ノンアルコールワインのおすすめ20選│美味しい？まずい？どこで買える？

妊娠中・禁酒中・車の運転・アルコールが体質に合わないなど、ワインを飲みたいけれど飲めない方におすすめなのが「ノンアルコールワイン」です。お酒の雰囲気を楽しめるだけでなく、アルコールを避けながらワインの本格的な味を楽しめます。

ノンアルコールワインは、度数を必ずチェックしなければなりません。また、ワイン同様、色やテイストなどの特徴が異なります。さらに、いざ飲みたいと購入を検討しても、どこで買えるのかわからないなど、頭を抱えてしまいますよね。

そこで、今回は、ノンアルコールワインの飲み方とおすすめ商品をご紹介します。安い商品やセブンイレブンで購入可能かなど、さまざまな情報を掲載していきます。ノンアルコールワインの注意点についても詳しく記載しているので、ぜひ最後までご覧ください。

ノンアルコールワインの製造は、通常のワインからアルコールを除去するのと、初めからアルコールを生成しない方法の2種類あります。ここではそれぞれの方法を項目にわけて紹介していきます。ぜひチェックしてください。

1つ目は、通常のワインからアルコールを除去する製造方法です。アルコールの除去方法も、蒸留法・揮発性物質回収法・逆浸透法の3種類があります。なかでも一番メジャーなのが、蒸留法。元のワインの風味を落とさずに、ノンアルコールワインが作れるので有名です。

2つ目は、初めからアルコールを生成せずにつくる方法です。ワインの製造過程において、ぶどう果汁の糖分を減らして発酵を途中で止めると、アルコールが生成されません。ぶどうの風味は感じられるため、よりワインの風味を楽しめるので日本では人気の製造方法です。

アルコールが入っていないならぶどうジュースと同じではないか、と考える方も多くいます。ノンアルコールワインはワインの製造過程でアルコールを抜いたものやアルコールを発生させないように製造したものを指します。ぶどうジュースは、ぶどうを搾って作られたものです。

一見違いがないように感じてしまいますが、ワインを作る工程を必ず経て出来上がるのがノンアルコールワインです。そのため、ワインのような本格的な味を楽しめます。

ノンアルコールワインはセブンイレブン・ローソンファミマなどのコンビニ・カルディ・成城石井・エノテカなどのショップで販売されています。もちろんアマゾン・楽天・Yahoo!ショッピングなどの通販サイトでも購入できます。特に、通販サイトは気軽に購入できる価格の安いものからギフトにぴったりな高級なものまで幅広く販売されています。

ノンアルコールワインでも度数は必ず確認してください。日本では、アルコール度数が1%未満のものが「ノンアルコール」に分類されます。ノンアルコールと記載されていても0.5%などアルコールが含まれている可能性があります。

絶対にアルコールを摂りたくない・摂れない場合は「0.00%」と記載されたノンアルコールワインを選んでください。

こってりした肉料理には、赤のノンアルコールワインがおすすめです。渋みのある赤のノンアルコールワインは、油っぽい肉料理や味の濃い料理にも負けず、しっかりワインの味を楽しめます。中には、フルーティーな赤のノンアルコールワインも販売されているので、渋いのが苦手な方もぜひチェックしてください。

魚料理を楽しむなら、白のノンアルコールワインがおすすめです。辛口で酸味がすっきりした白は、カルパッチョのような魚を使用したサラダにも相性がいいです。魚料理の味付けにも注目して、コクや味わいを決めるとより美味しく飲めます。

ワインの味・風味を楽しむなら「清涼飲料水（脱アルコールワイン）」がおすすめです。通常のワインを製造した上で、アルコール成分を抜いた商品を指します。ワイン本来の渋みが残りやすく、ノンアルコールでも本格的な味を楽しめます。

飲みやすさや濃厚な果物の甘さを楽しむなら「ぶどう果汁入り」のノンアルコールワインがおすすめです。製造をするうえでアルコールを発生させないように作られたもので、全くアルコールが含まれません。ワイン本来の渋みも少なく、ぶどうジュースのように飲みやすい種類です。

