東京でICL手術ができる病院14選!費用や失敗しない名医の選び方を解説
「東京でICL(眼内コンタクトレンズ)手術を受けられるおすすめの病院が知りたい」 そんな方へ、この記事では東京のICL手術ができる病院を14選紹介!ICL手術で失敗しないための名医の選び方やICLとレーシックの違い、ICLにかかる費用、失明のリスクなどについても解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
2024/03/09 更新
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▼全国のICLエキスパートインストラクターが在籍する病院
病院名 | 所在地 | 有資格者 |
アイクリニック東京 | 東京都 | 北澤世志博 院長 |
ふくおか眼科クリニック中野 | 福岡佐知子 院長 | |
山王病院アイセンター | 清水公也 院長 | |
南青山アイクリニック東京 | 三木 恵美子 副院長 | |
めじろ安田眼科 | 安田 明弘 院長 | |
代官山アイクリニック | 五十嵐章史 院長 | |
宮田眼科 東京 | 神谷和孝 医師 | |
先進会眼科 名古屋 | 愛知県 | 市川一夫 医師 |
中京眼科 | ||
名古屋アイクリニック | 中村友昭 院長 小島隆司 医師 |
|
フジモト眼科 | 大阪府 | 藤本可芳子 院長 |
眼科こがクリニック | 熊本県 | 古賀貴久 院長 |
※ クリックすると記事内の各病院紹介へ飛びます
どこの病院でICL手術を受けるか決めるうえでは、術後のサポートの内容をチェックすることも重要です。なぜなら、術後にレンズのサイズや度数が合わず再手術が必要となるケースが実際にあるからです。また、アフターサポートの内容や期間は病院によってさまざまで、手術にかかる費用のみで病院を決めてしまうと、のちに「再手術代や追加でかかった費用を考えると、手術費用は少し高いけどあっちの病院の方がお得だった」なんてこともあるかもしれません。
▼この記事で紹介している病院のアフターサポートの一例
病院名 | 手術費用とアフターサポートの内容 |
アイクリニック東京 (東京都千代田区) |
手術代:730,000円 術後検診の無料期間:3年間 再手術の無料期間:3年間 |
品川近視クリニック 東京院 (東京都千代田区) |
手術代:460,000円 術後検診の無料期間:3年間 再手術の無料期間:3年間 |
山王病院アイセンター (東京都港区) |
手術代:770,000円 術後検診の無料期間:ー 再手術の無料期間:ー |
南青山アイクリニック東京 (東京都港区) |
手術代:730,000円 術後検診の無料期間:3ヶ月間 再手術の無料期間:ー |
かきのき眼科 (東京都品川区) |
手術代:730,000円 術後検診の無料期間:3ヶ月間 再手術の無料期間:ー |
新宿近視クリニック (東京都新宿区) |
手術代:460,000円 術後検診の無料期間:1年間 再手術の無料期間:3年間 |
ふくおか眼科クリニック中野 (東京都中野区) |
手術代:693,000円 術後検診の無料期間:6ヶ月間 再手術の無料期間:レンズ入れ替えは6ヶ月間、位置修正は3年間 |
先進会眼科 東京 (東京都新宿区) |
手術代:460,000円 術後検診の無料期間:3ヶ月間 再手術の無料期間:1年間 |
めじろ安田眼科 (東京都豊島区) |
手術代:680,000円 術後検診の無料期間:3ヶ月間 再手術の無料期間:ー |
代官山アイクリニック (東京都渋谷区) |
手術代:770,000円 術後検診の無料期間:3ヶ月間 再手術の無料期間:3年間 |
近視ケアクリニック渋谷 (東京都渋谷区) |
手術代:600,000円 術後検診の無料期間:ー 再手術の無料期間:ー |
武蔵小金井さくら眼科 (東京都小金井市) |
手術代:660,000円 術後検診の無料期間:ー 再手術の無料期間:ー |
中原眼科 (東京都町田市) |
手術代:631,540円 術後検診の無料期間:ー 再手術の無料期間:ー |
保谷伊藤眼科 (東京都西東京市) |
手術代:660,000円 術後検診の無料期間:ー 再手術の無料期間:ー |
※ 費用は乱視なしの場合。公式サイトに記載がない場合は「ー」と表記
※ クリックすると記事内の各病院紹介へ飛びます
