【ハンディ扇風機も】扇風機の音がうるさい原因は？原因別の対処法も

暑い夏を快適に過ごす上で、扇風機は欠かせないという方もいるでしょう。しかし、その扇風機がうるさいと快適に使えませんよね。寝るときだと音が気になって眠れませんし、職場だとうるさくて仕事に集中できないこともあります。

そこで今回は、扇風機がうるさい原因について解説します。モーター音・カタカタ音が気になるときの対策についても解説しているので、扇風機がうるさくて困っている方はぜひ参考にしてください。また、うるさい扇風機の返品についても解説します。

さらに記事後半では、買い替えにおすすめの扇風機10選もご紹介します。静音設計の据え置き型・卓上型扇風機をそれぞれピックアップ。静かな扇風機へ買い替えを検討している方も必見です。

商品にもよっても異なりますが、風量を最大にして扇風機のすぐそばで計測したときの音はおおよそ60dB程度です。これは、普通に会話をしているときの話し声や、自動車に乗っているとき車内で聞こえる走行音と同じくらいの音量です。55㏈程度であれば、耳障りに感じない程度で使用できます。

扇風機をすぐそばで使用する機会は少ないので、実際の扇風機の使用シーンではもっと小さな音に聞こえます。また、扇風機との距離が2m離れるごとに、音は約6dB小さくなっていきます。

扇風機の風切り音は主に「羽根に風が当たる音」「使用者の近くの障害物に風が当たる音」「安全枠に風が当たる音」の3種類があります。その中で最もうるさく感じるのが「羽根に風が当たる音」です。

しかし、羽根や安全枠に風が当たる音は扇風機の設計的に改善するのが難しいです。ただし、障害物を減らすことである程度の対策はできます。

扇風機はモーターを搭載しており、作動時にはモーターの音が目立ちます。最近の扇風機のモーターは静かですが、昔の扇風機はモーターの音がやや大きいです。しかし、モーター音が正常ならそこまで気にならないかもしれません。

問題なのはモーターから異音が発せられる場合です。ブーンのような特徴的な異音が実際に鳴ると、うるさく聞こえてしまいます。モーターの異音にはグリスや油不足といった原因があります。

扇風機の羽根を軸に固定するためのパーツが緩んでいると、カタカタという音が出る場合があります。その場合は、パーツを締め直すだけで直るので、自分でも容易に対処可能です。ほかに、パーツの内部に異常が起こっているため異音がしている可能性も考えられます。

カタカタという音がする場合は、羽を固定するパーツを取り外し、念のためパーツ内部を確認してから締め直すようにしましょう。

扇風機が劣化すると、モーターからの異音・首振り時のカクカク音などさまざまな音が発生します。パーツを交換することで解消する場合がありますが、素人が交換するのは難しいです。そのため、専門業者に依頼して修理してもらいましょう。また、扇風機の平均寿命は8年と言われています。それに近い期間使っているなら、買い替えるのがおすすめです。

扇風機の風切り音は風がほこりに当たることで大きくなる場合があります。また、ほこりが当たった空気を使用者が吸い込むのは衛生的ではありません。そのため、扇風機は定期的に掃除しましょう。掃除機で安全枠や羽根のほこりを取り除く・濡らした雑巾で汚れている部分を拭くなどのお手入れが効果的です。

扇風機が清潔な状態でも、仕様により風切り音がうるさい場合があります。そんなときは、風量設定を弱くするのがおすすめです。風量が抑えられる分、羽根や安全枠に当たる風が少なくなり、結果的に音が静かになります。ただし、風量設定を弱くすると当然涼しさが弱まると認識しておきます。

購入時よりも音が大きい・異音がする場合は、扇風機が故障している合図かもしれません。扇風機の故障はシャープの故障診断ナビで確認しましょう。確認事項にて当てはまる選択肢を選ぶだけで状態をチェックできます。

実際に故障していると診断されたら、使用をやめ専門業者に修理を依頼、または買い替えを検討しましょう。修理の相場は4,000～14,000円ほどです。

買った当時から扇風機の音がうるさい場合は、扇風機そのものに問題があるかもしれません。その場合は、静音仕様の扇風機に買い替えるのがおすすめです。また、うるさくなった扇風機を修理する際、修理代が高くなることがあります。修理代によっては、買い替えた方が安く済む場合もあります。

職場で卓上扇風機を使っている方もいると思います。卓上扇風機がうるさいと、自分のみならず周りにも迷惑がかかることがあります。そのため、使う環境によっては静音設計の卓上扇風機を選ぶことが重要です。

また、職場でほかの人が使っている卓上扇風機の音がうるさくて悩んでいる方もいるでしょう。そんなときは、その人に静音設計の卓上扇風機を勧める・プレゼントするなどの工夫が効果的です。

ダイソンの扇風機は初期のものと比べて最近のモデルはかなり静かです。数値にして～50dbほどしかなく、一般的なエアコンの音と同じ程度です。そのため、静かさを重視してダイソンの扇風機を選ぶなら、最新のものがおすすめです。

一方で、山善の扇風機は静音モードを搭載しているものもあり静かに使えます。しかし、モデルによっては首振り時の音が気になることも。山善の扇風機を選ぶ際は、口コミもチェックすると安心です。

「扇風機を購入したものの、使ったらうるさかったから返品したい」と思う場面があるかもしれません。これに関して、不具合により扇風機がうるさい場合は返品できます。しかし、そうでない場合は一度でも使用すれば返品できないことが多いです。

まれに使用済みで不具合でなくても返品できたケースもあります。そのため、もしも扇風機がうるさかったら販売店やメーカーに相談してみましょう。ただし、面倒な返品作業を行わないためにも、購入前に店員さんに聞いたり口コミをチェックしたりして、静かな扇風機を選ぶことが重要です。

扇風機は正常に稼働しているけど、なぜか音が気になる場合があります。寝ているときに扇風機をつけている方にとっては、扇風機から出る異音は小さい音でもストレスです。

扇風機の異音の原因はさまざまで、ホコリの付着によるものであれば、掃除すると解決します。しかし、異音の種類や原因はほかにもあるため、気になる方は下記の記事を参考にしてください。

扇風機の音がうるさい時は定期的に掃除したり、設置場所を工夫したりして改善できる可能性があります。劣化や寿命により扇風機がうるさくなった場合は、修理や買い替えを検討しましょう。ぜひこの記事を参考にして、静かな扇風機で快適に過ごしましょう。