セルフリタッチカラーのおすすめ9選｜根元だけ染める方法や市販の白髪染めも

自宅であまりお金をかけずに根元だけ自分で染めたいときは、セルフリタッチカラーがおすすめです。根元だけ染めるため髪全体を染めるカラー剤や白髪染めよりダメージが少なく、美容院に行く手間もコストもかからないなどメリットがたくさんあります。

しかし、「セルフリタッチでの根元染めはやり方が難しい」とイメージがあり、なかなか挑戦できない方も多いですよね。セルフリタッチは色選びがとても大切で、カラー剤の選び方にもコツがあります。また、塗り方などに注意すれば、手軽に塗れるのでできるのでぜひ試してほしいアイテムです。

そこで、本記事では市販のセルフリタッチカラーの選び方、おすすめ9選を紹介します。セルフリタッチのやり方・注意点についても詳しく紹介しているので、ぜひ最後までチェックしてみてください。

リタッチカラーとは髪全体を染めるのではなく、伸びてきた根元だけ染める方法です。ヘアカラーをした髪は、時間が経つと根元部分が伸びていわゆるプリンの状態になります。

リタッチは根元だけ染めるため、少ないヘアカラー剤で済むのが特徴です。そのため、美容院で施術を受けても市販のカラーでセルフリタッチしても全体染めより安く済みます。また、時間短縮・髪全体にダメージを与えないなどのメリットもあります。

一方で、リタッチカラーは、前回染めた色と別の色に染められないのがデメリットです。違う色を選ぶと、ムラや段ができてしまいます。違うヘアカラーにしたい方は、全体染めを行いましょう。

市販のセルフリタッチカラーを行う最大のメリットは、費用が安く済むため経済的な点です。美容院で根元染めのリタッチカラーを行うと、フルカラーよりは安いものの5,000円ほどかかります。それに対し市販のセルフリタッチカラーは、1,000円以下で済む場合がほとんとです。

また、自分でで行えるため外出する必要がなく、気が向いたときに手軽に行えます。最近の市販のリタッチカラーは慣れていない方でも扱いやすい商品が多いため、費用・手軽さにこだわる方におすすめです。

市販のセルフリタッチカラーを行うデメリットは、毛先や中間部分の髪色とあわせるのが難しく色の段差ができてしまいます。毛先や中間の色味は日にちが経って変化するため、同じ系統の色でも違和感なく合うものを選ぶのは難しいものです。髪色のサンプルを置いている商品もあるため、じっくり検討して選んでください。

また、フルカラーにもいえますが、セルフリタッチカラーを行うとどうしても色ムラが出てしまうものです。さらに、白髪染めはやや難易度が高いですが、説明書の手順通りに行うと目立つ色ムラはできにくくなります。特に慣れないうちは自己流はやめましょう。

女性らしい柔らかくかわいらしい雰囲気にしたい方は、ピンク系のヘアカラーがおすすめです。ピンク系の中でも落ち着いた感じにしたい方はピンクブラウン、明るい髪色にしたい方はピンクベージュなど同じピンク系の中でも種類があるため、より自分好みのカラーを選んでください。

アッシュ系は髪の赤みを抑えて、透明感・抜け感を演出してくれるカラーです。落ち着いた色味でおしゃれな雰囲気になるため、男性・女性問わず人気があります。アッシュ系も上品な明るさのアッシュベージュ・柔らかい雰囲気になるアッシュブラウンなど種類がありバリエーションも多く、好みの色が見つけやすいです。

ヘアカラーの定番といえばブラウン系です。日本人に合いやすいナチュラルな髪色で年齢性別問わず親しまれ、髪色の規定がある職場でも落ち着いたブラウン系であれば問題ないとするところは多くあります。昔からの王道カラーのため、商品のバリエーションがとても豊富で選択肢の多さも魅力です。

髪色を戻したい方・地毛が茶色っぽくて黒にしたい方・部分的に色味が違うため均一に黒にしたい方などにおすすめなのがブラック系です。また、ブラックの中でも自然な色味のナチュラルブラック・深みのあるスーパーブラックなどがあります。ブラックは全部同じ色味と思わず、より自分好みの仕上がりになるものを選びましょう。

泡タイプは、セルフリタッチ初心者でも簡単に塗りやすいのが特徴です。シャンプーで洗うような感覚で染められるため、色ムラが出にくくなります。

また、泡の密着度が高く、液だれしにくいのも魅力です。たくさんメーカーが泡タイプの市販のヘアカラーを販売しており、さまざまなカラーバリエーションから選べます。

乳液タイプは、伸びがよく毛量が多い方におすすめします。テクスチャーがやわらかいので、根元までしっかり塗りやすいのが特徴です。また、ヘアカラー剤の先がくし形ノズルになったものが、ムラなく塗りやすくなります。

