扇風機の羽根の交換方法を紹介｜羽根だけ売ってる？互換性は？【山善・ユアサなど】

山善・ユアサ・テクノスなどの扇風機を使っていて、羽根だけが割れた経験はありませんか？「扇風機の羽だけ売ってるところはないか」「羽根だけを取り換えられないか？」と考える人も多いですよね。扇風機の羽根は、特別な知識が無くても簡単に取り換えられます。

また、扇風機の羽根の取り換えは、修理だけにとどまりません。違う仕様の羽根に取り換えると、本体はそのままで扇風機が送り出す風の質や運転音を変えられます。しかし、「ヤマダ電機で買った扇風機でも羽根だけ取り換えられるのか」「互換性に問題はないのか」などのさまざまな疑問が残ります。

さらに、扇風機の羽根を交換するには、交換用の新しい羽根が必要です。この記事では、交換用の羽根の入手方法と取り換え方をご紹介します。難しくありませんので、ぜひとも挑戦してみてください。

扇風機の羽根交換は、交換用の羽根が無ければ始まりません。羽根が必要になった時は扇風機のメーカーに直接問い合わせて手に入れるのが基本です。しかし、パナソニック・東芝・シャープ・日立・山善・無印良品・ユアサなどのメーカーはネット通販やヤマダ電機などの家電量販店で羽根のみの販売を行っています。

また、家電量販店やネット通販には純正品ではない羽根も売っていますが、こちらは手持ちの扇風機に取り付けられない場合があるので避けた方が無難です。

扇風機の羽根は、規格によって統一されているものではありません。交換用の羽根は、今使っている扇風機の羽根の直径・羽根中心部にある穴の口径と長さを確認して買いましょう。ただし、純正品でない羽根はパッケージに表記されているサイズが一致しても、実際に取り付けると合わない場合があります。

また、互換性が高いとうたわれている汎用タイプを使用して故障した場合、メーカ保障をうけられない可能性もあるので、なるべく扇風機の羽は純正品を購入するようにしてください。

どんな電化製品も、メーカーは補修用部品を所有している期間は有限です。大抵の場合は8年なので、手持ちの扇風機が発売から8年以上経っていたら、純正の羽根を手に入れられないと考えてください。

また、古い扇風機は羽根だけでなく、いろいろな部品が劣化している可能性があります。新しい扇風機は省エネ志向でもあるので、無理に使い続けるより買い替えを検討しましょう。

扇風機の羽根は、単品で購入すると2,000～3,000円程度かかります。ネット通販やメーカーからの取り寄せの場合、これに送料がかかればさらに高額になります。

しかし扇風機は新品でも3,000～4,000円で手に入ります。破損が羽根だけで、羽根だけを交換したい場合でも、単体で購入するのと新品の扇風機を買うのと、どちらが得か検討をおすすめします。

扇風機の羽根の交換は、お手入れをする時と同じ要領でできます。特別な工具も要りません。扇風機の羽根の外し方と取り換え方は、以下の通りです。

1. コンセントからプラグを抜く
2. カバーを外す
3. 古い羽根を右に回しながら取り外す
4. 新しい羽根を左に回しながら取り付ける
5. 再びカバーを取り付ける

扇風機の羽根は右に回すと外れ、左に回すと締まるようにできています。いわゆる「右ネジの法則」ではありませんので気を付けましょう。

扇風機は、好みの羽根に取り換えて自分仕様にカスタマイズできます。ここでは、おすすめのカスタマイズ方法を2つ紹介します。

扇風機は、羽根の枚数や大きさによって送り出す風の質が違います。いくつか羽根を用意して気軽に風量調節してみましょう。扇風機は羽根の枚数が多いほど優しい風になり、少ないほど強い風になるのが特徴です。

• 強風にしたい・・・3枚
• 優しい風にしたい・・・7枚

近年の扇風機は、5枚羽根が主流になっています。

もし音が気になる場合は、静音性の高い羽根に取り換えるのもいい方法です。一般的に扇風機の羽根は、同じ形状であれば羽根の枚数が多い方が大きい音を発します。しかし、扇風機の運転音は羽根よりもモーターによるところが大きいのが事実です。

モーターの取り換えは自宅ではできませんので、この場合は静音性に優れた「DCモーター」を搭載する商品に買い換えをおすすめします。

扇風機の羽根を交換したのにスイッチを入れても回らないケースもあります。回らないのにはいつくかの原因が考えれられ、原因によって対象方法が異なります。詳しく知りたい方は下記の記事を参考にしてください。

扇風機の羽根が割れたとき、接着剤等で直そうとする人がいますが、これはおすすめできません。割れた羽根を完全に接着するのは不可能です。また、きちんと修理できていない羽根を取り付けると正しく回転しなかったり、欠けた破片が飛んできたりする可能性もあります。

また、修理が得意な人でも、割れた羽根を自分で修理するにはいろいろな道具が必要です。修理用の道具を揃えると、かえって費用がかる場合もあります。扇風機の羽根の価格は、新品でも2,000円程度なので、手間と費用の問題を考えても、新しい羽根を買い替えた方がお得です。

扇風機の寿命は商品の機種によって異なりますが、一般的に5～10年と言われています。扇風機のモーターは主に2種類です。ひとつは直流式のDCモーターです。近年の扇風機はDCモーターが主流で、音が静かで消費電力も抑えられます。

しかし、もうひとつの交流式であるACモーターの方が耐用年数が長いです。つまり、新しい扇風機は昔の扇風機より性能は上がりましたが少し寿命が短くなっています。寿命が近いサインとしては、異音や振動です。発火の恐れも出てくるため新しい扇風機に交換するのをおすすめします。

扇風機は電化製品です。高価なものではありませんが、修理やお手入れをしながら末永く大切に使いまししょう。扇風機の羽根の交換は、日々のお手入れと同じ要領でできます。修理だけでなく、自分仕様にカスタマイズしてみるのもおすすめです。