低遅延HDMIセレクターおすすめ8選｜切替器と分配器の違いは？ゲーム対応も

PS4やSwitchなどのゲーム機やブルーレイレコーダーなど、複数の機器とテレビを繋ぎたいときに役立つのが「HDMIセレクター（切替器）」。使うたびにケーブルを抜き差しする必要なく、切り替えるだけで映像やゲームが楽しめます。

しかし、HDMIセレクターを使う上で気になるのは遅延の有無です。FPSや格闘ゲームなどのシビアなオンラインゲームをプレイする方は、少しの遅延も避けたいものです。人によって遅延の感じ方は違いますが、製品によってはラグを感じる場合もあります。

また、HDMIセレクターの遅延について検証した方の中には、遅延は気にならないとの意見も。本記事では、遅延を防ぐ対処法やHDMIセレクターの選び方や分配器（HDMIスプリッター）との違い、おすすめモデルなどをご紹介します。遅延なしで快適に映像・ゲームを楽しみましょう。

HDMI（切替器）セレクターとは、ゲーム・テレビなど複数のHDMI入力をまとめて、使用する機器に切り替える際に使用する分配器のこと。HDMI入力ポートを増やせるので、デバイスを使用するたびにケーブルを差し替える手間が省けるのが魅力です。

HDMIセレクターは有名メーカーの高性能モデルを選ぶのがおすすめです。外部から電源供給ができるタイプは動作が安定しやすいので、PS4やPS5などのゲーム機でも安心して使えます。また、高性能モデルほど遅延も起きにくいです。実際に購入しているユーザーの口コミをチェックするのもおすすめです。

HDMIセレクターには入力ポートと出力ポートがあります。入力ポートにはPS4やSwitchなどのゲーム機やブルーレイレコーダーを繋ぎ、出力ポートにテレビやモニターなどを繋いで映像を映します。

入力ポートの数が多いほど多くのデバイスが接続できるので、何台繋ぐかチェックしてから選びましょう。また、入力ポートと出力ポートを入れ替えて、双方向で使えるCEC対応のモデルもあります。

HDMIセレクターの画面を切り替える方式には、自動と手動があります。自動切替は接続機器の電源が入ると自動で画面が切り替わる仕組みです。手動切替は任意のタイミングでボタンを押し、手動で画面を切り替えるタイプです。

自動切替は切り替える手間がなく便利な反面、レコーダーの録画開始時など予期しないタイミングで切り替わる場合もあります。手動・自動両用タイプも販売されているので、気になる方はチェックしてください。

音質にこだわりたい方には、ARC対応のHDMIセレクターがおすすめです。HDMIセレクターがアナログではなく光デジタルなどでオーディオ機器と繋ぐため、ARCポートに外部のスピーカーやアンプなどを接続すれば、高音質で音楽や音声が再生されます。

迫力のある映画やオンラインゲームなど、高性能のスピーカーをセットすればより洗練された音声が楽しめます。

4K対応のテレビや機器に接続するなら、4K対応のHDMIセレクターを選びましょう。高画質の鮮明な映像をそのまま出力できます。4Kテレビに4K非対応のセレクターを繋ぐと、上手く出力されない場合もあるので注意が必要です。PS4Proは4K対応なので、より美しい映像を楽しめます。

1秒間に更新される単位を「Hz（ヘルツ）」と呼ばれる単位で表している、リフレッシュレートにも注目してみましょう。HDMIセレクターは、リフレッシュレート（Hz）の値が高いほど滑らかな映像が映し出されます。

より鮮明で美しい映像美にこだわりたい方は、リフレッシュレートが60Hz以上のものを選びましょう。特にオンラインゲームなどをプレイする方は、カクツキを防ぐためにも4k最高値である144Hzの商品を選ぶのがおすすめです。

安定して高画質・高音質を楽しみたい方は、コンセントなどの外部電源を使用できるモデルを選びましょう。ACアダプタやUSB給電など外部電源を使用できるタイプは、映像が途切れにくく安定したネット通信できるのがメリットです。

また、外部電源と内部電源を切り替えられるタイプもあります。通信が安定している場合は内部電源、不安定な場合は外部電源に切り替えらるので、柔軟に対応したい方にぴったりです。

エレコムはHDMIセレクターのほか、OA機器・PC周辺機器を幅広く扱うメーカーです。2022年に発売したGM-DHSW4KP31は、4K映像・60p・HDR対応のHDMIセレクター。PS5・PS4を最高画質でプレーするのにぴったりです。

サンワサプライは2入力1出力・1入力2出力といった、双方向の入出力に対応したHDMIセレクターを取り扱うメーカーです。廉価モデルなら2,500円程度で購入できる一方、2万円超の高級モデルもラインナップ。商品によってはHDMIスプリッター・HDMI分配器といった名称が付いています。

HDMIセレクターの遅延を防ぐには、高性能・外部電源で安定性のあるモデルを選ぶことが重要ですが、他にも対処法があります。遅延の原因はHDMIセレクターだけではなく接続機器との相性や仕様も考えられるため、遅延が気になる方はチェックしてください。

HDMIセレクターの遅延を防ぐには、HDMIケーブルもメーカー品のver2.0以上の高品質モデルを選ぶのがおすすめです。安価なHDMIケーブルやver.1.2のHDMIケーブルで繋いでいる方は多いですが、遅延の原因がケーブルということも考えられるので注意しましょう。

HDMIセレクターには複数の入力ポートがあるので、遅延を感じるポートを違う入力ポートに差し替えるのも有効です。一度HDMIセレクターを外し、繋ぎ直してデバイスを再起動すると解消することもあります。手間のかかる作業ではないので、遅延を感じたときに試してください。

HDMIセレクター（切替器）とHDMIスプリッター（分配器）は全く違う製品です。HDMIセレクターは、ゲーム機やレコーダーなど複数のデバイスを1つのテレビやモニターに繋げ、切り替えて使う製品です。

HDMIスプリッターは1つのデバイスを複数のモニターやテレビに映す製品で、動画配信者に愛用されています。HDMIセレクターで検索すると分配器が出る場合もあるので、間違えないように注意しましょう。

HDMIセレクターの使い方は、出力端子をテレビやモニターなどの映像を映したい機器に繋げ、入力端子をブレーレイレコーダーやゲーム機などの機器に接続します。画面を切り替えるには、自動切替タイプと手動切替タイプで使い方が異なります。

自動切替タイプはHDMIケーブル差すだけで映像が出力されます。手動タイプはボタンを押して、使用したい接続デバイスを切り替えて使用します。USBケーブルやACアダプターの外部端子があるモデルは、繋いでおくと電力が安定しやすいです。

HDMIセレクターに接続しても映像が映らない場合は電力不足の可能性があります。外部電源タイプは、USBケーブルやACアダプターを繋いで給電しましょう。画面切替が上手くできない場合は、HDMIケーブルを繋ぎ直してデバイスを再起動させてください。

ゲーム機やレコーダーなど、複数のデバイスをテレビに繋ぎたいときに便利なHDMIセレクター。遅延が気になる方は外部電源タイプの高性能モデルがおすすめです。HDMIセレクターで快適にゲームや映像を楽しみましょう。