FP参考書おすすめ16選｜FP2級・FP3級の問題集・独学向けのテキストも

FPとは、保険・税金・年金・不動産などの幅広い知識を備え、ファイナンシャル・プランニングを行うお金の専門家です。「FP技能士」の1級・2級・3級は国家資格で、合格すると「くらしとお金」に関する専門知識を有している証明になります。FP2級・FP3級の試験勉強で三大資金計画・リスク管理・不動産など、ライフプランニングをするうえで必要な知識を学べます。

FP試験の合格率はFP3級が70％程度、FP2級が30%程度と国家試験の中では合格しやすい試験です。独学での合格も望めますが、試験範囲が幅広く受験する級によって必要とされる知識も異なります。そのためFP試験合格にテキスト選びはとても重要ですが、たくさんの種類のテキストが販売されているのでどれを選べばいいかわからないですよね。

そこで、今回はFP2級・FP3級の参考書・問題集のおすすめ商品をご紹介します。FP（ファイナンシャルプランナー）のおすすめ勉強方法も解説しているので、ぜひ参考にしてください。

FP（ファイナンシャルプランナー）とは、個人や家庭の財務状況を評価し、将来の金融目標を達成するための計画を立て、アドバイスを提供する専門家です。習得すれば、銀行・保険会社・証券会社・税理士事務所などの就職に役立ちます。

実際に就職活動で有利なのは2級以上となっています。ここでは、1級・2級・3級それぞれの受験資格の違いをまとめているので、ぜひ参考にしてください。いずれもどれかひとつを満たせば受験できます。

【3級受験資格】

1. FP業務に従事している者または従事しようとしている者
2. 実務経験がなくても受験できる

【2級受験資格】

1. AFP認定研修の受講を修了した者
2. 3級FP技能検定を合格した者
3. FP実務経験が2年以上ある者
4. 3級を取得していなくても、1か3（協会が定義する）を満たしていれば受験は可能

FP1級試験は学科試験と実技試験の両方を実施しており、それぞれに以下の受験資格が定められています。

【1級学科試験】

1. 2級に合格し、かつFP業務に1年以上の実務経験を有する者
   
2. FP業務に5年以上の実務経験を有する者
3. 厚生労働省認定金融渉外技能審査2級の合格者で、かつ1年以上の実務経験を有する者

【1級実技試験】

1. 1級学科試験に合格した者
2. 日本FP協会のCFP®認定を受けた者
3. 日本FP協会のCFP®資格審査試験に合格した者
4. FP養成コースを修了し、FP業務の経験が1年以上ある者

テキストだけでなく、問題集も同時に購入し学習を進めるのがおすすめです。「テキストでインプットし問題集でアウトプットする」を繰り返す勉強法で、効率よく学習内容を定着させましょう。

FP2級はFP3級に比べて必要とされる知識が格段に増えますので、より効率的に学習する必要があります。問題集とテキストが同一のシリーズであれば、問題集とテキストが連動しているのでスムーズに学習を進められます。

持ち運びに最適なコンパクトな参考書は、移動時間にもサッと取り出し学習でき隙間時間を有効に活用できます。学習時間を確保するのが難しい社会人にとって、とても役に立つアイテムです。

また、繰り返し確認できるので学習した内容も定着しやすくなります。隙間時間に学習できるコンパクトな参考書を上手に活用しましょう。

テキストに図の解説があればイメージがわき、テキストの内容が理解しやすくなります。図入り解説でスムーズに理解できると、学習意欲も持続します。

テキストがどのような内容か確認するため、購入前にテキストを確認するのがおすすめです。何冊か見比べて、自分に合ったFPの参考書を選びましょう。

白黒のページでは学習がはかどらない方には、オールカラーの参考書がおすすめです。重要な項目や分類などもカラーで分かりやすく記載されていて、確認や理解がしやすくなりモチベーションも上がります。

また、オールカラーの参考書はイラストもカラーで載っていますので、文字ばかりでは飽きてしまう方も楽しく学習できます。確認したい事項があった際もオールカラーだと見つけやすいのです。

初めてFPの学習する初学者の方はもちろん、一通り勉強された方も基本をしっかり理解できているか確認しながら学習を進めましょう。特にFP3級の資格試験は基本が重要です。学科試験では基礎知識が問われますので、FPの基礎知識を中心に広く浅く学習するのがおすすめです。

またFP2級・FP1級の資格試験に挑戦される際も、基本がしっかりしていないとより深い知識の習得は難しくなります。基礎問題が充実した問題集・テキストで確実に基礎を固めましょう。

しっかりと理解しながら学習を進めていきたい方には、説明が分かりやすいテキストをおすすめします。分かりやすく説明されているテキストは重要な用語が分かりやすく、学習を進めやすいので初学者の方にもおすすめです。

ややこしい項目も図や表にまとめられていると混乱せずスムーズに理解できるので、忙しい社会人も隙間時間を活用して学習を進められます。読みやすく・理解しやすい自分に合ったテキストを選びましょう。

試験本番を意識した模擬テストは試験時の時間配分を体感できるので、試験前に挑戦しておきたい試験対策のひとつです。模擬テストの予想問題を解くと、弱点の確認もできます。

