ブルーレイレコーダーの録画機能｜HDDの残量があるのに録画できないときの対処法も

主にテレビ番組の録画において重宝するのがブルーレイレコーダーです。ただ、名前は知っているけれど、「ブルーレイレコーダーで何ができるのか」「録画方法が分からない」という方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、ブルーレイレコーダーの録画について徹底解説します。ブルーレイレコーダーと外付けHDDの違いや録画方法などさまざまな角度から紹介します。録画できない・録画映像が乱れるなどの状態の場合の対処法も解説するので、「残量あるのに録画ができない」「レコーダーが録画できない状態になっています」といった方もぜひ参考にしてください。

また、実際におすすめのブルーレイレコーダー8選もピックアップします。商品ごとに値段や詳細を解説するので、ブルーレイレコーダーを探している方もチェックしてくださいね。

時間が合わないなどの理由で、テレビ番組をリアルタイムで見れない場合もありますよね。そんなときにブルーレイレコーダーがあれば、番組を録画して後で視聴ができます。

同じ時間帯に見たい番組が複数放送されていても、それらを同時に録画できて便利です。また、通常のテレビ以外に、ケーブルテレビの録画も可能。ブルーレイレコーダーとケーブルテレビチューナーを、ネットワークやLANケーブルで接続すれば録画ができます。

録画した番組は削除できるため、録画番組を見終わり次第削除すれば、ブルーレイレコーダーの容量を確保できます。

ブルーレイレコーダーにはCD・DVDディスクの挿入口が設けられています。その挿入口にディスクを挿入して、DVDを視聴できます。DVDプレーヤーなどの再生アイテムを持っていなくても見られるので便利です。

また、ブルーレイディスクに保存した動画の再生も可能です。ディスク内の録画番組や思い出の動画などをテレビ画面で楽しめます。

ブルーレイレコーダーで録画した番組は、ブルーレイディスクなどにダビング(移行)できます。ダビングしたディスクを他のブルーレイレコーダーで読み込めば、ディスク内の録画番組を視聴可能です。

ブルーレイレコーダーを買い替えたいけど録画番組は取っておきたい、そんなときにダビング機能が役立ちます。

ブルーレイレコーダーに似たアイテムとして、外付けHDDが挙げられます。どちらもテレビに接続して使いますが、それぞれに明確な違いがあるのも確かです。

このように、ブルーレイレコーダーの方ができる範囲が広いです。しかし、外付けHDDにも大容量・低価格といった特徴があります。基本的にはブルーレイレコーダーで番組録画し、容量が足りなくなったら外付けHDDに移す方が望ましいです。

また、外付けHDDはPCなどのテレビ以外の機器とも接続可能です。あらゆるデータのバックアップを取れるので優秀なアイテムといえます。

HDDの容量によって、ブルーレイレコーダーが録画できる時間が決まります。容量ごとの録画目安時間は以下の通りです。

録画機能をあまり使わない・録画を見たらすぐに消す方は、500GBでも十分。ある程度録画番組を溜める方は、余裕を持って1TB・2TBを選びましょう。とにかく容量が大きいモデルがいいなら、4TBで間違いありません。

ただ、容量が小さいほどブルーレイレコーダーは安い傾向にあります。逆に大きいと値段が高くなるので気をつけましょう。

同じ時間に放送されている番組を2つ以上録画したいときは、同時録画機能を持ったモデルがおすすめです。同時に録画できる数はチューナーの数で決まり、チューナーが2つなら2番組、チューナーが3つなら3番組を同時録画できます。

お気に入りの番組が同じ時間帯に放送されている場合は、放送されている番組の数に合ったチューナー数のモデルを選びましょう。また、よく録画をし忘れる方は、自動で録画してくれる全自動録画機能を持ったブルーレイレコーダーがおすすめです。

4K放送は、通常の番組に比べて画質がいいのが特徴。しかし、ブルーレイレコーダーが4Kに対応していないと、そのままの画質で録画できません。4K放送を高画質で録画したい方は、4Kチューナー内蔵のモデルを選ぶのがベストです。

