【農家用】業務用精米機おすすめ4選｜選び方のポイントも

精米機は米農家にとって重要な農業機械です。おそらく同業者のおすすめや農協からの紹介で選定するのが一般的です。知り合いや専門家からの紹介であれば、安心して購入できます。しかし、「もう少し知識があれば自分で選べるのに」そう思った経験はありませんか？

「一度に精米できる量があと少し欲しい」「精米方法は摩擦式がいい」「手入れはできるだけ楽なものがいい」など、精米作業の負担を軽くしつつも、美味しいお米を作るために要望は尽きないです。

「でも、業務用精米機の情報って少ない…」といった声もちらほらあります。インターネット上では業務用（農家用）精米機の情報は本当に少ないです。そこで今回は、精米機を選ぶときのポイントからおすすめの精米機まで、業務用精米機について徹底紹介していきます。

家庭用精米機に比べると、業務用精米機の情報はまだまだ少ないのが現状です。初心者であれば、何を基準に精米機を選べばいいのか悩みます。また、ある程度知識のある方ならシーン別の利用方法や性能・コストパフォーマンスなど、農家だからこそ知りたいけれど誰に聞けばいいかわからない、そんな疑問がたくさんありますよね。

そこで今回は、業務用精米機の知識を3つに絞って紹介いたします。

• 1時間あたりの精米量　
• 精米の方法　
• その他付加機能(使い勝手の良さ、メンテナンス性など）

それでは、以降で説明していきます。ぜひ最後まで読み進めてくださいね。

精米機には1時間当たり30kg～75kg精米（30～75kg/h）できるものから、最大4000kg/hのものまで幅広くあります。米直売店であれば店頭用として精米能力が75～160kg/hの機種を選ぶとちょうどいいです。

対して、中小規模農家であれば270kg～600kg/h程度、大規模農家であれば4,000kg/hが適しています。ただし、市場に出回っている業務用精米機は300kg/hクラスのものが主流なので購入の際はスペックをよく確かめましょう。

精米方法は主に、

• 「摩擦式」
• 「研削式」
• 「摩擦+研削式」
• 「循環式」

の4つです。「方式」「精米方法」「メリット」を表にまとめました。それぞれ見比べてみましょう。

（精米方法）

ここまでは、精米量や精米方式を説明してきました。しかし、どんなに性能がいい精米機でも使いにくかったらとても困ります。次は、「使い勝手の良さ」と「メンテナンス性」について説明していきます。

最近の精米機は操作がタッチパネル式で、日常的な掃除を簡単に行えるものが多いです。また、精米時の騒音を抑えた機種も増えています。機能的にもぐんと使い勝手が良くなってきています。

しかし、精米機に求める条件は、操作性・掃除のしやすさ・機能性など、実情に合わせてさまざまです。実際の精米量や希望の精米方法によっても、選定の基準は変わります。

これからおすすめする業務用精米機には、これらを満たすようなハイスペックな機種があります。ぜひ比較・検討してみてくださいね。

食べ物を扱うからには日頃のメンテナンスを怠るわけにはいきません。しかし、毎日のお手入れはなるべく簡単にできる方が嬉しいですね。

米糠がこびりつきやすい除糠ファンを掃除する際にはファンが取り外しやすいかどうかが大きなポイントになります。最近の業務用精米機は、従来よりもメンテナンスがしやすいものが増えています。メンテナンス時に機械の作動が停止する事故防止機能付きなど、安全性を考慮した機種もあります。

「精米機が欲しいけど、そんなにお金がない」という方もいますよね。そんな方におすすめなのがコイン精米機です。コイン精米機は、お金を入れるだけで、玄米でもち米など、多種多様ななお米のバリエーションに合わせて精米します。

クボタは、さまざまなニーズに応えたバリエーションのあるコイン精米機を開発中です。サタケは、無洗米や醸造用の米などいろいろなタイプの米に対応した、精米機を研究しています。ヤンマーは、空きスペースにコイン精米機を設置するサービスを行っています。

レンタルサービスでは、業務用の精米機が取り扱われておらず、主に家庭用の精米機がメインとなってきます。しかし、ジモティ・ヤフオクなどでは業務用の精米機も、中古で安価で発売されています。業務用の精米機に興味がある方、コスパを気にされる方は中古商品もチェックしてみましょう。

今回は業務用精米機の選ぶポイントとおすすめ商品について紹介しました。業務用精米機にも精米能力の差やスペックの違いなどがあり、製品それぞれに特徴があります。ぜひこの記事を読んで、精米量や精米方法、メンテナンス性など、自分の農業スタイルに合った精米機を選んでくださいね。満足度の高い業務用精米機で楽しい農業ライフを送りましょう。