ワイヤレスチャイムおすすめ20選｜介護時や玄関チャイムとして【鳴らない原因は？】

後付けできる家庭用の玄関チャイムは来客時の呼び出しをはじめとして、さまざまな面で活用されています。たとえば介護を必要とする方が家族を呼びたいときやオフィスでの呼び出し、または飲食店でオーダーを取ってもらいたいときなど幅広く使用されているツールです。

もっと便利なチャイムが欲しい、または家庭内でも家族の呼び出しにチャイムを使いたいというときにおすすめなのが、ワイヤレスチャイムです。ワイヤレスチャイムは電波で接続するタイプなので配線が不要で、簡単に設置できます。

この記事では家庭やオフィス・飲食店などさまざまなシーンで活用できるワイヤレスチャイムの特徴や選び方、おすすめ製品20選を紹介します。さらにワイヤレスチャイム使用中に鳴らないなど、トラブルの原因と対処法についても解説するので、ぜひ最後までご覧ください。

ワイヤレスチャイムとは、どのようなアイテムなのでしょうか。チャイムというと玄関に使用するだけのものと思われがちですが、ワイヤレスチャイムはワイヤレスのメリットを活かして、さまざまな場所で使用されています。

ワイヤレスチャイムは、ボタンを押してチャイムを鳴らす側の送信機とチャイムの音が届く受信機をワイヤレスで接続するタイプのチャイムです。ケーブル不要で、ほとんどの場合電波が届く範囲内であればどこにでも設置できます。ワイヤレスチャイムはケーブル接続のチャイムよりも設置の自由度が高いため、用途も幅広いのが特徴です。

ワイヤレスチャイムの大きなメリットは、ケーブルでの接続が不要なので工事も不要という点です。ケーブル接続のチャイムの場合、面倒な配線や設置工事を業者に頼む必要がありますが、多くのワイヤレスチャイムは自分で簡単に設置できます。ワイヤレスチャイムは工事にかけるコストや時間いらずで、購入後に設置して設定を済ませればすぐに使えます。

チャイムとして最もポピュラーな用途といえるのが、玄関チャイムです。使っていたチャイムが壊れた、または新調したい場合に、ワイヤレスチャイムを使えばすぐに設置して使えます。ワイヤレスチャイムは増設もしやすいので、1階と2階それぞれに受信機を設置すれば、来客時にチャイムが鳴った場合、家の中のどこにいてもチャイムが聞こえやすくなります。

在宅介護を行っている家庭では、要介護者が介護者を呼び出す際、ナースコールのようにワイヤレスチャイムを活用できます。要介護者に万が一何かあったときでも、ワイヤレスチャイムを鳴らしてもらえれば離れた場所にいてもすぐに対処可能です。

また、万が一の体調不良や事故などの緊急事態に備えて、浴室にワイヤレスチャイムを設置する方法もあります。

飲食店でもワイヤレスチャイムは活用されています。各テーブルで店員を呼び出す際にボタンを押したことがある方は多いはずですが、このボタンもワイヤレスチャイムの送信機の一種です。テーブルごとにボタンを設置すれば客側も呼び出しがしやすく、店員側も呼び出したテーブルをひと目で把握できるので、客と店員双方で利便性がアップします。

コンセントから給電できない場所に設置する場合は、乾電池タイプのワイヤレスチャイムがおすすめです。ランニングコストがかかるデメリットはありますが、乾電池さえあればどこに設置してもワイヤレスチャイムを使えるので、災害時に停電した場合でも作動します。

送信機側が乾電池タイプというモデルもありますが、この場合は電波の届く範囲内なら送信機を持ち運びできる点もメリットです。

コンセントが届く範囲に設置するワイヤレスチャイムなら、わずかなランニングコストが使えるコンセントタイプが最適です。安定して給電でき、電池交換も必要ありません。

コンセントタイプは受信機側に多いタイプなので、チャイムを鳴らしたい場所にコンセントがないと受信機が設置できない場合があります。あらかじめ、受信機の設置予定場所にコンセントがあるかどうかチェックしておきましょう。

乾電池やコンセントからの給電不要で使えるワイヤレスチャイムには、ソーラータイプがあります。屋外で日当たりのいい場所で使うなら、ソーラータイプを選ぶとランニングコスト不要で使えます。

また、送信機のボタンを押下することで発電する自動発電タイプもあります。こちらもランニングコスト不要で使えるので、人気のタイプです。

ワイヤレスチャイムの無線距離は、モデルによって異なります。介護といった屋内のみで使用するなら100m程度で十分ですが、玄関チャイムとして使うなら100～200m前後の無線距離があるものがおすすめです。

敷地面積の広い家で使う場合は、200mの無線距離でも電波が届かない可能性があります。広い家で使うなら、300m前後の無線距離のワイヤレスチャイムを選びましょう。

チャイムの音は1種類、多くても数種類というものが一般的です。しかし、一部のワイヤレスチャイムには多いもので40～50種類もの異なるチャイム音を搭載しているタイプもあります。

チャイムの音を定期的に変更したい、または複数の送信機を設置していてそれぞれのチャイム音を変えたいときは、音の種類が多いワイヤレスチャイムがおすすめです。

防水機能非搭載のワイヤレスチャイムは、少しの水で故障してしまう恐れがあります。雨水が当たりやすい玄関、洗面所やバスルームなどの水回りでワイヤレスチャイムを使いたいときは、防水機能が搭載されているものを選びましょう。

