【使いやすさで選ぶ】チョークバッグおすすめ5選！自作方法も紹介

チョークバッグはボルダリングやクライミングの際に滑り止めとして重要な役割を担う「チョーク」の入れ物です。　

クライミングのチョークバッグはクライミング中に開閉しやすく、使いやすいものを選ぶことが重要です。チョークバッグにはそれぞれ違った使いやすさを持ち合わせたものがあり、デザインや素材、形状など種類は豊富です。

この記事では、チョークバッグの選び方やおすすめ商品、上級者向けとして自作方法まで盛りだくさんでご紹介します！最後まで読んで自分の使いやすい最適なチョークバッグを見つけて下さい！

チョークバッグは、クライミングやボルダリングで使用する「チョーク」を収納するバッグのことです。チョークは手の滑り止めや汗を吸収するための必需品で、常に使用できるようにチョークバッグに収納して身に付けておく必要があります。

両手両足を使用するクライミングやボルダリングでは、チョークがなくなったからと中断して降りるわけにはいきませんよね。必要に応じてチョークを随時使用するためにも、チョークバッグは重要なアイテムなのです。

チョークバッグが重要な理由がもう一つあります。ボルダリングジムでは粉末のチョークを周囲に撒き散らすことはマナー違反。バッグの中で両手についた余計なチョークを静かに払って、外へ落とさないために使用するアイテムでもあるのです。

さまざまな種類のチョークバッグの中から、自分にぴったりな商品を選ぶためのポイントを解説します。見た目はもちろん大切ですが、素材やポケットなどの機能性に関わるポイントをしっかり押さえましょう。

チョークバッグには「置き型」と「腰付け型」の2つのタイプがあります。両者の最大の違いは身に付けられるかどうかという点ですが、単に「身に付けた方が便利そう」「身軽がいいから置きたい」などという理由では選べないところがポイントです。

置き型と腰付け型ではチョークを入れられる容量も異なります。同時にクライミングする人数や時間など、クライミングスタイルによって選ぶことが大切です。それぞれのタイプの特徴を詳しく解説します。

チョークポッドとも呼ばれる『置き型』は、開口部が広いのが特徴です。ブロックやパウダー状のチョークを両手のひらにまんべんなく付ける「チョークアップ」がしやすいのが最大のメリットです。

手を入れやすい大きめサイズなので両手をゴシゴシと擦り合わせることもでき、周辺にチョークが散らばりにくくジムでの使用にも適しています。また、大容量なアイテムが多いので複数人での使用にもおすすめです。

床置きしてチームのメンバーと共有するなら置き型タイプがいいですね。身に付けられない形状なので、クライミングの最中にチョークを付け直せない点がデメリット。腰付け型と併用するのがいいですよ。

チョークを手放さずにクライミングできる『腰付け型』は必ずひとつは持っておきたいタイプです。途中でチョークを付け直すことができるため、時間を要する課題やリードクライミングでは手放せないアイテムと言えます。

カラビナやフックを使用して装着するコンパクトな商品が多く、装着が楽なのもメリットです。ベルトを使用して腰に巻きつけるタイプならフィット感が高いので、クライミング中の集中力を落としたくない人におすすめです。

腰付け型はデザインやカラーが豊富で、普段使いにも適しています。値段も床置きタイプよりも安価なものが多いのが特徴です。腰付け型のデメリットは開口部が狭いという点。はじめに床置き型でチョークアップして、クライミング中の使用のみと考えるのがいいですよ。

チョークバッグは非常に汚れやすいため、洗いやすい素材の商品を選びましょう。最もおすすめの素材はポリエステルで、汚れにくく耐久性が高いので洗濯にも強いのが特徴です。比較的安い価格で購入できるのもメリットですね。

1gでも軽い方がいいという人にはナイロン素材がおすすめです。軽量で洗濯しても乾きやすく、お手入れが簡単なのがポイントでしょう。また、ナイロン素材は薬品や油分にも強い性質があり、ロジンが配合されたチョークを使用する人に適しています。

ナイロンはポリエステルよりも薄手なので、強度が心配だという人もいるでしょう。そのような場合には、ナイロンに防水加工を施した商品を選ぶと強度もアップして長く使い続けられますよ。

チョークバッグの素材は先に紹介したポリエステルやナイロン以外にもあります。帆布やオックスフォード生地など、普段使いに使用しやすいバッグを選びたい場合もありますよね。しかし帆布などは汚れやすい素材なので、使用前に防水スプレーを噴射しておきましょう。

