東芝 テレビ 43M520Xの調査レポ

同じ時間にどうしても気になる番組があったとき、録画しなくても同時に見ることが可能です。地上波やBS・CS放送を組み合わせて見たり、外部入力も視聴できます。二画面への切り替えや番組の左右入れ替え、分割の大きさもリモコンで操作できるので簡単です。

リモコンに4Kボタンがついており、すぐに4K放送を見ることができます。従来の映像よりも高解像度はっきり美しく、滑らかな映像を楽しめます。BS・CSの4K放送を見るには「BS/CS 4K視聴チップ」が必要となりますが、無償で配布されているので追加料金はかかりません。

YoutubeやU-NEXTなどの動画配信サービスがテレビで見られ、話題の映画やドラマなどを4Kの画質で見ることができます。更にみるコレ機能では好きなアーティストやジャンルを登録しておくと、そのキーワードからお気に入りの番組がすぐ探して予約できます。また録画した番組の好きなシーンだけを再生する機能もあり、好きな部分を好きなだけ見ることができます。

地上波、BS・CS放送のチューナーを3つ搭載しているので、番組を視聴中に別の番組をあと2つ録画しておくことができます。これなら気になる番組も見逃さず録画できそうです。さらにUSBで簡単にHDDに録画しておくことができ、最大8TBという大容量のHDDにも対応しています。

衛星放送だけでなく、地上波でもきれいな映像が楽しめます。高度なノイズクリア技術を使って地上波で起きやすいノイズを軽減することでくっきりと、細かい部分まできれいな映像を楽しめます。また、動きでできるボケを抑えるので、スポーツの番組などもきれいに映ります。

画面が白っぽくなったり別角度から見ると人の表情がわからなくなる、また色味の調整が必要という意見や画面の画質処理が追い付かずフルハイビジョン放送でノイズが入ったりするなど、画面に関する悪いレビューが目立ちました。テレビを購入する際は別角度から見て問題ないか、の検討も必要ですね。

43M520Xは様々なビデオ配信サービスと連携していますがユーザーの多いAmazonPrimeビデオやAmebaTVには対応していません。これらの番組を見るにはファイアスティックやHDMIケーブルなど外付けのものが必要になります。対応するかどうかは現時点では不明です。

ニュース番組を見たり通常の音質には問題ありませんが、音楽番組など音に臨場感が欲しいときに物足りなさを感じるという声もあります。さらに、ゲームモード時の音の不具合やHDMI入力時の機器切り替えで不具合があったり、他にも初期不良で買ってすぐ修理に出したという口コミもありました。不具合が発生したら保証利用して修理や交換に出しましょう。症状を説明できるように写真を撮っておくといいでしょう。

リモコンがシンプルで操作しやすいという口コミがある一方で、ボタンが小さく操作しづらいという口コミもありました。多くの機能を一つのリモコンで操作できるようになっているのでその分ボタンが多く、小さくなってしまうようです。人によっては操作しづらいと感じるかもしれません。

コストパフォーマンスの良さに関する口コミが多くありました。必要な音質や画質も普通に良く、4K放送が見られて手頃な価格というのが評価の良さに繋がっているようです。また悪い口コミで見られた画面が見づらい問題も、4K放送なら問題ないという口コミもありました。

機能が多いテレビですが、メニュー画面を出して設定する、といったようなややこしさはなく、全てリモコンのメニューボタンで完結するため操作のしやすさにも高い評価が見られました。初めてREGZAを使う人や機械が苦手な人でも操作しやすそうですね。  

シンプルなデザインが良く、スタイリッシュで部屋に合わせやすいといった見た目に関する高評価が多く見られました。またフレームが狭いため画面に集中できる、大きさの割にコンパクトに見えるといった口コミもありました。

コストパフォーマンスの良さとも重なる部分がありますが、手頃な価格帯でチューナーが内蔵されているという点での高評価が見られました。チューナーを別で買うとなると更にコストがかかってしまうので、強みの一つであることは間違いないでしょう。

43BM620Xは43BM520Xの後に発売した後続機です。テレビの画面サイズや画素数に変わりはありませんが、大きさや重さは43BM520Xに比べて大きくなっています。そのため消費電力が4Wほど43BM520Xに比べて多くなっており、年間で50円ほど多く電気代がかかります。

43BM520Xと大きく異なる点は音響の改善がされたことです。43BM520Xでは音が物足りないという口コミが見受けられましたが、43BM620Xでは「バズーカ音響システム」という新しい高音質システムを採用しており、これによって重低音がよくなり音質が向上されたようです。音響に対する満足度の高い口コミも見られました。

しかし43BM620Xは前述したとおり43BM520Xより大きくなっているので、コンパクト感は失われています。43BM520Xで音響に物足りなさを感じる人は43BM620Xがおすすめですが、音響にこだわりがなければ画質や内蔵チューナーなど他のスペックはほぼ一緒なので価格の安い43BM520Xをおすすめします。

40V31は43BM520Xの約1年ほど前に出たモデルです。画面サイズは40インチなので43BM520Xより小さく、サイズもよりコンパクトです。

43BM520Xは4K放送を見られることを売りにしていますが、40V31は2Kまでで4K放送には対応していません。しかし消費電力や電気代を比較すると、43BM520Xよりも年間で1000円ほど安く、また43BM520Xと同じく3チューナーつきなので番組を見ながら他に2つの番組を録画することができます。そのため、普通にテレビやDVDを見る分にはコストパフォーマンスがよいという口コミが多くみられました。軽くてコンパクトなので壁掛けにも最適なサイズです。4K放送に拘らず普通にテレビを見るなら40V31の方が本体価格も年間の電気代も安いのでコストパフォーマンスがよさそうです。

コスト重視でより価格を抑えてチューナー付きテレビを見るなら40V31を、きれいな画質の4K放送が見たいという方は43M520Xを検討するとよいでしょう。

東芝REGZA 43M520Xの商品情報、おすすめポイント、口コミレビュー、比較などをご紹介してきましたがいかがでしたでしょうか。

43M520Xは3チューナーつきで同時録画ができ、4K放送が見られて安いというコストパフォーマンスに優れたテレビです。同じ価格帯の他のテレビにはない強みだと言えるでしょう。しかし、高画質に拘る反面処理の不具合などでノイズが入ったり白っぽくなったり、別角度から見ると画面が見づらいということもあるので注意が必要です。

しかし4K放送は問題ないという意見もありますので、安く4K放送が見られるテレビをお探しなら43M520Xがおすすめです。購入前に見え方やテレビ購入の目的を明確にして検討することをおすすめします。