エプソン プリンター EP-881A

EP-881Aから登場した新型番のインクです。エプソンの純正カートリッジはパッケージに描かれた目印が特徴で、EP-881Aの目印はカメです。インクタンクは独立タイプなので、なくなった色ごとにインク交換可能です。また、インクの容量は増量タイプもあるので使用頻度によってどちらを選ぶか検討した方がいいでしょう。

写真を印刷する場合、専用のフォトペーパーに印刷しないとあまりきれいではありませんでしたが、EP-881Aでは普通紙でもきれいに印刷できます。

専用のフォトペーパーは普通紙よりも高価なので、普段使いには不向きです。普通紙に写真が印刷できると安価なので普段から写真が印刷しやすくなります。

ちょっとした写真をスケジュール帳や日記帳に貼り付けておくと、見やすくなるのでおすすめです。

最近のプリンタはWi-Fi環境であればスマホやタブレットから専用アプリを使って印刷することができます。

EP-881AはWi-Fi環境での印刷はもちろん、Wi-Fi環境になくても印刷が可能です。やり方は簡単でプリンタ画面に表示されるQRコードを読み込んでスマホやタブレットと接続できます。

Wi-Fi環境がない人におすすめ機能です。

これまでのプリンタでは細かい文字や細い線を印刷するとボヤけてしまうことがありました。EP-881Aは細かい文字や細い線を補正して強調表示できる機能があります。

特に細線強調機能は、地形図など天気図などの等高線が細かい印刷に効果を発揮します。

登山ブームの昨今、出発前に地形図を印刷する人も少なくありません。地形図や天気図など印刷する人におすすめです。

業務用プリンタでは標準装備だった自動両面ユニットが家庭用プリンタにも標準搭載しています。

これまで家庭で両面印刷する時は、別途オプションを購入するか、印刷後もう一度給紙トレイに裏表逆にしてセットしていました。

EP-881Aは自動両面ユニットが標準装備なので、手間にならず大量に印刷できます。

ランニングコストを下げるために、純正品ではなく互換性がある社外のインクを使う人は少なくありません。

しかし、EP-881Aはインクが新しい型番のためか互換インクがありません。今後、互換インクが発売されるかもしれませんが現時点では純正品を使うしかなさそうです。

これまで使ってきたプリンタで互換インクを使用してきた人は注意しましょう。

数多く見受けられた口コミでインクの減り方に関する記述があります。インクの減り方がこれまでよりも早いようで、購入後まもなくインクを買った人もいるようです。

互換インクがなく純正インクのみなので、ランニングコストは高くなりそうです。

減り方が気になる場合、増量インクを買った方がいいかもしれません。

用紙の詰まりに関する評価や口コミはありませんが、プリンタヘッドに関する口コミがいくつか見られます。

中でも、プリンタヘッドが目詰まりを起こして何回もヘッドクリーニングを実施する場合があるようです。

ヘッドクリーニングでは多くのインクを消費してしまうので、印刷をしなくてもインクが減りコストがかかってしまうのは問題です。

付属の使い方ガイドが簡略化しすぎていて操作に戸惑うことがあるようです。

様々な機能を持っているプリンタなので、基本的な使い方をまとめていますが説明不足の箇所があるのは否めません。

本レビューの基本スペックの項目にリンクを添付しているので確認しましょう。

インクジェットプリンタは文字がにじんたり、写真の色がボケた感じになることがありますが、EP-881Aではかなり改善がされているようです。

細かい文字や細かい線を強調表示してにじみを抑えており、インクジェットならではの欠点を補っています。

プリンタを使って写真などをよく印刷する人にはおすすめです。

EP-881AがWi-Fiに接続していれば、専用アプリから直接スマホの写真を印刷できます。

また、EP-881AがWi-Fiに接続されていなくても、スマホと無線で直接接続して印刷することができるので、パソコンが苦手な人でも印刷が簡単です。

パソコンは苦手だけどスマホの写真は印刷したいという人におすすめです。

旧機種に比べて印刷が早くなっています。さらに、印刷時の音がかなり抑えられています。

これまで深夜に印刷する際に、稼働音が気になっていた人は少なくないと思います。

EP-881Aはかなり静音になっているので家族が寝ていて音が気になっていた人も安心して印刷できます。

ほとんどの家庭用プリンタの用紙サイズは最大A4ですが、EP-979A3は用紙サイズA3まで対応しています。

A3サイズの印刷をするときは、本体上部の手差しトレイにセットします。給紙トレイにはA4サイズをセットし普段使いとして、たまにA3サイズを使うときに手差しトレイにセットしましょう。自動両面プリント対応なので、A3サイズでも両面プリントができます。