防水皮膜ができることで撥水性はもちろんのこと、汚れがつきにくくなるというメリットもあります。

チョークバッグは開口部のデザインで使い勝手が大きく変わります。巾着型は片手で開け閉めができるので、腰付け型ではもっともおすすめのデザインです。クライミング中でもチョークの付け直しが簡単に行えるのがメリットです。

開口部に形状記憶素材を使用した商品は、開けっぱなしでもチョークが落下しにくいタイプです。置き型ならロールトップタイプなどもあるので、使いやすさや好みで選ぶといいでしょう。

クライミング中、狭い隙間などに入ったときにチョークバッグが引っかかると危険です。安全確保の意味でも、無駄な突起物がないデザインのものを選ぶのがおすすめです。

チョークバッグにも小物が収納できるポケットが欲しい人は、ジップ付きポケットが付属しているタイプを選びましょう。ポケットの口がジップで閉じられれば中身が汚れにくく、物に引っかかる危険性も低減できます。

ポケット以外にあると便利なのはブラシ差しです。ブラシを携帯できれば、気づいたときにサッと汚れを落としながら使用することができますね。

チョークバッグはさまざまなアウトドアメーカーから販売されています。ここでは、おしゃれなデザインでファッションアイテムとしても使いたくなる、チョークバッグのおすすめ3メーカーを紹介しましょう。

スイスに本社を置く『MAMMUT（マムート）』は、150年以上の歴史を持つクライミング用品メーカーです。ゴアテックス素材のジャケットなど、機能的でデザイン性に優れたアパレル商品にも人気があります。

チョークバッグは便利なジップポケットやベルトなどを採用した高機能なアイテムが豊富。デザインや内張のライニングなど、おしゃれと使いやすさを両立しているのが特徴です。

『THE NORTH FACE（ザ・ノース・フェイス）』は、登山やキャンプ・ランニングなど幅広いシーンで使えるアイテムを手掛けるアメリカ発のメーカーです。

チョークバッグは巾着型から置き型まで、さまざまなサイズが選べるのが魅力でしょう。カラーバリエーションが豊富なので、色味にこだわる人におすすめです。

『Odoland（オドランド ）』は、筋力トレーニングに特化したグッズやウィンタースポーツアイテムを手掛けるメーカーです。オドランドのチョークバッグは初心者に特におすすめで、汚れにくい素材を使用しており簡単なお手入れで使用することができます。

コンパクトサイズでも手を出し入れしやすい、高コスパなチョークバッグが欲しい人に最適です。

素敵なブランドのチョークバッグもいいのですが「オリジナリティがほしい」「おしゃれなバッグがいい」という人には手作りがおすすめです。独自性だけでなく、自分の使い勝手を反映させられるのもハンドメイドの魅力ですね。簡単な置き型タイプの作り方と材料を紹介します。

■ 材料

• 表地用の布（撥水ナイロンや帆布など）
• 裏地
• 接着芯
• ベルクロテープやドローコード

■ 作り方

1. 好みの大きさに表地をカットします。縦長でも横長でも、丸底も四角い底もお好みで。
2. 表地よりも5mm程大きめに接着芯をカットし、アイロンで表地に接着する。
3. 裏地と接着芯付きの表地を中表に縫い合わせ、袋型ができたら表に返す。
4. 上部の口を折り返してドローコードを通すと完成です。

置き型チョークバッグはドローコードよりもベルクロの方がさらにおしゃれ感がアップします。4.で上部の口に半分ずつベルクロテープの凹凸面を縫い付けましょう。口をきっちりと合わせて閉められ、くるくると折り返してペーバーバッグ風になりますよ。

チョークバッグはチョークと汗や水分などで意外と汚れやすいですよね。「汚れたら捨てる」という人はちょっと待って！日頃からお手入れするだけで、お気に入りのチョークバッグを綺麗に長く愛用することができるのです。

チョークバッグは洗濯が可能です。洗濯方法はもちろん洗濯機を使用するのですが、その前に一手間かけることで見違えるほどクリーンになります。まずはバッグを裏返して、表側から叩きましょう。叩くことでチョークの粉が縫い目や繊維の間から排出されます。

その後は洗濯機に入れればいいのですが、それは汚れがひどい時だけでOK。日常的にブラシをかけたり掃除機で吸い取るのがおすすめです。また、チョークの入れ方も直接ではなく、チョークボールを使用すると汚れが少なくなりますよ。

今回は、おすすめのチョークバッグと選び方のポイントを紹介しました。初心者なら腰付け型から始めて、クライミングスタイルが定着してきたら置き型やサイズ違いなどを徐々に揃えるといいですね。使いやすいチョークバッグで、クライミングを楽しみましょう！