テニス肘サポーターのおすすめ19選｜医療用や女性用はある？選び方も紹介

テニス肘はテニスやバドミントンなど手首を使った時に発生する肘痛です。正式には上腕骨外(内)上顆炎といい、ペットボトルのふたが開けられないなど強い痛みを伴います。日常生活で急に重いものを持ち上げて手首をひねってしまったときなどにテニス肘を患ってしまう場合も多いです。

そんな時におすすめなのがサポーターです。サポーターで手首や肘を固定し、腕の痛みや肘から下の痛みを緩和します。とはいえ、エルボーバンドなどサポーターには種類があって何を選べばいいのか迷いますよね。

そこでここではテニス肘サポーターの選び方とおすすめ商品を紹介します。またドラッグストアや100均などどこに売っているのか・女性や子供は何を選べばいいのか・サポーターの使い方・テニス肘の治し方なども解説しているので、ぜひ最後までチェックしてみてください。

エルボースリーブは肘の形状にフィットするように作られた筒状のサポーターです。伸縮性に優れた素材を使用し、肘全体を柔らかく固定できます。肘上から肘下まで広範囲をサポートできるのもポイントです。スポーツ以外にも仕事や家事で生じた腱鞘炎や手首下の痛みがある箇所の固定にも効果的です。

ほかにもトレーニングの際の肘の保護もできます。そのため、エルボースリーブはテニス肘が完治した後も有効的に使えます。

エルボーバンドは上腕部をバンドで巻くように装着するサポーターです。痛みのポイントがはっきりしているときに使用します。

ピンポイントで痛みを感じているときに効果的に使えるため、サポーターの装着位置が重要です。エルボーバンドは痛みのある箇所から手首に近い4~5cm下にエルボーパッドと呼ばれる固い突起部分がくるように装着します。

サポーターをすると、サポーターの下が汗ばんで不快に感じる方もいます。そういったテニス肘を患っている方は、パイル地でできたサポーターがおすすめです。パイル地なので肌にあたる部分は肌触りはとても良く、また吸水性が高いので汗をかいても気持ち悪くなりません。

洗濯する際にパッドが取り外しできる商品もありますので、サポーターを清潔に保ちたい方は洗濯しやすい商品かどうかについても、サポーター選びのポイントにしましょう。

サポーターは本来、ずっとつけている状態が好ましいですが、外出時に外したい方や、装着に時間を取られたくない方は装着が簡単なサポーターがおすすめです。簡単につけたり外したりできると、人の手を借りずに思うように装着できます。

たとえば、ベルトがついていてマジックテープで固定するタイプだと一人で装着できます。ベルトによって強弱も調整できるので、自分自身が一番丁度いいと思える強さ・場所で固定可能です。装着方法が簡単であれば、サポーターをより効果的に使用できます。

また、効果的な装着ができているか不安な方は、装着方法を丁寧に説明したサポーターを選ぶといいです。

夏のうだるような暑さの中で肘にサポーターを付けていると、その部分で熱がこもって温度が上がってしまいます。また、サポーターは黒い色をしているものが多いので、テニスのような外で運動するようなスポーツの場合は、日光を吸収してさらに温度が上がってしまいます。

そんな暑い夏のシーズンにも使いたい方には、夏用で通気性が良く蒸れないサポーターがおすすめです。パッド以外の部分がメッシュになっている商品などもあるので、こういった蒸れないサポーターを使用しましょう。

また、黒以外の色のサポーターもおすすめです。白やグレーなどの色なら日光を吸収せず、外側の温度も上がりにくくなります。

患部をピンポイントでしめつけるエルボーバンドと違い、エルボースリーブは筒状のサポーターに腕を通すだけのタイプも多くあります。サイズ感の合わないサポーターは意味をなしません。自分で測るのが難しい場合は、誰かに手伝ってもらいサイズを測りましょう。

サポーターのサイズが「小さめ」・「ふつう」・「大きめ」などと分けられている場合は、サイズの計測方法をきっちり確認して計測し、自身のサイズと合うものを選びましょう。

子どもがテニス肘を患う場合もあります。テニスなどのスポーツによるものもありますが、道路に飛び出そうになった子どもの肘を引っ張った際、腕が変に捻じれてしまい、テニス肘の症状が出た事例もあります。

