浅田次郎のおすすめ作品ランキング13選|代表作や短編集を紹介【文庫本も】

直木賞受賞作家の浅田次郎は、柴田錬三郎賞や吉川英治文学賞などさまざまな文学賞を受賞している大人気作家です。今回は映像化された作品も多い浅田次郎の魅力や、代表作・短編集などおすすめ作品をご紹介します。名作を収めた文庫本やエッセイも紹介するので、ぜひご覧ください。

2023/08/10 更新

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浅田次郎のおすすめ小説ランキング13選

商品比較一覧表

商品画像
メーカー
集英社
文藝春秋
小学館
朝日新聞社
文藝春秋
講談社
光文社
新潮社
徳間書店
講談社
集英社
集英社
講談社
商品名
帰郷
壬生義士伝 上
つばさよつばさ
椿山課長の七日間
月のしずく
中原の虹 (1)
三人の悪党―きんぴか〈1〉
憑神
日輪の遺産
地下鉄に乗って
鉄道員(ぽっぽや)
活動寫眞の女 (集英社文庫)
蒼穹の昴(1) (講談社文庫)
説明
第43回大佛次郎賞受賞。今だからこそ読みたい反戦短編集
浅田文学の金字塔
飛行機好きにおすすめ
ひとめあなたに、会いに生きたい
珠玉の短編7作
3年半の連載
悪党小説の金字塔
笑えて泣ける
若書き
せつない物語
映画も大ヒット
リンク
発売日
2016/6/24
2002/9/3
2009/10/6
2005/9/15
2000/8/4
2010/9/15
1999/7/1
2007/4/25
2000/4/7
1999/12/1
2000/3/17
ページ数
256ページ
463
240
416
359
384
315
368
518
311
304
文学賞
第43回大佛次郎賞受賞
第13回柴田錬三郎賞
-
-
-
第42回吉川英治文学賞
-
-
-
第16回吉川英治文学新人賞
第117回青木三十五賞
映像化
-
2002/1/2
-
2006/11/18
2009/11/28
-
1996
2007/6/23
2011/8/27
2006/10/21
1999/6/5
画像 商品名 参考価格(※) 通販サイト 特徴 発売日 ページ数 文学賞 映像化
1
集英社
帰郷
1,540円
第43回大佛次郎賞受賞。今だからこそ読みたい反戦短編集
2016/6/24
256ページ
第43回大佛次郎賞受賞
-
2
文藝春秋
壬生義士伝 上
724円
浅田文学の金字塔
2002/9/3
463
第13回柴田錬三郎賞
2002/1/2
3
小学館
つばさよつばさ
514円
飛行機好きにおすすめ
2009/10/6
240
-
-
4
朝日新聞社
椿山課長の七日間
648円
ひとめあなたに、会いに生きたい
2005/9/15
416
-
2006/11/18
5
文藝春秋
月のしずく
648円
珠玉の短編7作
2000/8/4
359
-
2009/11/28
6
講談社
中原の虹 (1)
724円
3年半の連載
2010/9/15
384
第42回吉川英治文学賞
-
7
光文社
三人の悪党―きんぴか〈1〉
576円
悪党小説の金字塔
1999/7/1
315
-
1996
8
新潮社
憑神
637円
笑えて泣ける
2007/4/25
368
-
2007/6/23
9
徳間書店
日輪の遺産
782円
若書き
2000/4/7
518
-
2011/8/27
10
講談社
地下鉄に乗って
605円
せつない物語
1999/12/1
311
第16回吉川英治文学新人賞
2006/10/21
11
集英社
鉄道員(ぽっぽや)
518円
映画も大ヒット
2000/3/17
304
第117回青木三十五賞
1999/6/5
12
集英社
活動寫眞の女 (集英社文庫)
85円
13
講談社
蒼穹の昴(1) (講談社文庫)
318円
比較表を全て見る(10位以降)
集英社

帰郷

第43回大佛次郎賞受賞。今だからこそ読みたい反戦短編集

学生・商人・エンジニア、それぞれの人生を抱えた男たちの運命は「戦争」によって引き裂かれてしまう。戦争小説をライフワークとして書く浅田次郎が、「いまこそ読んでほしい」との覚悟を持って書いた反戦小説集です。

 

戦後の闇市で、家を失くした帰還兵と娼婦が出会う表題作「帰郷」、ニューギニアで高射砲の修理にあたる職工を主人公にした「鉄の沈黙」、開業直後の後楽園ゆうえんちを舞台に、戦争の後ろ姿を描く「夜の遊園地」、南方戦線の生き残り兵の戦後の生き方を見つめる「金鵄のもとに」など、全6編を収録しています。

