【初心者向け】飲みやすいビールおすすめ25選｜コンビニにある苦くないビールも

スーパーやコンビニで販売されているビールは、仕事終わりの一杯や暑い季節の晩酌タイムに欠かせません。しかし、ビール特有の苦味が苦手で、なかなか飲めずに困っている大学生・新社会人の方も多いですよね。苦くないビールや、薄いビールがないかと考えた経験がある人も少なくありません。

麦芽の使用量が少ない糖質オフ・エールビールを選べば、ビールの苦味を感じずに飲めます。そのまま飲むイメージが強いビールですが、清涼飲料水を混ぜても美味しく味わえます。市販のビールには多種多様な製品が販売されているので、商品選びで迷う方も多いですよね。

そこで今回は、初心者や女性でも飲みやすいビールの選び方を解説した上で、フルーティーなビールを含む苦味の少ない缶ビールなどおすすめ商品を紹介します。ビールの美味しい飲み方も紹介するので、飲み慣れていない方はぜひ参考にしてみてください。

白ビールは大麦麦芽や小麦麦芽、小麦を多く使用しており、ホワイトビールや小麦ビールとも呼ばれています。小麦特有の作用で泡が消えにくく、 甘みがありさっぱりしたフルーティーな味わいと飲み口が軽くて苦味が少ないのが特徴です。普通のビールが飲めなかった方でも比較的飲みやすいビールです。

発泡酒は銘柄によって原料の麦芽使用の量や産地なども異なりますが、種類が豊富なのでそれぞれ違った味わいを楽しめます。麦芽の使用割合が50%未満のものなどが発泡酒と分類されています。ビールと比べて麦芽使用比率が低いためスッキリとした味わいが特徴ですが、中には味が薄いと感じる方もいます

他にも、ビールの製造には認められない原料を使ったり、麦芽ではなく麦を原料の一部としたものも発泡酒に分類されます。発泡酒は、コクや風味が優しくて喉越しがさっぱりしているのが特徴です。軽い飲み口でビールと比べると苦味も少なく、価格もリーズナブルなので気軽に飲みやすいのがポイントです。

第3のビールには、麦の蒸留酒（スピリッツ）を混ぜたものと、エンドウ豆やトウモロコシ等を入れた製品に分けられます。

使われる原料によって濃厚さやコク、風味など違った味わいを楽しめます。また第3のビールは、リーズナブルでコストパフォーマンスに優れているため気軽に買えるのも魅力です。

クラフトビールは小規模な醸造所が製造しているビールで、主な原料はビールと同じく麦やホップです。銘柄によってフルーツの果汁やスパイスなどアクセントとなる材料が加えられており、さまざまな味の違いを楽しめます。

クラフトビールは主にコンビニで多く販売されており、価格は高めですが飲みやすいのが魅力。ビール初心者の方でも自分に合ったビールを見つけやすいです。

ビールの表記に示されているIBUは、そのビールがどのくらい苦いのか表しているものです。IBUの数値が高ければ高いほど苦味のあるビールとなります。

しかし、IBUの値はあくまで計算上のものであり、必ずしも全員が同じ苦味を感じるとは限りません。どのレベルが苦いと感じるかは、その日の体調やビールの温度によっても異なるので参考程度に留めておきましょう。

常温（15～25℃）で3日間程度発酵させる、エールビールはドイツ・イギリスで製造される場合が多いです。ラガービールとは対象的に、発酵が進むと酵母がタンクの上側に浮いてくるので、上面発酵とも呼ばれています。

個性的でフルーティな香りを持ち、苦味も一般的なビールに比べて弱いので、ビール初心者の方におすすめです。ビールの原料に果実が使われているものであれば、甘味がさらに引き立つのでお酒が苦手な女性でも飲みやすいです。

10℃程度の温度で1週間ほどかけて熟成させるラガービールは、日本では一般的なビールとして販売されています。熟成が進むとビールの酵母がタンクの下側に沈むため、下面発酵と呼ばれる場合もあります。

雑味のないすっきりした味わいと、さわやかなのどごしを持つものの、エールビールに比べて強い苦味を持つのが特徴です。麦以外の素材が混ざっている製品も少ないので、麦芽特有の苦味が好きでない方は、エールビールを選びましょう。

