ドライイーストおすすめ16選！生イースト・天然酵母も紹介｜体に悪いって本当？

ドライイーストは、ふっくら仕上がるパン作りに欠かせないアイテムです。最近では、ホームベーカリーなどで、自宅で焼きたてのパンを味わう方が増えてきています。

ドライイーストは、スーパーで購入できる種類も少なく、もっと美味しいパンを焼きたいと思っている方も多いのではないでしょうか。ドライイーストのほかにも、生イースト・天然酵母などの種類があり、それぞれ種類にあった美味しいパンが焼くことができます。

そこで、本記事ではドライイーストの選び方、おすすめ16選を紹介します。賞味期限や保存方法などが種類によって違うため、ぜひチェックしておきましょう。

ドライイーストは、「体に悪い」という事実はありません。ドライイーストをイーストフードと勘違いしている方が多く、体に悪いといった情報が広がっています。

イーストフードは食品添加物の一種で、食品添加物の摂りすぎは、体にあまりよくないといわれています。そのことから、ドライイーストが体に悪いと噂が広まったようです。しかし、ドライイーストとイーストフードは種類が全く別物のため、安心して使用してください。

インスタントドライイーストは、コスパがよく初心者の方におすすめです。予備発酵の手間がいらないため、粉に直接混ぜ込んで使用できるお手軽タイプです。顆粒状のイーストで発酵力が強いため、生イーストと比べると3分の1程度の量しか使いません。

一方で、手軽に使える分劣化が早いため、開封したら早めに使い切るようにしましょう。

セミドライイーストは、長期保存ができる中級者向けです。ドライイーストと生イーストの中間程度の特徴を持ったイーストで、開封後も冷凍で1年程度もちます。また、独特なイーストの香りがしにくく、パン自体ふんわり焼きあがると人気のイーストです。

生イーストは、パン屋さんのような香りが引き立つパンが焼ける上級者向けです。ドライイーストと違い熱処理がされていません。粘土のような固形状で、ふんわりやわらかいパンを焼きたい方におすすめします。

一方で、生イースト賞味期限が冷蔵で2週間程度と短いのが難点です。冷凍保存もできないため、頻繁にパンを焼く方や1度にたくさんのパンを焼く方にぴったりです。

天然酵母は、オーガニック・無添加など体にやさしい素材にこだわる方におすすめです。果物や穀物など、自然な素材から作られていて、米粉パンなどに相性がよくておすすめです。また、素材によって、風味や香りが違うパンが作ることができます。

天然酵母は無添加で安心なので、離乳食に与えることもできます。ただし、発酵の力が弱く、発酵に時間がかかったり温度管理が難しかったり、初心者には扱いが難しいのがデメリットです。

使う頻度に合わせて、内容量や包装を選びましょう。初心者の方やたまにパンを焼く程度の方は、小分けの個包装がおすすめです。個包装タイプなら、開封後の劣化を防ぐことができます。

また、一度にたくさんのパンを焼く方やパン作りが趣味の方は、大容量タイプがおすすめです。ただし、大容量を購入する前に、個包装で味や香りを試してみるといいでしょう。

イーストは、どの種類も保存方法と賞味期限に違いがあるため、購入前に必ずチェックしておきましょう。以下で、種類別に保存方法と開封後の賞味期限の目安を紹介するので、参考にしてください。

より安心な素材を使いたい方は、国産を選びましょう。ドライイーストだけでなく、パンを作るときの小麦粉・米粉・強力粉なども、国産の良質なものを使用するのがおすすめです。国産の同士の素材は相性がよく、より美味しいパンが焼きあがります。

ドライイーストには、低糖生地用と加糖生地用があります。これはパンを作る砂糖の割合で決まるため、焼きたいパンに合わせて選びましょう。主に、加糖生地は砂糖を12％以上の菓子パン・デニッシュなどに使用します。

また、砂糖が12％以下の低糖生地は、食パン・フランスパンなどに適しています。いろいろなパンに使用したい方はオールマイティな生地もあるため、ドライイーストの生地の種類をチェックして購入しましょう。

日清の「日清スーパーカメリア」は、スーパーなどでも購入できる定番のドライイーストです。予備発酵が要らず、手軽に使えるため初心者や手軽に使いたい方に人気があります。

賞味期限も約1年ほどで扱いやすく、食パン・菓子パンなどさまざまな種類・製法に使えるためおすすめです。

パン作りで有名なのが、フランスの会社「saf-instant（サフ インスタント）」のドライイーストです。「サフ」と呼ばれていて、赤サフ・金サフ・青サフなどパンの種類や糖類の量によって商品が分かれています。

定番は赤サフで、オールマイティなパン作りに使うことができます。そのほかにも、ピザ生地用などもあるので、作るパンの種類に合わせて適切なドライイーストを選びましょう。

業務スーパーで購入できるドライイーストは、予備発酵がいらない小分けのドライイーストです。6g包装なので、食パン2斤を焼くのにちょうどいいサイズで、食パンをよく焼く方に人気があります。

ただし、業務スーパーは生イーストやセミドライイーストは取り扱っていない可能性が高いため、注意しましょう。

白神こだま酵母とドライイーストは置き換え可能です。白神こだま酵母は天然酵母にもかかわらず種起こしをしたり、予備発酵をしたりする必要ないので、一般的なインスタントドライイーストと同じような感覚で使えます。簡単にドライイーストと置き換えられ、初心者にも使いやすいのが魅力です。

ドライイーストは、スーパーの小麦粉・強力粉などが売っているコーナーに陳列されていることが多いです。スーパー以外にも、ダイソーやセリアなどの100均でも販売されています。

ただし、天然酵母や生イーストなど、ドライイースト以外は入手困難なため、通販などで購入すると便利です。

普通のドライイーストと、ホームベーカリー用と記載しているドライイーストの違いは、予備発酵の有無です。ホームベーカリー用は、予備発酵が不要で直接生地に混ぜ込んで使うことができます。

一方で、普通のドライイーストは予備発酵を必要とするパンを作るときに使用します。そのため、パンを作る際に、予備発酵が必要か不必要かをチェックして選びましょう。

ドライイーストは、ベーキングパウダーで代用可能です。ベーキングパウダーは、重曹に酸化剤を添加して作られているため、ドライイーストのように生地をふくらませることができます。

しかし、発酵の過程でふくらむ仕組みが異なるため、仕上がりがサクサクとした食感になります。そのため、固めのパンやフラットブレッドなどを作るときなどに、代用するのがおすすめです。

ドライイーストには種類があり、どんなパンを焼くかによってイーストの種類にこだわるとより美味しく焼くことができます。まず、初心者は小分けのドライイーストから試してみて、徐々に生イーストや天然酵母などを使って、食パンや米粉パンなどさまざまな種類のパンに挑戦してみてください。