発売日
2016/6/24
ページ数
256ページ
文学賞
第43回大佛次郎賞受賞
映像化
-
文藝春秋

壬生義士伝 上

浅田文学の金字塔

南部藩の下級武士として生まれ、貧困の家族を救う為に妻・しづを残して盛岡藩を脱藩し、新撰組の隊士となった吉村貫一郎。「人斬り貫一」と恐れられるものの、飢えた者には握り飯を施す、新選組でただひとり庶民の心を失わなかった吉村貫一郎の生涯を描いた作品。

 

浅田次郎さんの長女が岩手の医科大学に入学し、盛岡で一人暮らしを始めたことから、何度か盛岡を訪れたことが執筆のきっかけ。浅田次郎にとっては初の時代小説だが、綿密に取材を重ねて執筆した作品であるため、浅田文学の金字塔とも言われる名作です。

 

2002年1月2日には「壬生義士伝〜新選組でいちばん強かった男〜」というタイトルで渡辺謙さん主演でテレビドラマとなり、ギャラクシー賞選奨・ATP特別賞・橋田賞を受賞している。また、2003年の映画版も第27回日本アカデミー賞を受賞している。

発売日
2002/9/3
ページ数
463
文学賞
第13回柴田錬三郎賞
映像化
2002/1/2
小学館

つばさよつばさ

飛行機好きにおすすめ

JALの機内誌「SKYWARD」で連載されていたエッセイが文庫化されたのがこの「つばさよつばさ」です。ベストセラー作家で数々の作品を書いている浅田次郎さんなのでとても忙しいでしょうが、そんな合間をぬっていろいろな旅をしています。

 

エジプト人が連呼するヤマモトヤーマとは?(「ピラミッドの思いこみ」)、貸切同然だったスパに突然金髪女性が!(「混浴の思想」)ほか「旅」を綴った珠玉のエッセイが40編。JALの機内誌に連載されていただけあり、飛行機好きには特におすすめです。

 

浅田次郎さんが書く小説はもちろん面白いのですが、浅田次郎さんの人となりがわかるエッセイも時には読んでみたらどうでしょうか。

発売日
2009/10/6
ページ数
240
文学賞
-
映像化
-
朝日新聞社

椿山課長の七日間

ひとめあなたに、会いに生きたい

働き盛りの46歳で脳溢血のため過労死した椿山和昭は、家族に別れを告げるために、美女の肉体を借りて、正体を明かさないことを条件に七日間だけ現世に舞い戻った。しかし現世に戻った椿山を待っていたのは、想像以上の過酷な現実であった。

 

椿山課長は七日間生き返ったことで、生きている間には知らなかったことをいろいろと知ることとなります。生きている間に見えていることだけが真実だとは限らないが、知らない方が良いことも多いのかと考えさせられる作品です。

 

2006年11月18日より西田敏行さんと、伊東美咲さん主演で映画化されています。また2009年12月19日には船越英一郎さんと、石原さとみさん主演でテレビドラマ化もされています。映画版もドラマ版も小説版とは違う部分もあるので、比べてみると面白いでしょう。

発売日
2005/9/15
ページ数
416
文学賞
-
映像化
2006/11/18
文藝春秋

月のしずく

珠玉の短編7作

酒を飲むだけが楽しみの冴えない中年男性の佐藤辰夫と、偶然、転がり込んだ美しい女、リエの物語である表題作「月のしずく」、子供のころ、男と逃げた母親との再会を描く「ピエタ」、忘れ去っていた生まれ故郷である中国を訪れる「琉璃想」など全7作収録の短編集。

 

高校生の少年、プロボクサー、孤独な女性という3人の男女が出会い、共同生活を通してそれぞれが心の傷を乗り越えていく「銀色の雨」は2009年11月28日に賀来賢人さん、前田亜季さん、中村獅童さん主演で映画化されています。

 

映画化されていない他の6作も映画化されてもおかしくないクオリティの話で、一作一作は短い物の十分読み応えのある短編集なので、ちょっと最初は短編から読んでみたいなという人に特におすすめの一冊です。

発売日
2000/8/4
ページ数
359
文学賞
-
映像化
2009/11/28
講談社

中原の虹 (1)

3年半の連載

「汝、満洲の王者たれ」予言を受けた親も家もなき青年、張作霖(チャンヅオリン)。天命を示す「龍玉」を手に入れ、馬賊の長として頭角を現してゆく。馬と拳銃の腕前を買われて張作霖の馬賊に加わった李春雷(リイチュンレイ)は、貧しさゆえに家族を捨てた過去を持つ。

