【2024】オイルヒーターおすすめ9選｜電気代が安い？買ってはいけない人は？

暖房器具寒い季節に欠かせません。しかし、エアコンやファンヒーターでは部屋が乾燥して喉や肌へのダメージが気になりますよね。そんなときは、部屋を乾燥させずに暖めるオイルヒーターがおすすめです。

本体内部のオイルを電気によって暖めて循環させることで熱を放出し、部屋全体をじんわりと暖めます。また、他タイプのヒーターと比較して火傷や火災などの危険性が低く、動作音も静かなどのメリットも魅力です。

今回は、そんなオイルヒーターを選ぶうえでのポイントを詳しくご紹介します。さらに、オイルヒーターの2023年最新版のおすすめ商品も紹介していますので、購入を迷われてる方はぜひ参考にしてみてください。

オイルヒーターはメリットだけではありません。ここではオイルヒーターのメリットとデメリットを紹介します。ぜひ購入する参考にしてください。

オイルヒーターのメリットは部屋の空気を乾燥させることなく、暖められる点です。また、運転音が静かなのも魅力の一つ。静音性が高いモデルが多いので寝室での使用にも適しています。さらに温度ムラが少なく部屋全体を均一に暖められるのもメリットです。

オイルヒーターのデメリットは、他の暖房機器と比べて電気代がかかる点です。部屋を暖めるまでに時間がかかり、冷たい空気が部屋に入ると再び温めるのにも時間がかかります。そのため電気代が高くなり、頻繁に使用する冬場には電気代が1万円を超えることも。省エネ運転やタイマー機能などを駆使して効率よく使用しましょう。

魅力的なオイルヒーターですが、使用する際に気になるのが電気代ですよね。以下の記事で、オイルヒーターの電気代について解説します。さらに、電気代が安い暖房器具についても解説しますので、暖房器具を購入するなら電気代を重視したい方も、ぜひ参考にしてください。

オイルヒーターはコンセントからの電力のみで稼働するのでお手軽ですが、電気代は他の暖房器具より少し高めです。オイルヒーターの消費電力は600～1500Wが一般的ですが、エネルギー効率が悪いので部屋が暖まるまでに30分近くかかるものもあり、その間も電気代がかさみます。

室内温度によって大きく変動しますが、仮に8時間オイルヒーターを連続使用した場合、1時間あたりの平均電気代は約10～20円前後です。これはエアコンやこたつの約2~3倍の電気代です。

しかし、エコモードなどの省エネ機能を搭載した製品が多くあります。そういった機能を効率的に使用することで、他タイプのヒーターの電気代と同等、もしくは安く済むケースもあります。

便利な暖房器具でも電気代は重要ですよね。そこで、電気代が安い暖房器具についてわかりやすいよう、各暖房器具の1時間当たりの電気代を表にまとめました。また、その日の寒さやどこを温めたいかで暖房器具を使い分けると、省エネにつながります。

上記から、安く部屋全体を暖めたい方はエアコン、特に省エネ効果が高いモデルがおすすめです。また、こたつ・ホットカーペットと組み合わせて使用すると、エアコンの設定温度を下げられます。さらに、オイルヒーターの電気代が気になる方も、こたつなどと組み合わせて使う、脱衣所などの狭い空間で使用するのをおすすめします。

オイルヒーターのメリット・デメリットなどが分かっても、自分に本当必要なのか迷う方もいますよね。そこで、以下の記事でオイルヒーターを買ってよかった人・買ってはいけない人の特徴を解説します。買ってから後悔しないよう、こちらもしっかりとチェックしてください。

まずは、オイルヒーターを買ってはいけない人の特徴をご紹介します。オイルヒーターは便利な製品ですが、独自の特徴が合わない方もいますので、しっかりとチェックしてください。

• 部屋全体を早く暖めたい方

オイルヒーターは部屋が乾燥しないものの、直接温かい風を吹き出る仕様ではありません。どうしても暖まるまでに時間がかかるため、部屋を暖める早さを求める方は不向きです。

• 電気代を抑えたい方

オイルヒーターの電気代は上述した通り、エアコンなどと比較すると高い傾向にあります。そのため、部屋の乾燥よりも電気代を重視する方には不向きです。

次に、オイルヒーターを買ってよかったと思える人の特徴を解説します。以下のように、デメリットをカバーできる方や、メリットの方が強く感じられる方におすすめです。

• 時間がかかっても部屋全体を暖めたい方

オイルヒーターはじんわりとですが、部屋全体をムラなく暖められるのがエアコン・ファンヒーターにはない特徴です。時間をかけてもしっかりと暖めたい方におすすめです。

• 室内の乾燥が気になる方

エアコンなどはすぐ暖まりますが、どうしても部屋が乾燥してしまい、就寝中に使用すると喉を傷める可能性もあります。そのため、就寝中に使いたい方・乾燥が気になる方におすすめです。

• 電気代がかかっても気にならない方

オイルヒーターは電気代がかかりますが、乾燥を防げる・やけどのリスクが低い・灯油の入れ替えが不要といったメリットも複数あります。トータルで考えて電気代がかかっても使いたいと思える方はおすすめです。

• 他の暖房器具と併用できる

オイルヒーターは暖まるまで時間がかかるため、はじめのうちはエアコンや電気毛布などを併用できる方はおすすめです。

オイルヒーターは製品によって適応畳数が異なります。商品概要欄に「◯畳用」と記載されているので、使用する部屋の大きさに合わせて選びましょう。また、木造やコンクリート造など家の造りによっても適応畳数は異なります。

注意すべきポイントとして、北海道などの寒冷地で使用する場合、記載されている適応畳数の1ランク上の製品を選びましょう。気温が非常に低い寒冷地では、通常のスペックではパワー不足になりがちです。

