福井の日本酒おすすめ８選！特徴や人気酒造もご紹介！

最近では日本酒がブームとなり、男性だけでなく女性でも日本酒を楽しむ方が増えました。書店に行っても日本酒に関する本や日本酒を特集した雑誌をよく見かけるようになり、飲食店でも日本酒バルなど、日本酒をメインに取り扱うお店が盛況しています。

日本全国たくさん酒蔵がありますが、日本酒は土地によって味が異なるのが特徴です。とりわけ北陸は、寒冷な気候と白山・立山の美味しい雪解け水で名酒と呼ばれる日本酒がたくさん生まれています。

この記事では、北陸・福井県の日本酒を紹介しますので、ご自宅でも美味しい地酒を楽しんでみましょう。ぜひ、お気に入りの一品を見つけてください。

水と酒米が美味しさを決めると言われている日本酒ですが、福井県はそのどちらをも兼ね備えています。福井の日本酒の素晴らしさを解説しますので、ご覧ください。

日本酒の約80％は水でできており、「名水ありて銘酒あり」と言われているほど、水は大事な要素です。福井県は名水百選に選ばれる名水処を6ヶ所も有し、ミネラル分をたっぷり含んだ豊富な地下水に恵まれています。水の都福井では、昔から白山水系の良質な水を使用して、美味しい地酒が造られてきました。

米の生産量が日本で有数の福井県では、日本酒に最適な米もたくさん生産しています。なかでも福井・奥越前は酒米「五百万石」の一大産地として有名です。五百万石は大粒で高級酒向き、成熟期が早く寒冷な地での栽培が向いているため北陸を中心に栽培が盛んに行われています。恵まれた水と酒造りに適した米が合わさって、日本酒造りが発展していきました。

福井県には、現在約30ほどの酒蔵があり、大きく4つのエリアに分けることができます。エリアごとに酒蔵について解説しますので、参考にしてください。

福井県北東に位置し、山々に囲まれた盆地で県内屈指の豪雪地帯です。肥沃な土、湧き出る地下水、盆地気候と米作りに恵まれた環境で良質な米が育ち、五百万石の産地でもあります。このエリアには、明治35年から続く老舗蔵元一本義久保本店や、高級酒専門蔵である真名鶴酒造があることで有名です。

一本義は、食中酒としてすべての銘柄で「キレ味の良さ」を追求しています。素材の味を大切にする食材の宝庫・福井の地酒ならではのこだわりです。

越前地方と呼ばれる地域で、日本海に面した木ノ芽峠以北のエリアを指します。1866年創業で約150年もの歴史を持つ舟木酒造は、品質管理を徹底した日本酒造りにこだわり、淡麗辛口を多く製造。黒龍酒造は、創業1804年の蔵元で、直営小売店の石田屋で日本酒を購入することができます。

丹南地区は福井県の中央に位置するものづくりが盛んなエリアで、加藤吉平商店は創業万延元年（1860年）から無添加の純米酒を造り続けています。代表銘柄「梵」は、世界的酒類品評会で多くの賞を受賞しています。片山酒造は創業以来「佐瀬式」という方法で、ひとつひとつ人の手で丁寧にお酒を造ってる蔵元です。

福井県の一番南側に位置し、リアス式海岸で有名な若狭湾沿岸の地域です。関西方面につながる交通の要所でもあり、三方五湖や瓜割の滝など豊かな自然と水に恵まれている地域でもあります。

県内産100％の酒米を使用した銘柄を造る、寛永19年（1642年）創業の敦賀酒造や、甘口の日本酒を造る鳥浜酒造などが有名です。

福井県は美味しい日本酒がたくさんあります。実際に福井に足を運んで酒蔵めぐりをするのも楽しいですね。通販で購入してご自宅で飲み比べをしてみたり、それぞれの日本酒に合う料理を作ってみたりしても楽しめます。ぜひ、福井の日本酒を堪能してみてください。