 

「小説現代」で約3年半にわたり連載をしていた今作は、2006年から2007年にかけて全4巻が講談社で刊行されました。小説にしては少し長めの全4巻にわたる長編小説になっているので、浅田次郎さんが描く世界観に入り込むにはとても良い小説です。

 

2008年には吉川英治国民文化振興会主催の、第42回吉川英治文学賞を受賞している今作は、「マンチュリアン・リポート」という続編も人気です。

発売日
2010/9/15
ページ数
384
文学賞
第42回吉川英治文学賞
映像化
-
光文社

三人の悪党―きんぴか〈1〉

悪党小説の金字塔

敵対する組の親分を殺り13年刑務所で過ごした阪口健太、通称ピスケン。湾岸派兵に断固反対し、単身クーデターを起こした挙句、自殺未遂した大河原勲、通称軍曹。収賄事件の罪を被り、大物議員に捨てられた元政治家秘書の広橋秀彦、通称ヒデさん。

 

個性的な3人が元刑事の向井権左右衛門の仲介によって手を組み、三人を裏切り、欺いた者たちを見返してゆく悪漢小説で、1992年から1998年にかけて3作発売されている人気シリーズです。

 

1998年から2000年にかけては、片山誠さんによって「ビジネスジャンプ」で漫画化、1996年には「通称!ピスケン」のタイトルでVシネマ化、2016年2月13日にはWOWOWでテレビドラマ化もされるなど、いろいろなメディアで人気になっています。

発売日
1999/7/1
ページ数
315
文学賞
-
映像化
1996
新潮社

憑神

笑えて泣ける

幕末の江戸。貧乏御家人の別所彦四郎は、文武に秀でながら出世の道をしくじり、最近は失業状態。ある夜、酔いにまかせて「三巡神社」で神頼みをしてみると、霊験あらたかにも神様があらわれた。だが、この神様は、神は神でも、なんと貧乏神だったのだ。

 

幕末の小説だけあって難しい話かと思えば、コメディータッチなところも多く笑えるところもある。かと思えば泣ける部分もある小説です。

 

2007年6月23日には妻夫木聡さん主演で映画化されており、興行収入は約8.8億円のヒット作となりましたが、映画よりも原作の方が彦四郎の心情の変化を詳しく書いてくれているためにわかりやすいという評価があるので、是非小説を読んでみてください。

発売日
2007/4/25
ページ数
368
文学賞
-
映像化
2007/6/23
徳間書店

日輪の遺産

若書き

終戦直前、帝国陸軍がマッカーサーから奪った時価二百兆円に上る財宝が極秘裏に隠匿された。それは、日本が敗戦から立ちあがるための資金となるはずだった。そして五十年後、一人の老人が遺した手帳がその真相を明らかにしようとしていた。

 

時価二百兆円に上る財宝を探す物語かと思いながら読んでいると、予想を裏切られる展開にびっくりしてしまうかもしれません。登場人物にとても魅力があり、少し難しいところもある話ですが、引き込まれてしまうでしょう。

 

2011年8月27日には、堺雅人さん主演で映画が公開されました。小説が原作の映画はイメージが違いすぎて不評を買ってしまうことも多いのですが、日輪の遺産は原作が好きな人からも評価が高いため、小説と映画両方を見てみることをおすすめします。

発売日
2000/4/7
ページ数
518
文学賞
-
映像化
2011/8/27
講談社

地下鉄に乗って

せつない物語

永田町の地下鉄駅の階段を上がると、そこは30年前の風景。ワンマンな父に反発し自殺した兄や満州に出征する父を目撃する。その後真次は、同僚であり、自立した愛人関係でもある軽部みち子と共に、現実と過去を行き来しながら兄の過去や父の生き方を目撃してゆく。

 

過去を行き来する小説は数あれど、ここまで感動して涙できる小説はそこまで多くありません。また、浅田次郎さんは数々の文学賞を受賞していますが、この地下鉄に乗ってで1995年に受賞した「第16回吉川英治文学新人賞」が一番初めに受賞した文学賞です。

 

2006年10月21日には堤真一さん主演で映画化され、浅田次郎さんが少しだけ出演していることでも話題となりました。また同じ2006年には小説のアナザーストーリーとして「もういちど地下鉄に乗って」というタイトルでテレビドラマ化もしています。

