ピザ生地コース搭載ホームベーカリーおすすめランキング｜どれが人気？

パーティーの定番料理とも言えるピザ。しかしお店で買うのは値段が高く、また自分好みのトッピングにしようとすると値段がさらに高くなるといった悩みがある人も多いのではないでしょうか。そんな人は、ホームベーカリーでピザ生地を自作するのがおすすめです。

自分でピザ生地を作れば、トッピングは自由に決めることができますし、値段もお店などに比べるととても安いです。とはいえ、ピザ生地って簡単に作れるの？どんなホームベーカリーを買えばいいの？と悩んでしまう人も多いはず。

そこで、ピザ生地は簡単に作れるのか、どんなホームベーカリーを買えばいいのかについてまとめました。ピザ生地コースが搭載されている人気のおすすめホームベーカリーも紹介します。またピザ生地を作るときに気をつけることについてもまとめたため、ぜひ最後までご覧ください。

ホームベーカリーはパン生地だけでなく、うどんやパスタ、ピザ生地なども作れるコースがあります。専用のコースがあれば材料を入れるだけで生地を作れます。しかし、ピザ生地を作る際にはピザ生地コースがなくても問題はありません。自分でこねたり発酵の時間を調整をしたりすれば作ることができます。

ただし、ピザ生地コースのない製品で生地を作る場合は、自分で生地の発酵具合を見極める必要があります。パン生地はピザ生地よりも発酵をしっかりするので、パン生地と同じように発酵させると過発酵になってしまいます。

最近のホームベーカリーにはピザ生地コースがあるものが多いので、ピザ生地を作りたいならできるだけピザ生地コースがあるものを購入するのがおすすめです。ピザ生地を作りたいのにわざわざピザ生地を作るのが面倒なモデルを購入する必要はありません。

ホームベーカリーで作るパン生地は、こねから1次発酵まで約1時間ほどかかります。それに対してピザ生地は、こねから1次発酵まで約45分です。ピザ生地はパン生地に比べて、こねる時間も発酵時間も短いのが特徴です。

また、パン生地と工程も違います。パン生地には途中に生地を寝かす時間がありますが、ピザ生地には寝かす時間はありません。

ピザ生地はベンチタイムや2次発酵など、生地を膨らますための工程を省略することができます。発酵は生地作りにおいて最も失敗しやすい工程なので、この工程がなくなるだけで生地作りのハードルが下がります。

ふわふわな生地が好きな人は2次発酵をしても問題はありません。自分の好みやその日の気分で発酵回数を変えられるのがピザ生地の強みです。

発酵不足で失敗してしまったパン生地は、その後いくら待っても生地が膨らむことはありません。そんな時は、ピザ生地にリメイクしましょう。ピザ生地は発酵が不十分でも美味しく食べることができます。

過発酵によって酸味が強くなってしまった生地も、ピザ生地にするのがおすすめです。ピザはソースやトッピングをのせるので、生地の酸味をごまかせます。

プロのピザ職人はその日の湿度によって粉と水のブレンド量を微調整しています。ピザ生地を美味しく作るには、水量が重要。水量が多いと、生地がべちゃべちゃになり、発酵がうまくいきません。逆に、水量が少ないと生地がパサパサになります。

しかし、作るたびに湿度を気にしてブレンド量を調節するのは難しいですよね。そんな時は、季節で水量を変えるようにしましょう。乾燥時期である冬はレシピ通りの水量で作り、湿気時期である夏はレシピより10cc分少ない水量で作ることで、ふんわり食感の美味しい生地になります。

ピザ生地がパサパサになる原因は、水量だけでなく水温も関係しています。水温が高いと菌の動きが活発になり、過発酵の原因となることも。発酵しすぎた生地はキメが粗くなるので、焼いた後の食感が非常に悪くて美味しくないです。

特に気温が高い夏場は、菌が活発になるので水温に気をつけましょう。夏場は冷蔵庫で冷やした5℃くらいの冷水で作ることで、生地に締まりが出て、キメが細かくなります。

生地の味に深みを出したい人は、卵とバターを加えるのがおすすめです。卵とバターを加えることで生地自体に味がつき、生地の旨味がアップします。卵は手間を省くために、ホームベーカリーにそのまま割り入れて大丈夫です。バターは、好みの量を入れましょう。

