頼も検討してください

2カメラドライブレコーダーがあれば、前方はもちろん後方の様子も撮影・録画できるため、事故に遭った際やあおり運転、車上荒らしなどのトラブルの証拠として使用できます。事故対応やトラブル防止のために2カメラドライブレコーダーを導入して、安全走行をしましょう。