また、テレビも4Kに対応していないと高画質で映せないので気をつけましょう。ちなみに、4K対応のブルーレイレコーダー・テレビを用意すれば、4K Ultra HD ブルーレイを楽しめます。4KのDVDも増えてきているので、それらを再生したい方も要チェックです。

今ではブルーレイレコーダーも進化しており、スマホと連動できるモデルもいくつかあります。その手のモデルは、スマホで録画番組を見たり、リアルタイムで放送中の番組を見たりできるので便利です。

また、外出先から録画予約が可能なので、録画のし忘れを防止できます。使い勝手のよさを重視するなら、スマホ連動機能を持ったブルーレイレコーダーがおすすめです。

SeeQVaultとは、パナソニック・サムスン・ソニー・東芝の4社が開発した再生互換性に関する技術です。具体的には、地デジ番組などの著作権保護されたHDコンテンツを、機器をまたいで視聴・再生できるもの。

SeeQVaultに対応したブルーレイレコーダーで録画した番組は、他のSeeQVault対応のテレビに繋いで再生できます。通常は録画したテレビ・レコーダーでしか録画番組は再生できないので、使い勝手がいいです。

ブルーレイレコーダーをできるだけ価格を抑えて買いたい方は、ボーナス時期や新製品の発売前後の時期をチェックしましょう。型落ち品など激安価格で販売される場合があります。型落ち品を購入する場合は、1年前までのものがおすすめです。

店舗よりもネットの方が安く買える場合が多いですが、保証の内容や長さも事前に確認しましょう。また、中古品の場合は、使える期間が短い可能性もあるので、価格だけでなく使用状況を確認した上で購入するようにしましょう。

ブルーレイレコーダーはさまざまな種類がありますが、中には買ってはいけない・避けるべきブルーレイレコーダーがあります。買ってはいけないブルーレイレコーダーの特徴は以下の通りです。

• チューナーの数が少ない
• 画質が悪い
• データの移し替えが面倒くさい

チューナー数は録画できる番組の数に影響します。チューナーの数は後から増やせないので、チューナー数が少ないブルーレイレコーダーは購入を避けましょう。ブルーレイレコーダーは長時間番組を録画をするほど、画質が荒くなります。画質の悪さは、視聴の快適さに関わってきます。

データの移し替えが面倒くさいブルーレイレコーダーも、買ってはいけないブルーレイレコーダーといえます。データ整理が面倒くさいと、結局しなくなってしまうため、データ以降に時間も手間もかからないものを選びましょう。

ブルーレイレコーダーを初めて使う方だと、録画方法が分からないかもしれません。実際の録画で戸惑わないために、録画方法について確認しましょう。

1. テレビの電源を入れる
2. 必要に応じてブルーレイレコーダーにブルーレイディスクを入れる
3. テレビのリモコンで番組表を表示する
4. 方向・決定ボタンで操作し、録画したい番組を選択
5. 番組予約を選択する
6. 録画先を選び、予約を登録する

以上の手順を踏めば、番組放送時に自動で録画が開始されます。複数録画をしたい場合は、別の番組に対して4～6を同様に行うだけでOKです。ただ、機種によって録画方法が違う場合があります。

もし先述した手順で録画できないときは、ブルーレイレコーダーの取扱説明書を参考にしてください。

ブルーレイレコーダーの内蔵容量が足りなくなったときは、録画番組をBDディスクにダビング(移行)するのがベストです。実際にダビングする際は、以下を参考にしてください。

1. ブルーレイレコーダーにBDディスクを入れる
2. リモコンのホームボタン→ビデオ→ディスクダビングの順に進める
3. DVDダビング選択し、決定ボタンを押す
4. ダビングしたい番組を選択し、決定ボタンを押す
5. 実行ボタンを押し、ダビングを開始する
6. ダビングが終了するとホームメニューに戻る

機種によって異なりますが、1度にダビングできる番組数は30～99個までです。それより番組数が多い場合は、何回かに分けて移動させましょう。また、上記手順でダビングできない場合は、ブルーレイレコーダーの取扱説明書を参考にしてください。

