【2024最強】車中泊用の大容量ポータブル電源おすすめ6選｜バッテリーとの違い

電源サイトを利用できるキャンプ場は、夏は扇風機・冬は電気毛布やホットカーペットを使えます。しかし、車中泊となると電源の確保が難しく、冬は電気毛布を使えないので寒さに凍えながら寝ることになってしまいます。

そんな悩みを解決してくれるのが、大容量ポータブル電源です。蓄電池を搭載しているので充電すれば繰り返し使用できますし、発電機に比べてコンパクト。燃料を使わないため手軽に利用できるというメリットもあります。

この記事では車中泊を快適にするおすすめの大容量ポータブル電源の選び方と、アウトドアユーザーに人気の商品をご紹介します。記事の最後には大容量ポータブル電源に関するお役立ち情報もご紹介していますので、ぜひ最後まで読んで役立ててください。

ポータブル電源とモバイルバッテリーの違いは、電気容量です。キャンプ場でスマホやゲーム機の充電をするだけであれば、モバイルバッテリーでも十分です。しかし車中泊で電気毛布や電気ケトルなど、家電製品を使用するにはモバイルバッテリーでは電気容量が少なすぎます。

ポータブル電源は、家庭で使用する家電製品をアウトドアシーンでも使用できるように設計されているのが特徴です。ポータブル電源の電気容量はモバイルバッテリーに比べてはるかに大きく、車中泊以外にもテント泊や災害時まで幅広いシーンに対応できます。

ポータブル電源があると、場所を問わずに電気製品を使えます。キャンプや車中泊など、屋外で電気を使用したい時におすすめです。また、災害や非常時にも役に立つので一台持っておくと安心です。

屋外でスマホなどの充電や冷蔵庫、扇風機などが使用できるので、キャンプや車中泊に便利なアイテムです。

ポータブル電源は比較的高価なので、購入を渋ってしまう方もいます。また、耐用年数があるので、永久的に使用できるわけではありません。耐用年数が終了し、使えなくなったあとも燃えないゴミでは処分できません。

金額を見て検討することや、耐用年数が経った後のこともしっかりと考えて購入するようにしましょう。

ポータブル電源から給電して電気製品を使用する場合は、電気製品の定格消費電力をポータブル電源の定格出力が上回ってなければなりません。たとえば電子レンジは一度の消費電力量は40Wと少ないのですが、定格消費電力は800Wです。

そのため、ポータブル電源の定格出力が800Wを上回っていないと使用できません。自分がポータブル電源を使って何をしたいのかをしっかりと確認しておきましょう。

バッテリー容量はキャンプスタイルや用途に合わせて選びましょう。大きく分けて500Wh・1,000Whのラインでキャンプスタイルや用途に合ったものを選ぶのがおすすめです。

キャンプや車中泊で快適な環境を整えるという目的であれば、バッテリー容量は500Wh前後がおすすめです。ソロキャンプで小型冷蔵庫やノートパソコン、扇風機や電気毛布を使っても、500Whあれば十分対応できます。

容量が500Wh前後のポータブル電源は種類が多く、用途に合わせて選びやすいのもポイントです。あまり使用したい家電がないときは、300Wh～400Whでも足りる場合があります。

ファミリーで車中泊を楽しみたい方や、災害時の備えとしてもポータブル電源を持っておきたいという方には、バッテリー容量は1,000Wh以上をおすすめします。

バッテリー容量が1,000Wh以上あれば、小型冷蔵庫と電気ポットを同時に使用することも可能です。スマホの充電をしながら扇風機を使うということもできるので、ソロやペアキャンプでも使用したい家電が多い場合は1,000Wh以上を選びましょう。

ポータブル電源には、矩形波と正弦波という2種類の波形があります。矩形波は本体価格は安いのですが、電力が低いものにしか使用できません。正弦波は価格は高めですが、電子レンジや電気ポットなど電力消費の大きい家電にも使用できます。

車中泊での使用に向いているポータブル電源は、ある程度のバッテリー容量が必要なので価格も少し高めです。キャンプギアにお金をかけると、ポータブル電源の予算は抑えたいですよね。しかし、電子レンジや電気ポットを使いたいのに、矩形波を選んでしまうと使用できません。選ぶ際は車中泊で使用したい家電が使えるかどうかをチェックしてください。

ポータブル電源を選ぶ際に注意したいのが、定格出力です。定格出力とは、指定された条件で使用する最大能力のことです。使いたい家電をポータブル電源に接続して使用する場合は、家電の消費電力よりポータブル電源の容量や出力が大きくないと使用できません。