子どもがテニス肘になった場合もサポーターをつけて痛みを緩和できます。しかし、大人と同じサポーターをつけていては大きすぎて効果が得られません。

子供や女性が使う場合、子ども用のものや、子どもから大人まで使えるフリーサイズのものを選び、腕に合ったサポーターを使用しましょう。フリーサイズのものだと大きくなってからも使えるのでおすすめです。

ここでは、スポーツによって異なる肘サポーターの特徴についてご紹介します。

• テニス用
  　テニスにおいては、肘にしっかりと圧迫力をかけ、専用のエルボーパッドで筋肉と関節をサポートするものがいいです。つまり、内側と外側の両方から包み込む商品がおすすめです。
• 野球用
  　野球においては、手首から肩までサポートするロングタイプがおすすめです。特に投げるピッチャーには向いています。また、右用と左用に分かれているものが多いので、事前にチェックしてください。
• バレーボール用
  　バレーボールにおいては、専用のパッドが入っているものがいいです。ダイビングしたときに衝撃を吸収し、肘をサポートしてくれます。厚めのパッドから薄めのものまでありますが、ダイビングしたときにずれにくいものを選んでください。
• ゴルフ用
  　ゴルフにおいては、クラブを大きく振るために肘に負担がかかることが多く、内側を保護できるタイプがおすすめです。店舗で実際に試してみるといいでしょう。

このように競技によって適したサポーターがあるので、購入する際にはよく選んで決めてください。

サポーターによっては痛みの軽減を目的とし、一般医療機器として販売されているサポーターもあります。圧迫するだけでは痛みが取れず悩んでいる方はぜひ試してください。

鎮痛剤などの薬は控えたい方にとっても、サポーターをつけるだけで痛みを感じにくくなるのでおすすめです。ただ、皮膚の弱い方だど痒みやかぶれに繋がる場合もあります。肌トラブルにならないように装着の際は肌状態もチェックしましょう。

テニス肘サポーターは直接肌に触れる機会が多いため、汗や皮脂が付き汚れやすくなります。テニス肘サポーターを清潔に保つには丸洗いできるなどメンテナンスがしやすいものがおすすめです。サポーターによってはパット部分にダメージを与えるため洗濯不可のものあります。

テニス肘サポーターを購入する際は、事前に洗濯表示をチェックしておきましょう。

家の近くでどこに売ってるかわからない、買いに行く手段がない方はネットで探すのがおすすめです。いつでもどこでも、必要な時に手元で商品を探して購入できます。最も多くの商品を扱っていて、かつ最も気軽に購入できるのはAmazonなどのネット通販サイトです。

家にいながら豊富な種類のサポーターを選んで、早ければ翌日には家に届きます。しかし、実際に手に取って確認ができない点や、試着ができない点がデメリットとして挙げられます。購入が心配なら実際に購入した方の口コミを見て、使い心地を確認しましょう。

また、商品の購入金額が一定以上にならないと送料がかかってしまう場合が多いです。本体料金に送料が上乗せされると、割高になってしまう場合もあります。送料無料商品を選ぶとお得です。

テニス肘を患っていながらも本格的にプレイをされている方には、専門の医療用サポーターを売っているスポーツ用品店がおすすめです。まずは病院で診てもらうのが大事ですが、その後医療用の本格的なサポーターを装着すればかなり痛みが軽減されます。

また、スポーツ用品店で販売されているサポーターは種類も豊富です。機能性に優れたものなども多く、サイズも子供用から大人用まで十分フォローされています。テニス肘を患いながらも、トレーニングや筋トレをする方をサポートする高機能サポーターも豊富です。

高性能な分金額は上がってしまいますが、現役でテニスを続けている方にはこういった本格的なサポーターを販売しているスポーツ用品店で探すのがおすすめです。

「マツモトキヨシ」・「ウエルシア」などのドラッグストアでもテニス肘用サポーターは販売されています。ドラッグストアでは本格的な医療用のサポーターが販売されているので、強い症状で悩まれている方は、病院で相談した後にこういった店舗に探しに行きましょう。

