電動ベッドおすすめ14選｜ニトリ・アイリスオーヤマなど人気メーカーや口コミ・評判も

電動ベッド（電動リクライニングベッド）は、頭部・膝部・高さなどの位置を電動で動かせるベッドです。電動ベッドと聞くと、病院にあるような介護用ベッドを思い浮かべる方もいますよね。しかし、最近ではアイリスオーヤマなど一般家具メーカーからも電動ベッドが販売され、デザイン性に優れたモデルもあります。

そのため、要介護の方だけでなく、足腰が悪い方は起き上がり・立ち上がりがぐっとラクになるため、一般の購入者も増えています。しかし、ニトリに電動ベッドは売ってる？マットレスはどれがいい？一人暮らしの部屋にも合うサイズはある？など不明点があり購入を迷いますよね。

そこで、この記事では電動ベッドの種類・特徴・おすすめの電動ベッドを紹介します。安い電動ベッドや、使用者の評判なども紹介するので必見です。大型家具のため、購入してから後悔しないよう、口コミも参考に事前にしっかりと確認しましょう。

電動ベッドは、電動モーター駆動でベッド全体を昇降させたり背部・脚部などベッドの一部をリクライニングさせたりできるベッドです。介護ベッドとして利用するほか、睡眠の改善・プライベートタイムの充実のため電動ベッドを導入する方も増えてきています。

介護以外の用途で使用する方向けに、最近ではサイズや機能もさまざまなものが販売されています。一人暮らしのお部屋にもちょうどいいもの、スリープテック商品とコラボし睡眠の質を分析できるものなどです。用途に合わせて機能的なベッドを選べばより快適に過ごせます。

電動ベッドのメリットは数多くあります。ベッドへの乗り降りがラクになるのはもちろん、睡眠の質を向上し健康を促進する効果も期待できます。また、眠るとき以外でも背面部をリクライニングさせればハイタイプのソファのようにも使用できます。

• 電動で昇降でき、要介護者・足腰の悪い方がベッドに座る・起き上がる動作がしやすい
• 電動リライニングによって、ベッド上でラクな体勢で読書や映画鑑賞できる
• 心拍・呼吸・睡眠時の体動などを計測し、睡眠状態がチェックできるものも
• 足の高さを上げられるので、血流が良くなり疲労回復にもつながる
• 背面部の角度を調節し、いびきを軽減できる
• 敷布団に比べ、通気性がよくカビにくい

快適な電動ベッドですが、一方でデメリットも存在します。電動モータが付いている分、価格が高く重さもかなりあるため、予算や部屋の状態によっては導入しづらい場合もあります。

• 価格が高い
• 重いため、床や畳を傷める可能性がある
• 大きいサイズの商品が少ない
• 小さな子供がいたずらする危険性
• 一体型はマットレス交換不可
• 一体型はあまり寝心地がよくない

一般用の電動ベッドは、電動モーターによって背部・脚部のリクライニング角度を自在に調節できます。一方、介護用ベッドは介護者・要介護者の体の負担を軽減するために作られており、幅が狭いのが特徴です。また、介護ベッドにはサイドレールがあり、キャスターが付いていないなどの違いもあります。

通常のシングルベッドは幅が100cm前後の物が主流です。しかし、介護用ベッドでは80cm台後半から90cm台のものも多く販売されています。介護しやすいよう少々コンパクトな設計です。そのため、大柄な方だと窮屈に感じる方も。また、マットレスのサイズも適合するかしっかりと確認しましょう。

体が大きい方や広々と使用したい方にはセミダブルタイプの電動ベッドがおすすめです。幅120cm程の製品が多く、ゆったりと使用できます。

しかしながらその分、スペースを取ってしまうのがデメリットです。部屋のスペースと相談しながら選びましょう。こちらもマットレスのサイズの確認が必要です。心配な方は専用マットレス付きのベッドをおすすめします。

1モーター式のベッドは、①高さの上下の昇降②背面の昇降③背面・膝部の昇降のいずれかが動かせるベッドが多数を占めています。背面がギャッジアップできるものは起き上がりが楽にできるので、腰痛持ちの方におすすめです。

ベッド高さが上下できるものはベッドからの立ち上がりが楽にできるため、膝が悪い方に向いています。また、高さが調節できるタイプはベッドと車椅子間の以上も楽にできるため、介助をする方の負担も軽減できます。