ただし、テクスチャーがやわらかいので、髪の毛以外に液だれしないように注意が必要です。他の場所についてしまったら、染まる前に素早くふき取りましょう。

クリームタイプは、髪にしっかり密着して液だれしにくいのが特徴です。また、濃度の高いテクスチャーなので、ピンポイントで塗り分けしやすくなります。

クリームタイプもカラー剤の先がくし形ノズルになっていると便利です。ただし、クリームタイプは、襟足や後頭部など一人で塗るのが大変なので、セルフリタッチになれている方におすすめします。

ブリーチタイプは、明るい髪色のセルフブリーチにおすすめです。1～20のカラーレベルのうち、13レベル以上はブリーチなしでは明るさが出ません。

そのため、元々の髪の色が13レベル以上の方は、ブリーチ剤をチェックしましょう。ただし、ブリーチ剤は髪の色を脱色するので、なりたい色に調節するのが難しいといわれています。失敗したくない方は美容院でリタッチするのがおすすめです。

白髪染めタイプは、白髪のこまめなメンテナンスにおすすめです。白髪染めは一般的なヘアカラーより染料の含有量が多いため、髪を染める力が高いのが特徴です。

また、白髪ではない髪と白髪の色を合わせるような色作りがされているため、自然な色合いに仕上がります。そのため、白髪をしっかり染めたい方は、白髪染めタイプを選びましょう。

セルフリタッチカラーは、できるだけ髪や頭皮が傷まないものを選びましょう。保湿成分や美容成分が含まれているものは、なるべく肌にやさしく髪が傷みにくいように配慮されています。

また、美容液が別途ついているヘアカラー剤も販売されています。ヘアカラーの後は髪が傷みやすくなっているため、トリートメントで髪のダメージケアを行いましょう。

セルフリタッチカラーをするなら、塗りやすいコーム付きがおすすめです。細かいところまでまんべんなく塗れて、生え際だけ染めるのに塗りやすいのがポイントです。

コームでなくても、ヘアカラー剤の先がくし形ノズルになっているものも塗りやすくなります。セルフリタッチ初心者や手先が不器用な方は、ぜひ塗りやすいコーム付きのヘアカラーを選びましょう。

セルフリタッチのやり方が分からない方・うまくリタッチできるか不安な方は、やり方のコツを押さえておきましょう。セルフリタッチは、以前ヘアカラーをした既染部にカラー剤がついてしまうとさらに脱色されて髪がダメージを受けてしまいます。

そのため、なるべく既染部にカラー剤をつけないのがいいですが、根元だけ塗るのはなかなか難しい作業です。そんなときは、既染部にざっくりとトリートメントを塗ってからカラー剤を塗るのがおすすめです。

根元以外にカラー剤がついても髪をバリアし、明るくなるのを軽減します。ただし、伸び始めた根元部分にトリートメントがつくと、染まりづらくなるので気をつけましょう。

一般のセルフリタッチは1ヶ月程度、白髪染めのセルフリタッチは半月程度の頻度で行うのがおすすめです。以下で、セルフリタッチのやり方について紹介しますので、ぜひ参考にチャレンジしてみてください。

【上手な塗り方】

1. 塗りやすいように髪を細かくブロッキングする
2. 既染部（ヘアカラーされている部分）にトリートメントを塗る
3. 頭頂部→顔周り→後ろの部分の順番で塗る
4. コームでしっかりと髪全体（染めたい部分）に馴染ませる
5. 顔周りの部分にコットンを被せる（染まりやすくするため）
6. ヘアカラー剤の放置時間通りに時間を置く
7. きちんと染まっているか確認する
8. 36～38℃くらいのぬるま湯で、しっかりとすすぐ

前に染めた既染部とセルフリタッチした境目が馴染んでいるか確認してください。特に自分で見えない後ろの髪は合わせ鏡でじっくりチェックしましょう。足りないようなら、3～5分程度放置時間を追加して調節しましょう。

白髪染めのセルフリタッチしたけど失敗してしまった経験がある方もいますよね。失敗の主な原因は以下の3点ですので、しっかりとチェックして次回白髪染め行う際に役立ててください。

• 塗布量が少ない

塗布量が少ないとカラー剤が髪にいきわたらずしっかりと染まらない場合がありますので、十分な量を均一に塗布してください。

• 放置時間が短い

白髪染めを始めた時間を忘れてしまい適当な時間で洗い流したり、少しくらい大丈夫だろうと放置時間を短くするとしっかり染まりませんので、説明書に記載されている放置時間を必ず守りましょう。

• 室温が低い

白髪染めを行う部屋の温度が低いと染まりにくくなるため、冬などは暖房がつけられて20～25度くらいにできる場所で行いましょう。

セルフリタッチが難しいと不安な方は、コーム付きや泡タイプなど初心者向けのものを選ぶのがおすすめです。美容院に行く手間も省けて、安くリタッチカラーができます。ぜひ本記事のセルフリタッチカラーの選び方やおすすめ商品を参考に、セルフリタッチに挑戦してみてください。