発売日
1999/12/1
ページ数
311
文学賞
第16回吉川英治文学新人賞
映像化
2006/10/21
集英社

鉄道員(ぽっぽや)

映画も大ヒット

主人公の佐藤乙松(おとまつ)は、北海道の道央(架空の場所)にある廃止寸前のローカル線である「幌舞線(ほろまいせん)」の終着駅・幌舞駅の駅長である。定年退職の年齢になった乙松は鉄道員一筋で、娘を亡くした日も、妻を亡くした日も、駅に立ち続けていた。

 

1999年に公開された映画は、高倉健さんが19年ぶりに東映映画に出演した作品としても大きな話題になり、配給収入は20億円を超える大ヒットとなりました。また第23回日本アカデミー賞では最優秀作品賞、最優秀主演男優賞など主要部門をほぼ独占しました。

 

映画のヒットも後押ししたこともあり、小説も140万部を超える大ベストセラーになり「第16回日本冒険小説協会大賞特別賞」や、小説をあまり読まない人でも知っているであろう大きな賞の「第117回直木三十五賞」も獲得しています。

発売日
2000/3/17
ページ数
304
文学賞
第117回青木三十五賞
映像化
1999/6/5

浅田次郎のおすすめ商品比較一覧表

商品画像
メーカー
集英社
文藝春秋
小学館
朝日新聞社
文藝春秋
講談社
光文社
新潮社
徳間書店
講談社
集英社
集英社
講談社
商品名
帰郷
壬生義士伝 上
つばさよつばさ
椿山課長の七日間
月のしずく
中原の虹 (1)
三人の悪党―きんぴか〈1〉
憑神
日輪の遺産
地下鉄に乗って
鉄道員(ぽっぽや)
活動寫眞の女 (集英社文庫)
蒼穹の昴(1) (講談社文庫)
説明
第43回大佛次郎賞受賞。今だからこそ読みたい反戦短編集
浅田文学の金字塔
飛行機好きにおすすめ
ひとめあなたに、会いに生きたい
珠玉の短編7作
3年半の連載
悪党小説の金字塔
笑えて泣ける
若書き
せつない物語
映画も大ヒット
リンク
発売日
2016/6/24
2002/9/3
2009/10/6
2005/9/15
2000/8/4
2010/9/15
1999/7/1
2007/4/25
2000/4/7
1999/12/1
2000/3/17
ページ数
256ページ
463
240
416
359
384
315
368
518
311
304
文学賞
第43回大佛次郎賞受賞
第13回柴田錬三郎賞
-
-
-
第42回吉川英治文学賞
-
-
-
第16回吉川英治文学新人賞
第117回青木三十五賞
映像化
-
2002/1/2
-
2006/11/18
2009/11/28
-
1996
2007/6/23
2011/8/27
2006/10/21
1999/6/5
画像 商品名 参考価格(※) 通販サイト 特徴 発売日 ページ数 文学賞 映像化
1
集英社
帰郷
1,540円
第43回大佛次郎賞受賞。今だからこそ読みたい反戦短編集
2016/6/24
256ページ
第43回大佛次郎賞受賞
-
2
文藝春秋
壬生義士伝 上
724円
浅田文学の金字塔
2002/9/3
463
第13回柴田錬三郎賞
2002/1/2
3
小学館
つばさよつばさ
514円
飛行機好きにおすすめ
2009/10/6
240
-
-
4
朝日新聞社
椿山課長の七日間
648円
ひとめあなたに、会いに生きたい
2005/9/15
416
-
2006/11/18
5
文藝春秋
月のしずく
648円
珠玉の短編7作
2000/8/4
359
-
2009/11/28
6
講談社
中原の虹 (1)
724円
3年半の連載
2010/9/15
384
第42回吉川英治文学賞
-
7
光文社
三人の悪党―きんぴか〈1〉
576円
悪党小説の金字塔
1999/7/1
315
-
1996
8
新潮社
憑神
637円
笑えて泣ける
2007/4/25
368
-
2007/6/23
9
徳間書店
日輪の遺産
782円
若書き
2000/4/7
518
-
2011/8/27
10
講談社
地下鉄に乗って
605円
せつない物語
1999/12/1
311
第16回吉川英治文学新人賞
2006/10/21
11
集英社
鉄道員(ぽっぽや)
518円
映画も大ヒット
2000/3/17
304
第117回青木三十五賞
1999/6/5
12
集英社
活動寫眞の女 (集英社文庫)
85円
13
講談社
蒼穹の昴(1) (講談社文庫)
318円
比較表を全て見る(10位以降)