屋外で使用するワイヤレスチャイムは、防水機能に加えてほこりの侵入を防ぐ防塵機能も搭載しているものがおすすめです。

耳が聞こえづらい、または耳に不自由がある方が使うワイヤレスチャイムには、音以外のお知らせ方法を搭載したモデルを選びましょう。音以外のお知らせができるワイヤレスチャイムには、送信機のボタンが押された際に、受信機が光る、または振動してお知らせするタイプがあります。

光や振動でお知らせするワイヤレスチャイムは、耳が聞こえにくい方以外にもキッチンや洗濯機の近くなどの大きい音でチャイムが聞こえづらい場所にもおすすめです。

セキュリティを高めたい場合におすすめの機能が、人感センサーです。人感センサー搭載のワイヤレスチャイムは、送信機の付近を人が通っただけでセンサーが反応して音を鳴らしてくれるので、不審者対策に効果が期待できます。

また、音声機能が付いたワイヤレスチャイムなら、受信機と送信機で双方向での音声による会話ができます。玄関先で来客を確認するために使えるのはもちろん、介護の現場でも要介護者の様子を把握しやすい便利な機能です。

ワイヤレスチャイムのデザインをあまり意識したことがない場合もあるかもしれませんが、送信機は来客時にまず目につくものです。そのため、デザインにこだわるのも1つのポイントです。市販のワイヤレスチャイムでは、シンプルなデザインや北欧風デザインのモデルが販売されています。

室内に設置する送信機も、周囲の雰囲気に合わせるのであればデザインをチェックしておくといいでしょう。

ワイヤレスチャイムは人気のあるメーカーから選ぶのもおすすめです。人気メーカーであれば利用者も多いので、安心して使えます。

リーベックスの製品は、同じシリーズであれば手軽に増設できます。いくつか使う予定だけど試しに買ってみたい方におすすめです。チャイムは光と音でお知らせしますが、用途によって光だけや音だけなども選べるので汎用性があります。防水タイプのあるので、水回りでも呼び出し鈴として置いておけます。

パナソニックは誰でも知っているような、日本の大手メーカーです。日本製で大手の安心感がほしい場合にもおすすめです。受信機と発信機が別々に販売されているため、どちらかが壊れた場合でも壊れた方だけ買い換えられます。コンセントだけでなく電池でも使える製品もあるので持ち運びにも適しています。

ワイヤレスチャイムを使用していると、送信機のボタンが押されているにもかかわらず突然鳴らなくなるトラブルが発生することがあります。そこで、ワイヤレスチャイム使用中にありがちなトラブルが発生した場合の原因や対処法を解説します。

送信機が原因のトラブルでまず考えられるのが、電池切れです。また、送信機の基盤がショートしている、ボタンが物理的に故障している場合も、ワイヤレスチャイムが鳴らなくなってしまいます。このような原因によるトラブルは、以下の方法で対処しましょう。

• 電池切れ：残量を確認し、新しい電池を交換する
• 基盤のショートまたはボタンの物理的な故障：知識や技術がないと修理が難しい場合が多いので、メーカーに修理依頼をするか新品に交換する

物理的な故障が発生した場合は自力での解決が難しい場合が多いので、まずはメーカーに修理依頼をしましょう。

ワイヤレスチャイムが鳴らない原因は送信機のトラブルが多いですが、送信機に問題がない場合は受信機と送信機との間に問題が発生していることが考えられます。ワイヤレスチャイムは周波数を合わせて接続しますが、何らかの原因で周波数がずれると、接続できなくなってしまいます。

また、アンテナが故障した場合も電波がうまく飛ばず、ワイヤレスチャイムが作動しなくなることもあります。これらの原因も受信機または送信機内部のトラブルによる可能性が高いため、上記のようなトラブルが発生した場合は、メーカーへ修理を依頼するのがベストです。

ワイヤレスチャイムを使用していると、ボタンを押していないのにチャイムが勝手になることがあります。これは、周辺で同じチャイムを使用している家庭があると、同じ周波数を設定することにより、近所の家で押されたボタンの電波をキャッチして受信機が鳴ることが原因と考えられます。

同じモデルのチャイムには同じIDが割り振られているために起こる現象なので、勝手にチャイムが鳴る場合はまず送信機のIDを変更してみましょう。

ネットワークカメラとは、インターネットに接続できるカメラのことです。家庭用ネットワークカメラは専用スマホアプリで遠隔操作ができ、リアルタイムでカメラを設置した場所の様子が見られます。ペットや子どものいる部屋、高齢者の部屋に設置することで、外出先でも見守りが可能です。

また、ネットワークカメラに暗視モードや赤外線撮影などの機能を搭載した家庭用の防犯カメラも販売されています。自宅や離れた家族の安全を守るために、ネットワークカメラは防犯カメラの導入もおすすめです。

ワイヤレスチャイムは面倒な配線が不要なので簡単に設置でき、さまざまな便利機能を搭載しているタイプも選択できます。家の広さや用途などに合わせて、今回紹介した情報を参考にワイヤレスチャイムを導入して快適な生活を送りましょう。