アイロンの種類と特徴を解説｜違いは何？【選び方やアイロンおすすめ10選も】

アイロンの購入を検討している方の中でもとくに初めてアイロンを購入する方にとって、アイロンの種類を決めるのはなかなか難しいです。見た目や使い方が全く異なる商品が並んでいると、どれが自分に合っているのか分からなくなってしまう場合もありますよね。

アイロンには主にアイロン台に置いて使用するものと、衣類をハンガーに吊るしたまま使用できるものの2種類があります。また、スチームの有無・コードの有無・搭載されている機能の違いによっても使い勝手は変わってきます。

そこで今回は、アイロンをいくつかの観点から種類分けし、それぞれの特徴やメリット・デメリットを解説します。また、おすすめ商品も紹介しますので、参考にして自分の生活スタイルに合ったものを探してください。

アイロンにはアイロン台を使用する定番タイプと、衣類をハンガーに吊るしたままかけるハンディタイプがあります。ここではそれぞれの特徴を詳しく解説します。

昔から馴染みのあるアイロンといえば、アイロン台に衣類を置いてプレスしながら滑らせるタイプが一般的です。アイロン台を使う定番タイプのアイロンには、霧吹きとともに使用するドライアイロンと、スチーム噴射機能のあるスチームアイロンがあります。

どちらも衣類を湿らせて、シワの元になっている繊維の絡まりをほぐしてからアイロンの熱でシワを伸ばします。アイロン台を用意する手間はありますが、しっかりプレスするため綺麗な仕上がりになるのが特徴です。

近年人気が高まっているのが、衣類をハンガーに吊るしたままアイロンのスチームを当てるハンディタイプです。アイロン台を出す手間や衣類をアイロン台にセッティングする手間がないため、忙しい朝でもさっとアイロンがけができる点が魅力です。

また、コンパクトで軽量なモデルが多いため、片手で扱っても腕に負担がかかりにくく、アイロンがけに対するハードルを下げるきっかけとなりました。以下の記事ではハンディタイプのアイロンをより深く紹介しているのでぜひ読んでください。

水を入れるタンクが搭載されており、かけ面の穴から高温のスチームを噴射しシワを伸ばすのがスチームアイロンです。スチームが満遍なく衣類に浸透し、シワの元となっている繊維の絡まりをほぐします。

アイロンの中では最も一般的なタイプで、商品数も多くお手頃価格のものから高級ラインまで豊富な選択肢の中から選べます。商品によってタンクの容量やスチーム量はさまざまなので、もっと詳しく知りたい方は以下の記事を読んでください。

ドライアイロンは、霧吹きで衣類を湿らせてからかけ面を滑らせるタイプのアイロンです。プレス力に長けているため、頑固なシワもきれいに伸ばせるほか、スラックスやスカートの折り目をつける際にも活躍します。

また、水を入れるタンクがないためお手入れしやすいのも魅力の1つです。最近は商品数が減りつつありますが、価格の安い商品が多く購入予算を抑えたい方にもおすすめです。

ハンディタイプの衣類スチーマーは、衣類をハンガーに掛けたまま蒸気を当ててシワを伸ばします。アイロン台を必要とせず、強い力でプレスしなくてもシワが伸ばせるので、お出かけ前にさっとアイロンがけをしたい方におすすめです。

一般的に水タンクの容量はスチームアイロンに比べて少ないため、一度に大量の衣類にアイロンはかけられませんが、その日着る衣類をケアするには十分です。商品によってはスチームアイロンとしても使える2WAY仕様のものもあるので、気になる方は以下の記事も読んでみてください。

一般的に「コードレスは便利」と思われがちですが、コードの有無についてもそれぞれにメリットとデメリットが存在します。ここでは、コードの有無について解説していきます。

コードレスタイプのアイロンは、あらかじめ専用のアイロン台に置いて充電してから使用します。コードがないため取り回しが楽で、アイロンがけが苦手な方にもおすすめのタイプです。

ただし、一度に使用できる時間が限られているので、大量の衣類をアイロンがけしたい場合には不向きです。商品選びの際は連続使用可能時間を確認しましょう。コードレスアイロンにはどのような商品があるのか知りたい方は、以下の記事も読んでください。

コードがあるとコードが邪魔でアイロンがけしにくいイメージがあるかもしれませんが、常に電源と接続しているため長時間でも使用できるメリットがあります。

そのため、衣類を数日分まとめてアイロンがけする方や、シーツやソファのカバーなど大型のものをアイロンがけする方におすすめです。商品によってはロングコードタイプのものもあり、電源から離れた場所でも使用できます。商品選びの際はコードの長さを確認しておきましょう。

かけ面の形状はアイロン台に立てて置ける「平底型」と、前後左右にスムーズに動かせる「左右対称型」があります。お店などで実際に手にとってみて、自分の使いやすい方を選びましょう。

平底型は面が大きいため広い面積のアイロンがけに適しています。また、先端が尖っているため細かい仕上げも可能です。しかし、後方へ動かそうとすると引っかかりやすいので、気をつける必要があります。面が大きいため大きなものをアイロンがけしたり、複数のアイロンがけをしたい方におすすめです。

左右対称型は、レモンのような形をしている面なので前後左右とスムーズに動かせます。また先端も細いので、ボタン周りなどの細かいところの仕上げも得意で戻りジワができにくいのが特徴です。細部まで綺麗に仕上げたい方におすすめです。

アイロンを選ぶ際にはかけ面の素材も重要なポイントです。かけ面に使用されている素材は、主に「セラミック」「チタン」「フッ素」の3種類あります。また、メーカーによっては独自素材を使っている場合もあるので、チェックしてみてください。

チタンは耐久性に優れていて、セラミックよりもリーズナブルな価格で購入できるものが多いです。滑らかなので、スムーズにアイロンがけができます。なかでも、ハードチタンコートはさらに滑りやすさに特化した素材で、シルバーチタンコートを使用している製品は価格が安い傾向にあります。

フッ素はさらに安価に購入可能ですが、かけ面に傷が付きやすいので頻繁にアイロンがけをする人よりもアイロンがけの頻度が低い方におすすめです。

一定時間使用しないと自動で電源が切れるオートオフ機能があれば、万が一の時も安心して使えます。

力の弱い方や頻繁にアイロンを使用する方にとっては軽さも大切です。以下の記事では軽量コンパクト仕様のアイロンを詳しく紹介しているので、ぜひチェックしてください。

アイロンにはドライアイロン・スチームアイロン・衣類スチーマーと3種類あるので商品選びの際は迷うかもしれませんが、それぞれ使い方や特徴に明確な違いがあります。記事の内容を参考にして、自分の生活スタイルに合ったものを選びましょう。