夏は扇風機やミニ冷蔵庫など、消費電力の低い家電なのでそこまで容量は気になりません。しかし、冬はホットカーペットや電気ケトルなど、消費電力の大きい家電を使うことも多くなります。オールシーズン使用するのであれば、ポータブル電源の容量・出力をよく確認してください。

しかし、容量の大きいポータブル電源は価格も高くなります。選ぶ際は予算と使用したい家電とのバランスも考えて決めるのがおすすめです。

ポータブル電源を選ぶ際には、出力端子の種類も要チェックです。メーカーやモデルによってポータブル電源に搭載されている出力端子は異なります。

家電の多くはACコンセント端子があれば使用できますが、スマホやUSB充電式の製品を使用したいのであればUSBポートは必須です。車中泊では車用の家電を使用することも多いので、シガーソケットにも対応しているか確認しましょう。

車中泊用に大容量ポータブル電源を選ぶと幅広いシーンに活用できて便利ですが、サイズが大きくなるほど重量も増すので、車に積み込むときや持ち運ぶときに扱いやすいかどうかも大切です。

また、サイズが大きいほどスペースを必要としますし、ポータブル電源があるとくつろぐスペースや寝るスペースが狭くなることもあります。サイズと重量は用途に合わせて使いやすいものを選んでください。

車中泊に出発するまでにポータブル電源の充電が十分ではない場合や、思っていた以上に電力を消費してしまうと途中で使えなくなる可能性があります。ソーラー充電機能を搭載してモデルであれば、太陽光で充電できるので電源のない場所や災害時にも安心。太陽光は無料なのでコスパ面でもお得です。

カーチャージ機能を搭載したポータブル電源は、目的に向かう途中で車につなげば充電できます。時間がなくて充電できなかったときにも便利ですし、災害時に停電になった場合は車で充電すれば電化製品を使えるというメリットも！

ただし専用ケーブルが必要となるので、付属していない場合は同時に別途購入しておくと安心です。

車中泊でも1日中車の中で過ごすとは限りません。過ごしやすい季節は車外で過ごすことも多いので、ポータブル電源を屋外で使用することもありますよね。この場合は急な雨に備えて、防水機能を搭載したものを選ぶのがおすすめです。

防水機能を搭載していれば、水辺で過ごしたり釣りをしたりというシーンにも活用できます。

電気製品にはPSEという電気用品安全法というものがあります。ポータブル電源はPSEの対象ではないので、PSEマークがついていない商品も多くあります。しかし、事故や火事などのトラブルに繋がらないためにもPSEマークがついているものを購入するのがおすすめです。

安全性を確かめたい方はPSEマークのついたものを選ぶようにしましょう。

車中泊用の大容量ポータブル電源を使用するにあたり、覚えておくと便利な豆知識をご紹介します。

日本は東西で電気の周波数が異なります。静岡県と新潟県を堺に東側は50Hz・西側は60Hzとなっています。一部混在している地域はありますが、東側の50Hzの地域に住んでいて、移動して西側の60Hzに行くという場合、周波数の違いで電化製品が使えない可能性があります。

全国いろいろな場所で車中泊をする予定がある方は、周波数を気にせず使用できるヘルツフリーの製品を選ぶといいでしょう。

メーカーやモデルによる多少の違いはあるものの、ポータブル電源は動作温度を超えると使用できない可能性があります。目安は0℃～40℃ですが、使用できても使用電力は著しく低下するので、動作温度を超える場所での使用は注意してください。

極寒地では0℃を下回ることもありますので、万一に備えて電源がなくても対応できるよう防寒対策を厳重にすることをおすすめします。

ポータブル電源は充電しながら繰り返し使用できますが、充電池は永久に使用できるわけではありません。モデルによる違いや使用状態による違いはありますが、大体6年～10年とされています。

取扱説明書やカタログに充電回数が記載されていますので、大まかな充電回数を覚えておくのがおすすめです。いざというとき寿命で使えないことがないように、買い替えの時期を見極めるのも大切です。

ポータブル電源は使用方法や保管の仕方によって、バッテリーの寿命を長持ちさせられます。バッテリー残量を20～80％の間に保つためにこまめに充電しすぎないようにすることも大切です。また定格出力を超える機器の給電や、充電しながらの給電もバッテリーを劣化させてしまいます。

保管をする際は、低温や高温など極端な温度になる場所を避けて保管しましょう。

バッテリー容量に余裕がある大容量ポータブル電源は、消費電力を気にせず家電を使用できるので車中泊を快適にしてくれます。紹介した商品は人気があり口コミでも高く評価されていますので、ぜひ取り入れて役立ててください。