大容量モバイルバッテリーおすすめ10選｜メーカーごとの特徴や選び方

移動中や外出先での充電に便利なモバイルバッテリー。特にその中でも、たくさんの機器を充電できる大容量のモバイルバッテリーを1台持っておくと安心です。

大容量のモバイルバッテリーを選ぶ際は、自分のスマホを何回充電できるのかをチェックすることが大切。さらに、スマホだけではなくタブレットやパソコンなども充電ができるかについても確認しましょう。

今回は、大容量モバイルバッテリーのメーカーごとの特徴や選び方、おすすめのモバイルバッテリーについてご紹介します。大容量のモバイルバッテリーのメリットやデメリットもチェックして、自分にあったモバイルバッテリーを見つけてくださいね。

本記事では、20001mAh以上のモバイルバッテリーを「大容量モバイルバッテリー」と定義して紹介していきます。

大容量モバイルバッテリーにはメリットだけでなくデメリットもあるため、両方を理解した上で自分にとってぴったりなモデルを選ぶことが大切です。詳しく解説していくのでぜひ参考にしてください。

大容量のモバイルバッテリーでは、複数の電子機器の充電が一度にできることなど、さまざまなメリットがあります。ここでは、そんな大容量モバイルバッテリーのメリットについて詳しく紹介します。

大容量のモバイルバッテリーは出力電力が大きいため、複数の電子機器の充電が一度にできます。スマホだけでなく、パソコンやタブレットの充電が一気にできると、何個もモバイルバッテリーを持ち運ぶ必要がありません。

さらに、旅行することが多い方は旅先で地図を見たり、写真を撮ったりと、さまざまな場面でスマホを使いますよね。そんな方にも、ポケットWi-Fiなどの電子機器とスマホを一気に充電できる便利な大容量モバイルバッテリーがおすすめです。

大容量のモバイルバッテリーを一台持っておけば停電や災害時などでもスマホを複数回充電したり、家族の人数分充電したりできます。スマホは災害時の安否の確認や情報収集に必須なため、大容量のモバイルバッテリーは防災グッズとしても重要です。

また、スマホ充電用のUSB端子だけでなくAC出力端子も搭載したモデルであれば、LEDライトや電気毛布などの家電製品にも給電できます。容量は多いほど用途が広がるため、災害用として備えておくなら断然大容量がおすすめです。

大容量のモバイルバッテリーには、サイズが少し大きめであったり、重量があるなどのデメリットもいくつか挙げられます。ここでは、そんな大容量のモバイルバッテリーのデメリットについて紹介します。

モバイルバッテリーは以下の表のように容量に比例して重さが増します。そのため、小型のモバイルバッテリーと比べるとカバンに入れて持つ歩く際には重量感を感じる点がデメリットです。

本記事では、ある程度重さのある大容量のモバイルバッテリーを紹介することになりますが、ご自身の使い方と照らし合わせて必要容量と重さのバランスを考えてみてください。

大容量のモバイルバッテリーは1万円前後～と価格が高めです。大容量であればあるほど、充電できる回数は多いですが、容量と予算のどちらを重視するか検討した上で選びましょう。

どのモバイルバッテリーを選べばいいかわからない！
 
この記事にたどり着いた皆さんも、同じ悩みを抱えているのではないでしょうか？
 
本記事の目標はズバリ、
簡単にモバイルバッテリー選びの失敗をなくすこと
です。
 
今回の記事では、選び方の解説に加えて実際にモバイルバッテリーを購入した方500名を対象に行ったアンケート結果も取り上げ、購入前の不安を解消できる内容になっています。ぜひ最後までお付き合いください。
 
