市販で買えるドッグフードおすすめ26選｜安全性の高いものや獣医が勧めるものも

ドッグフードは、年齢や体型・入っている成分などによって種類が異なるので、迷う方は多いです。選び方の基準を知っておくと、アレルギーや肥満、愛犬の健康状態や好みによって、愛犬が安全に食べやすいドッグフードを簡単に探せます。

歯が発達途中の子犬・噛むのが難しい老犬には柔らかいフード・食欲がない犬には香りの強いもの・胃腸の弱い犬には消化によく腸内環境を整えるものなど、愛犬の好みに合わせて選ぶと食べやすいドッグフードに出会えます。

今回は、市販で買えるドッグフードの選び方や、おすすめ商品をランキング形式でご紹介します。対象となる犬種・年齢・健康状態を基準に選びました。愛犬が必ず食べるドッグフードを探している方は参考にしてください。また新しいタイプ類のドッグフードを与える場合も最後に載せているので、そちらもご覧ください。

せっかく食べたフードを吐いてしまう・うんちが柔らかいのは、胃腸の弱い犬の特徴です。消化吸収を上手くできないのが原因で吐き戻しや軟便が出やすくなっているため、栄養を吸収できていない場合もあります。

消化して分解されにくいものは、アレルゲンになる恐れも考えられるため、フードの見直しをしてみてください。胃腸の弱い犬には消化の良いフードを選んであげましょう。消化の良いフードを食べると、糞の量が減る場合がありますが正常です。愛犬に合ったフードを選んであげてくださいね。

こちらでは、ドラッグストアやホームセンターなど市販で販売されているドッグフードの選び方を紹介します。形状や成分など、選び方の基準を知っておくと選びやすいです。

カリカリとした食感が特徴のドライフードは、水分が少なく長期保存に向いているのがメリットです。小型犬から大型犬まで、基本的に犬種を選ばずに食べさせられます。ドライフードは、小粒から大粒まで種類があるので、愛犬に合わせて選びましょう。

高齢の愛犬や、小型犬は小粒のものを選ぶと食べやすいです。また、お湯でふやかして柔らかくして、ウェットフードにアレンジもできます。ウェットフードに比べて、価格が安いのも特徴です。

半生タイプとも呼ばれているソフトドライフードとセミモイストフードは、どんな年齢の犬にも食べさせられて便利です。ソフトドライフードは少し発酵していて、セミモイストフードは水分でしっとりしています。

ソフトドライフードもセミモイストフードもドライフードより匂いが強い場合が多いので、愛犬の食欲を引くはずです。どちらもドライタイプに比べて保存が効かないので、少量ずつ購入するなどして、傷まないように気をつけてください。

ドライフードと比べると、水分量が多いウェットフードは、食感も柔らかいのでドライフードが食べづらい愛犬にぴったりです。匂いが強いので、食欲が減退している愛犬にもおすすめです。ドライフードと比べると、価格が高く長期保存に向いていません。

顎の力が弱い高齢の愛犬や、子犬は、ウェットフードが食べやすいのでおすすめです。また、ドライフードに切り替える際や、食欲がないときのトッピングとして、ウェットフードを使う方も多いです。開封後は、期限が短いので気をつけましょう。

トイプードルなどの小型犬は口や顎の作りも小さいので、大粒のフードはあまり向いていません。噛んで飲み込むのに時間がかかるし、場合によっては気管に粒をつまらせる可能性があり、危険です。

小型犬には小型犬の小さな口腔で楽に噛み砕ける、小粒タイプのフードを与えるようにしてください。下記の記事では、小型犬におすすめのドッグフードを紹介しています。柴犬とチワワについての記事もあります。こちらもぜひご覧ください。

中型犬から大型犬は、食欲旺盛でよく食べます。しかも犬は食事をあまり噛まずに飲み込む性質があるため、小粒のフードを一度にまとめて飲み込んで細かい粒を喉に引っかけたりする可能性もあります。

大型犬には、その大きな口と食欲に見合った大粒のフードを与えるようにしましょう。大型犬向きの大粒のフードはカロリーも低めにできているので、フードを大量に食べても太り過ぎになりにくいです。

外国産のドッグフードの多くは、ペット先進国とも言われている国が作っています。安全基準が高く設けられており、安全基準をクリアしたものだけが販売されているので、成分にこだわっている方にもおすすめです。

人間が口に入れても問題ないものを基準に作っているドッグフードや、価格も国産に比べて安く作られているものが多く、コストパフォーマンスも良好です。先進国で作られているものは、日本よりも安全基準が高いものもあるので、成分表をチェックしましょう。

ペット先進国ではありませんが、日本で作られている国産のドッグフードは、成分表も日本語で記載されており、読みやすいです。安全で安心のものを自分で選ぶなら、国産のドッグフードがおすすめです。基準を自分で設けて探せるので便利です。

国産のドッグフードは、先進国のドッグフードに比べて、品質が悪いものもあります。有名メーカーの国産ドッグフードは、安全基準が高いものが多いので、初めて選ぶ方は国産の有名メーカーのものを選ぶと失敗しにくいです。

