オムロン血圧計の肥満用・太い腕用おすすめ8選｜腕が太くて血圧が測れないときの対応法

自宅で血圧を測りたいけど、「腕が太いため血圧が測れない」「筋肉があって使えないものを買ってしまった」ということを経験したことがある方もいるのではないでしょうか。

家族で同じ血圧計を使っているけど、自分だけ腕が入らずに測れないこともあるかもしれません。そんな方には、肥満用や太い腕用など腕周りが大きいサイズの血圧計がおすすめです。

ここでは肥満や太腕の人でも使える血圧計を解説します。また、既存の血圧計の帯の部分を取り替えるだけで、測れるタイプも紹介します。記事後半では、おすすめの血圧計8選も紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。

名前の通り手首に巻くタイプの血圧計です。手首に巻くタイプは左右差が出やすいので、測るときは毎回同じ方の手首で測りましょう。また、血圧計を心臓と同じ高さで測らないと正しい数値が出ないので、必ず座って心臓と同じ高さで測ります。

手首に巻くタイプは、血圧計の中で最もコンパクトなタイプなので、外出先や旅行先でも測りたい方に特におすすめです。他の種類の腕で測るタイプよりも心臓から遠い場所で測るので、数値が±10ほど差が出ることがあります。手首用は太腕の方でも測れることが多いです。

カフ式は、薬局や家電量販店などで最もよく売られている、自分で上腕に巻いて測るタイプの血圧計です。上腕に合わせてきつすぎず緩すぎず、ピッタリ巻いて測ります。緩すぎると教えてくれるタイプの血圧計もあるので、巻き加減が心配な方はこの機能が付いているものを選びましょう。

測る際に必ず座り、血圧計を心臓と同じ高さで測ります。心臓よりも下になると血圧が高く出る可能性があり、心臓よりも上だと低く出る可能性があるためです。太腕の方は、太腕用のカフを選びましょう。

アームイン式は、病院でよく見かける上腕を中に入れると自動で調整して測る血圧計です。アームイン式は腕帯そのものが動いて姿勢を矯正するので、正しい姿勢で測るのが苦手な方や、自分で巻くのに自信がない方には便利です。

太腕用として販売されているものはなく、普通サイズは上腕30cmほどの血圧計が多いです。オムロンで上腕42cmまで測れるサイズの血圧計を出しているので、上腕42cm以下の方は使えます。

上腕式血圧計の場合、カフ部分が取り替えられる種類の血圧計があります。買い替えるより、カフのみ交換した方がコスパがいいです。既存の血圧計が対応しているかを調べましょう。

カフ式を持っているけどカフの長さが足りなくて測れない方は、カフのみ取り替えれば既存の血圧計が使える可能性があります。カフ式は、本体からカフがチューブで繋がっていますがチューブが抜き差し可能なので、この部分から交換します。

ほとんどのメーカーのカフ式ではカフの取り替えが簡単にできるので、既存のもので太腕用があるか確認しましょう。メーカーに確認するか、ネットで検索しても調べることが可能です。

血圧計の種類さえ分かればネットで簡単に購入できます。血圧計のメーカーのホームページやネット通販サイトで購入可能です。本体を買い替えるよりもリーズナブルなものが多いのでおすすめです。ただし、メーカーの中でも種類が何個もあるので、既存の血圧計の種類を間違えないよう注意してください。商品名や品番は保証書・箱・説明書・本体の裏などに記載されています。

血圧計で測定したデータをスマートフォンのアプリに転送し、グラフや数値で管理できる機能です。測った時間や日付も記録されるので、自分の体調の変化を目で見て分かります。血圧を毎日紙に記録するのが面倒な方は分かりやすく管理できて便利です。健康な方でも持病を持っている方でもグラフを見ることで、いち早く体調の変化に気づける1つの手段として使えます。

過去の血圧を血圧計本体に個別登録できる機能です。1人分を登録できるものがほとんどですが、2人分を登録できるものもいくつかあります。各家庭にもよりますが、家族で使う方や今後使う予定がある方は、記録できる人数が多い方が便利です。過去の血圧の登録数は10回分・50回分・100回分など、血圧計によって回数が全く違います。日付と時間も一緒に登録されるので、自分に必要な回数のものを選びましょう。

血圧を測っている最中に不整脈を探知する機能がついた血圧計があります。不整脈を探知することで、持病にいち早く気づける可能性があります。不整脈の原因は心臓疾患だと思われがちですが、心臓疾患だけでなく高血圧・肺・甲状腺異常がある場合も不整脈が出やすいです。

不整脈が見つかっても、他に症状がなければ心配ないことは多いですが、めまい・息切れ・長く続く胸痛・意識障害などの症状が現れた場合や心配な場合は、早めに病院を受診する目安になります。

現在太腕用血圧計として発売しているのは「オムロンのカフ式」のみです。太腕用血圧計としてではないですが、オムロンのアームイン式は太腕用血圧計のカフ式と同じ42cmなので、腕の太さが42cmまでなら使用可能です。

太腕の方でも手首の方が細い場合があるので、他のメーカーも試したい方は手首用血圧計も検討しましょう。手首用血圧計は、手首周り20cm前後まで測れるものがほとんどなので、自分の手首の長さを測って決めてください。

血圧を正しく測るためには、いくつかのポイントがあります。できるだけ毎回同じ条件で計測しないと、計測結果にバラつきが出てしまい参考になりません。以下にポイントをまとめましたので、計測の際はポイントを守って同じ条件で計測するよう心掛けましょう。

• 計測前にトイレは済ませておく
• 椅子に座って正しい姿勢で計測する
• 安静な状態で計測する
• 毎日同じくらいの時間帯に計測する
• 極端に暑い・寒い部屋での計測は避ける

血圧計は、カフを心臓の高さに合わせて計測するのが基本です。心臓より高い位置で測ると、腕に血液が流れにくくなるため、通常よりも低い数値が出ます。逆に、カフが心臓より低い位置で測ると、腕の血流が良くなるため通常よりも高い数値が出ます。そのため、計測時カフは常に心臓の高さにし、正しく測定しましょう。

毎日同じ時間帯に血圧を測ることで、日々の体調の変化に気づける可能性があります。不整脈の機能付きの血圧計やアプリで連動する機能など上手に活用して、しっかりと体調管理をしましょう。