仕上がりがきれいになる！電動カンナおすすめ10選｜機種選びのポイントとは

DIYで木材を加工している方は多いはずです。木材をきれいに加工するには、無駄な凹凸を作らないことが重要です。木材を平らにするにはカンナで木を削る作業が必要ですが、手動のカンナをうまく扱えない方もいるのではないでしょうか。

木材の表面はできるだけ楽に、美しく整えたいですよね。電動カンナなら手動カンナよりもはるかに簡単に木材を平らにできます。手動カンナとは違い強い力が必要ないので、力の弱い方でも安心して木材の加工が可能です。

そこで今回は、おすすめの電動カンナを紹介します。また、電動カンナを選ぶときのチェックポイントや使い方についても解説しています。木材を削る作業がうまくいかず、困っている方はぜひ参考にしてくださいね。

電動カンナは電気の力で刃を高速回転させ、木材の表面を削るための電動工具です。凹凸のある木材を平らに仕上げたり、厚さを調節したりできます。さらに、木材の角を削り滑らかにする面取りにも使用可能です。

電動サンダーはサンドペーパーを取り付け、主に木材を研磨するために使います。金属の研磨や塗装剥がしにも役立つ電動工具です。粗い面を平らにするときは電動カンナ、平らになった面を磨き上げる仕上げ作業には電動サンダーが向いています。

電動カンナは3つの種類に分類され、それぞれ異なる特徴を持っています。効率よく作業するためには、自分に適したタイプを選ぶことが重要です。それぞれの特徴や使い方を解説しますので、どのタイプが合っているか考えてみましょう。

電気カンナは本体を手に持ち、木材の上を滑らせて削るタイプです。手動カンナに近い要領で使用できるので小回りが利き、大きな材料に適しています。ラインナップが豊富なので、たくさんの選択肢から選べるのも魅力です。

削りの深さを調節できる場合が多く、材料の種類や状態に合わせて使い分けられます。深さ調節ダイヤルの部分とハンドルを握り、両手で動かすのが基本です。電源を入れて刃を回転させたら、削りたい部分を滑らせます。

手押しカンナは材料を手に持ち、据え置いた本体の刃に当てるタイプです。テーブルの中央部で刃が高速回転しており、テーブル上で木材を滑らせて削ります。テーブルより幅の広い材料は通らないため、比較的小さな材料を削りたいときにおすすめです。初心者でも比較的簡単にきれいな表面に仕上げられますが、ケガには十分に注意しましょう。

自動カンナは据え置き型の電動カンナです。本体に木材を通すだけで、指定した深さで削ってくれます。大きな材料にも対応でき素早く削れるので、加工したい材料が多いときに便利です。操作方法さえ覚えれば、簡単に美しい平面が出来上がります。基本的に本体のサイズが大きめなだけでなく、材料を動かして削るためスペースの余裕が必要です。

手動カンナで問題なく作業できる方でも、電動カンナを併用することで作業効率がアップします。そのため、用途に応じて電動カンナも利用するのがおすすめです。そこで、電動カンナを使うのにおすすめの用途を解説します。

手動カンナで大量に削る作業は、非常に体力を消耗します。電動カンナは楽に木材を削れるので、切削量が多い作業で使うと効率的です。湾曲した木材からまな板を作るときや、木材に段差を設けるときは大量に削らなければいけません。電動カンナを利用すれば手動カンナで削る場合よりも短時間で切削でき、身体が疲れにくいのでおすすめです。

木材によく見られる茶色の斑点模様はフシといいます。フシは枝が生えていた箇所であり、他の部分よりも硬いのが特徴です。削りたい部分にフシがあれば、手動カンナで削るのは大人の男性でも苦労します。電動カンナなら木材のフシも問題なく切削可能です。そのため、フシ落としの作業時は電動カンナに持ち替えることをおすすめします。

電動カンナを使えば、熟練していなくても楽にきれいな平面出しが可能です。しかし、手動カンナは扱いに慣れると電動カンナより美しく削れます。そのため、仕上がりが最もきれいなのは、熟練者が手動カンナを使った場合です。