成分表を見て、入っている穀物の種類や割合も確認しておくと、健康にいいドッグフードを選びやすいです。アレルギーがある場合は、ドッグフードの成分表をチェックして、アレルギーの食物が入っていないかを確認しておきましょう。

愛犬に合わせて、安全性の高いドッグフードを選ぶのもおすすめです。涙やけやアレルギーを持っている場合、肥満が気になる愛犬など健康状態に合わせて、ドッグフードを選びましょう。

小麦やトウモロコシなどの穀類を除いて作られているのをグレインフリーといいます。穀類は、犬の消化の負担になってしまうとも言われているので、消化不良を起こしやすい場合や、穀類のアレルギーを持っている愛犬にはおすすめです。

穀類は、涙やけやアレルギーの原因にもなるので、気になる場合はグレインフリーのドッグフードに挑戦してみるのもおすすめです。

食欲が旺盛な犬に食べたいだけ食べさせると肥満になりやすい傾向があります。避妊や去勢手術をした後は、今まで通りの量でも太りやすいです。犬は人のように食事を減らすのが難しいので、ドッグフードの種類を変えてあげましょう。

太りやすい犬には低カロリーのものを、避妊や去勢手術の後はカロリーや栄養バランスを考えて作られた専用のドッグフードがおすすめです。ペキニーズは遺伝的要因により椎間板ヘルニアになりやすい犬種なので体重管理が重要、高タンパク・低脂肪・低カロリーな食事を心掛けてください。

安全性の高いドッグフードを求めるなら、無添加で作られているものがおすすめです。化学合成保存料や、防腐剤などの添加物が入っていないので、愛犬の健康をサポートしてくれます。香料や着色料などを使用していない無添加は、安全性が高く人気があります。

添加物が入っているタイプのドッグフードと比べると、価格は高いですが、愛犬のためを考えて選ぶなら重視してみてください。同じ無添加のものでも、外国産のドッグフードの方が種類も多く価格が安い傾向にあります。

ドッグフードはパッケージを開けるとすぐに、酸化が始まります。大きな袋入りのドッグフードを買って長い間与え続けると、最後は愛犬の健康に良くない食事を与えます。匂いに敏感な犬の方も食べたがらないようになるかもしれません。

このような事態を防ぐためにも、ドッグフードのパッケージは、1カ月以内に愛犬が食べ切ってしまう量が入っているサイズを目安に買うようにしましょう。

愛犬にとってベストと思えるドッグフードが見つかっても、高くて続けられなければ意味がありません。愛犬の体格や頭数によっても毎月の消費量は異なりますが、愛犬の一生を考えて長く続けられる価格であるのが大切です。

ただし安すぎるものは愛犬の健康を害する可能性がある添加物や、人が絶対に口にしない肉副産物を使用している可能性があります。量を増やすために穀物を多く使用している商品もあるので、価格だけで決めずに原材料や安全性も考えて選んでください。

犬は肉食動物なので動物性タンパク質が欠かせません。栄養バランスを考えた場合はミネラルやビタミンも必要ですが、穀物が多いと肉食の犬には負担をかけてしまいます。豊富な材料を使用していても、穀物メインのドッグフードはおすすめできません。

肉や魚をメインとして、足りない栄養を補う形で果物や野菜、穀物をプラスしているものを選びましょう。また、腸内環境を整えるには、乳酸菌・オリゴ糖・食物繊維が含まれるフードがおすすめです。パッケージに原材料や栄養素が記載されているので、購入の際チェックしてくださいね。

愛犬が健康な状態なら、毎日の食事には「総合栄養食」とパッケージに印刷されたドッグフードを与えましょう。「総合栄養食」の印刷ができるのは、ペットフード公正取引協議会が定めた栄養基準を満たしたドッグフードだけです。

「総合栄養食」と記載されたドッグフードなら、十分な栄養素がバランスよく含まれていて、そのドッグフードと水を与えるだけで、愛犬の健康を維持できます。「総合栄養食」のドッグフードにもにもさまざまな味や匂いの商品があるので、愛犬の好みに合わせましょう。

愛犬に何か健康上の問題がある場合は、愛犬をまず獣医のところへ連れて行ってください。診断の結果によっては「食事療法食」を愛犬に与えるよう指示があるかもしれません。そのときは獣医の指示に従って「食事療法食」を与えましょう。

「食事療法食」は原則として獣医のところから購入します。もしかしたらペット用品店やインターネットを通じてでも、「食事療法食」を入手可能かもしれません。

しかし愛犬の様子がおかしいからといって、安易にこれらの療法食を入手して与えないようにしましょう。返って愛犬の具合が悪くなるかもしれません。「食事療法食」は治療の一環です。

犬も年齢を重ねるにつれて健康維持に必要な成分が変わるため、ドッグフードの見直しが必要です。市販されている商品にも年齢に合わせた選択肢があるので、愛犬の年齢に合わせて選んでください。

