バリカンで失敗した際の直し方・隠し方｜坊主や刈り上げのコツや虎刈りを防ぐ使い方も

バリカンは、簡単に髪を切れるアイテムです。しかし、ごっそりと髪を切れるため、目立つところがはげたり、刈り上げすぎたり虎刈りになったり失敗しやすいのも確かです。実際にバリカンを使ってみて、思うように髪を切れなかった経験はありませんか？

セルフの場合は、自分で後ろ側の髪の毛も行うため、少々難易度も高いです。バリカンで大きな失敗をすると、一見修正できないように思えます。ですが、バリカンで失敗したときの対処法はあります。プロに修正してもらったり、失敗を隠すアイテムを使ったりするなどです。

今回の記事では、バリカンで失敗したときの正しい対処法について紹介します。また、失敗したときの直し方や、はげや虎刈りになったときの、増毛スプレーを使った隠し方についても解説しますので、ぜひ最後までご覧ください。

バリカンで失敗した髪を、素人が修正やリカバリーするのは難しいです。特に、虎刈りや穴開けといった失敗は手直しが難しく、素人が直そうとすると逆に悪化する場合があります。そんなバリカンの失敗は、プロに修正してもらうのが一番です。

自分や子供の髪を短くしようとしたら、刈りすぎてしまった！なんてときは、理容室や美容室に赴きましょう。そこで、バリカンで失敗してしまったので違和感がないように修正してほしい、と頼めばきれいに直してもらえます。

ただ、施術の料金として3,000～6,000円掛かるのがネックですが、確実にバリカンの失敗を修正したい方はこの方法がベストです。

バリカンで失敗しても、自分で修正はできますが、当初の予定よリも短めになるのは否めません。それでもいい場合は、以下の直し方を参考にしてください。ただし、セルフカットで対処する場合、完璧には行かないので手に負えなくなったら美容院でプロにお願いしましょう。

1. 長めのアタッチメントで刈り上げる
2. 少し短めのアタッチメントに変えて整える
3. 虎狩りやはげの部分をぼかすイメージでOK

増毛スプレーとは、頭皮の薄毛を隠してくれるアイテムです。髪の気になるところにスプレーするだけなので、自分で見えにくい襟足部分にも簡単に使えます。もちろんバリカンの失敗で部分的に薄毛やはげてしまっても、その部分に増毛スプレーを使えば隠せます。

また、シャンプーで落とせるタイプのスプレーもあり、使い終わった後のお手入れも楽です。1,000～3,000円で買えるものが多く、何回か使うと考えると美容室・理容室に行くよりコストパフォーマンスがいいです。

しかし、上手にスプレーしないと周りにバレてしまったり、汗でスプレーが落ちてしまうので注意してください。ユーザーからの評価が高い増毛スプレーを選んだ上で、コツを掴むまで使い続けましょう。

髪が乾いているときよりも、少し濡れている方がカットしやすくなります。バリカンでカットする前に、霧吹きを軽く髪にかけて湿らせましょう。これにより髪のハネなども直り、スムーズにカットを行えます。

バリカンには刃が付いているので、強く押しつけると頭皮が傷つく原因になります。強く押しつけるとその分切れやすくなるように思えますが、実際は切れ味は変わりません。頭皮に対して優しくバリカンを当てるよう意識しましょう。

また、急いでカットしようとすると、切る気がなかった部位の髪を切ってしまうなど、失敗に繋がります。ゆっくり丁寧に刈っていけば大きな失敗は起こらないので、この点を特に気をつけながらバリカンを使いましょう。

アタッチメントのつけ忘れもよくある失敗の1つです。慣れないうちは、長く髪を残せるアタッチメントから使用してみてください。あとから長さを調整できれば、失敗した場合でもカバーできます。

耳周りは髪が耳で隠れるので、スムーズにバリカンを動かすのが難しいです。そのため、普通に耳周りを刈ろうとすると刈り残しが出てきてしまいます。それを防ぐために、耳を優しく折るようにしてからカットしましょう。

