新澤醸造店 日本酒 伯楽星

各国のトップが集まるサミット。そこで供されているというのだから、伯楽星は食通も認めた日本酒ということでしょう。あえて香りや甘みを抑え、「究極の食中酒」と讃えられています。一国のトップになった気分でご自宅で楽しまれてはいかがでしょうか。

五代目の新澤巖夫氏は、大学在学中から、数々の利き酒大会で優勝する味覚の持ち主です。

家業を継いだ当時は、最年少杜氏として注目されました。そのプレッシャーは、外野では想像できないくらいのものだったでしょう。それでも、屈することなく多くの人に認められる酒造りをしてきました。

ぜひ実際に飲んで、当時の味覚、そして評価は本物だということを実感してください。

2011年の東日本大震災で甚大な被害を受けたのは、新澤醸造店も例外ではありませんでした。

蔵が倒壊し、再建不可能かと思われましたが、杜氏である新澤氏をはじめとして、蔵人、新澤醸造店の日本酒を愛する人、そしてボランティアの皆さんの手で、移転し、再建に成功しました。その不屈の闘志から生まれた「伯楽星」。心を揺り動かさないはずはありません。

純米酒はまろやかなものですが、辛口に感じる方もいるようです。

いつもの純米酒と違うと思うかもしれません。それが伯楽星の良さであり特徴ですが、不満に思う方もいるかもしれません。

これは悪いレビューといっていいのか困るところですが、もっと飲みたいと思ってしまうようです。

コクがありながらすっきりとした味わいで、控えめな香り。自制心がない人が飲むと大変なことになるかもしれませんね。

日本酒を飲まれる方なら、今日は冷やで、今日は熱燗で、そしてぬる燗でといろんな飲み方をその日の気温や気分に合わせてされたいと思います。

でも、伯楽星は、冷やだと水のよう、熱燗だと平凡な味になってしまうそうです。

おいしければ常温でいいよという方にはおすすめですが、それじゃあ飽きてしまうよという方にはマイナスポイントだと思います。

伯楽星の魅力は、食事と合わせてゆっくり楽しむことができる点です。

「飲み飽きず、お代わりされる酒」をコンセプトにつくられています。

酒中の糖分が少ないので、お腹がいっぱいになっても楽しむことができます。なので、伯楽星のファンの間では「三杯目が一番おいしい」といわれているそうです。

お酒を飲みながら食事を楽しみたい人にはぴったりですよね。

食事に合わせてお酒を選べるほど、自宅に日本酒が揃っていたら理想ですよね。

でも、現実はそうはいきません。その点、伯楽星は、和洋問わず食事に合うお酒なので、一本ストックしておくだけで、毎日の食事が華やぎます。

市場に出回っていたお酒は、インパクトのある香り、主張する味が主流でしたが、新澤醸造店の社長は、真逆の日本酒を造ろうと考えました。その発想とセンスから生まれた伯楽星の食事を引き立たせる控えめな香りと、すっきりとした味。過剰な甘さや香りに頼らず、箸や杯がすすむ日本酒。これは絶対常備したくなりますよね。

伯楽星 純米大吟醸は、伯楽星の最高酒にあたります。

伯楽星 純米吟醸は蔵の華という米を使っていますが、伯楽星 純米大吟醸は雄町米を使っています。

雄町米を40％磨き上げ、コメのうまさを引き出しつつも、すっきりシャープな味に仕上げました。

その味は、違いがわかる人たちに認められ、日本航空国際線ファーストクラスに搭載されました。

地位と名誉を手に入れた人たちだけが乗ることができるファーストクラス。そこで提供されるということは、世界中のおいしいものを知りつくした人たちも満足する味ということですよね。

華やかな大吟醸ではありませんが、フレッシュな立ち香りと落ち着いた飲み飽きない味です。

8月と12月に少量限定出荷され、8月と12月ではまた少々違った味わいを楽しむことができます。

ファーストクラスの味をご自宅でどうぞ。

伯楽星 特別純米 冷卸は、蔵の華を丁寧に60％にまで磨き上げ、醸造されたものをマイナス5度の氷温貯蔵庫内でゆっくり、じっくり一夏熟成させたものです。

熟成させても伯楽星らしいフレッシュさは健在で、ほのかにメロン系の香りが広がり、心地よい酸味が広がります。

9月になっても残暑で熱いことが多いのが昨今の日本です。

秋限定の貴重な冷卸、伯楽星 純米吟醸とはまた違った味を残暑の夜にお楽しみください。

伯楽星 特別純米は、山田錦を60%まで磨き、丁寧に醸造されました。

日本酒ミシュランで三ツ星獲得、SAKE COMPETITIONにおいて2014、2015、2016、2017年に4年連続GOLD受賞と、華やかな受賞歴があります。

世界が認める間違いない味ということですね。

糖分を抑え、すっきりとした酒質のためこってりした洋食から和食まで、すべての食事に合うように計算しつくされた味。世界で認められる所以ですね。食事中も飲み飽きることなく、何倍でも飲むことができます。

冷でさわやかな酸が生きてきますし、熱燗にする場合は熱めにして、口の中に含んだ瞬間、ぱっと消える味わいをお楽しみください。

新澤醸造店 伯楽星 日本酒の商品概要、おすすめポイント、口コミ、レビュー、評価、他商品との比較、価格などをまとめ新澤醸造店 伯楽星 日本酒がどんな人におすすめなのかを評価しました。

今までの日本酒の真逆をねらってつくられたという伯楽星。なので、今までの味が大好きな方にはすっきりすぎておすすめできません。

しかし、食中酒という新しいカテゴリーを作り出した伯楽星は、そのフレッシュさとすっきりさゆえに、食事を邪魔することなく、おいしさを際立たせてくれます。新しいものは嫌いだという方でも、伯楽星はチャレンジしてみていただきたいです。もしかしたら、生涯の一本に出会うことになるかもしれませんから。