☆この記事を読めば失敗しないモバイルバッテリーを選べます！

実は、たった3つのポイントを意識するだけでモバイルバッテリー選びを失敗する確率がグッと下がります。

その3つのポイントとは、

これだけです。疑問に思う部分も多いかと思いますが、じっくり解説しますのでご安心ください。詳細はこのあと述べますが、

最終的に【CHECK】のモバイルバッテリーに行き着くことになります。

あまりこだわりがない方は、ここまで絞ったら、あとは価格が安いものを選択すれば間違いありません。

それでは詳しく解説していきます。失敗しないためにも【必読】がついた見出しだけはすべて目を通してください！

モバイルバッテリーの適切なバッテリー容量は2回フル充電できる量と言われています。

2回フル充電できる容量は以下のように算出可能です。

「スマホのバッテリー容量×2では？」と思われる方がいるかもしれませんが、その場合1回しか充電できません。

バッテリーは、電圧の変換ロスによって記載容量の5〜6割ほどしか充電されないという特徴があります。

なので、5,000mAhのモバイルバッテリーは2500mAhのスマホを1回しか充電できません。

2023年5月現在、iPhoneの最大・最小バッテリーの機種と容量は以下になります。

（2020年以降発売機種のみ）

Androidと比べて、iPhoneはバッテリー容量が小さい傾向です。

基本的に10,000〜20,000mAhのモバイルバッテリーを選べば問題ありません。

そのため、iPhoneは本記事で紹介する20,001mAh以上の大容量バッテリーでなくとも2回のフル充電に対応できます。

ただし、「iPhone+Android」「iPhone+タブレット」などの組み合わせで充電したい場合は大容量バッテリーを選んでおいたほうが安心です。

Androidの一部機種のバッテリー容量を以下にまとめました。

（2020年以降発売機種のみ）

近年発売されているAndroidスマホのバッテリー容量は、3,000〜6,000mAhと大きい傾向です。

よって、20,000〜30,000mAhの大容量モバイルバッテリーが選択肢になる方が多いでしょう。

スマホメーカー・機種ごとにバッテリー容量は異なるので、自分の機種を確認して表に近い方のおすすめ容量を選んでみてください。

iPhoneはUSB-A端子とUSB-C端子の2つの充電タイプがあります。

※ワイヤレスQi充電は外出時の使用に適さないので今回は除外

2種類の違いは以下の通りです。

iPhoneに付属しているUSB-A端子で充電したい方は、出力5V2.4A (12W)以上と記載があるモバイルバッテリーを選びましょう。

より高速で充電したい方は、USB-C端子での充電になります。USB-C PD搭載モバイルバッテリーで、お持ちの機種の最大W数まで充電できるものを選んでください。

なお、この接続法はUSB-C to Lightningケーブルが別に必要ですので、所持してない方は合わせて購入しましょう。

AndroidもUSB-A端子とUSB-C端子の2つの充電タイプがあります。

※ワイヤレスQi充電は外出時の使用に適さないので今回は除外

違いは以下の通りです。

USB-A端子を使用したい方は、Quick Charge対応の出力9V 2.0A (18W)以上のものを選べば問題ありません。

Quick ChargeはAndroidスマホに搭載されている高速充電を可能にする規格です。

近年発売されているAndroidスマホの多くは、Quick Chargeの2.0世代か3.0世代を搭載し、高速充電を可能にしてます。

※ご自分の機種が該当するかご確認ください

9V 2.0A以上のモバイルバッテリーはほぼQuick Charge対応なので、選ぶのが簡単ですよ。

より高速で充電したい方はUSB-C端子での充電になります。USB-C PD搭載モバイルバッテリーで、お持ちのスマホの最大W数と近いものを選んでください。

大容量モバイルバッテリーのデメリットでも紹介したように、容量が多くなるほど重さは重くなります。

そのため、

持ち運ぶからできるだけ軽いものがいい！

と考える方は、最低限必要な容量であるスマホを1回だけ充電できるモデルを選びましょう。

モバイルバッテリー購入者が最も後悔してる項目は「本体の重さ」となりました。「思いのほか重く、バックの中で邪魔に」などの声が届きました。

モバイルバッテリーを選ぶ際は容量と軽量さのどちらを優先させるか決めることが大切です。

