安い・高性能！コスパ最強のおすすめ人気バーベキュー用炭5選｜使い方も

海・山でのアウトドアに欠かせないバーベキューは、本格的な炭火で楽しみたいものです。特にアウトドア初心者でバーベキューをしてみたいと考えている人は、火起こしがしやすくてコスパのいい炭が気になりますよね。　

バーベキュー用の炭は意外にも種類が多く、特徴もさまざまなので選び方を知らなければ、「炭なんて何でもいいんじゃないの？」と思われる方もいるかもしれません。しかし用途にあった炭を選ばなければ上手く火が起こせず想像以上に苦労する場合もあります。

この記事ではバーベキュー用の炭の選び方・おすすめ5選をご紹介します。安い炭・火の起こし方も紹介するので、バーベキュー用の炭を購入する際に役立ててください。

黒炭とは名前の通り木材を炭化させて黒くした物であり、ナラやクヌギでできた製品が多いです。マングローブ炭やオガ炭よりも高価ですが、備長炭よりも比較的安い値段で手に入り、等級にもよりますが品質も安定しているのが特徴です。

着火加工型成形炭と同様に火がつきやすいのが特徴で、着火剤が必要ですが、ライターを使って火をつけられるのがメリットです。燃焼時間は備長炭よりも短いですが、火が消えにくいため取り扱いやすく、初心者にもおすすめできます。

備長炭と同様にしっかり炭化が行われていて、煙が少ない上にニオイが少ないのも魅力的な点です。しかし、もろくて型崩れしやすいので、持ち運ぶ時に衝撃を加えないようにする必要があります。

着火加工型成形炭は、特定の形に成形を行った炭を指し、ハチの巣型や豆炭型等のさまざまな形状の製品が存在します。質量当たりの価格は高いですが、黒炭や備長炭同様に品質が安定しているのがメリットです。

火が非常に付きやすく、ライターだけで簡単に着火できるので、手軽にバーベキューを行いたい人におすすめです。しかし、湿気に弱いので、雨の日には火が消えやすいといった欠点があります。

オガ炭と同様に成型を行う時に、接着剤を使用するので、激しい煙や匂いが発生する製品が存在します。一方で、有害な煙や匂いが発生しづらい物もあるので、製品の安全性が気になる人は、口コミを参考にしてから購入するようにしましょう。

オガ炭は名前の通りおがくずを圧縮して炭化したもので、黒炭に比べて安い値段で手に入り、コスパが高いのが特徴です。マングローブ炭と異なり、成形されているのである程度の品質が保たれています。

備長炭と同様に燃焼時間が長いため、炭の使用量が少なく済むので、ランニングコストを抑えたい人におすすめです。しかし、非常に燃焼しづらく、バーナーでないと点火できず、着火剤の使用は向いていないのが大きな欠点です。

マングローブ炭よりも炭化度が高いですが、オガ炭を成型する時に使われた接着剤により、煙やにおいが発生する製品があります。燃焼中の煙が気になる人は、煙が出づらい黒炭を選ぶのがおすすめです。

マングローブ炭はホームセンター等で手軽に購入できて、価格も数百円程度と安いのが魅力的な炭です。ただし、安物のマングローブ炭は十分に炭化されていない物もあるので、製品の品質を確認してから購入しましょう。

着火時に火花が出るので、テントの近くでは使えませんが、黒炭と同様に着火しやすいので、初心者でも取り扱いやすいのがメリットです。しかし、激しく燃えるので燃焼時間が短いといった欠点があり、頻繁につぎ足す必要があります。

他の炭に比べて酸っぱい匂いが強く、火をつけた時に独特な匂いが発生しやすいです。また、炭化がしっかり行われていないため、大量に煙が出るので、匂いや煙が気になる人には向いていません。

備長炭の材質は主にウメバガシからなり、他の炭に比べて値段が高価で、1kgあたり1,000円以上する商品が多いです。しかし、黒炭に比べてさらに品質が高く、微妙な火加減も行えるので、七輪で焼くのにも最適です。