体重が気になる方は「カロリー・糖質オフ」のノンアルコールワインがおすすめです。カロリーがあるアルコールが含まれない分、通常のワインよりノンアルコールワインはカロリーが低いです。カロリー・糖質オフのノンアルコールワインを選べば、さらにカロリーを抑えて飲めます。

ノンアルコールワインにも甘口・辛口などのテイストがあります。どのような料理に合わせるかはもちろん、自身の好みで選ぶのがおすすめです。辛口は酸味が強くキリッとした味わい、甘口はフルーティーで初心者でも飲みやすいです。

ぶどうの品種によってもノンアルコールワインの味わいは異なります。赤には濃厚なカベルネ・ソーヴィニョンやまろやかなメルロー、白には爽やかなソーヴィニョン・ブランやシャドルネが挙げられます。ぜひ、品種にもこだわってノンアルコールワインを選んでください。

ノンアルコールワインの作り方は、アルコールを生成させない方法と、すでにあるアルコールを取り除く方法との2種類があります。それぞれの方法について詳しく解説していきます。

ワインにアルコールが生成させない製法は複数あります。ここでは、そのなかでも代表的な方法について5つ紹介します。

• 早摘み：糖分が少ないとアルコールの生成も抑制されるため、ぶどうの糖分が少ない成熟前の時期に収穫する。
• 果汁希釈：ぶどうから得られる果汁の量を減らしたり、果汁を薄めて糖度を減らす方法。
• 酵母選び：発酵時に使う酵母を、アルコール生成の少ないものを選ぶ。
• 低温管理：発酵具合は温度によって左右されるため、発酵中の温度を低く保ち、アルコール生成量を抑制する。
• 発酵を止める ：アルコール生成量が増える前に、急冷や酵母を取り除いて発酵を途中で止める方法。

アルコールを取り除く方法は、大きく分けて3つあります。1つめは「蒸留法」と呼ばれる方法で、アルコールと他の沸点の差を利用します。ワインを一度蒸発させてから再び凝縮させ、アルコールだけ分離させて取り除きます。香り・味わいの維持のため、一般的には蒸留法の中でも「減圧蒸留法」が用いられます。

2つめの「逆浸透膜法」は、特定の物質だけを透過させる半透膜を使って、アルコールだけ分離させる方法です。アルコールと同時に水分も取り除かれるため、
後から水分を添加する必要があります。

3つめの「揮発性物質回収法 」は、タンクに入れたワインを、遠心力で香りとアルコールを分離させ揮発させます。香気成分・味わい成分などの必要な揮発成分だけガスに吸着させて回収し、アルコールを取り除いた液体の方に戻します。

未成年の方がノンアルコールワインを飲んでも法律上は問題ありません。しかし、ノンアルコールの商品を販売するメーカーは20歳以上が飲む場合を想定し、未成年者が飲むのを推奨はしていません。また、ノンアルコールと記載されていてもわずかにアルコールが含まれる場合もあるため、子供に与えるのは避けるのが無難です。

ノンアルコールワインでも酔ってしまう場合があります。「空酔い」と呼ばれる、脳がアルコールを摂取したと錯覚してしまう現象によるものです。プラシーボ効果の一種と言われており、アルコールが入っていると思いながら飲んだ場合に多い現象です。

ノンアルコールでも酔ってしまう可能性があるのを視野に入れて、適度に楽しむのがおすすめです。

「ノンアルコールワインは体に悪いのではないか」と心配している方もいますが、決してそんなことはありません。ノンアルコールなのでアルコールの摂取量を減らせる点が魅力です。一方で砂糖が含まれている商品もあるため、安心して飲みすぎると糖分を過剰に摂取してしまう点は覚えておきましょう。

「ノンアルコールワインはまずい」と思っていませんか？ワイン好きの方のなかには、ノンアルコールワインはあまり味がいいとは言えないとの考えもあります。

しかしノンアルコールワインでも本物のワインの味に極力近づけたものもあります。口コミなどを参考にして選ぶと、おいしいノンアルコールワインに出会えます。

ノンアルコールワインは、ワイン同様色や味わいで選べます。気軽に飲めるものから高級でギフトにぴったりなものまで豊富に販売されています。ぜひこちらの記事を参考に、素敵な晩酌を楽しめるノンアルコールワインを購入してください。