高齢者用体温計おすすめ7選｜高齢者向けの音が大きいものも！

最近は施設の利用時に体温の測定を義務化しているところもあるため、以前より体温計の出番が多くなっています。また、日頃から体温測定をしておくと、変化があったとき異常に気づきやすいです。

しかし、液晶画面が見えにくく音が小さい体温計は、高齢者には使いにくいものです。そのため、高齢者向けの音が大きい体温計や、液晶画面の大きい体温計を選ぶ必要があります。とはいえ、体温計の種類をよく知らない方も多いですよね。

そこでこの記事では、高齢者用体温計の選び方とおすすめ商品7選をご紹介します。体温測定は健康管理にも役立ちますので、ぜひ参考にしてください。

オーソドックスな脇で測るタイプは、高齢者が1人で測るときに使いやすいのでおすすめです。測定時間は5分～10分と少々長めですが、脇に挟んでおくだけなので簡単に測定できます。

ただし、しっかりと脇に挟んでおかないと正しく測定できません。脇をしっかりしめるのが難しいのであれば、他のタイプをおすすめします。

寝たきりの方や横になり安静にした状態で体温を測りたい方は、耳で測るタイプがおすすめです。自分では体温測定が難しく、家族や介護の方が代わりに測る場合に無理なく使えます。

使い方は体温計の突起部分を耳穴に差し込むだけなので力を入れる必要がなく、高齢者に負担をかけずに済むのもメリットです。

衛生面を重視する方には、検温部に触れないおでこで測るタイプがおすすめ。おでこにかざすだけで測れるので、高齢者の方も測りやすいです。また、短時間で測れるため複数人で検温したいときにも便利です。ただし、他の体温計よりも測定値に波が出やすいため、正しい測定方法で測る必要があります。

より正確な体温を測りたいときは、口内で測るタイプがおすすめです。口の中に体温計を入れ、舌の付け根にあてて体温を測ります。短時間で測れるので、計測時間の短い体温計を探している方にも適しています。また、丸洗いできるものが多く、手間はかかりますが衛生的に使えます。

実測式は脇に密着させて測定します。口腔内の場合は舌裏などの粘膜に密着させます。測定開始から温度が上昇しなくなるまで測定を続けると正確な測定が可能です。

昔は水銀式が主流でしたが、現在は電子体温計が主流なので使いやすいです。口腔内は約5分・脇では約10分と少し長めなものの、正確性を重視して選びたい方には実測式がおすすめです。

予測式は30秒～1分とスピーディーに測定するため、時間をかけず手早く体温測定したい方におすすめです。正確性では実測式にやや劣るものの、各メーカーが検温データを元に計算し設計されているので目安を知るには十分です。

毎日手軽に使いたいが時々は正確に体温測定をしたいのであれば、実測式+予測式の2wayタイプを選んでください。

赤外線式は肌や粘膜に触れずに非接触で体温を測定します。家族全員が体温測定をしたいが衛生面が気になるときは、非接触式を選びましょう。

センサーをおでこに当ててボタンを押すだけなので、複数人の体温測定をしたいときにも便利です。ただし、体を動かした直後やお風呂上がりなどの体温変化が起きやすい時間の使用は、誤差が生じやすいため避けてください。

高齢者が使用する体温計は使い勝手も重視してください。先端の素材・見やすい工夫がされているかは重要なポイントです。体温計にあると嬉しい機能を2つご紹介します。

高齢者が1人で体温を測る際に誤って肌や口に強く当ててしまったときを考えて、検温部には柔らかい素材を使用したものをおすすめします。赤ちゃんにも使える優しい素材であれば高齢者にも使いやすいです。どうしても高齢者用体温計が見つからない場合は、赤ちゃん用で代用しましょう。

高齢者は液晶画面に表示された数字が見えにくいと感じる場合があります。バックライト機能を搭載したモデルは、薄暗い場所でも数字が見やすいです。

バックライトの色によっても見えやすさは変わります。また、バックライトがあっても数字が小さいと見にくいと感じるのであれば、液晶画面や数字が大きく表示されるモデルを選んでください。

医療機器メーカーのテルモは、精度の高い体温計を使いたい方におすすめです。高齢者が使いやすい音が大きい体温計や、ケースから出すと自動で電源が入る体温計などを販売しています。

また、液晶画面も大きいため、老眼の方にも見やすい設計です。テルモ体温計は医療用としても使われており、品質を重視する方にも適しています。

シチズンは時計のメーカーとして耳にする方も多いですよね。実は時計だけでなく、体温計や体重計などの健康機器でも知られています。

シチズンの体温計には、音が聞こえにくい高齢者も使いやすい振動するタイプや、耳やおでこで測れる体温計があります。体温計には抗菌樹脂が使われているため、衛生面が気になる方にもぴったりです。

オムロンは血圧計や体重計など、ヘルスケアの機器を販売しているメーカーです。オムロンの体温計は大画面で見やすいものや、スマートフォンと連携させて体調管理ができるものがあります。また、最短1秒で測れる耳式体温計などもあるので、用途に合わせて選べるのが魅力です。

オムロンには検温終了のお知らせブザーに、高音と低音を組み合わせ聞き取りやすい音を採用した体温計があります。通常のブザーでは聞き取りにくい方にもおすすめです。

また、体温を表示する液晶画面に大型画面を採用しているので、小さい文字が見えづらい方にも使いやすいのがポイントです。随所に高齢者が使いやすい工夫を施しているのが嬉しいポイントです。

耳が聞こえにくい方は大きい音で知らせる機能があっても気づけない場合があります。そんな方にはシチズンが発売している、バイブレーション（振動）で検温終了を知らせる機能を搭載した体温計がおすすめです。

テレビを見たり誰かと話したりして検温終了音が聞こえなくても、振動で知らせてくれるので容易に気付けます。

テルモからは、音が聞き取りにくい高齢者向けに、ブザーではなくメロディで検温終了を知らせる機能を搭載した体温計が発売されています。

ただのメロディではなく高齢者が聞き取りやすい高音域を採用しているのがポイントです。さらに、一般的な商品よりも音量が大きいので、音の変化とボリュームでさらに気付きやすくなっています。

高齢者用体温計は検温終了を聞きやすい音で知らせたり、液晶画面を見やすくしてひと目で体温がわかるようにしたりと、さまざまな工夫がされています。種類はあまり多くありませんが、ご紹介した選び方とおすすめ商品を参考にして最適な商品を見つけてください。