ホットカーペット（電気カーペット）の捨て方｜燃えるゴミに出せる？横浜市は？

秋口から冬にかけて重宝する暖房器具がホットカーペットです。下から温めてくれる暖房は数少ないので、使用している人も多いですよね。しかし、ホットカーペットが壊れてしまった時、または汚れすぎて使えなくなった時、どう処分するかご存知でしょうか？

捨て方は自治体によって異なりますが、サイズが大きものや指定のゴミ袋に入らない場合は、多くの自治体で粗大ゴミとして扱われます。また、自治体で捨てる以外にもホットカーペットを処分する方法はいくつかあります。

そこでこの記事では、ホットカーペットの処分方法を大きく4つに分けて徹底解説します。また、燃えるゴミに出せる？といった疑問に対する解説や、京都市や横浜市で粗大ゴミとして出す方法にも注目です。ホットカーペットの捨て方がわからず困っている方は、ぜひ参考にしてください。

ホットカーペットを処分するオーソドックスな方法として、粗大ゴミとして出すのが挙げられます。自治体によって多少異なりますが、事前に回収の申し込みを行い、粗大ゴミに貼るシールを購入するのが一般的です。

地方ごとの不用品回収業者に、ホットカーペットを処理してもらうのも1つの方法です。依頼するだけで業者が直接回収にきてくれるため、手間が掛かりません。また粗大ゴミとして出すのに必要なシールや張り紙も不要なので楽です。

しかし、料金が高いのがデメリットで、自治体の粗大ゴミとして出すのと比較して2倍以上掛かるとされています。そのため「楽にホットカーペットを処分してくれるなら高いお金を払ってもいい」方におすすめです。

また、不用品回収業者の中には悪徳業者が潜んでいる点にも注意するべきです。万が一悪徳業者に依頼してしまうと、高額な請求をされる場合があります。しっかり確認しておきましょう。

比較的きれいなホットカーペットなら、リサイクルショップに持っていくのも1つの方法です。処分したいホットカーペットが以下の基準をクリアしている場合、リサイクルショップで買い取ってもらえる可能性があります。

• きれいな状態である
• 新製品である
• 付属品が残っている

リサイクルショップに出す前は、事前にホットカーペットをきれいにしておきましょう。また、購入時に箱や付属品は、捨てずにとっておいた方が売る際に役立ちます。さらに、外箱はオフシーズン時の収納にも便利です。

ヨドバシカメラやケーズデンキといった家電量販店が行う、小型家電回収サービスを利用するのもおすすめです。小型家電回収サービスは、小型家電の引き取りサービスで、手数料を支払ったうえにサイズ条件を満たしていれば、カーペットでも回収してもらえます。

また、自治体が設置している小型家電回収ボックスを利用するのもおすすめです。回収ボックスのほとんどは無料で利用できますが、小型家電回収サービスと同様にサイズ制限があります。制限は30cm未満、2畳以下など自治体や店舗によって異なるので、事前に確認しましょう。

「状態はいいとはいえないけど売りたい…」場合は、メルカリやラクマといったフリマアプリで売りに出すのもおすすめです。ホットカーペットの状態が悪くても、値段設定を低くすれば売れる可能性はあります。

ただし、商品の状態に合わない価格では売れないので、必ず状態に見合った値段設定で販売しましょう。

世田谷区では、ホットカーペットは800円で粗大ごみとして回収してもらえます。ただし、直接ごみ処理施設にカーペットを持ち込んだ場合は、400円で回収可能です。通常より手間はかかりますが、その分お得に利用できるので、ぜひ検討してみてください。

回収に出す際は、まずインターネットか電話で申し込み手続きを行いましょう。電話の場合は12月29日～1月3日を除く、日曜日以外の8時～21時が申し込み可能となっており、インターネットの場合はメンテナンス時以外、いつでも申し込み可能です。

申し込みが済んだら、コンビニで購入できる「粗大ごみ処理券」に回収日と氏名か受付番号を書き込み、カーペットにはって、指定された日にゴミ出しします。ただしカーペットの一辺の長さが30cmに満たない場合は、粗大ゴミとしては出せないので気をつけましょう。