ここで注意しないといけないのが、水量と塩の量です。卵とバターを加えたことで分量が少し変わり、水量の調節をする必要があります。また、有塩バターを使用する場合は塩分量が多くなることにも注意しましょう。

生地作りで重要なのがガス抜きです。面倒な工程ですが、出来上がりの食感に大きな影響があります。しっかりガスを抜くことで、生地の中に入った気泡のガスが小さくなり、キメが細かくなります。また、菌が活発になりモチモチの生地になるので、忘れずにガス抜きを行うようにしましょう。

1. うち粉をふるった台の上に生地をおく
2. 手のひら全体で優しく生地を押さえて、しっかりガスを抜く
3. ガスがしっかり抜けたら濡れた布巾をかぶせる
4. 15分ほど休ませる

ガス抜きをする際は、強く押さえすぎないこと、しっかり生地を休ませることに注意しましょう。

作った日に食べる場合や次の日に食べる場合は、冷蔵庫で保存しておきましょう。生地は丸い状態で保存しておき、食べる直前に成形するのがおすすめです。生地を1枚分に分けて、濡れ布巾で包むかオリーブオイルを表面に塗って、ジッパー付き保存袋に入れます。

ポイントは、酵母によって冷蔵温度を変えることです。天然酵母を使用した場合は4～8℃、市販の酵母を使用した場合は2℃で保存することで低温発酵が進み、モチモチ感がアップします。保存期間は最大3日です。夏場はさらに短いので注意してください。

生地を長持ちさせたいときは、焼かずにそのまま冷凍しましょう。丸い状態が一番保存期間が長く、1ヶ月保存できます。ただし、解凍に時間がかかる、解凍後に生地の成形をする手間があるなどがデメリットです。

成形状態では少し保存期間が短く、2～3週間程度保存できます。解凍後にトッピングをのせて焼くだけなので使い勝手がいいのがメリットです。冷凍をした生地を食べる時は、冷蔵庫で自然解凍をしてから食べるようにしましょう。電子レンジで解凍すると、解凍ムラができて美味しさが半減します。

朝の忙しいときなどに食べたい場合は、生地をあらかじめ焼いて冷凍保存をしておきましょう。一度火が通っているため解凍の必要もなく、トッピングをのせて焼くだけでいいので、調理時間をかなり短縮できます。

ポイントは、焼く前に生地にフォークで穴を開けておくことです。この一手間で、火の通りが良くなるので時短になります。また、焼いた後はしっかり粗熱をとってから保存をしましょう。保存期間は1～2週間。焼かずに冷凍するより期間が短いため注意が必要です。

ホームベーカリーで作るピザのレシピが気になっている方も多いでしょう。最近はパナソニックなどのメーカーのホームページにも、レシピが掲載されています。またクックパッドでも多くのメニューがアップされており、なかにはつくれぽ1000を超えているものも。

ここでは「オリーブとキノコのクリスピーピザ」のオリジナルレシピを紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

【材料（小さめ3枚分）】

• 強力粉　250g
• オリーブオイル　30g
• 塩　小さじ1/2
• 水　160g
• ドライイースト　小さじ1/2
• トマトピューレ　30g
• オリーブ　10粒
• マッシュルーム　30g
• チーズ　好きなだけ

【作り方】

1. 強力粉・オリーブオイル・塩・水・ドライイーストをホームベーカリーにセットして、ピザ生地コースで生地を作る
2. オリーブ・マッシュルームは好みの大きさにカットする
3. 生地ができたら3等分して、約10分休ませる
4. クッキングシートの上で生地を伸ばして、フォークで穴を開ける
5. トマトピューレを薄く塗る
6. オリーブとマッシュルームをバランスよくのせ、最後にチーズをトッピングする
7. 250度に予熱したオーブンで、約15分焼いて完成

自作のピザ生地があればオリジナルのピザを作れます。大人数でいろんなトッピングをして食べ比べてみるのも楽しそうですね。ホームベーカリーでアレンジ無限のピザ作りをしてみてはいかがでしょうか。