手動カンナを使いこなすには慣れが必要なので、初心者は全工程で電動カンナを使う方がきれいに削れます。熟練した人が木材を削る場合、大量の切削やフシ落としのみに電動カンナを使いましょう。その他の作業は手動カンナを使うのがおすすめです。

電動カンナにはさまざまなバリエーションがあります。そのため、機能やスペックを慎重に確認しながら選ぶのがおすすめです。何をチェックすればいいのか解説しますので、電動カンナ選びの参考にしてくださいね。

電動カンナの電源方式は電源コード式と充電式の2種類です。いずれも異なるメリットがあるので、何に重きを置くかによっておすすめのタイプは異なります。それぞれの特徴を解説しますので、チェックしてみましょう。

電源コード式は電源にプラグを挿した状態で使うタイプです。切削力が高く、バッテリー残量に気を遣う必要がありません。有線で安定して電力が供給されるので、長時間一定のパワーで切削できます。ただし、近くにコンセントがなければ使えません。そのため、作業場所の状況に応じて延長コードやポータブル電源を用意しましょう。

充電式モデルはコードレスで使えるため、コンセントの有無を気にせず切削できます。コードが作業の邪魔になることもないので、小回りが利くのもメリットです。ただし、バッテリーが残り少なくなるとパワーが落ちる場合があります。また、バッテリーが切れたら充電が必要なので、長時間使いたい場合には注意が必要です。

電動カンナの刃は替刃式と研磨式の2種類です。刃の種類の選択によって、メンテナンスの手間やランニングコストが変わります。それぞれどのような方におすすめなのか、ぜひチェックしてくださいね。

替刃式は電動カンナの主流のタイプです。刃の摩耗や破損により削れなくなった場合、刃を交換するだけで再び使えます。刃は消耗品なのでランニングコストがかかりますが、刃をメンテナンスする必要がありません。ただし、大手メーカーでない場合、替刃が手に入りにくい場合があります。替刃を入手できるかどうか、あらかじめ確認しましょう。

研磨式は切れ味が悪くなった場合、自分で刃を研いで繰り返し使うタイプです。替えの刃を購入する必要はありませんが、刃を研がなければなりません。切れ味が元に戻るように刃を研磨するには慣れが必要なので、初心者には不向きです。また、研磨中はケガのリスクが伴います。電動カンナを長期間使っている上級者におすすめです。

電気カンナには、使用後の後片付けを楽にしてくれるモデルがあります。また、安全性を高める機能が搭載されたモデルもおすすめです。電気カンナを選ぶときには、ここで解説する2つの機能があるかチェックしましょう。

電動カンナは、1分間に1万回以上の回転数で木材を削る電動工具です。高速で材料を削るため木くずが大量に飛び散り、周囲がすぐに木くずだらけになります。そのため、作業後は大量のゴミをかき集めなければいけません。

また、冬にストーブを焚いて作業する場合、木くずに着火する恐れがあり危険です。集じん機や集じん袋が使えるモデルなら、発生したゴミを1か所に集められます。作業後の後片付けが格段に楽になるのでおすすめです。

電動カンナは刃が高速で回転するので、取り扱いに注意しないとケガをする恐れがあります。ケガのリスクを最小限に抑えるには、ブレーキ機能が便利です。ブレーキ機能はハンドルにあるトリガーから手を離すと、自動的に刃の回転がストップする機能です。安全のため、特に電動カンナを使い慣れていない方におすすめします。

電動カンナの購入コストを抑えるには、中古品を選ぶという方法があります。また、新品を購入する予算がない場合はレンタルもおすすめです。多くの店舗がインターネット上でレンタルの申し込みを受け付けています。

レンタル料金はショップによって異なるので、しっかり確認しましょう。2泊3日の場合は約4,000～5,000円、1週間なら5,000～6,000円程度のケースが多いです。一時期のみ電動カンナを使いたい場合は、レンタルの利用を検討してみましょう。

電動カンナは木材の平面出しに絶大な効果を発揮します。スペックや機能の異なる機種がたくさんあるので、丁寧にチェックしながら自分に合ったモデルを見つけましょう。ぜひ電動カンナを活用して、木材を効率よくきれいに仕上げてくださいね。