スーパーで揃える非常食のおすすめ16選｜備蓄食料になるものや日持ちする食べ物は？

地震や洪水などの自然災害はいつ起こるかわからないので、日ごろから非常食になるものを準備しておくのが大切です。災害時にはライフラインが停止し、スーパーマーケットやコンビニエンスストアの在庫がなくなってしまうケースも想定されます。

しかし、どういったものを備えればいいのか悩むという方も多いです。また、「買った後のチェックを怠り、いつのまにか消費期限が切れてしまった」といった声も多く、コスパのいい日持ちする食べ物を選ぶ必要があります。また、大人だけでなく子供も喜ぶ非常食になるお菓子を準備しておくのも重要です。

そこで、スーパーで揃える非常食の量の目安や選び方・保存食や備蓄食料について詳しく解説します。また常温で食べられるものを含むおすすめの非常食14選も厳選してご紹介するので、ぜひ目を通してください。

非常食は最低3日〜1週間分・家族人数分を備蓄するのが望ましいとされています。農林水産省の「災害時に備えた食品ストックガイド」を参照すると、災害時のライフライン復旧には1週間以上要するケースがあるためです。

また、物流の停止によってスーパーマーケットやコンビニエンスストアでも在庫不足が深刻化するケースもあります。地域によっては目安より多めに備えておくのが大切です。避難所での災害支援物資には選択肢がなかったりアレルギー対応していなかったりするので、その点も踏まえて準備しておきましょう。

非常食を選ぶ上で、おいしいものを選ぶが大切です。事前に備蓄をするのであれば、わざわざまずい食べ物を準備する必要はありません。自分や家族が食べたくなる非常食を準備しておきます。普段食べなれている味や食べ物があれば、非常時でのメンタル面の安定にもつながります。

ローリングストックの目安は6ヶ月ほどかそれ以上もつものです。最初から非常食として販売されている商品にはそれぞれ3年・5年などの賞味期限がありますが、常温で5年以上保存できるものがおすすめです。

賞味期限が早いと気づいたときには期限が過ぎていて、無駄になってしまったケースも多々あります。以下で説明するローリングストックも併用しながら、効率的に備えていきましょう。

ポイント

• 賞味期限が6ヶ月以上ある
• 常温保存ができる
• 調理が短時間で済む、もしくは不要

お菓子や缶詰などは、ローリングストックがおすすめです。ローリングストックとは、食べた分を新しく買い足せば常に一定の食料品を家に備蓄しておく方法を指します。

ローリングストックを行うにあたって、定期的に賞味期限が切れていないかどうかの確認をしてください。この方法を習慣づければ、消費期限切れを防げるので効率的に備えができます。

水は飲み水だけでなく生活水としても調理用としても必要不可欠です。薬を飲むときにも絶対に必要なので、必ず準備しておきます。大人1人につき飲み水だけで2～3Lが目安です。業務スーパーやネットスーパーでまとめ買いしておけば、大量に安く購入できます。

非常食としてよく見かける、アルファ米やインスタントおにぎりもおすすめです。アルファ米とは、一度炊いたお米を乾燥させたものです。水やお湯を加えるだけで食べられるのが最大の特徴です。水だけで作れるインスタントおにぎりも咀嚼すれば満腹感も得られるので非常食に向いています。

防災備蓄用の長期保存ができるパンや乾パンも非常食に向いています。最大のメリットは、食べきりのものであれば後始末がしやすい点です。非常時にはゴミを最低限にするのが大切になります。また、お水でふやかして食べればおなかも膨らむので重宝する食材です。

お湯を使ってあたたかい食事がとれる状況であれば、インスタント・レトルト・フリーズ食品がおすすめです。カレー・ラーメン・ピラフなど種類も非常に豊富なので、非常食のバリエーションが広がります。ライフラインがストップすると食べられない商品も多いので、他の非常食とセットで備蓄しておきましょう。

調理不要な非常食としておすすめなのが缶詰です。缶詰は日持ちする食べ物であると同時に、調理せずに食べられるものです。非常食としてストックしておくと、ライフラインがストップしていてもおいしく食べられるうえに、真空保存なので長期保存が可能になっています。

他の非常食と比べて比較的価格が高いものが多いですが、お肉やお魚などがとれる栄養食なので非常時の栄養補給に最適です。

栄養補助やお子さんの気分転換のためには、非常食になるお菓子も大切な非常食です。普段から食べ慣れていて、手軽に食べられるお菓子が適しています。ローリングストック法を用いて小まめに循環させましょう。 疲れたときに必要な糖分も摂取できるので、ドロップやチョコレートなどは重宝します。

災害時に手っ取り早く栄養を摂取したいのであれば、野菜ジュースが最適です。災害時には野菜をそのまま摂取したり栄養をバランスよく取るのは難しかったりするため、手軽に備蓄できる野菜ジュースは大活躍します。栄養素をしっかり摂りたい子どもにも適しています。

災害時の環境に慣れている人はいないので、実際には食欲が湧かないケースも想定されます。どこでも売っているカロリーメイトやスナックバーなどの栄養補助食品であれば、手軽に食べられて少量でも高カロリー摂取が可能です。ローリングストックにも向いているのでぜひ活用しましょう。