離乳した後の成長期の子犬には、通常のドッグフードよりも高カロリー・高タンパクで消化・吸収のいいパピー用のドッグフードを与えましょう。成長期に当たる子犬の期間（小型犬なら生後10カ月・中型犬なら生後1年・大型犬なら生後1年半）は、十分な栄養が必要だからです。

下記では、子犬用のおすすめのドッグフードも紹介しています。こちらもぜひご覧ください。

子犬が成長して成犬になったら、ドッグフードもパピー用をやめ、アダルト犬用のものを与えましょう。健康上の問題がない限り、前述の「総合栄養食」に相当するドッグフードがおすすめです。

アダルト犬用にはさまざまな種類があるので、愛犬のライフスタイルに合わせて、適切なものを選びましょう。

小型犬や中型犬は10歳前後、大型犬なら7歳前後になると、シニア犬と呼ばれる年齢に達します。シニアになると体力が衰え運動量が減るので、与えるドッグフードも成犬用から低カロリー・高栄養のシニア用のものに変える必要が生じます。

噛む力も徐々に弱くなっていくので、ウェットタイプのドッグフードや、ドライタイプのドッグフードをお湯でふやかして与えるなどの工夫が必要です。

次に、数あるドッグフードの中からおすすめメーカーをいくつか紹介します。メーカーを基準にして選びたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

ロイヤルカナンは、フランスのペット用品の会社です。ロイヤルカナンのドッグフードは、粒の形や食感など犬自身の嗜好を細かいレベルまで追求すると共に、栄養面のニーズを重視しているところに特色があります。

ニュートロは、アメリカに本社があるペットフード会社で、可能な限り天然の素材を使い、栄養バランスに気を使うなどしたドッグフード・キャットフード・犬用や猫用のおやつを販売しています。「シュプレモ」「ワイルド レシピ」「ナチュラルチョイス」のシリーズが知られています。

ブッチはニュージーランドに本社があるペットフードの会社です。世界ではじめてのチルドペットフードを開発下会社として知られています。ブッチは、水分を多く含んだウェットフードを得意にしており、日本でも販売されています。

ドッグフードは犬種の特性に合わせて選びましょう。主な犬種・おすすめのドッグフードをまとめると下表のとおりです。

急にドッグフードを変えると、下痢をしたりニオイが違うので食べない場合もあります。また、食欲が旺盛な愛犬であれば気にせず食べますが、前のドッグフードと成分が違うと体がびっくりするので時間をかけて切り替えるようにしましょう。

初日から数日は、新しいドッグフードを1割に対して、今まで食べていたドッグフードを9割にするのがおすすめです。数日後に2割と、少しずつ切り替えると、体調を崩さずにドッグフードを切り替えられます。

また、ドッグフードが体質に合わない場合もがあります。この場合は今まで食べていたドッグフードで様子を見て、合わないようなら別のドッグフードを探した方がいいかもしれません。見極められないときは、動物病院で相談するのが1番です。

コスパのいいフードを求めている飼い主さんは多いです。しかし、ただ安いだけで安全性が微妙なら、コスパがいいとは思えない方が大半です。一般的にコスパがいいと思われているフード代は、1kgあたり2,000円未満のものですが、そのフードはどこに売っているのか知っていますか。

原材料・品質・バランス・コスパの良しのフードは、ホームセンターで購入できます。ホームセンターと聞くと安いイメージがありますが、安いから品質が悪いわけではありません。しかし中には悪いものがある可能性もあるので、パッケージやネットで調べるなど、見極める必要があります。

以下の記事ではホームセンターのドックフードのおすすめや、選ぶときのポイントを詳しく解説しています。品質・コスパ良しのフードを探している方は、以下のリンクから読んでみてください。

実は愛犬の体臭を軽減するドッグフードはあります。安価なドッグフードにはトウモロコシ・小麦などを原料とした質の悪いたんぱく質・脂質といった成分が含まれている場合が多いです。質の悪い成分が腸内に蓄積する事で、体臭といった形で現れます。

体臭を抑えるドッグフードの特徴は以下の通りです。

• 原材料が高品質
• グレインフリー（穀物不使用）
• 高たんぱく質
• ドライタイプ

体臭軽減を考えている場合は、ぜひチェックしてみてください。

危ないペットフードとは、危険な原料や成分が入ったものをいいます。国産だから安心・ペットショップがおすすめしているから安心など安易に考えていませんか。ペットフードを購入する際は、原材料などをしっかりとチェックするようにしてください。

添加物と呼ばれる化学合成物質の中には安全とは言えないものもあります。また、4Dミートのようなどういった動物の肉を使ったのかわからない商品も避けた方がいいです。そのほかにも消化に悪い穀物系を含んだドッグフードはアレルギーの原因にもなるので気を付けてください。

今回は、ドッグフードの選び方と人気おすすめ商品を紹介しました。愛犬は、自分でドッグフードを選べないので、飼い主が愛犬の健康状態を見て、管理をする必要があります。年齢や体質に合わせて、愛犬にぴったりのドッグフードを選んでください。