バイク用タンデムベルトおすすめ15選｜彼女・子供にも【法律・車検はOK？】

バイク用のタンデムベルトは後ろに乗る人が乗り慣れてない場合や、密着して運転するのが苦手な人におすすめのアイテムで、お互い無理な姿勢や力を必要とせずに乗車できます。

お子さんや彼女を初めてバイクの後ろに乗せる場合は不安になるものです。しかし、適切なタンデムベルトを使用すれば、運転する本人と同乗者がお互いに安心できます。

今回はおすすめのバイク用のタンデムベルト15選の紹介に加えて、法律についてや子どもの年齢に合わせた選び方を解説していきます。彼女と乗るときの注意点にも触れるので、タンデムベルトの購入を検討している方やどの商品を選べばいいか迷っている方は、ぜひ最後までご覧ください。

純正パーツでもタンデム時に後ろに乗る人の握り手やステップなど用意されていますが、純正パーツ以外で非正規品のタンデムベルトを握り手として活用するのも可能です。

たとえ非正規品であっても、条件さえクリアすれば車検を通せて、使用上問題ありません。純正よりも使いやすく子供でも2人乗りできるようになります。

タンデムベルトやタンデムステップは車検時には必須です。それはバイクを安全に走行するための条件を満たす必要があるからです。しかし、必ず純正品である必要はありません。

たとえ純正品のものでなくても、構造が大きく変わらなければ車検を通せます。ただし、基準と大きく異なる場合には、構造等変更検査を受ける必要があります。

まずタンデムベルトを選ぶときに気を付けたいポイントはサイズです。サイズが適切なものでないとたいへん危険です。

よほどのことがない限り、ベルトからズレるケースはないかもしれません。しかし、子供は寝てしまったりぐずったりする可能性があるので、荷重移動が難しくなります。そのため、子供の身体に合わせたタンデムベルトを選ぶ必要があります。

バイクに子供を乗せての長時間の運転やアクセル・ブレーキなどの操作は運転者だけでなく、同乗者の体力を消耗させます。そのため、クッション性があるものにしておくのをおすすめします。

クッション性の高いものにしておくと、身体にかかる負担を分散させ、疲れにくくなります。また、ベルトの締め過ぎなどの痛みも和らげるのが可能です。

子供の体質にもよりますが、体温が高めの子供や汗をかきやすい子供はあせもなど心配ですよね。タンデムベルトの裏地がメッシュ素材や冷感素材になっているものがあります。

メッシュ素材は、裏地に凹凸ができて熱気が逃げやすくなっていて汗をかきにくくなっています。もし夏場にバイクで出かける場合や汗っかきの子供にはメッシュ素材がおすすめです。

タンデムベルトの中には、リュックの中にベルトを収納できるものやタンデムベルト自体を小さくできるものもあります。

収納しやすいものを持っておけば、バイクから降りて手早く買い物をしたり目的地に向かったりできます。荷物を少しでも少なくしたいと考えている人は、収納しやさも考慮して選んでください。

ベルト＆リュック式バイク用タンデムベルトは、運転手側がベルトで子供側がリュックを背負っているタイプです。大体、子供が6歳から12歳くらいの体格に向いています。

運転をする人がベルトを装着するため運転しやすいのが特徴で、結果的に事故も起こりにくくなります。安心して2人乗りをしながらも、バイクの乗り降りのしやすさを求める方におすすめの形式です。

リュック＆リュック式バイク用タンデムベルトは、運転手側と子供側両方、リュックを背負って乗るタイプです。このタイプも6歳くらいから12歳の子供に向いています。

ベルト＆リュック式とは異なりお互いがリュックでしっかり固定されるため、子供が寝てしまっても使用できます。ただし、子供の重心移動も重要になってくるので、慣れないと運転がしにくいタイプです。

ベルト＆ベルト式バイク用タンデムベルトは、運転手側と子供側両方がベルトのみのタイプです。大体3〜12歳くらいの子供に向いており、後ろではなくお腹の前に乗せるときに使用します。長さの調整をするのは簡単ですが種類が限られているため、選択肢が少ないのはデメリットです。

取っ手式バイク用タンデムベルトは、運転手側はベルトで子供側はベルトについている取っ手につかまるタイプです。大人と乗り方が変わらないので、ある程度大きくなった子供に使用することをおすすめします。