お菓子の定番であるチョコレートですが、非常食に最適なのはご存じですか？チョコレートは糖質や亜鉛などの栄養素を一気に摂取できる食べ物です。甘いチョコレートは災害時の不安からくるストレス解消にも一役買ってくれるので、ぜひ常備しておきましょう。

災害直後には、調理不要で開封して、常温で食べられるものがおすすめです。災害直後は、水道・電気・ガスなどのライフラインがストップする可能性が想定されます。そのため、水やお湯がなくてもそのまま食べられるものを用意しておきます。災害時には疲れもたまりやすいので、備蓄食料として準備しておくものは自分が食べやすいものが安心です。

ライフラインが復旧したなら、あたたかいものがおすすめです。ライフラインさえ復旧すればお湯が使えるので、レトルトやインスタントなどの温かい食事をとれるようになります。寒い避難所生活の中で温かいごはんを食べられれば、メンタル面にもいい影響が見込めるためぜひ取り入れましょう。

1～2週間ほどでしっかりとした支給品が配られはじめるので、必要最低限のものが食べられるようになります。その場合には、プラスで栄養バランス食品を摂取したいところです。災害時には野菜が不足しがちなので、野菜ジュースやビタミン・食物繊維が摂れる食品を用意しておきましょう。

小さいお子さんがいるのであれば、日持ちするお菓子も用意しておきます。大人はもちろん、子どもも災害時は不安からストレスがたまります。そういった気持ちを緩和するために、お菓子は必要不可欠です。お子さんが普段から食べているものや、ビスコのような安価なものが適しています。

ゴミの後始末のしやすさで選ぶのも1つの手です。災害時にはゴミの回収が一時的に停止するのが想定されるので、ゴミを長期間保管しなければなりません。そのため、なるべくゴミがでないものがおすすめです。

パウチタイプであれば、コンパクトにまとまるのでゴミもかさばらず最小限で済みます。また、チャックのついたものであれば臭いも抑えられて衛生的です。

家族の中にアレルギーを持っている方は、非常食を準備する際にはアレルギーに対応したものを選ぶ必要があります。もしも、災害時に避難所で待機する場合、食事が出されてもアレルギーに対する配慮は行き届いていません。特定原材料を表示している非常食であれば、事前に確認しておきます。

また、高齢の家族や赤ちゃんがいるご家庭では、介護用の食事や離乳食の準備も必要です。ペットを飼っている方はペット用の食事も準備しておくのがベターです。日常的に食べられるものの中で賞味期限が長いものを備蓄しておき、賞味期限が切れそうなものを新しいものに入れ替えるように習慣化していく方法もあります。

非常食の予算の目安ですが、1食分のコストは300円前後です。よって、3日分であれば予算は1人3,000円ほどになります。安いといっても単純に計算しても4人家族の一週間分なら3食×4人×7日で84食必要です。そのため、コスパの高いものがおすすめです。コスパのいい非常食を準備するためのポイントを見ていきます。

• レトルトを活用
• 購入時はまとめ買い
• 数種類入ったセットにする
• 量が多いものは保存期間を年間ベースでチェックする

レトルトは比較的安く、さらに業務スーパーやネットショップのまとめ買いでコスパが上げられます。同じものを買うと飽きてしまうので献立がついたいろいろな種類の非常食がセットになったものをうまく利用します。大容量の非常食を購入する場合は、内容量を保存期間で割り、1年間でどのくらいになるか確認してください。それによってコスパの高さがわかります。

そして、保存期間3年で3,000円のものと、保存期間5年で4,500円を比較します。この2つを年間で計算すると1年のコストは保存期間3年のものは1,000円、5年のものは900円です。わずかな違いですが、家族全員の1週間分となると大きな差になります。コスパ重視であれば細かな計算が必要です。

非常食の保管場所について見ていきます。ポイントは以下の4つです。

• 直射日光が当たらない
• 温度変化が少ない
• 風通しがいい
• すぐに持ち出しやすい

高温多湿な場所だったり直射日光が当たる場所だと、非常食が傷んでしまう原因になるので避けてください。できれば、保管場所は2つに分けておくと安心です。万が一の際、保管場所まで行けない可能性があるからです。また、保管場所がない場合は、トランクルームに入れておけばある程度湿度や温度調整がされています。

災害時には、非常食以外にも生活するうえで準備しておくべきものがたくさんあります。以下に主なアイテムをまとめたので、参考までにご覧ください。

• ラジオ
• モバイルバッテリー
• シップや絆創膏などの医療品
• ランタンや懐中電灯
• 簡易トイレ
• 防災頭巾
• 電池
• 簡易布団
• 歯磨きセット　など

コスパが高くなる非常食の購入方法を見ていきます。

• お買い得商品によってスーパーを使い分ける
• ネットショップで重量のあるお水をまとめ買い
• 100均でレトルト食品をチェック
• まとめ買いできる業務スーパーやコストコを利用する

大きなスーパーマーケットであれば、非常食の専用コーナーが設けられています。コンビニエンスストアや無印良品もラインナップが豊富なのでぜひ活用してください。また、ネット通販での購入もおすすめです。口コミを見ながら購入したり、いろいろな状況に備えた非常食を選べます。

ここまで非常食の選び方やおすすめの商品についてご紹介しました。非常食は利用するシーンやその人の好みによって最適なものが異なります。自分や家族の非常食をストックして、被害時にも万全な体勢を整えましょう。

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