そのため、たとえば4~6畳の部屋であれば適用畳数8〜10畳用、6~9畳の部屋には適応畳数10~13畳用などを選ぶのがおすすめです。

オイルヒーターの速暖性を重視する方は、熱交換の効率を上げて放熱する「フィン」の形状や枚数に注目しましょう。フィンの形状は、X字型・L字型・ウェーブ型などがあります。X字型フィンは、従来のフィンと比較して表面積が2倍なので、優れた暖房効率と省エネ性が魅力です。

L字型フィンは、表面温度を約55℃程度に保つので安全性が高く、赤ちゃんやペットがいるご家庭でも安心して使用できます。ウェーブ型は、広めの面積形状を利用した熱効率の高さが特徴です。

また、フィンの枚数も5~10枚と製品によってさまざまで、枚数が多いほど即暖性能や余熱性能が向上します。しかし、フィンの枚数が多いほど本体サイズが大型化する傾向にあるので、暖房性能とサイズのバランスを考慮して選びましょう。

オイルヒーターは暖房器具の中でも比較的安全性が高いと言われています。しかし、危険性がゼロではないため安全性もチェックしておきましょう。少し触った程度では火傷しないよう、表面温度が60℃前後に保たれた安全設計の製品もありますよ。また、赤ちゃんがいる家庭はチャイルドロック機能がおすすめです。

チャイルドロックがあると、電源のオン・オフなどを子供が誤って操作するのを防げます。他にも、倒れたり動いたりするのを防ぐキャスターロック・オイルヒーターが転倒した際に自動的に電源が切れる機能・トラッキング火災を防ぐ機能・過度な温度上昇を防止する装置が搭載されているものもありますので、ぜひ確認してください。

オイルヒーターは電気代が高めの暖房器具ですが、中には電気代を節約する温度調整機能やエコモードなどの省エネ機能を搭載したものがあります。

さらに、一定の温度に達すると自動で電源が切れ、温度が下がると再び自動で起動して適正温度を維持するサーモスタット機能も効果的です。これらの機能を効果的に使うことで電気代の節約が期待できるので、ぜひチェックしておきましょう。

就寝時に眠りにつくまで暖まりたい方は、切タイマー機能を搭載したオイルヒーターがおすすめです。切り忘れを防止し、寒い中わざわざ布団から出て電源を切りにいく必要がなく、そのまま眠れます。

反対に起床のタイミングに合わせて自動で起動したい方は、入タイマー機能が搭載されているかチェックしておきましょう。オイルヒーターは暖まるまでに時間がかかることやタイマー機能は上手に使うと節電に繋がるので、搭載しておくと便利な機能です。

オイルヒーターの設定は、本体パネルのスイッチやダイヤルで調節するものがほとんどですが、中にはリモコンが付属しているものもあります。リモコン操作ができるものは離れた場所から操作できるので利便性が非常に高いです。

寝室で使用する場合、枕元に置いておくと布団の中からモードに切り替えなどを行うことができ快適です。利便性を重視する方は、リモコンが付属されているかチェックしておきましょう。

「デロンギ」は、日本でも非常に人気のあるイタリアの家電メーカーです。オイルヒーターの製品ラインナップが非常に豊富で、ニーズに合ったモデルを選びやすいのが魅力です。海外製品のため価格はやや高めですが、高性能なモデルが揃っています。

また、いずれのモデルも表面温度は低めに設定されているので火傷などのリスクが低く、オイルヒーターを購入するならまず候補に入れておきたいメーカーの筆頭格です。

「アイリスオーヤマ」は、さまざまな生活用品を幅広く手がける日本のメーカーです。家電製品にも力を入れており、シンプルながら操作性に優れたオイルヒーターを揃えてます。

また、どのモデルもリーズナブルな価格を実現したコストパフォーマンスの高さも魅力です。初めてオイルヒーターを購入する方にもおすすめで、一人暮らし用や一戸建ての寝室・脱衣所などに設置するコンパクトモデルが人気です。

「ユーレックス」は、国内唯一のオイルヒーター専門メーカーです。オイルを使わないことで、乾燥させずに暖めるオイルヒーターの長所を活かしつつ、速暖性を高めたオイルレスヒーターも人気です。

1時間毎に温度設定ができる独自のタイマー機能や広範囲を暖めるパワフルモデルから、小さい部屋を暖めることに適した超コンパクトモデルまで、豊富な製品ラインナップが揃っています。

オイルヒーターは少しでも電気代を節約したいですよね。ここでは、オイルヒーターの節約が期待できる効果的な使い方をいくつか紹介します。

• 先にエアコンなどの他の暖房器具で室内温度を上げておく
• 窓際に設置して冷気をブロックする
• カーテンや断熱シートで熱を逃さないようにする
• 事前に換気しておく
• サーモスタットやエコモードを利用する
• タイマーで消し忘れ防止
• 早めに決して余熱を利用する

これらのような対策がおすすめです。

オイルヒーターは大掛かりなメンテンスが不要でありながら、比較的長持ちする暖房器具です。オイルヒーターの具体的な寿命は、基本的に定められていません。口コミでは10年以上使用できるといった声や中には20年以上使っているという声もあります。

そんなオイルヒーターの買い替えのサインは、

• 暖まりが悪くなった
• 電源がすぐに切れる
• 異臭がするようになった
• 異音がするようになった

これらの症状が現れたら買い替えのタイミングです。

ここまでオイルヒーターの選び方とおすすめ商品9選を紹介してきましたが、いかがでしたか。ここで紹介した製品はほんの一部で、他にもたくさんのオイルヒーターがあります。寒い季節を快適に過ごせるように、自分にぴったりのオイルヒーターを見つけましょう。