強い火力を持つ上に燃焼時間が非常に長く、夜のバーベキューでも炭の消費量が抑えられるので、バーベキュー熟練者の方にもおすすめです。しかし、他の炭に比べて火が付きにくい特徴があり、ライターで着火するのが困難なため、初心者にはおすすめできません。

他の炭に比べて長時間炭化を行っていて、煙とニオイが少ないといったメリットがある上に、高い消臭効果もあるので、着火時の匂いを抑えたい人にもおすすめです。

バーベキュー用の炭の選び方としては、内容量や燃焼時間が一番重要ですが、匂い・煙といった項目も欠かせない要素となります。選び方を詳しく理解し、自分の用途に合った炭を選びましょう。

炭は着火時にニオイや煙が激しく出る物があり、煙が激しく出る安物の炭は庭などの狭い場所では使いにくいです。家で炭を使う場合は、燃えづらくて煙が出にくいオガ炭や備長炭を選ぶようにしましょう。

キャンプ場等の広い場所では、煙やニオイがあまり問題にならないので、どのような種類の炭でも使えます。ただし、家の近くと異なり着火器具を持ち運びづらいので、着火しやすい炭や着火剤も併用した方が安心です。

炭の必要量に関しては、バーベキューを行う時間や炭の燃焼時間に左右されますが、1人あたり1kg程度となります。ソロキャンプ向けのバーベキューコンロでは、1台につき1kgが適切な炭の使用量ですが、コンロのサイズによって炭の使用量が変わってきます。

炭が切れると料理の調理を行えなくなる上に、継ぎ足しをこまめに行う必要があるため、積載量に余裕があれば必要量よりも多めに炭を持っていくのがおすすめです。

バーベキュー用の炭の中には激しく煙を出すものがあり、着火剤を使ってしまうと、食材に油が移って味が落ちてしまう場合があります。匂いと煙が激しく着火しやすいマングローブ炭は、着火剤を使わなくて大丈夫です。

着火剤の性能には限界があり、火を起こしづらいオガ炭や備長炭では、着火剤の効果を発揮できないケースが多いです。オガ炭等で火を起こす場合には、火起こし器とバーナーを使うと、確実に着火できます。

継ぎ足した炭も着火を行う必要があり、燃えづらいオガ炭や備長炭では、継ぎ足すタイミングが遅いとうまく着火しません。炭の火が消えかかる前に、早めに炭の継ぎ足しを行うようにしましょう。

炭を継ぎ足した後は火力が強くなるので、食材を焦がしてしまいがちです。炭の継ぎ足しによる火力の変動を抑えるために、炭の継ぎ足しを部分的に行った後に、食材を炭が少なくて火力が弱い部分に移すようにしましょう。

炭は長時間高温を維持するので、安全で楽しいバーベキューを行うためには、炭の後始末も欠かせない工程です。土や砂の中に炭を埋めてしまうと、火傷や火事の原因となり危険なので、地面の中に炭を捨てないようにしましょう。

マングローブ炭や成形炭等の燃焼時間が短い炭は、水を張ったバケツの中に入れると、安全に炭の消火を行えます。ただし、オガ炭や備長炭などの燃焼時間が長い炭では、水に付けただけでは簡単に消火できないので不適切です。

火消し壺を使えば、どのような種類の炭であっても短い時間で消火できるので、オガ炭等の消火にもおすすめです。ただし、炭を移す時に火傷する危険があるので、皮製の手袋とトングを使うようにしましょう。

炭はドンキ・ホームセンターで購入できます。また自宅で手軽に選びたい方には、通販を利用するのがおすすめです。店舗で購入するより安く購入できるケースもあるので、気になる方はぜひチェックしてみてください。送料はショップによって異なるので、比較して安く買えるショップを選びましょう。

炭にもいろいろな種類があり、製品ごとに持続時間等の性能が大きく異なるので、必ず性能を確認してから購入するようにしましょう。炭の取り扱い方についても詳しく理解して、炭の着火や消火を行い、美味しくて安全なバーベキューを行いましょう。