パナソニック テレビ TH-49EX850の調査レポ

TH-49EX850はハイレゾ音源の再生が可能です。独自の技術Tuned by Technicsの搭載により、音を解析してチューニングしてから音を出すため、臨場感溢れる音を聞くことができます。また回路には、オーディオ専用のパーツを搭載しているという、クリアな音質を目指した本格的な仕様になっています。

映像面では、バックライトの光量を多く設計しました。全体が明るいシーンでもバックライトの光を効率よく使い、ぼやけることがありません。また、自然な色合いを再現することに注力した「ヘキサクロマドライブ」を採用しており、輝度が低いようなシーンでも忠実に再現することに成功しました。

TH-49EX850ではネット動画も視聴することが可能です。そのため、放送中のテレビ番組とネット上の動画プログラムを合わせると膨大な数になってしまい、把握するのも一苦労です。そんなちょっと痒い所に手が届く機能が「アレコレチャンネル」です。放送番組から録画番組、ネットの動画まで全て一覧表示するので、いちいち切り替える手間がなくなります。

リモコンの操作性を評価する声も見受けられました。しかし中には使いづらいと言っている人も何人か見かけたので、事前に確認をしておきましょう。前にどこのメーカーを使っていたかどうかで、この評価は大きく変わるところだと思いますが、一度家電量販店や、ネットで確認をした方がいいでしょう。

肌の色が緑がかって見えたり、白飛びのようになってしまうようです。画面に映る肌の面積が大きくなればなるほど、こういった現象が起きやすくなるようです。画面の色設定を変えても、今度は違う人の肌の色がいまいちになってしまうそうです。色映りの好みの問題でありますが、注意が必要です。

この機種は音響にもこだわっているので、ウーハーも搭載しています。映画館のような臨場感溢れる音を楽しめるのは良いですが、日本は集合住宅も多い国です。低音を響かせるモードだと、本格的に作動してしまうためそのモードはオフにしている人もいました。

集合住宅に住んでいて、深夜帯にテレビを見る人や大音量でテレビを楽しみたい人は、ヘッドフォンを着用して楽しむ人も一定数います。この機種はBluetooth対応ではないので、イヤホンジャックに差さなくてはいけないのですが、イヤホンジャックがカバーに覆われていて面倒との声も見られました。

音に非常にこだわりがある人以外の、いい音で視聴したいな～という層にはものすごく評判がいいテレビです。おそらく、ほとんどの人がこのテレビのスピーカーで満足するのではないでしょうか。オーディオ機器を購入せずに、テレビのスピーカーで音楽を聴いているという人もいました。

アプリボタンを押すと、様々な動画配信サービスのアプリが出てきます。しかし一社だけ動画配信サービスを契約しているという人も多いのではないでしょうか。わざわざ色んな会社の動画配信サービスが出てくるページにとばなくても、「マイアプリ」ボタンで自分が使いたいアプリに一発でいくことが出来ます。

外付けハードディスクがあらかじめ必要になりますが、この機種は2番組の録画が可能です。メーカーによっては、1番組しか録画することができませんが見たい番組がいくつも重なってしまったときには嬉しい機能ですね。家族が多い家庭におすすめの機能です。

音質にこだわったTH-49EX850は概ね高評価を得られていますが、画面の色味にはクセがあるようです。色味に不安がある方は一度店頭で確かめてみた方が良いかもしれません。

また、この機種は4Kチューナーが内蔵されていません。そのため4Kを楽しむためには別途チューナーの購入が必要になります。しかし現在は4Kの他にも8Kなども出てきており、発展途上です。とはいえ、お値段も張りますので「暫く4K・8Kは様子見にしておく」という人にとってはお買い得なテレビになります。外付けチューナーで4Kは視聴可能です。

音響もサウンドバーも買う必要のないくらい高性能ですので、かなりコスパに優れた商品になります。TH-49EX850の色味のクセだけ確認して、受け入れられそうであれば「買い」の商品です。現在は生産終了していますので、在庫を見つけたら迷わずに購入するのがおすすめです。