ドラッグストアでは、商品によっては試着可能な商品もあります。気になるサポーターを見つけたら、実際に自分にフィットするか確認できる点は非常に嬉しいポイントです。

また、上述した「マツモトキヨシ」や「ウエルシア」などの大型チェーン店は全国どこにでもあります。わざわざ遠くに行かなくても、家から近い店舗で購入できる点もおすすめです。

肘用サポーターの相場は1000円~3000円の商品が多く、1000円を切ると非常に安価な商品の部類です。そんな中でも、とにかくコストパフォーマンスを重視したい方は、「ダイソー」「セリア」「キャンドゥ」などの100均で探しましょう。

もちろん機能性や耐久性は他の本格的な商品と比べると大きく劣りますが、日常生活用や気休め程度には100均の商品でも十分有効活用できます。

また、サポーターにはいろいろな種類があります。どれが自分に合うのかわからず迷ってしまう方には、まずはどんなものなのか手軽にお試しできる100均の肘用サポーターは非常におすすめです。

ここではテニス肘サポーターの付け方・巻き方を「バンテリンコーワサポーターひじ専用」を例にご紹介します。

1. X字型編みが ひじの内側にくるように Vマークの方から腕を通す。
2. X字型編みの中心が ひじの屈曲部にくるように 調整する。
3. ひじを軽く曲げた状態でたるみがないように調整する。

サイズは複数展開されていますが、圧迫のしすぎには気を付けましょう。ただし、薄くて腕にぴっちりと張り付くようなインナーを着ている場合に限り、その上からテニス肘サポーターを巻いても大丈夫です。正しい付け方をして、テニス肘サポーターの効果を最大限に高めてください。

テニスサポーターに効果があるのか疑問に感じる方もいます。しかし、ある調査結果によると、テニス肘サポーターを使用した人のうち一定数は、サポーターを装着すると痛みが楽になると感じています。テニスを習慣的に行う方は、肘が痛いならひとまずサポーターを使用しましょう。

ただ、痛みが軽減するからといって肘を酷使していいわけではありません。また、当然ですが、正しい使い方をしなければ効果がありません。そういった点に留意したうえで、肘が痛い場合の選択肢の1つとしてテニス肘サポーターの活用を検討してください。

エルボースリーブは腕をそのまま通すだけで簡単に装着ができる点が魅力的な商品ですが、ただ何も気にせずつけていい商品と向きを間違えると正しい効果が得られない商品の2種類があります。

たとえば、サポーターの片側にバネが入っている商品があります。この場合は正しい向きを意識して着用しないと、サポーターとしての効果が得られません。

また、肘の内側と外側で使用されている素材が異なる商品も中にはあります。この場合も向きを気にして装着しないと正しい効果が得られないので、しっかり確認して装着しましょう。なお、こういった着用する向きが決まっている商品は、左右で柄が違うなどわかりやすく作られています。

エルボーバンドは装着する位置を間違えやすい商品です。ついつい痛む場所に直接装着してしまいがちですが、エルボーバンドを付けるのは肘より先の前腕部分です。具体的には、腕をまっすぐ伸ばした時に肘周りが膨らむと思いますが、その膨らみが最大の部分です。

この部分を圧迫すれば、テニス肘は痛みが和らぎますが、この際あまりにも強く圧迫してしまうのは危険です。強い圧迫力で長時間付けていると、腕にしびれや痛みの症状が出たり、血流が悪くなってしまう可能性があります。

エルボーバンドを装着する際は、痛みが出る位置の3~5cmほど手首よりの最も太い部分に付けましょう。そしてあまりにも強く締めすぎないようにしてください。

サポーターがない場合は、テーピングにて代用できます。巻く場所はサポーターと同じく、痛みのある場所からおよそ5cmほど、手首側に向かって巻きます。痛みが緩和されているか確認しながら、巻き方に注意しましょう。

とはいえ、まずは整形外科などの病院で治療を受けながら、早めにサポーターを用意するよう心がけてください。

その他のテニス用品は下記の記事で紹介しています。種類や選び方も合わせて紹介しているのでぜひチェックしてください。

ここまでテニス肘に適したサポーターおすすめランキング19選と口コミを紹介してきました。サポーターといっても、商品によってさまざまな特徴があります。商品の説明や口コミを参考に、自分自身に合ったサポーターを選びましょう。