いびきの悩みにおすすめの枕5選｜ホンマでっかTVでも紹介されたいびきが止まる枕も

近年、健康に対する意識の高まりに伴い、睡眠にも関心が集まっています。単に長時間寝るだけでなく、良質で深い眠りを得る意義が考えられるようになってきました。そんな中、睡眠にまつわる悩みの中でも代表格と言えるのが「いびき」です。

従来、いびきは加齢による舌根沈下が原因で発生しやすくなると考えられていましたが、若い世代でもいびきに悩む方は少なくありません。そこで、睡眠環境を整えるアイテムと注目されているのが、首・肩まわりの負担を軽減し、眠りの質を高める「いびきに効く枕」です。睡眠時無呼吸症候群の方は口コミを見て気になっているのではないでしょうか。

本記事では、いびきに効く枕の選び方・おすすめメーカー・おすすめ商品5選を紹介します。「ホンマでっか!?TV」でも紹介されたニトリやフランスベッドの枕もまとめました。いびきが止まる枕は本当なのか気になる方はぜひ最後までチェックしてみてくださいね。

いびきが生じる主な原因は、就寝時の気道が十分に確保されていないためです。気道が塞がれる理由として、専門用語で「舌根沈下」と呼ばれる現象が挙げられます。舌根沈下とは舌の根元が喉に落ち込み、気道を塞ぐ現象です。

一般的には加齢に伴う筋力の低下によるものと言われていますが、ほかにも枕の高さが合っていない・枕の形状が就寝時の姿勢に適していないといった理由があります。特に、身体面で不調がないのにいびきをかきやすい方の場合は、枕のミスマッチを疑ってみるのがおすすめです。

枕なしで寝ると、寝返りがしにくかったりむくみやすかったりします。また、首も痛くなりやすいです。寝返りの回数が減り結果的に首が痛くなったり、心臓よりも頭が下の状態がキープされてむくんでしまうなどデメリットがあります。そのため、自分にあった高さや形の枕を見つけるのが大切です。

ウレタンは枕に使われる素材の代表格です。ウレタンは、ポリウレタンというプラスチックをスポンジのように発泡させて作られています。ウレタンのメリットは、頭の形状・重さに合わせてフィットしやすい点です。体圧分散性に優れていて、頭や肩にかかる負担を和らげます。

体型や体重に合わせて形を変えるので、心地よく体をサポートします。デメリットは水洗いをすると素材が劣化しやすいことです。天日干しもできないため、衛生的に長期運用するにはやや不向きです。また、ウレタンはスポンジ状の素材なので、使用していくとだんだんへたっていく点もデメリットに挙げられます。

低反発チップは、粉砕したウレタンフォームを原料とする素材です。プラスチックチップ・ウレタンチップとも呼ばれますが、基本的に同じ素材です。低反発チップのメリットは、細かいチップ状の形態を活かして全方位の重圧に対応する点にあります。

頭全体を包み込み、首や肩などにもフィットします。負担がかかりにくく、就寝時に体を痛めることもありません。軽量で蒸れにくいので夏に使用にも適しています。しかし、頭が沈み込みやすく寝返りがしづらい場合があります。水洗いができないものがほとんどなので、お手入れが手軽に行えない点もデメリットです。

そば殻は蕎麦の製造過程で、ソバの実を取り除いた後に残る殻を原料とした素材です。吸湿性・通気性に優れるほか、放熱性も高いため夏場でも涼しく快適に扱えます。そば殻の分量を増減させるだけで、高さ・硬さを簡単に調整できるのも特徴の1つです。

ただし、長期使用に伴ってそば殻が摩耗し、高さが変わってしまう場合があります。また、保存環境が悪いと虫が湧いてしまう恐れも。丸洗いできないそば殻は、週に1度程度乾燥させてお手入れしてあげましょう。

いびきをかきやすい方は、無呼吸症候群に該当する可能性があります。無呼吸症候群とは、睡眠中に大きいいびきとともに呼吸が止まってしまう病気のことです。この症状は、肥満気味の方に多いイメージですが痩せ型の方にも多く、空気の通り道である気道が塞がれることにより起こります。

「舌が大きい」「首周りに脂肪がある」「顎が小さい」といった原因に当てはまらなければ、枕を見直してみてください。無呼吸症候群に期待できると言われているのが、電動タイプの枕です。

電動タイプの枕はセンサーを内蔵しており、いびきを察知すると自動的に寝返りを促すよう動作する優れものです。舌根沈下を防ぐとともに、気道の確保もサポートします。

盲点になりがちなポイントの1つに、枕とマットレスの組み合わせがあります。現在主流であるウレタンフォームのマットレスは、高反発タイプ・低反発タイプのいずれかです。枕に頭を置いた時の使用感は、マットレスの反発性により変化します。

たとえば、やわらかめの枕でも高反発タイプのマットレスと組み合わせると、マットレスの弾性が作用して硬めに感じる場合も珍しくありません。枕を買い替える際には、マットレスとの相性も考慮に入れましょう。

最近、オーダーメイドで枕を作る方が増えています。オーダーメイドの枕は人それぞれの体型に合った高さ、好みの硬さなど細かい要望に応えてくれます。

一般の枕と違いオーダーメイド枕は、自分の好みに沿って作られているため寝心地の良さがメリットです。寝心地がいいので長く愛用でき、一般の枕のように枕が合わないといった失敗もなくなります。

いびきが舌根沈下によって生じることはわかっても、対策となる枕のタイプは各人で異なります。就寝時の姿勢・頭や首の形状・マットレスのタイプなどはそれぞれ異なるためです。ぜひ本記事を参考に、いびき対策枕で良質な眠りを実現してください。