ロックで美味しい日本酒おすすめ10選！ロックで飲む邪道・うまい？作り方も

日本酒ロックは、スッキリ爽やかな口当たりで飲みやすく、夏場の定番な飲み方です。また、氷が溶けていく度にアルコールが薄まるので、お酒が強くない方や初心者にも人気です。

しかし、日本酒ロックは日本酒好きから邪道という声もあり「日本酒ロックは美味しいの？」と疑問に思っている方もいます。ロック向きの日本酒は、原酒・生酒・にごり酒などが挙げられ、氷で味が薄まっても美味しく飲めるのが特徴です。

そのため、美味しく飲むにはロックに合う日本酒を選ぶのがポイントになります。そこで本記事では、ロックで美味しい日本酒の選び方・ロックで飲むおすすめの日本酒を紹介します。また、うまい日本酒ロックの作り方・飲み方なども紹介しているので、ぜひ最後までチェックしてみてください。

日本酒は氷を入れないで飲むのが一般的ですが、氷を入れて飲むのもおすすめです。日本酒好きからは、日本酒ロックは邪道という方もいますが、日本酒ロックは口当たりがスッキリと飲みやすくなり、夏にぴったりの飲み方です。

また、氷が溶けると適度にアルコール度数も薄くなるため、アルコールにそこまで強くない方でも美味しく飲めます。さらに日本酒の味がなめらかになり、爽やかで軽いのど越しが楽しめます。ただし、時間が経つと水っぽくなるので、少量ずつ注ぐのがおすすめです。

原酒は加水処理をしていない日本酒で、高アルコール度数で飲みごたえが抜群です。アルコール度数は20度前後が多く、氷が溶けるとまろやかな味わいに変化します。

日本酒本来の濃厚な味が楽しめるため、日本酒の味・風味をより感じたい方におすすめです。また、名前の似た生原酒は、加水・加熱処理をしていない日本酒を指します。特にロックに合う日本酒に多くペンギンマークで有名な「玉川 アイスブレーカー」などが該当します。

生酒は加熱処理を行っていない日本酒で、フレッシュで爽やかな味わいが特徴です。一般の日本酒は、製造工程で加熱処理を行って、長期保存ができるようになります。しかし、生酒は加熱処理を行わないため、素材の甘味・酸味をダイレクトに感じられるのが魅力です。

もぎたての果実のようなフルーティーな香りが夏に相性抜群で、ロックにするとさらに軽やかに飲めると人気です。

にごり酒は、酒かすによる米本来の濃厚な旨味と甘さが魅力です。もろみを粗めに絞っているため、液体に澱を残した白くにごった日本酒です。そのため、濃厚で豊かな味わいと香りが感じられます。

また、にごり酒は一般的には冷やしてそのまま飲むのが主流です。しかし、アレンジの幅が広く、ロック・炭酸割り・レモンなどを絞っても美味しく飲めるのが特徴です。

純米大吟醸酒・純米吟醸酒は、飲みやすさと華やかな香りが楽しめます。純米吟醸酒・大吟醸酒は、精米歩合が60％以下の香り高い日本酒の種類です。特に甘み・香りが強く、日本酒初心者や女性でも飲みやすい日本酒です。

そのため、ロックとの相性がよく、さらに飲みやすいスッキリとした味わいになります。飲みやすさ重視で選ぶなら、純米大吟醸酒・純米吟醸酒の日本酒を選びましょう。

ロックの日本酒は、アルコール度数に注目して選びましょう。氷を入れると時間が経つと薄まってしまうため、力強い飲みごたえが欲しい方は20度前後の日本酒がおすすめです。

一方で、お酒に強くない方や、後に残りにくい飲み方をしたいなら、15～17度程度の日本酒がおすすめです。氷で薄まって13～14度程度の軽やかな飲み口になります。夏にさらりと飲めるので、ぜひアルコール度数に注目してみましょう。

さらに日本酒にこだわりたい方は、日本酒が有名な産地の地酒がおすすめです。日本酒が有名な産地は、新潟県・京都府・兵庫などが挙げられますが、全国に数多くの酒蔵があります。

産地の特産品などの特色が表現され、場所や銘柄ごとにさまざまな風味や味わいが楽しめます。また、生酒・原酒・大吟醸酒など、種類によっても有名な産地が違うので、ぜひお好みのお酒の産地をチェックしてみましょう。

