スモークウッドのおすすめ人気10選！使い方やスモークチップとの違いを解説！

「燻製を楽しみたい方」にはスモークウッドがおすすめです。燻製を作るための木材は、スモークウッドとスモークチップがあります。それぞれメリット・デメリットはありますが、スモークウッドは燻製方法が豊富でさまざまな料理を作れるのが魅力です。

「消し方がわからない」・「火がすぐに消える」など、スモークウッドは使い方が難しいイメージがありますが、慣れてしまえば簡単なんです！ただ、スモークウッドは種類も多いので、初心者は自分に合ったものを選ぶのは大変かもしれません。

今回は、スモークウッドの使い方や選び方、おすすめ10選についてまとめました。スモークチップとの違い・スモークウッドを使ったレシピ・100均のスモークウッドなどについても、ご紹介します。ぜひ最後までご覧ください。

スモークウッドは、細かく砕かれた木を棒状に固めた燻製用木材です。燻製用木材はスモークウッド以外にも、スモークチップがあります。スモークチップは乾燥させた木を砕いてチップ状にしたもので、固める前のスモークウッドに近いです。スモークウッドとスモークチップの違いは、以下の通りです。

それぞれ特徴があるので、用途に応じて使い分けます。

最初にしっかりと着火させればスモークウッドの使い方は難しくありません。使い方の流れは以下の通りです。

1. ガスバーナー・トーチで、スモークウッドの断面全体に火を付け、しっかり煙が出る状態にする
2. 着火したスモークウッドを耐熱皿などの容器に置き、燻製器の中に入れて食材を燻す

燻製時間を長くする場合は、複数のスモークウッドを繋げて配置しましょう。最後に燃焼する部分が次のスモークウッドに火を付けて、順番に燃えていきます。

「途中で火が消えるのが心配」なら、スモークウッドの火が消えないように対策を立てましょう。

• 火を付ける際に焦がす面積を多くする

焦がす面積が少ないと、すぐに火が消える原因になります。スモークウッドの断面全体を焦がしましょう。火力の強いバーナーやトーチを使うのがおすすめです。

• 空気が通る道を確保する

燃焼には酸素が必要ですが、燻製器の中は酸欠になりやすいです。スモークウッドを使う場合は、上下に空気の通り道を作りましょう。市販の燻製器は空気穴がありますが、ダンボールなどで燻製器を作る場合は空気穴を作ってください。

• スモークウッドを乾燥させる

スモークウッドは乾燥していないと、途中で火が消えやすいです。燃焼しづらい場合は、空気が入らない容器にスモークウッドと乾燥剤を入れて、湿気を取り除けば燃えやすくなります。

「スモークウッドの火を消したい」なら水につけるか、燻製器のフタを閉めて空気の流れを遮断すれば簡単に火は消えます。フタを閉めても完全に空気を遮断できない場合は、金属のバケツなどに入れて密封しましょう。

再利用する場合は、しっかりと乾燥させるようにしましょう。水につけた場合でも、芯まで乾燥させれば再利用は可能です。湿気ってしまうと、火がつきません。乾燥剤と一緒に密閉容器に入れれば、湿気を吸わずに保存できます。

スモークウッドは、食材に合った種類や燃焼時間について考えて選びましょう。スモークウッドの選び方についてまとめました。

スモークウッドはさまざまな種類があり、原材料の木の種類によって相性のいい食材が異なります。代表的なスモークウッドの特徴や相性のいい食材は以下の通りです。

• ヒッコリー・くるみ丨色づきが良くクセもないのでどんな食材にも合わせやすい
• サクラ丨香りが強いのでクセのある食材や肉類と相性がいい
• ウィスキーウォーク丨鶏肉や白身魚などの淡白な食材にぴったりで、ウィスキー好きに人気
• メープル丨ほんのり甘い香りで色づきが良く、チーズの燻製におすすめ
• りんご丨淡白な食材と相性が良く香りの強いものが苦手な方におすすめ
• ブナ丨色づきが良くウインナー・ベーコンの肉類からアジなどの魚が奇麗に仕上がる
• ザラメ付き丨奇麗な色づきと甘みがつくタイプで、飴色の燻製を作るのにおすすめ

さまざまな種類の木をブレンドしたスモークウッドもあります。ブレンドは香りが控えめのものが多いので、幅広い食材に使いやすいです。

「燃焼時間が調整しやすいものが欲しい」なら、カット済みのスモークウッドがおすすめです。スモークウッドは燃焼時間が4時間～5時間程度のものが多いですが、より短い時間に使うためにカットされたものもあります。

自分でカットする必要がないので、燃焼時間を調整したり、小さな燻製器に入れて使うのも便利です。細かくカットされていると、継ぎ足す場合にも使いやすいです。

スモークウッドで作れるレシピを簡単にご紹介します。

ベーコン

1. 肉を冷蔵庫で一晩乾燥
2. ソミュール液（塩漬液）を作り、肉を7日間漬け込む
3. 水に漬けて塩抜き
4. 一晩冷蔵庫で乾燥
5. ザラメとスモークウッドを使って、70℃前後で1時間～2時間温燻
6. 風に晒し、冷蔵庫で1番寝かせて完成

スモークサーモン

1. 生食用鮭に塩とグラニュー糖をつけ、冷蔵庫に入れる
2. 1時間後に鮭を水で洗う
3. 鍋に氷とスモークウッドを入れる
4. アルミを氷の上に乗せ、網に乗せたサーモンを40分燻製させて完成

白身魚のスモーク　カルパッチョ仕立

1. 生食用白身魚をソミュール液に一晩漬ける
2. 魚の水分を拭き取り、20℃前後で1時間冷燻
3. ラップに包み、半日冷蔵庫に入れる
4. スライスした魚に、塩・こしょう・レモン汁・オリーブオイルをかける
5. カットしたバジルを振りかけて、30分寝かせて完成

「とりあえず試してみたい」なら、100均のスモークウッドがおすすめです。100均のダイソーでは、「スモーク用ウッド サクラ」・「スモーク用ウッド ミックス」の2種類を販売しており、定価は1つ220円（税込み）です。カットされていないタイプで、重さは70gあります。

着火したスモークウッドを入れるための耐熱トレーが付属します。価格が安いですが、使いにくいなどのデメリットはありません。コスパがいいので、お手軽に試せるのが魅力です。

スモークウッドの使い方や選び方、おすすめ10選についてご紹介しました。スモークウッドは調理方法が豊富で、使い方も難しくありません。スモークウッドを使って、美味しい燻製料理を楽しんでください。