取っ手式の場合、子供自身が荷重移動のコツを分かっていると楽に運転できます。子供が寝てしまうと危ないといったデメリットがありますが、乗り降りが楽にできる点はメリットです。

ここまでバイク用タンデムベルトを紹介してきましたが、ベルトだけでなくステップも注意する必要があります。なぜなら、ステップも2人乗りするときは非常に重要だからです。

運転する前に乗車してみて、子供の足がタンデムステップに足がつかないようであれば危険なので、そのときは残念ですがタンデム走行を断念してください。

大人用のタンデムベルトは幅で選ぶのがおすすめです。特に、大人向けであれば6～10cm程度が、十分なゆとりもあるため使いやすいです。さらに、調節ができる金具付きがあれば、しっかりと固定もでき、安全性も向上します。

Daytonaは、オートバイのアフターパーツ全般のアイテムを企画や販売をしているメーカー。その中でもタンデムベルトは評判がいいものも多く、値段も手頃な特徴があります。1972年に設立された会社で、商品の開発や改善などにも力を入れているため、安心して購入・使用できます。

TANDEM RIDERSは、バイク用タンデムベルトのみを製造販売しているメーカー。雑誌に何度も掲載されるなど、ライダーからも注目されています。

ベルト位置を調整できる珍しい構造が採用されており、子供側の胴ベルトを3ポジションから調整できるようになっています。体格差やバイクの形状の違いに影響なく乗車できるメリットがあります。

Phoenixのバイク用タンデムベルトは高コスパが魅力です。運転手側はベルト・子供側がリュックとシンプルな作りながら、丈夫なオックスフォード生地を使用しているので安心して使用できます。快適性とコストパフォーマンスを重視する方におすすめです。

バイクにはシートベルトがついていないので、2人乗りのときに事故に遭うと運転者だけでなく同乗者も死傷してしまう可能性があります。そのため、いつも安全運転に気を付けるのはもちろん、タンデムベルトも安心できるものを選ばないといけません。

ただ運転者と同乗者を固定すればいいわけではありません。子供が寝てしまう可能性もあるので、慣れてくるまで長距離のツーリングなどは控え、早めに休憩をするなど工夫をしてください。

タンデムを始めたばかりのころは、彼女がバイクの2人乗りをどう思っているか実際にはわかりません。口では「一緒に乗ってみたい」と言ってくれるものの実際には嫌なのかもしれません。

そのため、目的地はなるべく30分以内のカフェなどにしておき、徐々にツーリングなどを楽しむようにしましょう。

バイクに乗る際は事故の可能性もある上に日焼けもしてしまうため、肌をなるべく露出しない服装にしてもらいましょう。せっかくのお出掛けなので可愛く着飾りたいかもしれませんが、バイクの危険性や注意点をしっかりと説明して、お互い楽しいドライブになるよう心掛けてください。

運転に自信があったとしても、彼女のヘルメットはフルフェイス一択です。バイクのタンデム走行は、自分だけでなく同乗者の命も自分が預かっていると思ってください。しっかりした対応をしていれば彼女も納得してくれますし、実際フルフェイスは包まれている安心感があります。

フルフェイスのヘルメットを装着していると、バイクの運転中はなかなか会話ができません。しかし、ドライブ中に突然体調が悪くなる可能性もあり得ます。

そんな時に、肩を叩くとか背中を突くなどの合図を決めておき、合図があったときには休憩をするようにしておくと彼女も安心できます。はじめて後ろに乗るときは不安だらけなので、あらかじめ合図を決めていればお互いに安心です。

フルフェイスのヘルメットをしていても、インカムがあるとバイクの運転中も会話できるので便利です。ただし、会話に夢中になり過ぎて運転がおろそかにならないように気を付けてください。バイクのタンデムに限りませんが、一緒に何かを共有するのは感動が倍増します。

平成17年から125cc超のバイクであれば2人乗りでの高速道路の通行が可能になっています。とはいえ、高速道路はリスクが高いので、なるべく車で目的地に行くのも検討してみてください。

大型バイクに乗っていると一般道路ではパワーを持て余してしまいますが、安全のためと思って割り切るようにしましょう。

バイク用のタンデムベルトがあると同乗者に「掴まりやすくなった」と思ってくれるので、2人乗りをする機会が増えます。また、安全運転を意識するきっかけになる場合もあります。運転者の人も安心感や安定感を得ることができますので、検討している方は、本記事を参考にいい商品を探してみてください。