合格者からは「模擬テストで解いた問題が本番に出た」との声もあります。本番の試験と同じ形式の問題をたくさん解いて、合格を目指しましょう。

持ち歩いて隙間時間に学習するなら分冊できる問題集・テキストがおすすめです。分厚いテキストを移動時間の学習時に開くのは億劫で続きませんが、分冊できるテキストならかさ張らず、電車の中でも周りを気にせず読み進められます。また、1冊終わるごとに達成感を得られるのでモチベーションも上がります。

資格試験は継続して勉強する必要があります。特に社会人は勉強に充てられる時間は限られているので、使いやすいテキストで効率よく学習し、合格を勝ち取りましょう。

参考書を購入する際は、出版年も確認しましょう。FP資格試験の出題範囲は幅広く、法改正にも対応しなければなりません。スムーズに学習を進められるよう、受験する年度に対応している最新版テキストの使用をおすすめします。

また、法改正があった場合は出版社のホームページで確認できますので、学習を始めたら随時チェックしてください。

WEBテキストが利用できる参考書であれば、テキストを持ち歩かなくても、いつでも・どこでも学習できます。スマホに対応した参考書もありますので、移動時間も効率よく手軽に学習を進められます。

また、PDFファイルをダウンロードできるサービスもあります。WEBテキストが利用できる参考書はテキストの表紙に記載がありますので、利用したい方は確認してから購入しましょう。

資格の通信教育で有名なユーキャンの参考書は、通信教育のノウハウを生かしており、多くの方から支持を集めています。

フルカラーの参考書はとても見やすく読みやすいので、初学者の方にもおすすめです。たくさんのイラスト付きで親しみやすい設計になっており、頭に入りやすいのも魅力です。一か月のスケジュール管理ができるので、最後まで計画的に進められます。

大手出版社であるナツメ社は、資格試験の参考書以外の日曜大工などの書籍も人気の出版社です。史上最強シリーズは正確に必要な知識をもれなく掲載しており、最短・最速で合格へ導いてくれるテキストとして人気です。不要な知識・難問・珍問はカットされているので、効率よくFP試験の学習を進められます。

過去9年分の問題を質問項目ごとに分類し直し頻出順に掲載されているので、圧倒的な得点力を身につけられます。学習効率バツグンですので、ぜひチェックしてください。

初めて学習する方におすすめなのが、読みやすく親しみやすい一発合格シリーズです。マンガとイラスト図解分かりやすく説明されているので、やさしいレベルから学習をスタートできます。

サイズもコンパクトなので持ち運びもしやすく、隙間学習にもピッタリです。テキストの章末には過去問も掲載されているので、理解度チェックもできます。また、学科・実技のサンプル問題をダウンロードできるサービスもあるので、実際の試験問題にチャレンジも可能です。

独学でも合格が望めるFP試験ですが、学習の進め方がわからないと本当に合格できるのか不安になります。試験まで学習を継続できるか心配な方、不明点を質問できしっかり理解してから次に進みたい方には通信講座をおすすめします。さまざまな学習サポートがついている通信講座もあり、モチベーションを維持して学習を進められます。

FP試験向けの通信講座はたくさんあり、学習サポート・模擬試験の回数・DVD教材などそれぞれ特色があり、価格も異なります。求めるものは何か見極め、自分に最適な通信講座を選んでください。

FP参考書の購入に迷っているなら、定番の「きんざい」を購入しましょう。きんざいのFP参考書は、個人資産相談業務と保険顧客資産相談業務の両方に対応しています。解説つきで過去に出題された問題から特に重要なものを選んでいるためチェックしてみてください。

まずは、FP合格のために学習の計画を立てましょう。FP2級に合格した方の例では、平日は2～3時間程、休日は4～5時間程の時間を学習にあてられています。まとまった時間の確保が難しい方は、勉強開始時期を早めから設定すると、自分のペースで学習を進められます。

複数のテキストを使用するより、一つのテキストを最後までやり切ることを意識するのもポイントです。テキストをやり切れば自分の得意・不得意分野が見えてきますし、問題の出題傾向もイメージがつきます。

その後にわからない所はノートにまとめたり、テキストと問題集を使いインプットとアウトプットを繰り返し行うのがおすすめです。過去問は3回は繰り返すと弱点の発見もでき合格に近づけます。

勉強に役立つ青ペンや暗記ペンがあるのを知っていますか。暗記ペンは、蛍光ペンのように重要事項をマークできるだけでなく、シートで覆うと重要事項が見えなくなる魔法のような機能があります。また、青ペンを使って学習すると、青の視覚効果で集中力が高まります。

下記の記事で人気の青ペンや暗記ペンを紹介していますので、ぜひチェックしてください。

自分に合ったシャーペンを使用すると、学習がはかどりモチベーションも上がります。お気に入りのシャーペンを見つけて、より効率よく学習を進めましょう。下記の記事で、製図用シャーペン・クルトガの人気おすすめランキングを紹介していますので、参考にしてください。

FP技能士として活躍するだけでなく自身のライフプランニングにも役立つ国家資格であるFPは、就職や転職の際も有利にはたらきます。学習スタイルに合った最適なFP参考書を見つけて、検定試験にチャレンジしてみませんか。