着火剤のおすすめ12選｜煙が出ないものや燃えやすいものを紹介！

バーベキューやキャンプに火は必須ですが、なかなか上手く火起こしできないと感じている方はいませんか？火がうまくつかない時に火起こしをサポートしてくれるのが着火剤です。着火剤の存在は知っているものの、種類が多く使い方もよくわからない方も多いですよね。

着火剤の使い方はそれほど難しくありませんし、活用すると火起こしがとても楽になり負担が減ります。着火剤には、固形型やジェル型などの形状の違いのほかに、燃えやすいものや煙が出ないタイプも登場しています。

そこで今回は、着火剤のおすすめ人気商品を紹介します。ダイソーなどの100均やホームセンターの着火剤や代用品についても解説するので最後までご覧ください。

「初心者でも使いやすい」・「燃焼時間が長い」着火剤が、欲しいなら固形型がおすすめです。固形型は、可燃物を染み込ませた木材を固めた着火剤です。板チョコのような切れ目が入った製品が多く、必要な量だけ折って使用します。火の付きが良く、薪・炭の下に置くだけなので、初心者でも簡単に扱えます。

固形型の着火剤は、他のタイプと比較して長時間燃えるものが多いです。パラフィンオイルを染み込ませた製品は、特に長く燃焼します。

「火力が強いものが欲しい」・「火が付きにくいものに着火したい」なら、ジェル型の着火剤がおすすめです。ジェル型着火剤は、引火点11℃の可燃性物質メチルアルコールを主成分に使用しています。燃えやすく火力も強いので、燃えにくい薪や備長炭にも着火しやすいです。

使用量を細かく調整できて、必要な分だけ使いやすいのも魅力です。ただし、燃えやすいので着火剤を継ぎ足そうとすると、容器に燃え移ったり、火傷したりする危険もあります。高温の車内に放置すると、着火剤が爆発して飛び散る可能性もあるので要注意です。

「ワンタッチで火がつく着火剤が欲しい」なら、マッチ型がおすすめです。スウェーデン製の「ファイヤーライターズ」は、マッチと同じ要領で火がつく着火剤です。ライターなどがなくても、付属の箱に擦りつけるだけで簡単に着火剤に火が付きます。

燃焼時間は8分~12分なので、シュッと擦って薪や炭の中に入れるだけで簡単に着火できます。圧縮木材繊維と植物性ワックスと作られた着火剤で、Rainforest Alliance認定・FSC認証を取得しているので環境にも優しいです。

確実に火をつけたいなら、10分以上燃焼する着火剤がおすすめです。燃えづらい備長炭や環境によっては、着火剤を使ってもなかなか火がつかない場合があります。5分ほど燃える着火剤なら十分実用性がありますが、燃焼時間が10分以上のものなら初心者にもおすすめです。

燃焼時間が短い着火剤は、火起こしに失敗して着火剤を無駄にする可能性があります。燃焼時間が長い方が火が付きやすく、着火剤の無駄が少ないのでコスパも高いです。また、火起こし器を併用すればさらに簡単に火起こしできます。火起こし器は代用品や、代用品を使って自作できます。

ダイソーの代用品を使った火起こし器の作り方などを紹介している記事も参考にしてください。

「雨や湿気が心配」なら、防水加工の着火剤を選びましょう。キャンプでは突然の雨が降って、着火剤が使えなくなる可能性もあります。防水加工が施された着火剤なら、雨が降っても問題なく火がつけられます。着火剤は湿気で燃えにくくなる場合がありますが、防水加工されたものなら湿気の影響も受けにくいです。

湿気にくいので、長期保存にも適しています。雨の降る季節にキャンプに行くなら、防水加工された着火剤がおすすめです。

「食材に臭いがつくのが心配」なら、灯油系の着火剤は避けるのがおすすめです。着火剤の臭いは使われた素材によってさまざまですが、強いものもあります。着火剤がすべて燃えた後では問題ありませんが、燃え尽きる前に料理を作ると食材に臭いがつく可能性があります。

灯油系やメチルアルコールを使った着火剤は臭いがキツイものが多く、パラフィン製品はロウソクに似た臭いがするのが特徴です。天然素材由来の着火剤には、無臭の製品もあります。

「コスパのいいものが欲しい」なら、ダイソーなどの100均やホームセンターで販売されている着火剤もおすすめです。100均の着火剤は税抜き100円で、ホームセンターでも100円程度で購入できるものがあります。しっかり燃えて10分前後燃焼するなど、価格の割に優秀な着火剤が多いです。

タイプは固形型がほとんどなので、使い勝手も優れています。コスパ抜群なので、お試しで使うのもおすすめです。

着火剤を使って、バーベキューの火起こしをする手順は以下の通りです。

1. 着火剤を下に置いたら、周囲と真上に炭を置く（空気の通り道を作って、炭の量は少なめにする）
2. ライターで着火剤に火をつけて、炭に火がつくのを待つ（隙間が大きい部分には炭を追加）
3. 炭に火が入ったら、うちわで風を送って火を大きくする
4. 炭に火が広がったら炭を崩して、上に炭を追加する
5. うちわで扇いで炭全体に火を広げながら、赤い炎が出なくなるまで待つ
6. 炭が白くなって、炎が落ち着いてきたら火起こし完了

「着火剤の代用品が欲しい」なら、牛乳パックがおすすめです。牛乳パックは石油原料の素材でコーティングされているので、火が付きやすく長時間燃焼します。灰が少ないので、食品に灰がつきにくいのもメリットです。2cm程の短冊形にカットすると、着火剤として使いやすくなります。

着火剤代わりに使える素材には、以下のものもあります。

• 油を染み込ませた新聞紙・ダンボール
• ポテトチップス
• ガムテープ
• 乾燥させたミカンの皮
• 小枝
• 松ぼっくり
• 杉の葉

「着火剤を忘れてしまった」、そんな時はキャンプサイト近くにあるコンビニを覗いてみましょう。コンビニには炭・着火剤など、火起こし用品を販売している場合があります。コンビニの商品は地域によって異なりますが、キャンプサイト近くのコンビニには着火剤がある可能性が高いです。

販売されていない場合でも、牛乳パック・新聞紙・ガムテープなどの着火剤の代用品はコンビニで簡単に購入できます。

着火剤の選び方・使い方・おすすめ商品などについてご紹介しました。着火剤を利用すれば、面倒で時間のかかる火起こしもかなり楽になります。今回の記事を参考にして、使いやすくて便利な着火剤を見つけてください。