【最新】中古の雲台おすすめ7選｜マンフロットやベルボンも！

雲台は三脚にカメラを固定するのに使う、写真撮影に必須のアイテムです。元から三脚とセットになっている製品が多くそのまま使っている方もいますが、雲台は交換ができるので撮影用途に合ったものを選ぶのがおすすめです。

実は、同じ三脚を使っていても雲台を交換するだけで、撮影方法や使い心地が変わります。今まで何気なく使っていた雲台を、この機会に一度見直すのもおすすめです。雲台は高額な製品が多いので、今回は気軽に購入できる中古の雲台に絞って紹介します。

また、雲台の種類・選び方・おすすめ製品7選も紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。本記事を参考にして用途に合った雲台を選び、より快適に写真撮影を楽しみましょう。

自由雲台の特徴は、稼働させる部分がボール状になっている点です。上下左右に動かせるうえに、少し傾きも出せます。そのため、自由にカメラの位置を変更して構図を変えられるのがポイントです。

自由な使い方ができるので動く被写体・風景・ポートレート撮影など幅広い写真を撮影したい方におすすめします。ただし、稼働範囲が広いため、細かな角度調整をしなければなりません。角度調整が苦手な方は3WAY雲台といった別の雲台を検討しましょう。

3WAY雲台は左右上下に動かせるので、縦・横両方の撮影を楽しめます。自由に動かせるので、写真の構図を柔軟に決めて撮影したい方におすすめです。ただし、撮影する際にはきっちりロックして固定する必要があります。

そのため、ロックを解除しなければカメラの位置を変えられません。スポーツやアクティビティなどの動く被写体撮影には向かず、じっくりと撮影する風景写真に向いています。

ビデオ雲台は持ち手部分が長いので、左右上下に滑らかに動かせます。写真撮影よりも動画撮影するのに向いているのが特徴です。滑らかに動かせるので、動く被写体をブレずに追いかけてビデオに残せます。

ただし、ビデオ雲台は縦撮影ができないのが難点です。横構図のみの撮影となるので、構図を柔軟に決めて撮影したい方には向いていません。

上記以外にも雲台の種類はまだまだあります。他タイプの雲台について簡単にまとめましたので、気になったものがあればチェックしてください。

• チルト雲台…コンパクトデジカメを一脚で使うのに向いている。カメラを上下に動かせる
• ジンバル雲台…望遠レンズを使う際に最適な雲台。野鳥や航空機撮影におすすめ
• パノラマ雲台…パノラマ撮影に最適な雲台
• 特殊雲台…天体撮影におすすめの極軸微動雲台や自撮りに最適な一脚専用の雲台など

雲台は、新品で購入すれば数万円する高額アイテムです。Manfrottoといった一流ブランドだと5万円程する雲台もあります。予算に余裕がない場合はなるべく安く購入したいものですが、中古なら1万円から購入できる場合が多いです。中には1万円を切る場合もあります。

雲台は電子機器ではないので、劣化の心配がほとんどありません。選ぶポイントをしっかり抑えれば、安心して購入できます。また、思った使い心地ではなくても、購入した金額に近い価格でフリマアプリに出品すればすぐに買い手が見つかる場合があるので、気になった雲台を気軽に試せるのもメリットです。

ここでは、中古で雲台を購入するときの注意点をご紹介します。いくつかのポイントに気をつけて、気になる雲台をお得にゲットしましょう。

雲台は三脚とセットで屋外で使用する場合がほとんどなので、傷や汚れが付きやすいです。そのため、中古を購入する際は目立った傷がないかを確認しましょう。中古なので、多少の擦れ傷は仕方ありませんが、目立った傷があるものはやめておくのがベストです。

また、雲台には三脚に取り付けるネジ穴とカメラを取り付けるネジ山がある場合がほとんどなので、ネジがつぶれていないかどうかも購入前には必ず確認してください。

中古の雲台を購入するときは、付属品が揃っているかも確認しましょう。多く場合、付属品が揃っている状態で販売されていますが、中にはネジアダプターが付いていなかったりプレートが付いていなかったりする場合もあります。

必要な部品がないとカメラを固定できないため、別途購入しなければなりません。無駄な出費を回避するにも、付属品が揃っているかを必ずチェックしましょう。

雲台を選ぶときは、機能性や水準器の有無などをチェックして選びましょう。水平を保つ「カウンターバランス機構」を搭載している雲台なら、手を離した状態でも傾きません。重量のある望遠レンズなどを使うときにあると便利です。

また、水準器は三脚やカメラが水平になっているか確認するためのアイテムで、安価な雲台には搭載していない場合があるので、事前に確認しましょう。2WAYタイプの水準器だと横・縦撮影の両方に使えるので便利です。

カメラを雲台に取り付ける方法には2種類あります。それぞれの特徴を知ったうえで、自分が好む方を選びましょう。

直接取り付けるタイプは、雲台とカメラをネジで直接固定します。ネジでしっかりと取り付けるため、後述するクイックシューよりもブレを抑えた撮影が可能です。ブレにくいので、フルサイズ一眼レフや望遠レンズの使用時などに好まれます。