自然発酵もエールビールと同様に常温で発酵を行いますが、空気中に漂う天然酵母を利用するのが特徴です。一般的なビールに比べて環境的な条件が厳しくなるので、ドイツの限られた地域でのみ製造されます。エールビールと異なり甘味がほとんどなく、酸味とクセも強いため、ビール初心者には飲みづらいです。

日本では「ペールラガー」と呼ばれる黄色いビールが一般的ですが、オレンジ・茶色のカラーを持つ「エール」も存在します。色が濃くなるに従って焙燥温度が高くなり、深いコクとフルーティな香りを持つようになります。

しかし、黒ビールとも呼ばれる「スタウト」では、コーヒーのような強い苦味があるので、お酒が苦手な方には飲みづらいです。ビール初心者の方は、黄色～茶色のカラーを持つものを選びましょう。

ビールのアルコール度数は、どの銘柄もほとんど変わらず4.5〜5％とされています。発泡酒は3%〜5.5%なので、ビールだとアルコールが強くて苦手な方にもおすすめです。

第3のビールは2.5%〜7%と微量なものから、強いものまでアルコール度数に幅があるので、飲みやすいビールを見つけやすいです。クラフトビールは5〜7％が一般的ですが、種類によっては10％以上のものもあります。

ビールには主に缶と瓶の2種類があります。缶タイプはスーパーやコンビニで気軽に購入ができるので、自宅で少量だけ飲みたい場合などに適しています。一方、瓶タイプは量も多く、複数人で注ぎ合ったりしながら飲むなど、大人数が集まる場合に向いています。

また、味の違いにこだわる人にも形状の違いは重要なポイントです。注ぎ口が細く小さい瓶よりも、缶の方が空気に触れやすく、線をするときに空気を追い出しにくいといった特徴があります。そのため、瓶タイプの方が酸化に強く、よりフレッシュな味わいを楽しめます。

ビールの泡は風味や甘みなどにフタをする働きがあります。また泡と一緒にビールを飲むと口当たりがまろやかになり、苦味を感じにくくなるので泡が消えないうちに飲みましょう。

また、ビールを一気に注ぐと飲み切るまでに泡が消えてしまう可能性もあります。またビールに慣れていない方や、ゆっくり飲みたい場合は小さめのグラスを選ぶといいです。

ビールはキンキンに冷やすと雑味や苦みを感じにくくなるため、喉越しも良くなりゴクゴクと飲みやすくなります。また温度が低いほうが、炭酸がしっかり保たれるので爽快感も楽しめます。

ビールを常温で購入した場合、冷蔵庫でしっかり冷えるまでに約4時間かかるので、スーパーやコンビニではすでに冷えているビールを購入するのがおすすめです。

ビールの苦みがどうしても慣れない場合は、ビールを使ってカクテルを作ってみましょう。ビールを他の飲み物で割ることにより、苦味やアルコールが薄まって飲みやすくなります。

ビールをジンジャーエールやコーラで割ると、さっぱりと爽快に楽しめます。オレンジジュースやグレープフルーツジュースで割るのも、味がまろやかになり甘いビールとして楽しめるのでおすすめです。

ビールには、ホップやエタノールによる独特の苦味・辛味があります。そのため、初めて飲んだときには「まずい」と感じてしまう方が多いです。人間の味の好き嫌いは、脳の体験による学習の結果です。

お酒を飲むとエタノールの作用で脳からドーパミンが放出され、神経に働きかけて心と身体の緊張をほぐします。つまり、簡単に言えばビールを飲む際の楽しい記憶が積み重なるにつれて、ビールの味わいそのものもおいしく感じるようになっていくのです。そのため、現在はビールが好きと話す方でも、はじめは苦いと感じていたといったケースは多いです。

ビールのおつまみとして定番なのが枝豆や唐揚げ、餃子ですが実は塩気のあるおつまみはビールの苦味を緩和するのでおすすめです。また、焼き鳥や串揚げ、もつ煮など味が濃いめのおつまみにも最適なので居酒屋では定番メニューになっています。

また、チーズ・ナッツ・クラッカーなどはフルーティーな味わいのビールによく合います。お気に入りのおつまみをビールと一緒に楽しみましょう。

ビールをおいしく飲めるようになると、飲み会などが一層楽しめるようになります。ビールの苦味は銘柄によって変わるので、ご紹介したおすすめビールを参考にしたり、カクテルを作ったりして苦味を感じにくいビールから試していきましょう。