固形燃料おすすめ10選！100均のダイソー・セリアの商品も紹介！保存方法も

「キャンプでの火起こしにいつも苦労している」という方は、意外と少なくありません。キャンプにおいて火起こしは大切な工程ですが、思うように火がつかないと苦手意識が生まれてしまいます。また、ちょっとした調理は、火起こししないで済ませられたら楽チンですよね。

そんなときに役立つのが固形燃料です。旅館の食事などで目にする固形燃料は、キャンプでは調理だけでなく着火剤としても活躍します。しかし、固形燃料は形状や燃焼時間もさまざまなので、どれを選べばいいか迷ってしまうかもしれません。

そこで今回は、固形燃料の選び方と人気おすすめ商品を紹介しますので、ぜひ参考にしてください。100均のダイソーやセリアで購入できる商品や、固形燃料の正しい保存方法も紹介します。

短時間でも強い火力が欲しいときは、タブレットやゼリータイプの固形燃料が向いています。どちらも燃焼時間は10～20分ですが、火力が高いので一気にお湯を沸かしたりラーメンなどの調理に最適です。

タブレットタイプは着火剤としても使えるので、手軽に火起こしをしたい方はぜひ活用してみてください。個数で燃焼時間が決まるので、燃焼時間の調整も可能です。また、ゼリータイプは袋ごと火をつけるタイプが多く、保存しやすい特徴があります。

卓上タイプの固形燃料は飲食店でもよく使われるタイプで、身近なホームセンターや100均でも購入できる点が魅力です。アルコール系固形燃料の代表格で、ろうそくのように直接火を点けるだけで簡単に燃焼します。

手軽に使える・ゴミが少ない・単価が安いなどメリットが多く、コスパの高さでも人気です。ほどよい火力で熱くなり過ぎないので、ちょっとした鍋物・バーニャカウダ・ホットケーキなども作れます。使い終わったあとはアルミ箔を捨てるだけなので、後片付けが苦手な方にぴったりです。

缶タイプの固形燃料は、半永久的に保存ができるので非常用・防災用備蓄品としてもおすすめできます。連続燃焼時間は2時間前後のものが多いため、わざわざ火を起こさなくても長時間の煮込み料理が可能です。火を消せば残った分は再利用できるので、燃料がなくなるまで何回でも使えます。

蓋が五徳として使用できるタイプなら、専用のコンロやバーナーを用意する必要がありません。できるだけ荷物を少なくしたいソロキャンプなどでは、缶タイプの固形燃料とクッカーがあれば十分調理できます。

固形燃料のサイズを購入するときは、使用する五徳やコンロのサイズに合うものを選びましょう。大き過ぎるサイズの固形燃料は、飛び火してしまうため危険です。お手持ちの調理用ギアのサイズを確認してから、ちょうどいいサイズの固形燃料を選ぶと安全に使用できます。

また、アウトドアメーカーによっては、オリジナルの固形燃料を販売しています。自社の調理器具のサイズに合わせて設計されているので、ぴったりサイズです。これから調理器具も購入するのであれば、お気に入りのメーカーで一式揃える方法もあります。

固形燃料を選ぶときには、引火点も必ず確認してください。引火点とは、火を近づけたときに着火できる最低温度です。引火点が低いものは保管中に自然発火してしまう危険性があるため、引火点が400℃程度の商品を選ぶのをおすすめします。特に、長期保存できる缶タイプは必ずチェックしましょう。

100均のダイソーやセリアのバーベキューコーナーでは、卓上タイプやゼリータイプの固形燃料が販売されています。どちらも3～4個入りなので、少量だけ欲しい方には嬉しいサイズです。一方で、キャンプなどで頻繁に使用するのであれば、まとめ買いの方がお得に購入できます。

ホームセンターのカインズでも、カインズオリジナル商品として固形燃料を購入できます。手軽に燃やせてゴミの少ない卓上タイプなので、家庭やキャンプでのちょっとした調理に便利です。25g12個入りで約250円とコスパも高いため、ぜひチェックしてみてください。

エスビットは、1936年にドイツで設立されたアウトドア用品メーカーです。また、同社が販売している固形燃料の名称でもあります。エスビットはタブレットタイプの固形燃料を種類豊富に販売しているのが特徴です。

タブレットタイプの固形燃料『Solid Fuel』は、防湿ブリスターパックに個包装されているので、登山など天候が変わりやすい環境での持ち歩きでも安心です。高地や氷点下でも着火させられるため、本格的なアウトドアでも活躍します。

ニチネンは、1950年創業の日本の埼玉県に本社を置く燃料メーカーです。「オンリーワン」の独自性ある製品開発を掲げているニチネンは、蓋を五徳として使用できる缶タイプの固形燃料を主力商品として販売しています。

カセットコンロやバーナーなどの調理器具を使わなくても、お湯を沸かしたり簡単な調理が可能なので、キャンプだけでなく防災用備蓄としてもおすすめです。他にも、ライターで簡単に着火できる『パック燃料四角タイプ』は、火起こしの着火剤としても使用できます。

ニイタカは1963年に日本の大阪で生まれた業務用洗剤・固形燃料などを製造しているメーカーです。卓上タイプの固形燃料が人気で、旅館や飲食店でもよく見かけます。

主力商品の『カエン ニューエース』は、ライターなどで簡単に点火できて料理をすばやく温められるのが魅力です。消臭剤が配合されているため、消火時にもイヤなニオイがしません。また、キャンパーの間で人気が高い『チャック付き袋入りカエン』は、メスティンやコッヘルでの炊飯に適しています。

固形燃料の使い方は、とてもシンプルです。専用のコンロやストーブの台座に固形燃料を置き、製品ごとに指定されている位置に点火するだけで使用できます。やけど防止のため、点火には長めのマッチやガスライターを使いましょう。

また、鍋と火の間には3～4cmの隙間を開けるのがポイントです。空気が通る隙間が火力を安定させて、不完全燃焼によるイヤなニオイを防ぎます。

固形燃料を長持ちさせるには、正しい保存方法で保管しましょう。アルコール系固形燃料は品質が変わりやすく、一度開封すると成分が徐々に気化して着火できなくなってしまいます。

【保管するときのポイント】

• 空気に触れないように、密閉して保管する
• 風通しのいい冷暗所に保管する

また、固形燃料の専用保存容器なら成分の気化を防いでくれます。途中まで使用した固形燃料でも、保存状態がよければ再利用できる場合もあります。現在、固形燃料の専用保存容器を販売しているのは『ガオバブ』のみですが、興味のある方はぜひチェックしてみてください。

この記事では、固形燃料の選び方と人気おすすめ商品を紹介しました。キャンプなどのアウトドアでは、ちょっとした調理や火起こしに固形燃料が活躍します。用途に合う固形燃料を使って、アウトドアをもっと快適に楽しみましょう。