横浜市では、ホットカーペットは500円で引き取ってもらえます。引き取ってもらう際には、横浜市指定のコンビニや金融機関で購入したシール・張り紙をホットカーペットに張るのがルールです。その後粗大ゴミ受付センターに連絡して、実際に引き取ってもらいます。

また横浜市の粗大ゴミ引き取り申し込み方法は比較的多く、以下の手段で申し込めるのが特徴です。

• LINE
• チャット
• インターネット
• 電話
• FAX
• メール

電話は月曜日から土曜日の午前8時30分から午後5時までとなっており、それ以外の時間帯は受け付けていません。電話以外の申し込み方法は、基本的に24時間受け付けています。

ホットカーペットのサイズについてですが、たたんで50cm未満であれば燃えるゴミとして扱われます。粗大ゴミとしては出せないので気をつけましょう。

京都市では、ホットカーペットは通常400円で引き取って貰えます。しかし、6畳以上のサイズの場合、処理に1,200円以上掛かる場合があります。仮に処理したいホットカーペットが6畳以上であれば、出費を抑えるために後述するリサイクルショップなどを利用するのが得策です。

自治体の粗大ゴミとして出す際は、京都市指定の金融機関やコンビニなどでシール・張り紙を購入して、ホットカーペットに貼るのが決まりです。この点は横浜市のルールと同じです。

また、京都市の粗大ゴミの申し込み方法は、主に電話申し込みとなります。フリーダイヤル1種、携帯電話2種の電話番号が用意されていますが、フリーダイヤルであれば通話料は無料です。

ごみ処理センターにカーペットを持ち込む際は、住所の記載された身分証を用意する必要があります。これはごみ処理センター受付にて本人確認が行われるためで、このとき免許証や住民票などを提示できないと回収してもらえないので気をつけましょう。

また、持ち込み予約をしてから実際に回収してもらえるまで、日数を要する点にも注意しましょう。自治体によっては1カ月以上予約が埋まっている場合もあります。時間に余裕をもって申し込みを行ってください。

ここまで、ホットカーペットの4つの捨て方を紹介しました。それぞれにメリット・デメリットがあるので、自分に合った方法を選びましょう。以下の表でまとめたので、ぜひ参考にしてください。

自治体の粗大ゴミとしてホットカーペットを処理するにはお金が掛かりますが、燃えるゴミであれば基本的に無料です。そこで「はさみでホットカーペットを切るのはOK？」「切って燃えるゴミに出してもいいの？」と思った方もいますよね。結論から言えば、裁断すれば普通ゴミに出せる自治体もあります。

しかし、裁断しても普通ゴミとして扱われないところもあるので、自治体に問い合わせるのが無難です。また、ホットカーペットは中に熱線が入っています。熱線は切断するのが難しく手を怪我する恐れも考えられます。そのため、自分で裁断をするのはおすすめしません。

裁断する場合は、ホットカーペットをしっかり放電する、軍手を付けるなどして安全対策をしっかりしましょう。また、普通のはさみでは切りにくいので、万能ハサミを用意するのがおすすめです。

普通のカーペットはハサミなどで細かく切れば、普通ゴミとしても処分可能です。ただしその際は自治体が定義する粗大ゴミサイズよりも小さくする必要があるので気をつけてください。またゴミ出しする際は、カーペットの材料をよく確認して、可燃・不燃をしっかり分別しましょう。

ほとんどのカーペットはウールや絹といった天然素材でできており、この場合は可燃ごみとして処分可能です。ただし、ナイロンやポリエステルといった化学繊維が素材になっている場合は不燃ゴミとなるので気をつけましょう。

またカーペットを切るさいは意外と大掛かりな作業になるので、事前準備をしっかり行ってください。切りたいサイズの目安となるマークをつけておくと効率よく断裁できます。また、裁ちばさみだけでなく、カーペット専用のカッターを活用すると便利です。

粗大ゴミとしてホットカーペットを捨てるのであれば、自治体に従って正しく処分するのが大切です。他にも不用品回収業者に引き取って貰う、アプリで売るなどさまざまな処分方法があるので、自分に合った方法でホットカーペットを処理してください。