例えば、この記事で紹介している病院の中で、手術にかかる費用に対してアフターサポート(術後検診・再手術の無料期間)が最も手厚いのは「品川近視クリニック 東京院」となるわけです。
ICL手術を受けるうえで、病院の手術実績(=症例数)を確認するのもとても大切です。病院によっては、ホームページで症例数を公表している場合もあります。また、病院自体の手術実績のほかに、執刀医の経歴なども見ておくとなお安心です。この記事では、東京都内でICL手術が受けられる14の病院が各ホームページで公表している症例数を下記のように表でまとめ、随時更新しています。
▼この記事で紹介している各病院が公表している症例実績(最終更新日:2024年2月)
病院名 | 公表している症例実績 |
アイクリニック東京 (東京都千代田区) |
20,337件 (2024年2月時点) |
品川近視クリニック 東京院 (東京都千代田区) |
36,660件 (2011年7月〜2024年1月) |
山王病院アイセンター (東京都港区) |
ー |
南青山アイクリニック東京 (東京都港区) |
ー |
かきのき眼科 (東京都品川区) |
ー |
新宿近視クリニック (東京都新宿区) |
17,088件 (2023年3月31日時点) |
ふくおか眼科クリニック中野 (東京都中野区) |
ー |
先進会眼科 東京 (東京都新宿区) |
13,460件 (2002年11月1日〜2023年3月31日※1) |
めじろ安田眼科 (東京都豊島区) |
ー |
代官山アイクリニック (東京都渋谷区) |
ー |
近視ケアクリニック渋谷 (東京都渋谷区) |
ー |
武蔵小金井さくら眼科 (東京都小金井市) |
ー |
中原眼科 (東京都町田市) |
132件 (2021年5月〜2023年4月※2) |
保谷伊藤眼科 (東京都西東京市) |
ー |
※ 公式サイトに記載がない場合は「ー」と表記
※ クリックすると記事内の各病院紹介へ飛びます
※1 先進会眼科全体の実績(公式サイトを参照)
※2 近視レンズ関連手術の実績(公式サイトを参照)
▼アイクリニック東京の特徴
ICL手術のエキスパートが集まる日本初のICL専門クリニック
アイクリニック東京は、日本で初めてICL専門の眼科クリニックとして2019年に会員しました。アイクリニック東京には、国内ではまだ12名(当サイト調べ)しか認定されていない「ICLエキスパートインストラクター」が3名在籍し、これらの資格を持つ執刀医が必ず手術を担当します。また、執刀医と診察医をそれぞれ指名できる点も他の病院にないアイクリニック東京の特徴の一つです。
近視の強さに関わらず一律の手術費用
アイクリニック東京の特徴の一つに、近視の度数に関わらず一律の費用を設定している料金形態が挙げられます。多くの病院が、「軽度〜中程度近視にかかる費用」と「強度近視の費用」を分けて料金設定をする一方、アイクリニック東京は近視の強さに関わらず一律の料金設定です。そのため、強度近視の方であるほど他院よりも費用が抑えられる可能性があります。
術後3年間は「レンズ入れ替え」「レンズ取り出し」「術後検診」がすべて無料
アイクリニック東京では、術後3年間は術後検診の診察代、レンズの度数やサイズ交換、万が一のレンズ抜去費用がすべて無料(手術費用に含まれている)になります。手術後3年目以降は、レンズ入れ替えの場合、通常費用の半額で受けられ、万が一白内障にかかった場合、白内障手術に伴うICLレンズの抜去費用は無料になります。
▼アイクリニック東京 サピアタワーの先生はこんな人
アイクリニック東京の北澤世志博院長は、日本国内に12名しかいない「ICLエキスパートインストラクター」の資格を持つ日本眼科学会認定の眼科専門医です。また、北澤院長は、日本国内のICLの普及と確立を目的に設立された「ICL研究会」の9人の世話人のうちの一人としても活動しています。1990年に東京医科歯科大学医学部眼科に入局し、旧神戸神奈川アイクリニックの診療部長、医療法人ひかり会パーク病院の眼科部長などを経て、2019年よりアイクリニック東京の執刀責任者を務めています。
▼南青山アイクリニックの特徴
南青山アイクリニックは、1997年に眼科専門医により本格的な屈折矯正手術専門施設として開院しました。角膜の専門医から、ドライアイの起きにくい治療機器で精度の高いレーシック手術を受けられます。一般眼科保険診療では広範囲の眼科疾患に対応しています。角結膜疾患やコンタクトレンズのほか、白内障や緑内障、網膜疾患など専門医を招いて診療を行っています。患者の54%はご友人、眼科医からの紹介というクリニックです。レーシック以外にも新しいレーザー手術RelExSMILE(リレックススマイル)や眼内レンズを用いた白内障手術など、さまざまな治療を行っています。
