ソト(SOTO) ランタン・ワークライト ソト(SOTO) Hinoto(ひのと) SOD-251 シルバー 本体サイズ:直径3.6×14.5cm

アウトドアで夜を過ごすときに欠かせないランタン。中でもガスランタンは火を使うのでLEDより雰囲気があり、初心者にも扱いやすいです。ただ、ガスランタンはガス缶にくっついた見た目がいまひとつだと思っていませんか？

実はキャンドルのようにすっきりした見た目の、おしゃれなガスランタンがあります。それが燃焼器具に定評のある新富士バーナーのアウトドアブランド、SOTOのガスランタンHinoto（ひのと）です。

この記事ではそんなSOTOのHinoto（ひのと）の魅力について、レビューとともにお伝えします。在庫切れが続出するほどの人気の秘密を解説しますので、参考にしてください。2022年発売の新作と旧モデルとの違いなどについてもお教えします。

SOTOのガスランタンHinotoの仕様は次の通りです。

重量は缶ビール1本よりも軽く、サイズもスリムなので荷物のちょっとした隙間にも収納できて、気軽に持って行けます。1人で全てを持ち運びするソロキャンプや、荷物を極限まで軽くしたいウルトラライトキャンプの強い味方です。

ホヤ（グローブ）とは、ランタンの炎を風などから守るカバーのような部位のことです。Hinotoのホヤはガラス製です。割れてしまわないよう、使用時や運搬時は慎重に取り扱う必要があります。

Hinotoにはこのホヤを保護するカバーが付いています。2022年のリニューアルモデルではこのカバーがEVA素材のケースに進化しており、さらに安心です。とはいえ、落下させるなど乱暴な取り扱いは当然避けましょう。

Hinotoは見た目も特徴的です。直径3.8cmのスリムな円筒形で、テーブルの上で場所を取りません。食器やドリンクなどでごちゃつきやすいアウトドアテーブルを、おしゃれに演出します。

キャンドルのようなデザインと優しい灯りも注目ポイントです。ゆらゆらと揺れる炎には癒し効果があるとされています。キャンプだけでなく、家でも夜のベランダやお庭でゆったりと過ごしたいときにおすすめです。

通常、ガスランタンはCB缶またはOD缶のどちらかを取り付けるタイプが多いです。SOTOのHinotoにはOD缶を取り付けられます。さらに、充てん式専用タンクを取り付けての仕様も可能です。

この充てん式専用タンクには、OD缶以外にCB缶やライターガスからも燃料を充てんできます。燃料の選択肢が増えるだけでなく、他の器具で使って中途半端に余った燃料も有効活用できて便利です。

Hinotoの点火から消火までは、次の手順で行います。

1. ホヤの下部にある黒いリングを「ON」の方向に止まるまで回す
2. ホヤの上にライターなどの火を近づけて点火する
3. リングを回して明るさを調整する
4. リングを「OFF」の方向に止まるまで回して消火する

このように、操作は全てリングを回すだけで簡単です。着火にライターなどを使う手間はあるものの、力も複雑な操作も必要ありません。初心者でも扱いやすいです。

ガス缶を取り付けてHinotoを使う場合、ガスの残量は缶を振って音で確認できます。しかし、充てん式専用タンクの場合はこうした残量の確認ができないため、少々不便です。

取扱説明書によると、充てん式専用タンクの燃焼時間は1～2時間とのことなので、使用時間を目安にしましょう。あるいは、ガスの残量が少ないと炎が大きくなりにくいため、見た目でもある程度判断できます。

キャンドルのようにスリムでおしゃれなデザインは、Hinotoの魅力の1つです。その反面、何かの拍子に倒してしまう心配があります。ただ、充てん式専用タンクに重量があるため重心が低くなり、見た目よりは安定しています。

なお、充てん式専用タンクの底にはネジ穴が開いているため、三脚などを取り付けられます。不安な場合は使うとより安心です。いずれにしても、ランタンの設置場所や周囲に置くものには気を付けましょう。

2021年に発売されたSOTOのガスランタンHinoto（SOD-251）は、2022年3月にメーカー側の諸事情により製造中止となりました。しかし、2022年4月末にリニューアル版のSOD-260が発売されています。

SOD-260での変更点は次の通りです。

• 付属品：ホヤガード・保管スペーサー　→　収納ケース
• 通常価格：6930円　→　8500円

ホヤ部分を覆うだけだったカバーが、本体を守るしっかりとしたケースになりました。変わったのは付属品と価格のみで、本体の機能やサイズは旧モデルと変わりません。

Hinotoを実際に使用した人のレビューによると、

• 炎が思ったような大きさにならない
• 火力の調整リングが動きづらい
• 本体からホヤを外そうとしたら割れてしまった

といった不具合もあったようです。

しかしいずれの場合も、製造元の新富士バーナーに点検・修理を依頼したところ、無償で交換または修理してもらえたそうです。ちなみに、初期ロットで小さな不具合が起きることは、どのような製品でもあり得ます。

SOTOのHinotoはいろいろな種類の燃料が使える便利なガスランタンです。見た目もおしゃれで、軽くてコンパクトに持ち運べます。あまりに人気の高いランタンのため、入手するのは一苦労かもしれませんが、ぜひ手に入れてキャンプの夜を充実させましょう。