こうすれば耳で隠れていた髪が確認でき、細かい部分までしっかりと刈れます。また、耳にバリカンが触れると怪我する恐れがあるので、慎重にバリカンを動かしてください。

後頭部は首に最も近い部位であり、首の角度によって刈りやすさに大きな差が出ます。特に、首が曲がりすぎていると襟足あたりのカットが難しくなってしまいます。後頭部を刈る際は、顎を引いて首筋を伸ばすような姿勢を意識しましょう。

こうすると後頭部の髪が外側に突き出る形となり、とても刈りやすくなります。後頭部はセルフだと視認しにくい部位なので、鏡を見ながら丁寧に刈っていきましょう。

襟足やサイドを刈る際は、バリカンの先を髪にくっつけすぎてはいけません。髪に段差ができて、髪型が不自然になってしまう場合があるからです。失敗の大きな原因となります。

このような失敗をしないためには、バリカンの先を徐々に浮かせていきながらのカットが重要です。ちなみに段差ができてしまったときは、すき刈りアタッチメントを使えばよくなる場合があります。

素早く終わらせようとするといきなり短く刈ってしまいがちですが、失敗した際に修正が難しくなるので望ましくありません。最初は長く刈っていき、そこから徐々に短く刈っていくのがベストです。

長めにカットしておけば、途中で失敗しても修正しやすくなります。最初から短く刈るより時間はかかりますが、確実に失敗しないために意識しておきましょう。

バリカンでつくるヘアスタイルの代表といえば坊主頭です。しかし、坊主頭をきれいに仕上げるのは難しいです。特に後頭部を刈るのが大変だと感じている人は多いはずです。頭はもともと完全な球体ではないため、そこに丸い坊主頭を作ろうとするから難しいのです。

特に耳の後ろや後頭部にある骨のあたりは、刈り残しができやすい場所です。骨のまわりは念入りにカットしましょう。後頭部を刈るときは、バリカンを一定方向に動かすだけだと刈り残しができてしまいます。縦横無尽に、さまざまな方向にバリカンを動かすのがコツです。

ツーブロックなど、自分で刈り上げをするときはヘアクリップを使いましょう。クリップで先に髪の毛を左右・上下などのブロックに分けてください。途中で髪の一部分が落ちてくると、作業しにくく、切りたくない部分の髪を切ってしまうかもしれません。

ヘアクリップはさまざまなタイプが100均でも売っていて、気軽に手に入ります。ひと手間かけるだけで仕上がりに違いがでるのです。この工程を面倒くさがると失敗につながります。

バリカンは、コンセントに繋いで使用する交流式と、充電して使用するコードレス式の2タイプがあります。この中の交流式は、充電を気にせず使えるのがメリットです。しかし、コードが邪魔になって髪をカットしにくいデメリットがあります。

一方でコードレス式は、充電しなければいけないものの、コードがないので快適にカットできるのが魅力です。コードがあるかないかで散髪のしやすさは大きく変わるので、失敗したくないのであればコードレス式を選べば間違いありません。

また、軽くて握りやすいバリカンを選べば、長時間のカットでも手が疲れにくくなります。これにより、手の疲れによるミスを防げます。

バリカンの失敗を防ぐ上で、長さ調節がしやすいバリカンを選ぶのも重要です。後述しますが、バリカンは髪を徐々に短くする要領で使うのが失敗しないコツです。最初は長い設定でカットし、最終的に短い設定でカットするのが望ましいです。

しかし、バリカンの長さ調節の段階が少ないと、自分好みの髪の長さにカットできなかったり、徐々に短くするカットがしにくくなったりします。それを防ぐために、10段階以上の長さ調節ができるバリカンを選ぶのが得策です。

アタッチメントが付いているモデルを選べば、より幅広い長さ調節ができます。

バリカンで髪のカットに失敗しても、美容室・理容室で修正してもらったり、増毛スプレーを使って自分で隠したり、いろいろな対処ができます。もちろん、最初から失敗しないのが理想的なので、今回の記事で紹介したバリカンの使い方を参考にしてみてください。