▼南青山アイクリニックの先生はこんな人
南青山アイクリニックの戸田郁子院長は、開院当時から院長を務めるレーザー屈折矯正手術の専門家です。レーシック手術の症例数は、60,565件(2023年6月時点)にのぼり、現在では日本全国におけるレーシックの安全性の確立のために発足された「安心LASIKネットワーク」の代表も務めている先生です。
▼ふくおか眼科クリニック中野の特徴
17年間眼科医療の最前線で執刀してきた実績のある院長
院長の福岡佐知子先生は、国内で10名のみが認定された「ICLエキスパートインストラクター」の一人であり、正真正銘のICLの専門家です。レーシックに関しても、国内で3名のみしかいないVISIX社製のレーザーによる「レーシック・インストラクター」の一人であり、どちらも新しく始める眼科医に技術指導をする立場のドクターのため、安心して施術を任せられます。
院長とスタッフが総力を上げて治療を行う「チーム医療」
実績ある院長に加え、院長と長年チーム医療を行ってきた視能訓練士や看護師が在籍。受付から検査、手術までそれぞれのスタッフが連携し、少しでも患者の不安が軽減するように心がけられています。また、2022年1月に新設された病院のため院内がとても綺麗です。
術後の保証内容が充実している
術後半年間は、定期検診代、レンズの入れ替え手術代が無料です。また、レンズの位置修正に関しては術後3年間無料で実施しています。
▼ふくおか眼科クリニック中野の先生はこんな人
福岡佐知子院長は、日本国内に12名しかいない「ICLエキスパートインストラクター」の資格を持つ日本眼科学会認定の眼科専門医です。また、日本国内のICLの普及と確立を目的に設立された「ICL研究会」の9人の世話人のうちの一人としても活動しています。姫路聖マリア病院、多根記念眼科病院の部長を経て、2022年1月にふくおか眼科クリニック中野を開院し、院長を務めています。
レーシック手術は、眼科専門医であれば特別な資格を必要とせず施術を行うことができますが、ICL手術は眼科専門医であると同時に、「ICL認定医」という資格を持っている医師しか施術することができません。厚生労働省の「令和2(2020)年医師・歯科医師・薬剤師統計の概況」によると、日本全国の眼科医は13,639人とされ、そのうち「ICL認定医」の数は明確なデータはありませんが2021年時点では250名前後と言われています。
つまり、日本全国の眼科医のうち、ICL手術を実施できる医師はわずか1.8%になります。なぜ、ICL手術に関してここまで厳格な認定医制度が設けられたかというと、過去に起きたレーシック手術による集団感染事件が影響しています。これは、2008年から2009年の間に東京都中央区「銀座眼科」で起きた、67名もの被害者を出した大規模医療ミスで、この集団感染の原因の一つとして、「元院長が経営効率や営利を重視し手術器具の滅菌をしなかったり、角膜を切開するブレードを使い回したりと基本的な衛生管理を怠ったままレーシック手術を実施していたことによるもの」と言われています。こういったレーシックで起きた悪い過去を繰り返さないために、ICL手術は厳しい認定医プロセスを経た、有資格者しか実施することができないようになっているのです。
レーシックとICLは、矯正できる度数の対象が違います。日本眼科学会が作成する「屈折矯正手術のガイドライン」によれば、レーシック手術が対象とする矯正量の限度は原則6Dとなっています。しかし、近視矯正の場合のみ、患者への十分な説明と納得があるかつ、手術を実施するのに十分な角膜厚があれば-10Dまで実施が可能です。一方、ICLが対象とするのは6D以上の近視で、-3D以上-6D未満の中等度近視と-15D以上の最強度近視には「慎重に対応する」と書かれています。
つまり、基本的にはレーシックは軽度〜中程度近視を対象とし、ICLは強度近視を対象としているため、対象となる矯正量が違うのです。
▼近視の一般的な分類
- 軽度近視(近視度数:−0.5D〜−3D)
- 中等度近視(近視度数:−3.25D〜−6D)
- 強度近視(近視度数:−6.25D〜−10D)
- 最強度近視(近視度数:−10.25D以上)