白鷹・松竹梅などの大手メーカーがロック向けに作った日本酒もチェックしましょう。特に、人気なのが白鷹のペンギン柄のボトルの「ロック酒の上善如水 純米」です。爽やかな酸味とフルーティーな香りが楽しめます。

また、日本盛や月桂冠などでは、「サムライロック」「レモンロック」など、ロックの日本酒リキュールも販売しています。日本酒ロックにレモンやライムを入れると、さらに飲みやすくなるのでぜひ一度試してみてください。

日本酒ロックは見た目も涼しく、キリっと爽やかな飲みごたえで夏にぴったりの飲み方です。そこで、美味しい日本酒ロックの基本の作り方を紹介します。

1. ロックグラスに氷をたっぷり入れる
2. グラスの半分あたりまで日本酒を注ぐ
3. マドラーで下から5～6回混ぜる

日本酒ロックは冷たくないと美味しくないので、グラスに大きめの氷をたっぷり入れましょう。また、少しずつ継ぎ足しながら、ゆっくりと楽しむのが通の飲み方です。ぜひ試してみてください。

日本酒ロックは、見た目も涼しげのあるデザインのグラスで飲むのがおすすめです。また、飲み口が広いものを選ぶと、日本酒の芳醇な香りがダイレクトに感じられます。さらに、グラスの大きさ・形状も味わいに関わります。

背が低いグラスは、氷も入れやすく味の変化がゆったり楽しめるのが特徴です。一方で、背の高いグラスは、たくさん注げて爽快感やのど越しを楽しみたい方におすすめです。ぜひ飲み方に合わせてグラスにもこだわってみてください。

日本酒ロックは、大きめの氷を使うのがおすすめです。また、家の製氷機の小さい氷ではなく、ミネラルウォーターや浄水した水を使用して、大きめの氷を作るのがポイントです。

ロックの氷は、コンビニやスーパーなどでも安く購入できます。さらに、氷屋さんの純氷は、時間をかけて凍結するため透明度が高く、溶けにくさが魅力です。ぜひ日本酒を美味しく飲むなら、氷にもこだわってみてください。

日本酒ロックに、レモンやライムをトッピングしてアレンジするのもおすすめです。日本酒の麹や米の甘い香りとレモンの爽やかな香りがマッチします。また、日本酒にライムを絞った飲み方は、「サムライロック」といわれ、日本酒が苦手な方でも飲みやすいと人気の飲み方です。

さらに、日本酒をベースにしたモヒートもおすすめです。作り方は、グラスにたっぷりの氷を入れてライムを絞ります。その後、山盛りのミント・日本酒を60ml程度加え、炭酸水を混ぜれば完成します。

日本酒ロックをより楽しむには、相性のいいおつまみをチョイスしましょう。日本酒ロックに合うおつまみは、冷ややっこ・お造り・酢の物など、さっぱりとしたものがよく合います。また、フライや天ぷらなど脂っぽい料理も、スッキリとクールダウンしてくれる効果もあります。

ぜひ涼しい料理や、揚げ物などと一緒に味わってみましょう。

日本酒の飲み方は、ストレート・熱燗・冷やで飲むのが一般的です。日本酒のロックや水割りが邪道といわれていますが、実は水割りも美味しくておすすめです。また、水割りの作り方にこだわると、より美味しく飲めるので参考にしてみてください。

水割りは、酒：水=8：2の割合がベストです。水割りに使用するお水は軟水を使うと、日本酒の風味がまろやかで飲みやすくなります。さらに、日本酒と一緒に水を冷蔵庫で冷やしておくと、より美味しくなるのでおすすめです。

日本酒のロックっていつから飲まれているのか気になりますよね。実は、日本酒ロックは歴史が深く、奈良時代には即にあった飲み方のようです。というのも最古の歴史書である「日本書記」に日本酒をロックで飲んでいた一文が書かれていたからです。

いわゆる、奈良時代から氷をお酒に浮けべて楽しんでいた記録があったようです。ただ、奈良時代の氷は貴重なものだったので、飲めたのは一部の権力者だけでした。そう思えば、日本酒ロックも上品な味わいなるはずです。

日本酒ロックは邪道といわれていますが、スッキリと飲みやすくなり、夏に最高に美味しい飲み方です。ただし、ロックに合う日本酒の種類があるので、ぜひ本記事の選び方やおすすめ商品を参考に、美味しい日本酒ロックを楽しんでみてください。また、こちらの日本酒の記事も併せてご覧ください。