①高さの上下の昇降②背面の昇降の2か所、もしくは①背面の昇降②膝部の昇降の2か所を動かせるベッドを2モーター式のベッドと呼びます。1モーター式のベッドだと、2か所が動かせるタイプ（背面と膝部）は各部が連動します。

背面を上げると膝部が上がってくるので、細かな調整ができません。しかしながら、2モーター式だと2か所を独立して動かせます。各部の高さを自身の体に合わせられ、介護用電動ベッドの中でもポピュラーな仕様です。

4モーター式のベッドは、3モーター式の機能に加え、頭の角度を調節できたり、ベッド全体の角度を調節できるなどさまざまな機能があります。より細かな調整が可能で、身体をほとんど動かせない状態の方にもおすすめです。

また、自動体位変換機能が付いたベッドもあります。（同機能付きのマットレスについては後述します。）ベッド左右の高さが定時で変わり、床ずれの予防に効果的です。介護度の高い方の使用に適しており、介助者の負担も軽減されます。

通常のベッドに比べて重そうに見える電動ベッドは、和室などに設置を考えている方は心配になってしまいますね。通販サイトで販売されている電動ベッドは10kg少々の物が多く出回っているようです。しかし、製品によっては80kgを超える場合もあります。

沈み込んだり傷が付くのが嫌な方は、脚部分の下に板などをかませる方もいるようです。安全面を考えると自身での判断は危険なので、事前にメーカーに確認するか、設置業者に相談するといいでしょう。

ひと昔前は高額な製品が多かった電動ベッドですが、最近ではリーズナブルなモデルも多数販売されています。5万円以下のモデルは1モーター式が多いのも特徴です。

また、折り畳み式などの簡易的な電動ベッドも多数販売されています。5万円以下でも機能性やデザイン性に優れたモデルも出回っており、電動ベッドを試しに使用してみたい方にもおすすめです。

10万円前後のモデルの機能はさまざまです。宮棚付きの製品や、中には音声に反応して動かせるベッドもあります。付属のマットレスやベッド自体の造りがしっかりとしたモデルが多いです。

仕様としては1モーター式か2モーター式のベッドが多く出回っている印象です。介護用としてはもちろん、普段使いとしても快適に使用できるベッドを探している方におすすめします。

10万円以上の製品は多様なモデルが販売されています。介護目的で使用する場合には、可能であればこの価格帯のモデルがおすすめです。

理由として、身体状況が低下した場合（寝たきりになった場合など）に買い替えが必要になる場合があるためです。そのため、長期の療養生活が見込まれる場合はある程度のスペックの製品を購入することをおすすめします。

電動ベッドは高価な買い物になるため、介護保険のレンタルもおすすめです。実際に要介護者の多くが電動ベッドをレンタルで使用しています。自身の身体状況に合わなければ返却し、別のベッドに変更できるためです。価格も月々千円台～利用できます。

しかしながら、貸し出されるベッドは新品ではないことも多く、衛生面などが気になる方には購入をおすすめします。

自力で体を動かせない方は床ずれのリスクがあります。そのため、寝返りを打たせたりクッションを挟んだりして予防するのが一般的です。しかし、数時間おきに体位変換をしなければならず、要介護者、介護者共に身体的な負担になります。

そこでおすすめなのが、自動体位変換式のマットレスです。主流はエアマットとなっており、中の空気圧を自動的に変換することで床ずれの予防ができます。

最近では折り畳み式の電動ベッドも多数販売されています。コンパクトに収納でき、掃除がしやすいです。

キャスター付きの仕様が多く移動も簡単にできます。部屋が狭い方はもちろん、一人暮らしや、高齢のご家族が自宅に泊まることがある、といった方にもおすすめです。シンプルな造りのため、ベッド上で過ごす事が多い方は通常の電動ベッドの方がいいでしょう。

レンタルの介護用電動ベッドには宮棚が付いていないものが多いです。しかしながら、通販サイトなどでは宮棚付きのモデルも多く出回っています。

ちょっとした物を置くのはもちろん、コンセント付きのタイプは携帯電話の充電もできます。また、宮棚にライトのついた製品も販売されており、常夜灯として使用するのもおすすめです。

足腰の弱い方はベッド柵の有無もチェックしましょう。介護用電動ベッドであればベッド柵がセットになっているものも多く、つかまって立ち上がりがしやすくなります。製品によってはつかみやすいL字の柵に付け替えられるものもあります。