ここからは、後悔ポイントの上位でまだ解説していない「本体の大きさ」について解説をしていきます。

なお、ここまでで紹介していない、より詳細な解説は商品部分の下にありますので、そちらをご確認ください。

本体の大きさはできるだけ小さく薄型のものがおすすめです。

ただし、こちらも本体の重量と同様にバッテリー容量があるほど厚く大きくなってしまいます。

大容量であってもコンパクトさを売りにしている製品もあるため、製品同士で実際の大きさを比較してから選ぶと後悔が少ないです。

モバイルバッテリーってどんなメーカーが人気なの？

と気になる方も多いのではないでしょうか。

購入者500人にアンケートを取ったところ、ANKERとエレコムが多くの支持を集めていました。

どちらのメーカーもバッテリー容量のラインナップが豊富で、安全性が高いのが特徴です。迷ったらこの2つから選んでみましょう。

メーカーのより細かい紹介はランキング下で行なっています。気になる方はぜひチェックしてみてください。

持ち歩くからデザインはかわいいのがいい！

という方もいるのではないでしょうか。

モバイルバッテリーのなかには、おしゃれでかわいい見た目のもありますが、残念ながら大容量のモバイルバッテリーはガジェットらしい無骨なデザインのものがほとんどです。

20,000mAh以下だとカラーもデザインも選択肢が増えるため、そこまで容量重視でないならデザインを優先させるのもありですよ。

携帯しやすさを向上させたいなら、モバイルバッテリー本体にケーブルがついているもの探してみましょう。

本体にケーブルを収納できるので、コンパクトに持ち歩くことができます。ケーブルの入れ忘れもなくなりますよ。

モバイルバッテリーにはコンセントがついている機種があります。

バッテリー容量が無くなった際、充電ケーブルを取り付けて充電する手間が省けます。

また、コンセントに挿しながらの充電も可能なので、内蔵バッテリーが切れた際にも充電できますよ。

モバイルバッテリーによって搭載されているポート数が違います。

一般的に小型のモデルは1～2ポート搭載、大型のモデルは2～4ポート搭載です。ポート数が多いほど、同時に充電できるデバイス機器が増えます。

ポート数を多いものを選ぶ際は、同時に充電した際にそれぞれのポートでどれくらい出力するのか、必ずチェックしましょう。

ソーラー充電機能がついているモバイルバッテリーは、太陽の光で充電することができます。

災害時などの緊急時にあると安心のモバイルバッテリーです。より災害用として備えたい場合は、LEDライト付きのものがおすすめです。

また、キャンプやアウトドアの際に利用するのもいいでしょう。

PSEマークとは、『電気用品安全法』という基準をクリアした製品のみが承認されるマークのことです。最近ではモバイルバッテリーはPSEマークがつけられたものしか販売できなくなりました。

そのため、店舗や公式のオンラインショッピングなどでモバイルバッテリーを購入する場合は心配ありません。しかし、ネットで買う場合には、PSEマーク非認証のモバイルバッテリーが紛れ込んでいる可能性もあるので必ず確認しましょう。

ケーブル・電源で有名なAnkerは、豊富な種類のモバイルバッテリーをラインナップしてます。

急速充電・大容量モデルのみならず、スティック型のコンパクトタイプ・ソーラー充電対応モデルなどが取り揃えられています。

また、独自の急速充電技術「PowerIQ」が搭載されたモデルも人気が高いです。

周辺機器の国内大手であるエレコムも、Ankerに負けないほどさまざまな種類のモバイルバッテリーを展開しています。

商品の傾向として、コンパクト性に優れて軽量で、かつチャージ時間を大幅に短縮しているものが多いですが、なかには災害用モデルもあります。

エレコムも、誰にでもおすすめできるモバイルバッテリーメーカーです。

モバイルバッテリーを長持ちさせるには過充電や過放電は避けましょう。過充電や過放電をしてしまうと、モバイルバッテリーに負荷がかかってしまうので長持ちしにくくなります。

さらに、モバイルバッテリーを高温下に置くのも避けてください。高温下に置くことによって、充放電するたびに電気を流す役割のリチウムイオンが減少してしまいます。モバイルバッテリーを長持ちさせたい場合には、直射日光にさらさないことが大切です。

今回は、大容量のモバイルバッテリーのメリットやデメリット、メーカーごとのおすすめの大容量モバイルバッテリーについてご紹介しました。商品によって特徴はさまざまです。ぜひ表などを参考にして、自分にぴったりの大容量モバイルバッテリーを見つけてくださいね。