シュレッダー用オイルおすすめ5選｜100均でメンテナンスシートは買える？代用は？

個人情報保護の重要性が高まっている今、住所や名前が記載されているハガキ・封筒・クレジットカードの明細表などをそのままゴミ箱に入れるのは怖いですよね。個人情報を守るために、近年ではシュレッダーの需要が高まっています。

効率よく紙を細断するシュレッダーですが、メンテナンスシートなどで定期的なメンテナンスをしないと刃の切れ味が落ちて細断がうまくできなくなります。シュレッダーのメンテナンスには、シュレッダー専用オイルが効果的です。

この記事では、シュレッダー専用オイルの必要性や使い方を詳しく解説します。また100均にある代用品でメンテナンスできるのかや、おすすめのシュレッダー専用オイルも紹介するので参考にしてください。

• 刃の劣化や切れ味の低下を防ぎ、モーターへの負担を軽減できる
• 刃がスムーズに回転すると紙詰まりしにくくなる

シュレッダー用メンテナンスオイルは液体タイプ・オイルシートタイプの2種類があります。それぞれの特徴をよく理解して、自分に合ったオイルを選びましょう。

液体タイプは、紙に塗るタイプ・シュレッダーに直接かけるタイプ・どちらにも対応しているタイプに分けられます。直接かけるタイプより紙に塗るタイプの方がシュレッダーが汚れにくいのでおすすめです。

価格の相場は1,000円前後と比較的安価で、量が多いのでコスパがいいのもポイントです。オイルのかけ過ぎを防げるボトルなら適量でメンテナンスできます。

オイルシートタイプは、オイルを包んだシートをシュレッダーで細断するだけメンテナンスできます。オイルが誤ってシュレッダーや手に付かず、誰でも簡単にできるのがポイントです。別途必要なものはなく、後片付けも不要です。

多くの製品は十数枚が1セットで販売されていて、1,000円前後の価格が相場です。液体タイプに比べると割高ですが、刃の端まできれいにメンテナンスできます。

オイルを購入してもメンテナンスが大変であれば、活用するのはなかなか難しいですよね。しかし、シュレッダー用オイルの使い方は非常に簡単です。ここからは、液体タイプとオイルシートタイプの各使用方法を見ていきましょう。

【紙に塗る場合の使用方法】

1. 不要な紙を5枚用意して、4枚を重ねる
2. 重ねた紙に、大きく波線を描くようにオイルを塗る
3. 残りの1枚を重ねる
4. シュレッダーで細断する

【刃に直接かける場合の使用方法】

1. オイルを投入口全体に少量ずつ注入する
2. 電動の場合は、5秒〜10秒程度刃を逆回転させる
3. 手動の場合は、正回転・逆回転を各10秒ずつ行う
4. 不要な紙を1枚、シュレッダーで細断する

刃に直接かける場合は、商品の取扱説明書をよく読んでから行いましょう。メンテナンスオイルの使用方法の動画もあるので参考にしてください。

オイルシートタイプは、液体タイプのような手間がなくさらに簡単です。また縦向き・横向きどちらにも対応しているものが多く、さまざまなシュレッダーに使用できます。ただし、投入する方向が決まっていて、矢印で記載されているものもあります。

【使用方法】

1. シートを1枚、投入口の幅に合う方向で投入する
2. シートの細断が終わった後、10秒程度逆回転をしてオイルを刃全体に行き渡らせる

シュレッダー用オイルとオイルシートの違いを表にまとめたので参考にしてください。

クレ556を代表とする潤滑油スプレーはさまざまなものに使えるため、常備している方も多いと思います。しかし、シュレッダーに直接吹きかけるのは危険なため、絶対に行わないでください。シュレッダー内にガスがたまり、刃先の摩擦によって引火する可能性があります。

スプレー式のものを利用する場合は、シュレッダーから離れた場所であらかじめ紙にオイルを吹き付けてからシュレッダーで細断しましょう。

食用油やミシン油などの温度によって固まるものを使用すると、動作しにくくなる可能性があります。同じ油の名前でも成分が異なるため、代用品を使用すると、以下のような可能性があります。

• 刃が錆びる
• 刃同士がひっついて切れ味が落ちる
• 火災や故障につながる

最悪の場合は事故につながる可能性もあり、大変危険です。できる限り代用品を使用するのはやめましょう。なくなっても困らないように、シュレッダー用のメンテナンスオイルのストックを常備しておくのがおすすめです。

ひまし油は、機械油に使われるケースも多く、初期の航空機用エンジンの潤滑油などに使われてきました。粘度指数がさほど高くなく、温度の影響を受けにくいので、シュレッダーのお手入れにも使用できます。

使い方は他の液体タイプオイルと同じで、ひまし油を古紙や新聞紙に染み込ませたものを、油のついていない新しい紙で挟みシュレッダーで裁断します。

文具の取り扱いがいいホームセンターならシュレッダーの近くに置かれている場合が多いです。アイリスオーヤマなどのメーカーでは通販でも販売されています。基本的に100均では販売されているのが確認できない為、実物を見て購入されてたい方は、ホームセンターに足を運ばれるのをおすすめします。

また、シュレッダーオイルはネットでも購入できます。液体タイプとオイルシートタイプ両方販売されていますし、さまざまなメーカーの商品を比較しながら選べます。お近くに販売店がなく困っている方も、ぜひネット通販を利用しましょう。

メンテナンスにお金をかけたくない方は、刃の間に挟まった紙粉の掃除を習慣化するのがおすすめです。刃の間には細かな紙屑が挟まりやすいため、刃の正回転と逆回転を交互に行うと余計な紙屑を取り除けます。センサー部分の掃除はシュレッダーの電源をオフにした状態で、刷毛で付着した紙粉などを払いましょう。

また、ゴミ捨てを頻繁にするのも大切です。シュレッダーのゴミ箱に紙屑が溜まりすぎると、紙屑が刃に巻き込まれ余計な紙詰まりを引き起こす場合があります。粘着物が付着したり湿っている紙や、紙以外のものは故障に繋がるため裁断が禁止されています。

シュレッダーの摩擦や空回りが発生して紙が切れにくくなった場合は、買い替えのサインです。シュレッダーの耐用年数は5年程度で、使用している期間が長い場合は寿命の可能性もあります。無理に使用すると故障やけがにつながるため、早めに買い替えましょう。

古いシュレッダーは基本的に粗大ごみで処分します。また自治体によって、小型の電動シュレッダーを小型家電回収ボックスに入れられる場合や、手動シュレッダーの小型モデルを不燃ごみで処分できる場合もあります。自分の住んでいる市区町村のルールを確認し、正しい方法でしましょう。

シュレッダーが故障してしまったとき、修理代がいくら掛かるのか気になりますよね。シュレッダー自体の大きさやスペックによって費用は変わってきますが、家庭用は3000円以上・業務用は5000円以上掛かる場合が多いです。

シュレッダーが故障する原因は、紙詰まり・カッターや部品の破損・切れ味の低下などが挙げられます。これらは日頃からメンテナンスをしっかりと行っていれば解決します。本記事を参考にして、日常的なお手入れをするようにしましょう。

個人情報の処理に非常に重宝するシュレッダーですが、切れ味が落ちると音や振動が大きくなるだけでなく細断時間も伸びます。シュレッダー専用オイルでメンテナンスができるので常備しておきましょう。定期的なメンテナンスで快適な切れ味を持続させ、シュレッダーを長く愛用してください。