また、重たい機材を使う方には直接取り付けるタイプの雲台がおすすめなので、ぜひチェックしましょう。

クイックシュータイプは、カメラの下部にプレートを取り付け雲台にセットする取り付け方法です。プレートをはめるだけなので着脱が簡単にできます。手持ち撮影から三脚撮影への切り替えが素早くできるのでおすすめです。

通常、プレートは雲台とセットになっていますが、中古で購入する際はプレートがない場合もあります。その場合はプレートの形状がメーカーごとに違うので、雲台と同じメーカーのものを揃えるのが必要です。そのため、購入時にプレートと雲台がセットで販売されているかを必ずチェックしましょう。

耐荷重は、雲台によってばらつきがあります。耐荷重を超える機材を雲台に載せると、ぐらつきやブレの原因になります。カメラを動かす動作が重たくなったり、雲台が壊れてカメラが落下したりするリスクもあるので、雲台の耐荷重は必ず守りましょう。

雲台を耐荷重で選ぶ場合、カメラやレンズなど使う機材の総重量が雲台の耐荷重に収まるように選んでください。心配な方は機材の総重量の約2倍の重量に耐えられる雲台を選ぶのがおすすめです。

三脚に取り付ける際、ネジ穴に注意しましょう。三脚によってネジの太さが違うため、ネジ穴を確認せずに購入して使えないといったケースがないよう気をつける必要があります。ネジ穴の規格は3/8-16UNC(直径9mm(ネジ穴の大きさ))と1/4-20UNC(直径6mm)の2種類です。

基本的には、世界標準の三脚ネジ穴規格である1/4-20UNCである場合が多いのですが、間違って購入しないためにもネジ穴の確認を怠らないようにしましょう。

マンフロットはイタリアの三脚メーカーで、数多くのカメラマンに選ばれている人気の一流ブランドです。3WAY雲台や油圧システム搭載の自由雲台を世界で初めて販売したメーカーとしても知られています。

マンフロットは三脚の他にもカメラバックや照明機材なども取り扱っているので、カメラアクセサリーを一式揃えられるのが特徴です。また、高級感のあるデザインで機能性に優れています。高価な製品が多いですが、中古なら1万円から購入可能です。

VELBONは海外製と思う方が多いかもしれませんが、東京に本社がある国内メーカーです。1955年から三脚・一脚・雲台を製造、販売している老舗メーカーで高い信頼性があります。また、日本製で高品質なため、国内外のカメラマンから支持されているメーカーです。

VELBONの雲台は、利便性に優れています。独自の「QRAシステム(カメラの着脱がワンタッチで確実に行える)」を採用しており、初心者から上級者までレベルに合わせて選べるのがポイントです。

Markinsは韓国のメーカーで、主に自由雲台を販売しており、その優秀さはドイツやロシアなどの有名カメラ雑誌にも掲載されるほどです。「最高の自由雲台」とも言われ、世界中で高く評価されています。

Markinsの自由雲台は、航空機にも使われる素材を採用しているのが特徴です。そのため、耐荷重をキープしながら他メーカーの製品に比べて軽いのが魅力です。

Gitzoは90年以上続く老舗カメラアクセサリーメーカーです。三脚が有名で、カメラマニアが最終的に行き着くブランドとして人気があります。憧れの高級ブランドメーカーなので、中古でも高価格な傾向です。Gitzoの雲台は機能性とデザイン性が重視されており、中でもトラベル用に最適なボール雲台が人気があります。

雲台は高価なものが多いため、購入を躊躇う方も多くいます。そんな方には、アウトレット品を購入するのも1つの手段としておすすめです。楽天やYahooショッピングなどのネット通販でも取り扱っている場合があります。通販サイトで「雲台　アウトレット」などと検索すると出てくるので、気になる方はチェックしてみてください。

雲台を使用しているうちに、雲台のボールの動きが悪くなる場合があります。ここでは、自由雲台のメンテナンス方法のついて解説するので、参考にしてください。

1. ホームセンターなどで販売されている万能グリスを用意する。
2. 布でボール部分に付着している汚れをあらかじめ拭き取っておく。
3. 米粒大ほどのグリスを楊枝などの細いものに取り、ボールに少しずつ塗り広げる。
4. 塗ったグリスを拭き取るように、再度布で拭き上げる。
5. 最後に仕上げとしてグリスを塗る。余分なグリスは拭き取っておく。

雲台を使用しなくなったときに便利な、カメラ用品を専門に買い取ってくれる業者がいます。「カメラ買取アローズ」では、不要となったカメラ用品を段ボールに詰めて送るだけで査定してもらえるので、店舗に行く手間もかかりません。

また、「カメラの買取屋さん」では、出張買取を実施しています。エリアは関東や関西が主ですが、宅配買い取りも行っているのが嬉しいポイントです。ほかにも、「カメラ高く売れるドットコム」は店頭・出張・宅配など、さまざまな買い取り方法でカメラ用品を買い取ってくれるのでおすすめです。

雲台は高額なアイテムなので、中古で購入するのがおすすめです。中古だと半額以下で購入でき、いらなくなったら同様の金額での販売もできます。中古で購入するメリットは大きいので、雲台を購入しようと思っている方はぜひ中古品もチェックしてくださいね。