また、A3サイズは印刷だけではなくコピーにも対応しているのが特徴です。スキャナはA4サイズですが、A3サイズの用紙は半分に折り片面ずつスキャンすることで、プリンタが編集してA3サイズに印刷してくれます。

機能面ではEP-881Aと大きな違いはありません。どちらもスマホ印刷に対応していますし、印刷コストもほぼ同等です。カラーバリエーションがEP-881Aは4色展開ですが、EP-979A3はホワイト一色となっています。

A3サイズ対応機種なので、本体サイズがEP-881Aよりも大きくなっているので、設置場所は考える必要がありそうです。

エクセルなどの表計算ソフトでA4に収まらず、A3で印刷できたら良いのにとなることがあります。そんな人におすすめです。

価格はEP-881Aと比較すると、1万円前後の差があります。A3サイズの印刷が必要な人は候補に入れて良いでしょう。ただ、機能面では大きな差はないのでA3サイズの印刷をしない人はEP-881Aの方がお得です。

EP-881Aの下位モデルに位置付けられているのが、EP-811Aです。大きな違いは使用できるインクが違っており、印刷コストの違いです。

A4カラー文書で比較すると、EP-881Aは約12.0円であるのに対し、EP-811Aは15.0円とおよそ3円の差があります。

プリンタに搭載されている液晶モニタのサイズがEP-811Aは2.7型で小さめになっています。また、カラーバリエーションはブラックとホワイトの2色展開です。

機能面では大きな違いはなく、本体サイズもほとんど違いがありません。

違いをあえてあげるならば、有線LANに対応していません。プリンタをルーターの近くに置いて有線LANで接続することを考えている場合は、EP-811Aは向きません。

2018年のモデル発表当初は下位モデルとして価格差がおよそ7千円ほどありましたが、現在では価格差はほぼなくなっています。

発表された当時から差があまりなく、価格差以上の差が見られないという評判があったようでレビュー記事でも同様の意見が散見されます。

今現在ほとんど価格差がなくなっている状態なので、EP-811Aは比較対象として考えることはやめた方が良いでしょう。

同じ価格で上位モデルが手に入るのであれば、EP-881Aを購入した方が良さそうです。

EP-881Aは2018年モデルですが、EP-880Aは2017年モデルで一つ古いモデルとなっています。

2017年モデルから2018年モデルへの変更点を見ると、ほとんど違いがありません。

2018年モデルのEP-881Aはインク型番が新しくなりましたが、印刷コストは変わっていません。

また、本体カラーの質感が変わっています。2017年モデルのEP-880Aではつや消しカラーでしたが、2018年モデルのEP-881Aでは光沢があるカラーになっています。

大きな違いはなくほぼ同じ製品であると言えます。型落ちとして安く手に入るならば、2017年モデルのEP-880Aで十分かもしれません。

エプソンプリンタ カラリオ EP-881Aについて、商品概要、説明書、おすすめポイント、口コミ・レビュー・ 評価、他製品との比較をまとめました。

エプソンの家庭用プリンタラインナップの中で上位モデルに位置付けられており、印刷品質やスピードなど性能面は家庭用プリンタの中でトップクラスです。フォトペーパーに印刷できるだけでなく、普通紙に写真を綺麗に印刷できます。

また、インクジェット特有の細かい文字や線などがにじんでしまう現象が改善しています。

スマホの連携機能も強化されており、Wi-Fiがなくてもスマホとプリンタを直接繋げて印刷できる機能が便利です。

今やプリンタはパソコンがなくても印刷できる製品と変わってきています。

注意しなければいけないのが、互換インクがないので純正インクを使い続けなければいけません。互換インクは純正インクよりも安価なため、ランニングコストを抑えるのに使用している人も少なくありません。

今後、EP-881Aに対応した互換がインクが発売されることに期待しましょう。

エプソンの家庭用プリンタ上位モデルと位置付けられながら、価格は1万円代となっておりとてもお得な一台と言えます。普段から印刷をする人にとっておすすめです。

普段あまり印刷しない人でもスマホ連携で印刷ができ写真が綺麗に印刷できるので検討してみてはいかがでしょうか。

プリンタ購入を検討している人にはぜひ候補の一台に加えて欲しい製品です。