電気ケトルの掃除方法｜クエン酸ない・重曹だけのときポット洗浄はできる？

電気ケトルは少しだけお湯が必要なときにとても便利ですよね。コーヒーや紅茶をいれる・カップラーメンを作るときなどにも役立ちます。しかし、電気ケトルは使っているうちに外側に水や油がついて汚れてしまいます。

そんなときは拭き掃除をしますが、電気ケトルの内側の掃除はしていますか？見た目は汚れていなくても清潔に保つために定期的な掃除は必要です。電気ケトル全体の水洗いはできないからといって、掃除をしないわけにはいきません。

本記事では、電気ケトルの掃除方法や頻度について詳しく解説します。「重曹だけでポット洗浄できる？」「クエン酸ないときは？」などの疑問にもお答えしますので、ぜひ参考にしてください。

それでは、いつどのタイミングで電気ケトルを掃除すればいいのか気になりますよね。外から見ているだけでは汚れているのかわからないので、掃除をするタイミングがわかりづらいです。

電気ケトルは直接口に入れるお湯を沸かすものなので、カルキがついてしまったら放置しないで掃除しましょう。カルキがついていなくても定期的な掃除を心がけてください。

電気ケトルのフタを開けて中をよく見てみてください。モヤモヤっとした白っぽい汚れがついていませんか？それが水垢（カルキ）です。カルキがついていたら掃除しましょう。

電気ケトルは一般的にそれほど頻繁に掃除する必要はありません。しかし、全く掃除をしないとやはりカルキがついてしまいます。電気ケトルの中を覗いてカルキが付いていたら掃除をするのはもちろんですが、月に1回くらいの間隔で定期的に掃除をすると常に電気ケトルを清潔に保てます。

• クエン酸　大さじ1〜2
• 重曹　少々（電気ケトルの外側用）
• スポンジか布巾

最初に電気ケトルに最大容量分の水を入れます。そこにクエン酸大さじ1〜2を入れて、電気ケトルのスイッチをオンにします。お湯が完全に沸騰したらそのまま約2時間放置します。

2時間経過したら半分くらいお湯を捨てて、残りのお湯を軽く振って電気ケトルの中をゆすぎます。そうしたら残りのお湯も捨てましょう。新しい水を入れて今度はそのままスイッチをオンにしてお湯を沸かします。沸騰したら再度すすいでからお湯を捨てたら完了です。

ケトルの内側がクエン酸で掃除できるとご紹介しましたが、クエン酸がない場合はポッカレモンで代用可能です。ポッカレモンの原料のレモン汁にクエン酸が含まれているため、クエン酸の代わりに使用できます。手順や分量はクエン酸と同じなので、上述の掃除方法を参考にしてください。

次に電気ケトルの外側の汚れを落とします。濡らしたスポンジか布巾に重曹を少し付けて電気ケトルの外側をきれいに拭きあげます。

電気ケトル本体だけでなく、電気ケトルの下にある電源プレートやコンセントにつながるコードも一緒に掃除しましょう。電源プレートを掃除するときは必ずコンセントを抜いてから掃除してください。

重曹だけで内側の掃除をするのは不向きです。その理由は重曹に研磨作用があり、電気ケトルの内側を傷つけてしまう恐れがあるからです。また、重曹を混ぜた水を電気ケトルに入れて沸騰させる方法も、吹きこぼれや火傷の恐れがあるため不向きです。

しかし、電気ケトルの外側についいている手垢汚れなどには、アルカリ性の重曹が向いています。また、電気プレート部分にも使用可能です。電気ケトルの外側は重曹だけで、内側は別のもので掃除をするのがおすすめです。

クエン酸で電気ケトルの内側を掃除する方法をご紹介しましたが、それほど頻繁に掃除するわけでもない電気ケトルのために、わざわざクエン酸を買ってくるのはもったいないと感じる方も多いです。

そんなときは、クエン酸の代わりにお酢を使って電気ケトルを掃除できます。お酢を使う場合もクエン酸のときと手順はほとんど同じですが、1つだけ注意が必要です。電気ケトルに先にお酢を100mlほど入れてから、水を最大容量まで入れてください。

水を入れてからお酢を100ml入れると、電気ケトルの容量を超えてしまう恐れがあります。あとはクエン酸のときと同じようにスイッチを入れて沸騰させ、2時間放置したら中をゆすいでもう一度お湯を沸かすだけです。

誰もが一度は飲んでいるコーラでも、電気ケトルの掃除ができます。なぜなら、コーラに含まれている炭酸成分とリン酸が洗剤と同じ役割を果たすからです。水とクエン酸を使用した掃除方法と同じで、コーラを電気ケトルに満タンに入れて沸騰させ、水でよくすすいでください。

臭いの原因は内部に溜まった水垢です。電気ケトルの中の臭いが気になる場合の対処法は、内部の清掃です。掃除の方法を見ていきます。

【内部の清掃手順】

1. 電気ケトルに水を満水まで入れる
2. クエン酸を入れる
3. 電気ケトルを沸騰させる
4. 2時間放置してから水を捨ててすすぐ

プラスチック製の電気ケトルは、購入当初でも匂いが気になる場合があります。ガラス製やステンレス製の電気ケトルなら匂いを気にせず使えます。

クエン酸や重曹はドラッグストアやスーパーなどでも販売していますが、食用のものもあってどの商品がいいのか迷いますよね。掃除用に便利な市販の商品をご紹介します。

クエン酸や重曹は電気ケトルの掃除だけでなく、さまざまなところを掃除するのに使えます。また、人体に害のあるものではないので安心して使えます。

電気ケトル・電気ポットのメーカーとして有名なタイガーでは、洗浄用のクエン酸も販売しています。1回分（30g）ずつ分包されているため量る必要がなく、手軽で簡単です。すべてのメーカーの製品に使えます。

ここまで電気ケトルの掃除についてご紹介してきましたが、そもそも電気ケトルに水垢がたまらないようにするのが大切です。

水垢がたまる原因は水なので、電気ケトルを使った後お湯が残ってしまってもそのまま放置せず、必ずお湯を捨てて電気ケトルの中を空にしておきましょう。また、こまめに歯ブラシやスポンジで掃除すると水垢を日頃から防げます。

電気ケトルを空にすれば水垢の予防になりますが、水が入っていない状態で電気ケトルの電源を入れると、空焚きになってしまい大変危険ですので注意してください。

電気ケトルは短い時間でお湯を沸かせるとても便利な家電製品の1つです。電気を使うものなので全体を水洗いはできませんが、クエン酸あるいはお酢・重曹があれば掃除は簡単にできます。直接口に入れるお湯を沸かす場合が多いので、電気ケトルは常に清潔に保ちましょう。