【2025年最新】自動の血圧計おすすめ10選｜手動との違いは？

血圧計には昔ながらの空気を手で送って血圧を計測する血圧計と、機械が自動で測ってくれる血圧計があります。自動の血圧計なら、医療知識がない人でもご家庭で簡単に血圧を測ることができて便利です。

「自動の血圧計」といっても、実は何も知らない状態では正確な血圧を測ることができません。自分にあった血圧計を選ぶことや、上手に測るための簡単なポイントを押さえておくことが、ご自宅での血圧管理でとても大切です。

今回は、おすすめの血圧計10選をはじめ、血圧計に関する知っておくと便利なポイントや、血圧計の選び方などをご紹介します。自動の血圧計を使いこなして、毎日の血圧管理を簡単に行いましょう。

自動で測れる血圧計と手動で測る血圧計の違いは、専門知識がいるかいらないかです。手動で測る血圧計は、訓練を受けた医師や看護師などの医療従事者が使わないと、正しい血圧を計測することができません。

手動の血圧計の場合、カフを腕に巻いて空気を送り込み腕にフィットさせるのですが、知識がなければ締め付けすぎてしまったり、緩すぎてしまったりします。また、手動の血圧計は聴診器で血管の音を聴きながら正確な血圧を測定するので、素人には難しいです。

ですが、自動の血圧計なら腕をちょうどよく締め付け、正確なフォームをサポートするので、簡単に血圧を計測することができます。機種によっては医療機関で使われるものもあるほどで、血圧計の精度も上がっています。

家庭向けに販売されている血圧計は、主に「自動」の血圧計です。血圧計選びのときに、注目したいポイントをご紹介します。使い勝手や、使う人のことを考えて選ぶことがポイントです。できるだけ簡単に使えるものをおすすめします。

血圧計には、上腕式血圧計（カフ式・アーム式）・手首式血圧計などの種類があります。それぞれの種類の特徴や使用方法を簡単にご紹介します。どのタイプの血圧計が自分にあうのか、参考にしてくださいね。

上腕式血圧計は二の腕で測る血圧計のことを指します。上腕式の血圧計は布を巻き付けて計測するカフ式・機械に腕を通して計測するアーム式の2タイプに分かれます。カフ式のメリットは医師も推奨する正確性です。また、寝たきりの人や、アーム式の血圧計に腕が通らない人にも使うことができます。

アーム式のメリットは毎日正しい姿勢で測ることをサポートしてくれることです。ただし、テーブルと椅子で血圧計を置く高さを調整する必要があります。そのため、椅子に座れない場合は使用できません。

手首式血圧計は手首に装着して血圧を測る血圧計です。上腕で測る血圧計に比べ、クッションといったものを使わなければ姿勢が安定しないため、精度がやや落ちる傾向にありますが、使い勝手が良いのが特徴です。

コンパクトなので、旅行先や外出先にも持っていけます。また、スマートウォッチのような1日装着できる血圧計も発売されているので、1日中血圧の変化を追いたいなら手首式の血圧計が便利です。運動後の血圧を知りたい場合も、簡単に計測できます。

計測した血圧を健康管理に利用したい場合、計測データの記録可能回数や記録可能人数にも注目しましょう。ご夫婦で使うなら、2人分30回（1か月分）以上の記録ができる血圧計がおすすめです。

毎日血圧を記録するなら、自動で記録してくれたら便利ですよね。複数の人数のデータが管理できない場合は、人数分の血圧計を用意するか、手帳に血圧を書いて管理する必要があります。ぜひ、使用人数に合うメモリの血圧計を選んでください。

血圧を測ることが血圧計を購入する最大の目的ですが、せっかく購入するなら便利な機能がついている血圧計がおすすめです。スマホ連動機能・不規則脈波検知機能・体動検出機能など、血圧計についている便利機能についてご紹介します。

血圧計の中にはスマホ連動機能が付いたものがあります。Bluetoothでスマホにデータを送り、メーカーが開発したアプリで血圧のデータ管理が可能です。アプリの中でグラフを作れるので、自分の体調の変化がわかります。

手帳やパソコンなどで、データ管理が難しいと感じる人におすすめです。スマホ連動機能がある血圧計を使うと、簡単にデータ管理できます。

毎日血圧を測る中で、いつもと違う脈拍を計測することもあります。不規則脈波検知機能がついている血圧計を使っていると、適切な脈が検知されないときにお知らせしてくれますが、必ずしも病気とは限りません。