また、福祉用具の中には置き型の手すりも販売されています。ベッド脇に置くだけで簡単につかまる場所ができるのがメリットです。

安い電動ベッドを購入したい方は、非課税対象のものを検討してみましょう。厚生労働省が定めた介護ベッドの規格どおりに作られているタイプであれば、消費税がかかりません。そのぶん価格も安くなるためおすすめです。

ニトリの電動ベッドは口コミも良好で大変人気があります。シンプルなデザインはどんな部屋にも合わせやすいです。マットレスがセットになっている電動ベッドが多く、設置後すぐに使用できるのも嬉しいポイントです。

価格は3万円台の折り畳み電動ベッドから、18万円程の価格のものまでさまざまです。使用者に合わせたモデルを選びましょう。

フランスベッドからも電動ベッドが販売されています。価格は10万円台のモデルから70万円を超えるモデル「グランマックスプレミアム」などもあり、高級ベッドブランドならではの質のいい電動ベッドが揃います。

ダブルサイズの電動ベッドもあり、広々と使用したい方におすすめです。寝心地などを試してみたい方は介護保険のレンタルをしてから購入を検討するのもいいでしょう。

パラマウントベッドは、福祉用具のレンタルでも人気のあるブランドです。長年医療・介護用ベッドを手掛けてきただけあり、ベッド上で安楽に過ごせる製品が多いです。

人気モデルの「Active Sleep BED(アクティブスリープベッド）」は一般の方にもおすすめします。細かな部分の角度が調節でき、不眠などに悩んでいる方に適したモデルです。

人気家具メーカーのアイリスオーヤマからも、電動ベッドが販売されています。リーズナブルなモデルが多く、購入しやすいのも魅力です。安いのに機能性に優れており、折り畳みタイプやキャスター付きのモデルが多く出回っています。

マットレスは高反発タイプと低反発タイプ、コイルタイプの物があり、自身の好みで選べます。

あまり知られていませんが、シモンズでも電動ベッドの取り扱いがあります。高級ベッドブランドとして知られるだけあり、価格は20万円台から100万円を超えるものまで販売されています。

少々高価ではありますが、付属のマットレスは上質なのでベッド上で快適に過ごせます。見た目にも高級感があり、長く使えるハイグレードな製品を探している方におすすめです。

家電量販店のヤマダ電機でも2モーター電動ベッドフレーム「アシステック」を販売しています。特徴は音声操作ができる点です。音声コントロールは12パターンで「頭をあげて」「脚をさげて」「止めて」「フラットにして」などです。

音声コントロールのひとつ「いびき防止ポジション」は、頭を少し上げてキープするため、呼吸が楽な角度に調整できます。コントローラーにはQi・USBポートを備え、コンパクトなワイヤレスリモコンも付属しています。

電動ベッドで使用する専用のマットレスは2種類です。「スプリングコイルマットレス」と「ノンコイルマットレス」があります。

電動ベッドのマットレスに最適なのは、ウレタンフォームを使用したノンコイルマットレスです。中でもモーターで曲がりやすい10～15cmほどの厚みのあるウレタンマットレスを選びましょう。

介護度が高く、ほぼベッド上で過ごしている方には耐圧分散性が高く、ある程度の反発力が必要になるため、エアマットが推奨されています。低反発性マットレスは、思うように動けない方の場合、沈み込んだまま寝返りが打てず、そのままの状態で接した肌が蒸されて状態が悪くなる恐れがあるためおすすめできません。

ベッド上で過ごす事が多い方には、サイドテーブルがあるものがおすすめです。ベッドに差し込むようにしてセットすることで、背面を上げた時に普通の机のように使用できます。ベッド上で食事をとるのにも使えます。

キャスター付きの物が多く出回っており、腕の力だけで簡単に移動させられます。介護目的での使用でない方にもサイドテーブルはおすすめです。小型や丸型のお洒落なデザインの物も販売されており、ちょっと飲み物などを置いてくつろぐのもいいでしょう。

今回は電動ベッドについて紹介してきましたが、いかがでしたか。電動ベッドにはさまざまな種類があることが分かりました。大型家具のため、購入してから後悔しないようにしたいものですね。紹介したポイントを参考にして、ぜひ使用する方に合った電動ベッドを購入してください。