頚椎ヘルニアに優しい枕おすすめ18選｜ニトリ・テンピュールなど【高さ調整対応も】

近年、睡眠の質に対する関心が集まっています。限られた睡眠時間でも快適な眠りを得たいと考えている方は多いですよね。人気健康情報テレビ番組では、快眠に関する情報を紹介しており、快眠には良質な枕が必要であることが強調されました。

自分の体質に適合しない枕を使い続けると、快眠を得られないだけでなく、頭痛・肩こり・首痛などを招いてしまいます。症状が悪化すると首ヘルニア・頚椎ヘルニアにつながるおそれもあるため、枕に関する正しい知識を持つことはとても大切です。

そこで本記事では、頚椎ヘルニアに優しい枕の選び方・おすすめメーカー・おすすめ商品を紹介します。ニトリで買える商品・テンピュールなど、口コミもあわせて盛りだくさんの情報をまとめましたので、ぜひ最後までご覧ください。

ブレインスリープピローの評判について調査した記事もありますので、気になる方は以下のリンクからチェックしてみてください。

枕に頭を乗せた際、顔の向きはわずかに下がっているくらいが適切です。具体的には顔の角度が5°程度、肩口から頭の角度が10～15°程度であるのがベストで、頚椎のS字カーブを自然にキープできます。角度に過不足がある場合は肩・首に負担がかかり、気道が塞がれていびきの原因になる場合があります。

頭・首・肩の形や位置には個人差があり、市販の枕をそのまま使うだけではフィットしない場合があります。そこで中材の分量を調節できる商品を選び、自分好みの高さにカスタムしましょう。そば殻・パイプ素材の枕は中材の分量を調節できるものが多いです。

成人向けの枕を前提とする場合、サイズのおおよその目安は幅60cm・奥行き40cm程度です。幅にゆとりを設けるのは寝返りに備えるためで、左右どちらに寝返りを打っても対応できるようにするのがポイント。また頭を乗せるだけでなく、首～肩口までサポートするだけの奥行きも必要です。

仰向け時に首が安定し、就寝中の寝返りが少ない方には首元がやや盛り上がった標準の形状がおすすめです。ただし肩・首の位置には個人差があります。もしもの時に備えて首部分を調整できる製品を選び、必要に応じて中材の分量や高さをカスタムできれば安心です。

L字型は、いわゆる「抱き枕」のスタイルです。横向き・うつ伏せの寝姿勢を促すため、いびきの原因として知られる舌根沈下を回避するのに役立ちます。ちなみに横向き・うつ伏せはマットレスに背中を着けられない分、首・肩に負担がかかりがちです。しかしL字型の枕にしがみつけば、ある程度負担を経験できます。

ウェーブ型は頭痛・ストレートネックなどに悩む方に適したタイプです。枕の高さに差を作るのが大きな特徴で、側面から見ると波のような形でデザインされています。肩・首をしっかり支える一方、頭部が少し沈むように設計されており、頚椎本来の自然なS字カーブに近づけます。

くぼみタイプは枕の中央にくぼみを設け、後頭部がフィットするようデザインされた枕です。頭部の位置が安定するため、寝返りの際に枕から脱落してしまうことの多い方に適しています。
最近特に流行しているスタイルで、新商品がたくさん登場しているため選択肢も豊富です。

三日月タイプは標準タイプとL字型の間に位置づけられる枕で、仰向け・横向きの両方に対応します。L字型は仰向けには適していないため、寝返りの頻度が高い方・姿勢を変えることが多い方には三日月タイプがぴったり。横向き時に背骨をサポートする作用も見逃せません。

低反発ウレタンは重力を跳ね返すのではなく、受け止めるように支えるタイプです。体圧分散性が高く、頭や首に沿って柔軟に変形します。そのため沈み込むような感触を追及する方にぴったり。デメリットとしては重量を支える力が弱いため、寝返りを打つにはやや不向きです。

高反発ウレタンは合成樹脂であるウレタンを高密度に敷き詰めたタイプです。低反発タイプと比べて弾性が高く、沈み込まずに頭部をしっかり支えます。耐久性に優れており形崩れしにくいため、長期運用にぴったり。また弾性が高く寝返りを打ちやすいため、血行に不安を抱える方にもおすすめです。

スマッシュフォームはプラスチックチップ・ウレタンチップとも呼ばれており、粉砕したウレタンフォームを原料とする素材です。細かいチップ状の形態を活かして全方位の重圧に対応し、ふかふかの寝心地を提供します。

通気性が良く蒸れにくいほか、丸洗いできる点もメリット。一方で流動性が高いため一ヶ所で安定しにくいほか、音が生じやすいデメリットもあります。

ポリエステルは石油を原料とする合成繊維で、糸のように扱えるため衣料品の素材としても幅広く採用されています。ポリエステル素材の枕は軽量で、丸洗いできるのが強みです。羽毛は通気性・吸湿性・発散性に優れており、年間通して快適に扱えるのが特徴。ただし丸洗いはできません。

