扇風機の首振りで異音？注油のポイントを徹底解説！おすすめ扇風機5選も紹介

「夏に扇風機を使おうとしたら、以前のように動かなくなった」という経験はありませんか。暑い時期に便利な扇風機ですが、繊細な機械なので使用にはメンテナンスが必要です。場合によっては修理に近い方法で、扇風機の手入れをしなくてはいけません。

この記事では、扇風機を使うときに気を付けたいトラブルや、メンテナンス方法を解説します。気になる扇風機の症状をまとめたので、メンテナンスに入る前にトラブルを確認しましょう。さらに、買い替えにもおすすめの扇風機5選を紹介するので参考にしてください。

扇風機の電源を入れたときに起きやすいトラブルと注意点をまとめました。扇風機の羽の故障には大きく分けて3つの症状があります。主に油切れが原因で起こるトラブルを紹介するので、確認しましょう。

扇風機の首が左右に振られるとき、キュルキュルときしむような音がするときは注油が必要な場合があります。本体の軸の部分や羽根の元の部品にオイルを差しましょう。扇風機や部品に注油しても音がするときは、羽の軸を固定するネジが緩んでいる可能性があります。その場合はドライバーでネジを締め直してください。

扇風機が首を振ったときにカサカサ・カクカクと音が鳴る場合は、内部の部品の潤滑不足かもしれません。この場合は、扇風機のモーターのギアに注油しましょう。モーターのカバーを外して歯車部分に注油するかグリスを塗布し、部品を組み直す必要があります。また、首振りの構造部分にも注油すれば、さらにカサカサ・カクカク音を抑えられます。

扇風機の羽が止まったり回らなかったりするときは、油切れでモーターが熱を持っている可能性があります。その場合は注油による修理で直せることがあるので試しましょう。扇風機の羽の軸受けにオイルを差しますが、本体の分解をしなくてはいけません。後方の軸受けへ注油をするときは、扇風機の切り替えつまみを抜き取りましょう。このとき想像以上に力がいるので注意してください。

メーカーの説明書によっては扇風機のメンテナンス時に、本体のモーター軸へミシン油を注油するよう記載されている場合があります。さらに、扇風機分解の方法も説明されており難しくはありません。しかし、最近の扇風機は安全面の観点から、注油に関してメーカーが書いていないものが多いので注意してください。注油について記載がない扇風機へオイルを差したいときは、自己判断せずにメーカーに修理を依頼しましょう。

扇風機を分解するときは、作業前に取扱説明書をよく読みましょう。メンテナンスで分解できる範囲をきちんと確認してから行ってください。メーカーでは基本的にモーターとその周囲の分解は非推奨としており、自分でメンテナンスできる範囲が狭い場合があります。

扇風機付属の取扱説明書にも「本体は分解しない」と書いてあるので注意しましょう。インターネットには修理方法を説明しているブログも多くありますが、ほとんどは知識が豊富な修理業者が行っています。安易に真似するのは避けてください。

扇風機を分解する場合は、ドライバーやペンチなどの工具を使って本体部分をばらします。このとき、ケガ防止のために軍手をして行いましょう。また、元通りに組み立てられるように自分が確認できる範囲で分解してください。

羽の軸部分やモーターの部品をわかる範囲で簡単にばらして注油したら、なるべく早めに組み立てなおしましょう。扇風機の部品の紛失や破損を防ぐため短時間での作業が理想です。再組立て後は、修理した扇風機の動作を確認して完了です。

もし、「分解した後に動作が直らない、ひどくなった」場合は、購入したメーカーに相談してください。そのときに自分で扇風機の本体を分解して、メンテナンスを行った経緯もきちんと伝えましょう。

実は、扇風機のトラブルは注油以外の修理方法で解決する場合があります。次は油切れ以外が原因のトラブルを詳しく紹介します。

扇風機の風量が弱でスタートしない場合は、羽・ガード・チャイルドロックを確認しましょう。羽やガードに問題がある場合は、一度部品を緩ませて再取り付けすると修理が完了する場合があります。また、羽軸にヒモのようなゴミが挟まっている場合も上手く動作しないことがあるので、掃除をしてください。さらに、扇風機本体の故障ではなくチャイルドロックが効いていることもあるので、使用前にもう一度確認しましょう。

扇風機から変な音がするときは、羽根・ガード・軸受けの部品であるスピンナーを確認してください。羽の部品にホコリがたまっているとブーンという音が出ます。この場合は羽を洗ったり、掃除機でほこりを除去したりして本体を清掃しましょう。

扇風機からキュルキュルという高い音がするときは、羽の軸受けのベアリングが減っている可能性があります。この場合は自分で部品を購入して交換するか、メーカーへ修理を依頼しましょう。

扇風機はメーカーが商品ごとに耐用年数を決めており、本体後ろの部分に年数が記載されたシールを貼っています。古い扇風機を自己判断でメンテナンスしたり注油修理したりするのは、安全面の問題が大きく危険です。

また、何かトラブルがあった場合の補償や本体の動作も、メーカーの想定範囲外の可能性があります。したがって、古い扇風機の故障を自分で修理するのは避け、新しいものに買い替えを検討しましょう。

扇風機の動作や異音トラブルは、羽や本体部分に注油すると修理できることがあります。しかし、自己判断で機器を直そうとすると危険なので、不安な場合はメーカーへの問い合わせがおすすめです。また、扇風機が耐用年数を超えている場合は、買い替えも検討しましょう。