ただし、何回も表示される場合は病院に行って診察を受けることをおすすめします。健康が気になる人は血圧計を使い、病気の早期発見に役立ててください。

正確な血圧を計測するためには、体動検出機能が役に立ちます。体動検出機能は計測時に体が動いてしまった時に反応し、警告してくれます。

もし、血圧を測っているときに体を動かしてしまったら、正確な数値を計測することができません。血圧計を使うときは、正しいポーズで静止して測ることが重要です。姿勢を見直してもう一度測り直しましょう。

血圧計選びで迷った時は、お気に入りのメーカーで血圧計を選ぶのもアリです。オムロンやテルモ、シチズンなど、家庭向けや医療機関向けの血圧計を作っている人気メーカーの特徴をご紹介します。

オムロンの血圧計の特徴は、カフ式・アーム式・手首式のどれをとっても種類が豊富で選びやすいことです。また、スマートホン用のアプリもリリースしているため、対応機種ではスマホにデータを送ることが可能です。

オムロンは血圧の記録にお困りの人、巻きやすいカフ式の血圧計をお求めの人におすすめしたいメーカーです。

テルモの血圧計は液晶画面の見やすさ、操作のシンプルさ、血圧計の小型・軽量化などに力を入れていることが特徴です。また、医療機関でも使われている機種や家庭向けの機種などニーズに合わせて選ぶことができます。

シンプルで見やすく、保管しやすい血圧計が欲しい人におすすめのメーカーです。購入するときは、家庭向きか、医療機関向きか見極めて購入しましょう。

時計でおなじみのシチズンの血圧計の特徴は、画面の見やすさにあります。血圧を測っているときも表示が見やすく、また、文字サイズを選べるので、小さい字が見にくい場合は、大きく表示できるところが便利です。

また、血圧の高さを数字だけでなく、青色・黄色・赤色で分けて表示してくれます。わかりやすい血圧計が欲しい人におすすめです。

自動血圧計だと血圧が高く出ることもある、という話を聞いたことはありますか。実は手動の血圧計と自動血圧計では、血圧の測定方式が異なるため、血圧の数値に差が出てしまうのです。

医師や看護師が行う血圧測定では、血管の音を聴いて血圧計の圧を決めますが、自動血圧計のほとんどが脈拍の圧で腕の締め付けを決めます。一部のテルモのアーム式といった自動血圧計では、血管の音で締め付けを決めています。気になる人は血管の音を聴けるマイク内蔵の血圧計を選んでください。

では、正しい血圧を知るためにできることはあるのでしょうか。自動の血圧計を使う際の注意点やコツなど、血圧の測り方についてご紹介します。少しでも精密なデータを取るために参考にしてください。

上腕式血圧計には、カフ式とアーム式があることをご紹介しました。どちらも正しく計測するために、カフを装着する位置を心臓の高さに合わせることが大切です。また、計測中はリラックスして、体を動かさないことも大切です。

もし、寝たきりの人をカフ式の血圧計で血圧を測る場合、クッションや枕などで、腕の高さを調整してください。アーム式で測る場合は、椅子と机を使って心臓の高さと測る場所の高さを合わせましょう。

手首式の血圧計の精度を上げたいときは、正しい装着方法をマスターしましょう。手のひらから指1本下がった場所が血圧計の上部になるようにバンドを腕に巻き付けます。肘をまげて、手首を心臓の高さと合わせ、手のひらは広げてください。

どうしても測定中に手が震えてしまう場合は、クッションを使って腕が振るえないように工夫しましょう。できれば椅子に座って計測することが望ましいのですが、前かがみにならないように気をつけてください。

血圧は体の状況や心理状況で数値が変わる繊細なデータです。そのため、安定したデータを取得するために知っておきたいことがいくつかあります。

【測定する際の注意点】

• 血圧を計測する時間を一定にする
• 正しい姿勢で計測する
• 飲酒やカフェインの摂取、タバコは血圧に影響するため計測前は控える
• 血圧の薬を飲む前に計測する
• リラックスした状態で計測する

できるだけ心や体に負担を掛けない状態で血圧を測ることが大切です。

血圧を手動で測るのは素人にはむずかしいことです。ですが、自動で測れる血圧計を正しく使うことで、比較的精密なデータを取ることができます。機種によっては、医療で使える水準を満たしたものもありますので、自分に合った血圧計を見つけて健康維持に役立ててください。