ラテックスは主に天然ゴムを原料とする素材です。優れた復元力と高い反発力を合わせ持ち、長期利用に適しています。また抗菌・防ダニ加工された製品が多いため、菌・ダニ類に悩む方にもおすすめです。ただしフィット感はウレタンやポリエステルに及ばないほか、丸洗いもできません。

ポリエチレンパイプは、ストロー状に成型された小型のポリエチレンをたくさん詰め込んだタイプです。パイプひとつひとつが重量を点で支える仕組みで、体圧分散性に優れています。また通気性が良く、ダニ・菌類の繁殖を防ぐにもぴったりです。

注意点としては感触がやや硬めであるほか、流動性が高いため寝返りに伴ってパイプの摩擦音が生じてしまいます。

丸洗いできないタイプでも枕カバーを取り外せる製品なら、定期的にカバーを洗濯すれば衛生的に使えます。丸洗いよりも手軽にメンテナンスできる点もメリットの1つです。なお枕カバー・本体が一体化した製品を選ぶ場合は、丸洗いできるものを選びましょう。

枕を衛生的に使いたい場合は枕本体を水洗い・丸洗いできるタイプが適しています。たとえ入浴後であっても、就寝に伴う汗の発生・皮脂の付着は避けられません。特にダニ・カビは汗・皮脂に反応するため注意が必要です。

水洗いに対応していなくとも、天日干しできるものなら日光による殺菌作用が期待できます。抗菌加工された製品を選ぶのもおすすめです。

皮膚の弱い方・アレルギーにお悩みの方は、抗菌・防ダニなどの加工が施された枕を選びましょう。丸洗いできるタイプならケアしやすいですが、もしもカバー取り外し・丸洗い非対応の製品を選ぶ場合は優先的にチェックするべきです。

アレルギー防止加工の情報はパッケージや仕様情報に記載されている場合が多いため、購入前に必ず確認しましょう。

「お値段以上」のキャッチコピーでおなじみのニトリは、一人暮らしからファミリー層まで対応できる幅広い品揃えが魅力です。枕のラインナップでは「横向き寝がラクなまくら」「首をしっかり支える枕」が大人気。自社製品を販売しているため、店頭で実物を直接チェックしたい方にぴったりです。

西川は寝具のほか、タオル・インテリア・ベビー用品なども手がける有名メーカーで、日本製・高品質の寝具を選ぶ際には真っ先に名前が挙がります。枕では「高さ自在枕」が人気で、頸椎を適切に支持するだけでなく、高さを変えられるのも魅力の1つ。中材はポリエチレン製のソフトパイプのため、分量の調節は手軽です。

テンピュールは高機能寝具のパイオニアとして世界的に有名なメーカーで、元々はNASAで開発されたハイテク素材に由来します。寝具全般を扱っている中でも特に低反発設計の枕が有名で、全8パターンのラインナップを展開。体型・就寝時の姿勢にあわせて好みの商品を選ぶのにぴったりです。

トゥルースリーパーは高機能寝具ブランドとして定評のあるメーカーです。マットレスは2003年から展開していますが、近年トゥルースリーパーシリーズの枕に注目が集まり、さらに知名度がアップしました。

トゥルースリーパーの枕は1万円前後の通常ラインと、1.6～2万円程度の上位ラインに分かれているのが特徴。睡眠の質向上を目指すには上位ラインがおすすめです。

マニフレックスはイタリアの寝具メーカーです。高反発ウレタンフォームの独自技術に強みがあり、ウレタンながら優れた通気性を実現した次世代素材「エリオセル」を開発して世界的に注目を集めました。枕には人間工学に基づくバイオシェイプデザインを採用。一流アスリートにも愛好者の多い、高品質ブランドです。

洋服にテーラーメイド・スミズーラといった個人の注文品が存在するように、一部の店舗では枕のオーダーメイドが可能です。有名なブランドとしては「じぶんまくら」が挙げられ、mm単位でのサイズ指定ができるほか、素材も好みのものを選べます。

形状・デザインはブランドごとに異なるため、最適なものを選びましょう。ちなみに価格帯はおおよそ1～3万円程度が相場です。既製品でも質のいいものは結局高額であるため、オーダーメイドも有力な選択肢と言えます。

タオルで枕を作ると聞くと、ロール状にして枕にするのを想像する方が多いですよね。しかしタオルをロール状にすると、寝返りをするときに首が不安定になってしまいます。

タオルを枕にする際には、平らなまま何枚も重ねるのがおすすめです。平らなままで重ねれば自分の好きな高さにできるため、今の枕の高さが合わない方はぜひ試してみてください。

良質な枕は快適な眠りを促します。自分に合った形状・素材・硬さの枕を選べば、睡眠の満足度も高まること間違いなしです。ぜひ本記事を参考に、頚椎ヘルニアに優しい枕で安眠を目指してくださいね。