ブルーレイレコーダーの残り容量を上回るデータ量の番組を録画しようとすると、番組が録画できない・途中までしか録画ができない問題が発生します。また、チューナーの数以上の番組を同時に予約はできません。

HDDの容量不足の場合は、保存している番組をBDディスクにダビングするのがベストです。そして、チューナーの数を把握し、その分だけ同時予約するようにしましょう。また、停電・番組変更があった場合も、残量あるのに録画できないことになる可能性もあります。

雪・大雨などの悪天候により、テレビが電波を受信できない状態だと録画できない場合があります。また、ブルーレイレコーダーの残り容量を上回るような録画設定をしていると、先述した容量不足により録画できません。

前者の場合は、天候が落ち着いてから録画を開始するのがベスト。後者は録画のクオリティをある程度下げて、小さい容量で録画できるようにするのがおすすめです。

特に心当たりがない、残量あるのに録画ができない場合は、ブルーレイレコーダーが不具合を起こしていると考えられます。そんなときは、ブルーレイレコーダーを再起動すると録画できるようになる可能性があります。

しかし、再起動は録画番組が消える・新たな不具合が発生するなどのトラブルを引き起こす場合があります。あくまでも最終手段として考えましょう。

ブルーレイレコーダーの寿命はモデルによって異なりますが、だいたい5～10年といわれています。しかし、メーカーが修理などのサポートをしてくれるメーカー保有の保証期間内に、電源が入らない・録画ができないなどの不具合が生じた場合は、早めにメーカーに確認するのをおすすめします。できるだけ長く使う為にも、常日頃からお手入れをしっかりすることが大切です。

録画した番組が再生できなかったり、再生した映像が乱れたりする場合、どのように対処したらいいのでしょうか。それぞれの場合について対処法を紹介します。

録画した番組が再生できない場合は、アンテナを確認しましょう。アンテナが正しく接続されていなければ、取扱説明書などを参考に接続しなおしてください。接続部の緩みが原因の場合もあります。

適切に接続している・悪天候などアンテナの電波を妨害する要素がない場合は、アンテナが壊れている可能性があります。

アンテナの電波を妨害するのは悪天候だけではなく、身近な電気製品も含まれます。たとえば、電子レンジなどのアイテムは電波を発し、アンテナの電波と干渉していまい、接続を妨害してしまう場合があります。

それを防ぐために、電波を発するアイテムをアンテナの近くに置かない、電磁波カットシールで電波の放出を抑えるなどの対策を取るのが適切です。

録画・録画再生は、テレビとHDDがセットになって機能します。どちらかが異常を起こしていると、録画・録画再生ができない原因に。そんなときはテレビとHDDをリセットし、不具合の解決を試みるのも手です。

ここからは、再生した映像が乱れる・途切れる場合の対処法について紹介していきます。このようなトラブルの際には、参考にしてください。

ディスクの記録面に傷や指紋などの汚れがついていると、うまく再生できず映像が乱れる場合があります。ディスクが汚れているときは、汚れを拭き取ってから再生してください。

受信した映像が途切れる場合には、アンテナレベルが低くなっている場合があります。そんな時には、アンテナレベルを確認しましょう。アンテナレベルを確認しながら、アンテナの向きを調整したり、アンテナケーブルが断線していないか確認しましょう。

ここまで紹介した対処法を試しても録画・録画再生に関するトラブルが治らない場合、テレビやブルーレイレコーダーが故障しているかもしれません。業者に頼んで直してもらうか、買い換えを検討しましょう。

結論から言うと、ブルーレイレコーダーでYouTubeの録画はできません。ですが、YouTubeに対応しているモデルならYouTube視聴ができます。また、再生リストに動画を保存すれば、簡単に動画を見返せるので、録画機能代わりに使ってみるのもおすすめです。

ブルーレイレコーダーは、簡単に番組を録画・録画再生できるのが特徴。お気に入りの番組を何回も見返せるので便利です。記事内でピックアップしたブルーレイレコーダー8選もおすすめなので、興味が沸いた方はぜひチェックしてください。